2015/05/01 - 2015/05/06
61位(同エリア188件中)
mickさん
今回の旅行でも1か所ぐらいはガイドブックに載っていない町を訪れてみたい、と思って探し出したのが、メゼーケベジュド(mezőkövesd)という町です。この町は、刺繍製品で有名なハンガリーの中でも、カロチャと並び称される「マチョー刺繍」の生産地ということで、何となくハンガリーならではの雰囲気を感じることができそうで、しかも場所が元々訪れる予定だったエゲルのすぐ隣で、簡単にスケジュールに組み込むことができるので、この町を見付けた時点で、今回の目的地はここしかない!と即決しました。
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.0
- ショッピング
- 2.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ブダペスト東駅から列車に乗り、乗換なしで約1時間45分でメゼーケベジュド駅に到着です。これだけ交通の便も良いのに、なぜ観光地として有名になっていないのか、不思議な気もします。
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駅から町の中心部へは、すこし歩かなければなりません(バスも一応あるようですが、詳細は調べきれませんでした)。鳥のさえずりが聞こえる、のどかな町の中を歩いていきます。
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地図をよく確認して、裏通りへと入って行きます。このまま広い通りだけを辿って行ってもよいのですが、より風情のありそうな町並みを楽しみつつ、距離的にもショートカットしてしまおう、という作戦です。
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裏通りには小さくて素朴な民家が並び、今までよりも一段とのどかな感じがします。
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かなり古そうな建物も多く、壊れてしまっているのか、元々そういう形なのか、よく分からないような建物もあります。
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色が加わると、やや華やかな感じもしますが、やっぱり都会とは全然違う、心安らぐ風景です。
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いくつかの古民家が博物館のような形で公開されている、「HADAS地区」と呼ばれるエリアに入って来ました。こちらはイベント用のホールなどとして使われる建物のようです。門扉のデザインなどにもさりげないこだわりが感じられます。HADAS地区については、まだ時間が早くてどの建物も開いていないので、後でゆっくり見て回ることにします。
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HADAS地区を通り抜け、公園の向こうに町のメインストリートが見えてきました。これまでの場所よりだいぶ垢抜けた感じがします。
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通りをしばらく歩いていくと、Szent László教会の建物が見えてきました。
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教会の前は、きれいに整備された公園になっています。
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教会の内部です。大きさは都市部の教会よりも小さいですが、鮮やかな天井画で彩られ、美しさでは大きな教会にも負けていません。
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教会の後ろ側です。正面から見たときのスマートな感じとはまた違い、重厚な感じです。
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こうして教会の周りを一通り回ってみてから、次の場所へと向かいます。
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教会のすぐ近くにある、マチョー刺繍をはじめとするこの地方の文化を紹介している、マチョー博物館です。入口は閉まっているようにも見えましたが、ちゃんと営業していました。正直なところ、私は刺繍についての知識は全然無いんですが、せっかくなので入ってみました。
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入館料は600Ft、写真を撮る場合は追加で500Ftが必要です。2階建で、展示スペースは外観の印象と比べてそれほど広くないようにも感じますが、まあ値段相応といったところです。この地方では刺繍の他に家具の装飾なども有名なようで、多くの展示がありました。
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色鮮やかな家具や刺繍、その他小物類で飾られた部屋です。部屋自体が1個の芸術作品のような感じです。
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家具類の展示です。様々な色が使われ、華やかな感じがします。
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もちろん刺繍の展示も行われています。ぱっと見ただけでも美しさは伝わりますが、もしかすると、刺繍の知識がある人がみれば、すごさをもっと実感できるのかもしれません。
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知識の無い人間としては、やっぱりこういう実用的な物の方に目を引かれます。まさに豪華絢爛、といった感じのテーブルクロスです。
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やはり刺繍が最も活躍する分野である衣類については、マネキンを用いて、広いスペースを使って展示されていました。大人用や子供用、普段着的なものから正装的なものまで様々です。こうして改めてじっくり見てみると、細部までこだわって、手間暇かけて作られているというのがよく分かります。
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刺繍の材料や道具などについても、わずかですが展示してありました。
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博物館見学の後は、さっきは通り抜けるだけだったHADAS地区の方へ戻ってみることにして、通りを歩いて引き返します。通り沿いには小さな建物が並んでいますが、色や形は様々です。
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HADAS地区に戻って来ました。先程は反対側から来ましたが、一応こちらが表玄関のようで、ささやかですが門のようなものもあります。
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ご参考までに、HADAS地区の案内図です。右側の通りがここまで歩いて来た道で、教会や博物館は下の方、バスターミナルが上の方にあります。鉄道駅は左上の方角です。
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マチョー刺繍の歴史の中で最も有名なデザイナー、Kisjankó Boriの生家(多分)を訪れました。入館料は200Ftです。私が訪れた時には、他に客はおらず、案内人のおばちゃんが英語で熱心に説明してくれましたが、残念ながら私は英語も刺繍の知識も全然なので、あまり理解できず、ちょっと申し訳ないような気もしました。
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こちらの建物では古い玩具などを展示しています(こちらは裏口です)。入館料は無料でした。案内人さんは他の客と話していたので、その間に少しだけ見せてもらいました。玩具の他にもマチョー刺繍の作品なども置いてあり、値札が付いていて販売中らしき物もいくつかありました。
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こちらの茅葺屋根が美しい建物も、家具や刺繍の展示館となっているようですが、中には誰もおらず、照明も消えていました・・・。
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ハート形の装飾が印象的なこちらの建物は、音楽関係の展示もあるらしく、入ってみたかったのですが、入口の門は閉まっていました。事前の下調べによれば、この日時なら開いているはずだったんですが・・・。まあ、どの建物も地元のおばちゃんが一人で管理しているような感じだったので、多少の予定変更は仕方がないのかもしれませんし、何か入る方法があるのを私が見落としていただけかもしれません。
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地区の端の方にある農機の博物館にも行ってみましたが、やはり入口(この門ではなく別の入場口)は閉まっていました。こちらは入口のチャイムを押せば開けてくれそうな雰囲気もありましたが、施設自体が今まで訪れた施設とは明らかに規模が違うようで、見て回っていると帰りのバスに乗り遅れるおそれもあったので、そのまま立ち去ることにしました。
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町のバスターミナルは意外と立派で、写真では変に写っていますが電光掲示板もちゃんと機能しています。ここからバスで隣町のエゲルへと出発します。メゼーケベジュドを訪れてみた感想としては、確かに興味深い町ではあるものの、私にはちょっと難易度が高すぎたかな、という感じです。もし、地元のおばちゃんと英語(もちろんハンガリー語ならなお良し)で刺繍について語り合えるぐらい、語学力があって刺繍が好きな人が訪れたとすれば、きっと素晴らしい体験ができるのではないかと思います。
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