アスワン(3)： 未完成オベリスク，オールド・カタラクト・ホテル見学と街歩き

2015/04/10 - 2015/04/12

２泊３日のアスワン・アブシンベル旅行のアスワンの後半です．未完成のオベリスクはタクシー料金交渉が煩わしいので歩いて行ったら，着いたのが15:40でクローズまで20分と言われ，慌ただしかったが見学できた．アブシンベルから帰った２日目午後は，ヌビア博物館に行ったら１-４pmはクローズで，待っていられないので予定変更して街歩き．

最後に，アスワン＝(航空機)＝＞カイロ空港＝(鉄道)＝＞アレキサンドリアの移動もあり．

クヌス神殿とナイロメータ，３日目午前に再度行ったヌビア博物館は別旅行記にしてます．アブシンベル神殿も別旅行記です．

エリア アスワン(エジプト)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• 交通: 2.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 航空会社: エジプト航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

エレファンティネ島のクヌム神殿からホテルに戻り，一休みして未完成のオベリスクに行くことにした．タクシーは料金交渉が疲れるのでホテルから歩くことにした．

徒歩およそ25分で見えてきた．

着いたのが15:40で，あと20分でcloseと言われた．地球の歩き方には17:00まで（冬期は16:00まで）と書いてあるが，４月なのに客が少ないので早めに閉めているのか？

入場料40ポンド（640円）．とにかく急ぐ必要あり．

この岩山の上なので，方向を尋ねて寄り道せずに登る．

このような道がついた岩山を登っていく．

もう少し行く． 他に客は誰もおらず．

未完成のオベリスク．上の方は縦に亀裂が走っている．

中央やや上には横に亀裂．

下部からの全景．41m，1166トンで，完成していたら最大のオベリスクになっていた．

作り方は切り込みを作って木のくさびを打ち込んで，水に濡らせて石を割る．作り方と共に，輸送法はどうしたのかにも興味ある．

切りかけのオベリスク モニュメント・記念碑

これはオベリスクを側面から見たところ．

16:00に近づいたので，岩山を下りて帰ります．

ホテルに戻って夕食ですが，ハーフボードと言って朝・夕２食付きプランにしていました．
そしたら，夕食をルームサービスで運んでくれた．メニューは事前に魚を注文していた．
これですが，まあ典型的といえるエジプト料理でしょうか．まずまずでしたが，量は多すぎて食べきれません．

翌日は3:00amピックアップでアブシンベル・ツアー（別アルバムにしてます）なので，９pm前には寝ました．

２日目アブシンベル・ツアーから戻ったのが13:30頃で，一休みしてオールド・カタラクト・ホテルに立ち寄り，ヌビア博物館に行くことにした．いずれもホテルから徒歩圏．

これは２日目の優れたタオルアートの歓迎．

ホテルの隣の裁判所で，何やら人が集まり，警備警官が多数いた．右の警官は機関銃を持っている．（警察や軍は撮影すると咎められるので，離れて撮った．）

途中のコプト教会．アスワンで一番のコプト教会と思う．

オールド・カタラクト・ホテル．格式の高いホテルで，アガサ・クリスティーが「ナイル殺人事件」を執筆したのもこのホテル．ウィンストン・チャーチル，ロシア大帝ニコラス２世，サッチャー元首相，ジミー・カーター元大統領、ミッテラン元大統領も宿泊した．

ソフィテル レジェンド オールド カタラクト アスワン ホテル

警戒厳重でしたが，入れてもらえました．

エントランス部分の庭園．

ホテル建物はビクトリア風とイスラム風の折衷様式．

手入れの行きとどいた庭．

エントランス．

格調あるロビー．

屋内ティールーム．

ナイル川を望む雰囲気の良いテラスカフェ．お金持ちの感じです．

見るだけで出ました．

オールド・カタラクトの近くのヌビア博物館に来ました．
ところがです．13:00--16:00はクローズでした．
地球の歩き方には開館時間9:00--21:00と書いてあるのに．
なぜこんな時間にクローズするのかな？

１時間以上も待つことは出来ないので，予定を変更し街歩きをすることにした．

ヌビア博物館 博物館・美術館・ギャラリー

コーニッッシュ通りを国鉄駅まで散策することにした．

ファルーカ，馬車の客引きが煩わしいです．観光客が少ないのは同情しますが．

これは通りのベンチ．

警察の前は爆弾テロ対策で，コンクリート壁を置いて防御している．

馬車．

ナイル川対岸の山上の岩窟墳墓群（貴族の墓）．

時間に余裕があれば行くのですが，，

コーニッシュ通りから国鉄駅を望む．

駅近くのアスワン県庁舎．

アスワン国鉄駅．

アスワン駅 駅

駅前ベンチでしばし休憩．

帰り道はスークを通ることにします．

このスーク，２km程の長さがあります．長過ぎて人が分散してしまうので，やや閑散としていました．

長いスークも南の方に来ると，やや寂しくなります．

ホテルのこの日の夕食はコフタ（細長くしたビーフ肉）を注文しておきました．自室では食卓か無く食べにくいので，レストランで食べました．まあまあでしたが，量は多いです．

翌日の朝食．それほど種類はなしでしたが，私はOKでした．

ヌビア博物館には行きたかったので，11:30チェックアウトまでの間に行きました．ヌビア博物館は写真が多いので別アルバムです．

11am頃にホテルに戻ると，警察車が止まっていて何かしていました．

空港までのタクシーは料金交渉が疲れるので，ホテルに頼んでおきました．
100ポンド(+チップ10ポンド）で1700円．

途中のアスワンダム上の道路より．イシス神殿への舟が多数停泊してました．
右の島がフィラエ島になると思う．

アスワンダム 自然･景勝地

アスワン空港．

アスワン国際空港 (ASW) 空港

出発２時間前だが，国内線なのでチェックイン・カウンタはまだ開いていなかった．

空港の売店で日本語版ガイドブック（上から２段目）を購入．

出発ロビー．

航空機材は Embraer 170 という，日本では見かけないブラジル製．

ＣＡさん．

蛇行するナイル川．ルクソールの北のデンデラ辺りと思う．

干上がったナイルの支流．アスワンダムが出来る前は洪水時に川になったが，その後は洪水がなくなったので，干上がっているのだと思う．

カイロ空港からはこのバスで国鉄のラムセス駅へ．
寄り道して行くので，かなり時間が掛かった．

国鉄ラムセス駅．

ラムセス駅構内．

２階のレストラン．

アレキサンドリア行きに乗るのだが，出発レーンの案内がなくどこか分からなかった．人に聞いても違うことを言われた．ようやく８番レーンと判明．

塗装がはがれていて綺麗ではないですが，Iと書いてあり１等車です．

１等車の車内は横３席で，新幹線グリーン車よりもゆったりしてます．

料金はアレキサンドリアまで50ポンド（800円）と格安．安いのでほぼ満席です．

車内販売はイスラム国では男性です．

飛行機のCAは女性がしているので，女性でも良さそうですが．．

途中タンタに停まっただけで，2.5時間でアレキサンドリア一つ手前のスィーディ・ガーベル駅に到着．ここで降りました．

今回の観光スポットの入場チケット．総額で340ポンド(5440円)．