1975/02/25 - 1975/03/07
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ノスタルジアさん
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今から41年前の昭和49年7月23日から3月7日までの225日間かけて
ナホトカ航路、シベリア鉄道を往復して
ヨーロッパ、モロッコを船、列車、バス、ヒッチハイクで旅しました。
高所恐怖症なので飛行機には現在まで一度も乗った事がありません。
乗り物による移動距離は60,806.8キロ、地球1.52周でした。
観光白書によると昭和49年の日本人の海外旅行者数が200万人、
平成24年度は1849万人、40年ほどで10倍近くなりました。
そんな当時の旅行の資料と写真を少しづつアップして行きます。
今回は、いよいよ最終章、モスクワから横浜港です。
当時の日記、なぜかナホトカ航路の船中の3月6日、横浜入港日3月7日の
記述が無いのである。帰国を前に何を思っていたのか、
全く思い出せないのである。
今から思えば最後の2日間で223日間の旅の夢を見ていたのが目が覚めて
今見た夢を必死になって思い出そうとしていたのかもしれない。
写真と資料と日記が無ければ自分自身さえも225日間の旅と旅先での
出来事を誰も信じない夢の世界だと片付けてしまうだろう。
https://www.youtube.com/watch?v=nftTKMf3xO4
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
旅行記の周辺地図
昭和50年2月25日
モスクワ 10時05分発ロシア号
3月2日
ハバロフスク 22時45分着
3月3日
ハバロフスク市内観光
3月4日
ハバロフスク 18時25分発 ナホトカ行き
3月5日
ナホトカ 12時00分発 バイカル号
3月6日
バイカル号 船中
3月7日
横浜港 14時頃入港 -
ウィーンから横浜港までの旅行日程表
-
昭和50年2月25日〜3月3日
シベリア鉄道 ロシア号
モスクワ〜ハバロフスク列車切符63ルーブル25,703円
ほとんど時間が無いままモスクワ10時05分発ロシア号に乗ると
日本人のKさんと同室で、他に日本人はいないか、と2人で車内を探したら、
女性2人、男性1人、全部で5人横浜で一緒と云う事が分かって心強くなった。
モスクワから出てすぐに雪原の風景が見え始めた。
緑豊かなゴルフ場の様だった、夏の風景は一変していた。
10から20センチ程の雪は凍って大地を覆っていた。
深夜、満月が煌々と輝き白樺の並木の真っ黒の影が放射状にどこまでも
伸びていた。 -
昭和50年2月25日〜3月3日
シベリア鉄道 ロシア号
モスクワ〜ハバロフスク 11号車座席9番
2月26日
0時過ぎに20人くらいの人たちがあちこちの雪原に穴をあけて覗き込んでいた。
多分魚釣りだろう。
昼近くにも見た。一体何が釣れるのだろうか。 -
昭和50年2月27日
シベリア日の出 車窓から
列車に乗って3日目、シベリアの原野を走っている。
駅で停車すればホームに降りてみるが、やはり寒い。
列車の連結部に付着した氷塊を屈強な駅員がハンマーで叩き割るのである。
洗面所、トイレの汚水は垂れ流しで走っているので象牙の形で白と黄色の
まるでレモン色のかき氷の様だった。
これも屈強な駅員がハンマーで叩き割っていた。
臭いは寒さのせいか全く感じなかった。 -
昭和50年2月27日
シベリア日の出 車窓から
車内の食事は相変わらず不味い。野菜はほとんど無しで、牛ステーキも
小さくて冷凍かと思う程の固さである。 -
シベリア鉄道 車内販売で買ったチョコレートの包装紙
味は固くて飴のようだった。 -
昭和50年2月28日
シベリア鉄道 モスクワ、イルクーツク間で
今朝の樹氷が美しかった。数キロだったが針葉樹全体にガラス玉のような
氷が付き、地平線から昇った朝陽でシャンデリアかクリスマスツリーのように
きらきらと輝いていた。
夕食を終えて戻って来ると同室だった30代の陽気なロシア人がイルクーツクで
降りる為に荷物の整理をしていた。
彼とは筆談、ゼスチャーでの会話がだったが、結構気が合って楽しかった。
その彼が服を着替え始めて驚いた。軍服だったのである。
これから中ソ国境へ赴任するとか。テーブルの上に置いた制帽を見ていたら、
被ってよい、ソ連軍制服の上着、防寒コートも着ても良いというので着た。
同室のKさんに写真を撮って貰おうとしたら、そこでストップがかかった。
厳冬の対ナポレオン軍、対ドイツ軍に勝利したソ連軍の防寒コートは最高の
品質だった。
冗談に「自分のコートと交換して欲しい」と言ったら、
「ソ連軍に入隊したら支給される。」と笑いながら言われた。
それにしても彼が軍人だったとは驚いた。
日本人監視の秘密警察だったら映画007の世界である。
秘密警察だったら降りる前に軍服なんかに着替えないだろうと思った。 -
シベリア鉄道 紅茶に付く角砂糖の包装紙
溶けにくい角砂糖だった。 -
昭和50年3月1日
シベリア鉄道 イルクーツク、ハバロフスク間の車窓から
今日から3月、あと1週間で帰国する。
今のところ列車は順調で、昨晩、イルクーツカに着いたが、
深夜だったのでホームに降りる事は出来なかった。
車内から見えたホームの温度計はマイナス25度だった。
最近というか、今は1日2食である。列車はモスクワ時間で運行されていて、
毎日1時間ずつ時間が進み(モスクワからハバロフスクまでは7日間かかり
時差は7時間)、起きている時間がだんだん短くなっているからである。
-
シベリア鉄道 車内販売で買ったチョコレートの包装紙
-
昭和50年3月1日
シベリア鉄道 イルクーツク、ハバロフスク間
停車駅でホームに降りてみると、思ったより暖かいと思うがそれも
10分が限度。 -
シベリア鉄道 車内販売で買ったチョコレートの包装紙
-
昭和50年3月1日
シベリア鉄道 イルクーツク、ハバロフスク間 -
シベリア鉄道 紅茶に付く角砂糖の包装紙
溶けにくい角砂糖だった。 -
昭和50年3月4日
シベリア ハバロフスク市内
車内でロシア人相手に物を売って商売した。
折りたたみ傘18ルーブル、市販の風邪薬、胃腸薬2ルーブル、
ナップザック4ルーブル、香り袋5ルーブル、ビニール袋1ルーブルで
合計30ルーブル約12,000円、これでお土産品を買うつもりだった。
ところがハバロフスクのホテル内の売店「ベリョースカ」に行くと、
ドル、円は使えてもルーブルは使えないのである。
街に出て店に入るが買いたい物が何もないのである。
かといって、30ルーブルをドル、円に両替する事も出来ない、
それには、30ルーブル以上にドル又は円を両替した証明書が
必要なのである。
ルーブル紙幣の国外持ち出しは厳禁で、出国時にドル、円からルーブルへの両替証明書
を紛失した場合は厳罰に処せられるのである。
これは大変な大失敗だった。
ところが日記には結局、何を買ったか書かれていない、多分食事にでも
使ったのだろう。 -
昭和50年3月4日
シベリア ハバロフスク市内
ソ連では警官、軍人、軍隊がやたら目についた。 -
昭和50年3月5日〜7日
ナホトカ航路 イルクーツク〜横浜
バイカル号乗船カード
ナホトカでの出国検査はこちらが拍子抜けするくらい簡単だった。
荷物検査もリュックの中身を検める事もなく、
所持金のルーブル硬貨をテーブルに置いて記念に、と云うとそれで終った。 -
昭和50年3月5日〜7日
ナホトカ航路 イルクーツク〜横浜
バイカル号乗船カード
船室201号室3番ベッド
食事テーブル4、
朝食8時30分、昼食12時30分、ティータイム16時30分、夕食19時00分 -
昭和50年3月5日
ナホトカ港の流氷 -
昭和50年3月5日
流氷のナホトカ港で
久しぶりの船旅。定刻の12時にバイカル号はナホトカを出港した。
ナホトカ港は流氷で溢れていた。
乗客は50人もいるだろうか。昨夏と比べれば余りにも少なく、
サロンでバンド演奏もあったが閑散としていた。
天気図を見ると日本海に低気圧があったが、船はさほど揺れていない。 -
昭和50年3月6日
バイカル号で
横浜港に近づくに連れ温かい日差しを浴びて気持ちが良かった。 -
昭和50年3月7日
バイカル号 東京湾で暖かい春の風に吹かれて -
昭和50年3月7日
帰国スタンプ -
今回の旅行での移動距離表
昭和49年7月23日から9月8日 -
今回の旅行での移動距離表
昭和49年9月9日から10月19日 -
今回の旅行での移動距離表
昭和49年10月18日から11月22日 -
今回の旅行での移動距離表
昭和49年11月2日から昭和50年1月11日 -
今回の旅行での移動距離表
昭和50年1月15日から昭和50年3月7日
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この旅行記へのコメント (4)
-
- golgo13さん 2019/04/29 22:34:26
- 素晴らしい
- 楽しく拝見しています
すばらしい旅行記ありがとうございます
- ノスタルジアさん からの返信 2019/04/30 08:53:34
- Re: 素晴らしい
- golgo13さん 有難うございます。これからも宜しくお願いします。
-
- メビウスさん 2016/06/21 22:43:52
- 最終章まで一気読みしちゃいました!
- ノスタルジアさん、こんばんは。
結局最終章まで一気に拝読させて頂きました!
ガイドブック紛失、カメラ盗難事件、旧ソ連でのハラハラな出来事…旅には様々なトラブルはツキモノかもしれませんが、結局はヒトに助けられるんだなぁと!
無論、時代の差の様なものはあるかもしれませんが…
でもうまく言えませんが、荒野を目指した若き日のノスタルジアさんの冒険劇を読み終えて、何と言うか温かい気持ちになりました。
そして、憧れ様にも決して真似出来ないなぁとも笑
とにかく凄く密で楽しい旅行記でした!
他の記録も古い順に読ませて頂きますね。
メビウス
- ノスタルジアさん からの返信 2016/06/22 05:51:51
- RE: 最終章まで一気読みしちゃいました!
- メビウスさん、
おはようございます。
私の拙い旅行記読んで頂きまして有難うございました。
1冊書き上げるのに1週間は掛かっています。
青年は荒野はめざす。の頃は何も考えず勢いで行きましたが今は極端に慎重、臆病になりました。
たくろうの「イメージの詩」
古い船には新しい水夫が
乗り込んで行くだろう
古い船をいま 動かせるのは
古い水夫じゃないだろう
なぜなら古い船も 新しい船のように
新しい海へ出る
古い水夫は知っているのサ
新しい海のこわさを
それでも旅にはハプニングがつきものです。現地の人との触れ合いを求める以上仕方がないかもしれません。
メビウスさんの旅行記も少しずつ読ませて頂きます。
ノスタルジア
> ノスタルジアさん、こんばんは。
> 結局最終章まで一気に拝読させて頂きました!
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> ガイドブック紛失、カメラ盗難事件、旧ソ連でのハラハラな出来事…旅には様々なトラブルはツキモノかもしれませんが、結局はヒトに助けられるんだなぁと!
>
> 無論、時代の差の様なものはあるかもしれませんが…
> でもうまく言えませんが、荒野を目指した若き日のノスタルジアさんの冒険劇を読み終えて、何と言うか温かい気持ちになりました。
>
> そして、憧れ様にも決して真似出来ないなぁとも笑
> とにかく凄く密で楽しい旅行記でした!
>
> 他の記録も古い順に読ませて頂きますね。
>
> メビウス
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