2015/05/11 - 2015/05/11
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エトランゼさん
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平塚市にある花菜ガーデンは2010年3月にオープンした園芸や農業を学べる広大な施設です。とはいえ若い施設なので四季折々に咲く花や木々の数も少なくまだ成長途中だろうと思っていました。
5月に入りフラワーゾーンのバラがきれいに咲き始めたとの情報得て、開園5年目のバラ園を中心にその成長ぶりを見てきました。
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朝から快晴で車の中からも雪の少なくなった富士山がくっきり見えました。
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約9.2haもある花菜ガーデンの中にあるバラ園はそろそろ見頃を迎えたようです。
訪れた5月11日から5月31日まではピークシーズンということで入園料が880円でした。
因みに7月、8月、12月、1月、2月の入場料は 220円、その他のシーズンは520円です。 -
入口には平塚の七夕に因んだバラが置かれていました。
上から ひこぼし おりひめ 天の川 -
園内には展示室や ライブラリー、ショップやレストランもあります。
この日は展示室で「粘土の花」の作品展が開催されていました。 -
全部粘土で作られた花です。まるで本物!
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バラ園に向かいます。
ここのバラ園は花の品種改良の歴史に沿って植えられています。
いかにしてこれだけ多くのバラの種類ができたかその変遷をたどりながらバラの花を観賞できるのです。
園内には約1170品種、約1900株のバラが植えられています。 -
「野生種とその交配種」→「オールドローズ」→「モダンローズ」→「クライミングとシュラブローズ」→「イングリシュローズ」→「香りのバラ」
バラ園は大きくこの7つのゾーンに分けられていて歩きながらバラの歴史を辿るのです。 -
しかし区切られたゾーンに植えられているわけではないので素人目にはどこまでがどの時代のバラなのか判断するのは難しいです。
バラ園からも富士山の頭が見えます。 -
野生種とその交配種から見ていきます。
バラの園芸品種の成立に重要な役割を担った日本と海外の野生種とその交配種が見られます。
これはノイバラ -
山椒バラ
この辺りは日本の野生種のようです。 -
バラの野生種の多くは中国西南部からヒマラヤ、西アジアにかけて自生するためこの地域がバラの起源と考えられています。
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続いてオールドローズの園に。
野生種の中から優れた性質の個体を選別したり、栽培の中で昆虫などによる自然交雑が起こるなどして誕生し後々まで残っているバラの多くがオールド・ローズと呼ばれています。 -
これもオールドローズと思われます。
春だけに咲く一季咲きのものが多く、色は赤・ピンク・紫・白がほとんどです。 -
オールドローズの園にあるアーチですがまだ蕾が多いです。
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モダンローズの園に進みます。
説明板によるとモダンローズは150年ほど前に誕生し現在に至るようです。
1867年に誕生した品種がオールドローズとモダンローズの境界線だそうです。
そして黄色いバラが作られたのもこのころから。 -
1800年代に作り出された初期の品種から近代に至る品種が見られますが、多くのバラに囲まれるとそれらを見分けるのは難しいです。写真も間違って撮っているかもしれません。
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ピースもモダンローズの代表作です。
発表後に全世界に広がりピースからはさらに様々な品種が生み出されました。 -
ピースとその子品種。
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モダンローズは色も形も多種。
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ミニバラとミニツルバラのコーナーに来ました。
20世紀前半から中頃にかけて品種改良が進んだミニチュアバラです。 -
ミニツルバラのアーチ
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クライミングとシュラブローズの園です。
長く伸びた枝を構造物に誘引して楽しむクライミングローズ(ツルバラ)やシュラブローズ(半ツルバラ)は一度に多数の花を咲かせるため開花期には見事な景観を作りだします。 -
横に大きく波打つ形の棚にバラの花を誘引し湘南の海をイメージしているそうです。
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イングリシュローズのコーナーに入りました。
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オールドローズが持つ優雅さと香りの良さ、モダンローズの花色の多さと四季咲き性を併せ持つバラの品種改良により誕生したイングリシュローズ。
1980年代中頃より人気が出始め90年代には一大ブームとなります。 -
今も変わらぬ人気を誇るイングリシュローズ。
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ウイリアムとキャサリン
おふたりのご成婚を記念して命名されたバラです。 -
花菜ローズ
花菜ガーデンの開園を記念したシンボルローズです。 -
バラの園を抜け出します。
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コクリコの丘
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色とりどりのポピーに混じり矢車草なども咲いています。
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カレル・チャペックの家と庭
花菜ガーデンは理想とする園芸家として「カレル・チャペック」(1890〜1938)を取り上げています。彼は園芸をこよなく愛した新聞記者であり作家でした。 -
チェコに残る彼の家と庭をイメージしてガーデン内に展示しています。
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アグリゾーンまで歩いてきました。
フルーツの栽培や野菜作り、稲作もできるようですがまだ準備中の様子です。
ここでガーデンを後にしました。
バラ園は興味深くバラの歴史をもっと調べてからもう一度訪れてみたいと思いました。 -
帰りに平塚の海に立ち寄りました。
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ボードウォークで潮風に吹かれ家路につきました。
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