野鳥撮影記録（2015年5月室堂から信州）

2015/05/22 - 2015/05/23

一度も雷鳥を見たことがないという鳥仲間２人を案内して４度目の室堂へ行ってきました。深夜に出発して扇沢の長野側の黒部アルペンルートのトロリーバス出発点へ。始発に乗り込みケーブルカー、ロープウェイなどを乗り継いで室堂には９時過ぎに到着できました。
メスの雷鳥には会えませんでしたが３ヶ所でオス雷鳥が見られ今までで一番満足できるライチョウ撮影ができました。
その後は信州に戻って一泊して他の野鳥も楽しんできました。
とくにハヤブサの子育てが見られて印象深い２日間となりました。
５月後半のブログの別枠版としてアップいたします。

エリア 立山黒部(富山)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円

５月２２日
扇沢のトロリーバス出発地点
今回はこの有料駐車場を利用しましたが２００ｍほど遠くには無料の駐車場もあります
始発は７：３０です
夏季の観光最盛期シーズンは６：３０始発となります

長野側からのトロリーバスは黒部ダムに到着
ここは標高１４５０ｍ
ダムの上を徒歩で対岸のケーブルカー乗り場へ
ケーブルカー〜ロープウェイ〜トロリーバスを乗り継いで標高２４５０ｍの室堂に入ります
乗り継ぎは早朝だったせいもありスムーズで９時１０分到着

雪の上を室堂のみくりが池方面へ
最高の北アルプスの光景が広がります
ヤッホー
登山者たちが登っていきます

まっさきにカヤクグリが出迎えてくれました

このカヤクグリ、何ヶ所かで見ることができました

遊歩道のすぐそばで囀るカヤクグリです
ライチョウ同様にかなり人馴れしています

ほどなくライチョウ発見
ライチョウ発見というよりも人垣発見です
人垣の中にスター然とライチョウのオスがいました
携帯で撮影している観光客もいました

ズームとはいえ至近距離なのでライチョウはファインダーほぼいっぱい
背景も最高ですが、できれば自然の岩に乗ってほしいと念じました

ライチョウの足に注目
さすがに風雪に耐えられるように分厚いソックスをはいています

移動して岩に上がってくれました
これこそ一度撮影したかった場面です

１００−４００ｍｍズームレンズですが１００ｍｍで撮影です

室堂でもドローンを操縦している人がいました
くれぐれもライチョウはじめ野鳥を驚かさないでほしい

エンマ台から地獄谷を見下ろすと先ほどのとはライチョウ別個体がいました
ここは硫黄のにおいがプンプンしますがライチョウは慣れっこのようです

地獄谷をバックに飛翔するライチョウ

エンマ台のライチョウが飛んだのでその降りた方向に急いでいくと雪の上を歩く姿が見られました

こんどはまたエンマ台のほうへライチョウは戻っていきました

第３の別個体
帰る途中のみくりが池温泉ホテルのテラスです
ここではほぼ毎回ライチョウを見ることができます
いつもはもう少し雪がありますが今回はかなり雪解けは早いようです

昼過ぎには室堂から扇沢に戻って戸隠に向かいました
途中の展望ポイントから見た北アルプス連山
午後で順光ではなかったのが残念です

３時半ごろ戸隠に到着
ここは冬季の積雪が多かったのかカタクリが盛りをやや過ぎたぐらい
水芭蕉もまだ残っていました
ここの木道も雪のせいで壊れたようで木道に沿って一周できる遊歩道が途中で立ち入り禁止になっていました

木道の立ち入り禁止のせいで例年アカゲラやミソサザイを撮影しているポイントにいくことはできません
午後の野鳥の少ない時間帯だったこともありやや期待外れの戸隠です
キビタキは高い梢に

コサメビタキ

ヒガラ

アオゲラ

コムクドリ

こうして早朝からの長い探鳥の１日は終了です
近くの民宿でとまりました

２月２３日
前日の戸隠下見が期待外れでしたので、予定していた戸隠での探鳥を断念して早朝に民宿を出てハヤブサのポイントへ向かいました
ヒナ４羽はもう白くはありませんでした
でもまだまだ幼く親からの給餌を待っていました

遠くからエサを抱えてやってくる親の姿が見られました

ヒナたちの待つ崖の巣はもうすぐです

さあ待ちに待ったご馳走がやってきました

順番に行儀よくヒナたちが給餌をまっています

給餌タイムです
元気にすくすく４羽とも育ってほしいです

湘南のハヤブサポイントでは今年は子育てを期待できないので遠征先で見られて本当に良かったです
帰りにさらにもう１ヶ所の野鳥ポイントに立ち寄って東京に戻りました
疲れましたが充実した２日間でした