2015/04/01 - 2015/04/10
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East of Edenさん
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一年前のシチリア旅行で、南イタリアの魅力に圧倒され、また南イタリア。今度はナポリ。
せっかくナポリに行くのなら、サンカルロ劇場でオペラをみなきゃ、ということで、プッチーニのトゥーランドットのチケットを5ヶ月前に買う。イタリア語も勉強して、何とかイタリア語でわかるように、とがんばったが、そんなに簡単には行かなかった。
ナポリのナポリらしいところを見たくて、ホテルはスパッカナポリに近い、Piazza Belliniの前にとった。
ナポリから、日帰りでカセルタの王宮に。
そして、日帰りで、ポンペイ
そして、車を借りて、3泊4日でカプリとアマルフィのラヴェッロそして、ギリシャ遺跡とバッファロー・ファームのあるPaestumへ
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ナポリに着いた日の夜にサンカルロ劇場へトゥーランドットを見に行く
劇場の外装は改装中 -
この日は、Elena Pankratovaがトゥーランドット 英語版Wikipediaのトゥーランドットの写真の人
そして、カラフは、Carlo Ventre -
現在でも使っている世界で一番古いオペラ劇場だそうで
内装もすばらしい -
5ヶ月前に、オンラインで、一番前の一番真ん中の席をゲット
指揮者が目の前
ミラノのスカラ座よりもこじんまりしている。
このこじんまりした舞台で、沢山の人が出演するトゥーランドットを、どう振付けるのか。。。楽しみ -
写真をとってはいけないので、舞台挨拶の写真だけしかないが。
英語のサブタイトルはなく、イタリア語のみ。
スマホで台詞イタリア語英語の対訳を見ながら、追いかける。時々迷う。
カラフがNessun Dormaを歌うと、後ろのおばちゃんたちが合唱。
第3幕で、トゥーランドット姫が、カリフの名前を言い当てられなければ、カリフと結婚という状況で、カリフの名前を知っていて、そして、カリフを密かに愛しているリウが、拷問を受けたあと、自ら命を絶つ。この直後に幕が下りた。
プッチーニは、第3幕を書いている途中で亡くなったことは知っていたが、
これまでYoutubeで見たトゥーランドットでは、カリフが、夜が明けて名前を言い当てられなかったトゥーランドット姫に、自分の名前を告げる。
そしてリウの愛の力に感動したトゥーランドットは、これまで愛とか結婚とかを拒絶してきたのに、カリフのキスを受け、ついにカリフの愛を受け入れる。そして、皆の前で、あの異邦人の名前がわかりました、それは、「Amor」だ、というシーンがある。
このシーンはプッチーニは書いていないらしい。ありがちなストーリではあるが、でも、このシーンを見ると、感動するんだよね。何度見ても。そしてお腹いっぱいご馳走さま、って感じで終わるわけだ。そこまでのストーリは、このシーンの伏線といってもいいのではないか。
プッチーニもそんな終わり方を考えていたに違いない。そして時間を掛けて最高のエンディングを書こうとしているうちに無念にも力つきたんじゃないか。
プッチーニの原作に忠実にしようとするのはわかるが、ここで、終わってしまうのは、拍子抜けというか、不完全燃焼というか。。。。なんか、前菜だけで終わってしまった食事のようで。 -
歌、演奏、衣装、演出、舞台、全て、ハイレベルだった。これぞパフォーマンスアートって感じだ。
指揮者のすぐ後ろに座ってわかったことだが、楽団と舞台の全ての人たちの目線を感じる。みんな指揮者を見て動いているから、当たり前なんだけど。
そして、指揮者が全身で指示を出し、その指示どうりに、曲を弾き、歌を歌う。コンピュータで言えば、CPUなんだなあ。
そして、この指揮者、まだ若い人なんだけど、表現がすばらしかった。伸びたり、縮んだり、手も柔軟な動きをするし、顔も百面相のように変わるし。
責任重大だが、やり遂げた後の表情がすばらしかった。
オペラだけでなく、指揮者との演じる人たちのインターフェースも楽しめた。 -
この劇場は、ナポリの王の席がある。
王様の席だけあって、豪華絢爛 -
王様の席に入らせてもらった。
ナポリ王はこんな感じでオペラを見てたんだろうな。今から二百年以上も前に。
でも、オレは、一番前の真ん中の席のほうがいい。王様、遠すぎるって文句言わなかったんだろうか? -
Vinchero〜とか歌いながら、ホテルに歩いて帰る途中で、スペイン地区あたりの小さなレストランで、遅い夕飯を
魚介スープ
すごい量でびっくり これで10ユーロ
まあまあおいしかったけど、ちょっと作り方が雑だな。火が入りすぎているものがある。
そして、塩っぱすぎる。これじゃスープが飲めない。 -
翌朝は、考古学博物館へ
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まずは、隣接の地下鉄駅の遺跡展示場(無料)
ここには、地下鉄工事で発掘された遺跡を展示・解説してある。
いや、この辺は、どこを掘っても、ギリシャ・ローマの遺跡が出てくるようだな。
この他に、スポーツのレリーフとかもいくつもある。ナポリは、ギリシャのスポーツの中心だったのだろう。 -
金属板にエッチングをしたもの
精巧にできている
建物の図面とかもあり -
これもポンペイから来たものが多い。
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半分人間で、半分動物っていうのが多い。
2000年以上も前の生活の様子、見れば見るほど、今とあんまり変わらない、と思えてくる。
人間の歴史で、2000年って、そんなに長いもんじゃないんだろいう -
グレコローマンの美術品がたくさん
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こうやって、収穫していたのだろう
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猛犬に注意の絵
これもポンペイから
後でポンペイでこの場所に行った。 -
考古学博物館は、すばらしかった。
2時間では回りきれない。2階の展示品に時間をかけ過ぎて、1階の展示品を見る時間が少なくなってしまった。事前に時間配分を考えればよかった。
秘密の部屋があり、そこには、エッチなオブジェがいっぱい。彼らは人生を楽しんでいたな。クリエーティブに。 -
CasertaのPlazza Realeに行くため、ナポリ中央駅へ
ここでSIMカードを買ったが、お店の人に、この辺はスリが多いから気をつけろって言われた。 -
スリに会わないように、人ごみを避けて、車道を歩く。
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ナポリ中央駅から、列車で45分くらいで、Casertaに着く
駅のすぐ前に、Plazza Realeがある。
イタリアで最大のPlazzaだそうで
何もかも、スケールがでかい。 -
公園が早く閉まるので、まずは公園へ。
片道約3キロの道のり
芝も木も良く手入れがされている。
この日は天気が良く、本当に気持ちがいい。
雨降ったら、来るところじゃないね。 -
途中で休憩
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3キロ歩いて
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まだ先がある
で行こうかまよっていたら、閉園だということで、Plazzaに戻る -
Plazzaはでかい、やたらでかい
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中にはすばらしい部屋が沢山
ちょっと、ベルサイユ宮殿のようで。 -
ベルサイユ宮殿をモデルにしたっていうことだから。
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Caserta、わざわざ行ってよかった。
天気のいい日のお散歩には最高 -
地下鉄Dante駅
すばらしい -
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Piazza Dante
雲が。。。何か、いい感じ -
スパッカナポリの近くでレストランを探す
頭蓋骨信仰の中心Santa Maria del Purgatorio ad Arco
後日行く -
ここ、おいしかったんだけど、でもやっぱり塩っぱい。
塩少なめで、って頼んだけどね -
Hetel Bellini
窓は小さいけど、なかなかよかった。 -
翌朝は、Castel Nuovoへ
ここはナポリの市庁舎だったようで -
このブロンズのドアがすごい
大砲の弾が -
2階は美術館になっている
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ナポリ湾の眺め
ベスビアス火山も見えて -
フェニキュラーレに乗って、お城へ
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車内
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結局時間切れで、カリフールでお土産を買ってかえることにした。
お城はまた後日ということで -
チーズもいろんな種類があって
見てると、あっという間に時間が経ってしまう
店で一番高い赤ワイン、といっても25ユーロ、サルディニアのお酒Mirto、パスタ、お菓子、そして、トリュフの入った食材をいくつか、買う。 -
お土産やワインを沢山抱えて、とりあえず、ホテルへ。
地下鉄のVanvitelli駅 この名前は、さっきのPlazza Realeの設計者の名前
聞いてはいたが、ナポリの地下鉄駅は、モダンアート美術館だった。 -
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感動の連続
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思えば、駅に、広告がない。
広告が、芸術をぶち壊す。。。ことが多い -
これはUniversita駅
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エスカレーターの天井の曲線がきれい
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改札前のオブジェ
時間があったら、全駅に行ってみたかったが。 -
グーグルマップで見つけた、レビューのいいレストランTrattoria Nunnellaへ向かう。
このあたりは、トレド駅の近くのスペイン地区
治安が悪いと聞いていたが、全然。
スパッカナポリが観光地化されているのに比べ、この地域は昔のままのナポリって感じで、何か、なごむ。こんな所に来たかった。 -
Nunnella発見。
込むだろうから、開店直前に着くようにした。
このあたりの街の雰囲気は最高
昔のイタリアに来たみたいな -
注文して、5分で出てきた。
前菜のいわしのフライ
新鮮な味 -
ボンゴ−レ スパゲッティ
スパゲティ、ゆで方完璧 しかもいいスパゲティ使っている
これまでナポリで食べた他の店のように、塩っぱくないし。 -
Provolaチーズのニョッキ
Provolaはちょっとクセのあるチーズ クセがあるだけに、何か、忘れられない味 やみつきになる味 -
サーモンの上に、ポテトがのっている。
ポテトの味付けは、にんにくとオリーブと他になんだろう。。。料理人の技を感じる
しかもサーモンとの組み合わせが絶妙 -
黒鯛のグリル
油がのっていて、ゼラチンが多くて。カマの部分もおいしく、かなり新鮮であることがわかる。 -
チップは、籠が下りてくるので、その中に入れる
店員からGrazieの掛け声
ここは、店員が歌を歌ったり、じゃれあったり、お客さんと踊りだしたり。。。。南イタリアの陽気な雰囲気いっぱい。
一人、12ユーロ もう一品加えると15ユーロ ワインと水も入れて
しかも、ここのハウスワインの赤、かなりおいしい
ここは、安いけど、仕入れ値は高いはずだ。いい食材使ってるからな。ミシュランの星が一つはあってもいい味。ミシュランの星のついたレストランと違うのは、何だろう?テーブルクロスと内装か?
こんな店、他に見つけるのは難しいだろう、ということで、この後、何度も通うことに。
ナポリ、すばらしい
Bravii!!!
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