2012/11/29 - 2012/11/29
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旅遊de美食散歩さん
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山下公園や港のみえる丘公園はいつも賑わっていますが、意外と人が少なくてのんびりできるのがここ元町公園。
でもただの公園ではなくて、ジェラールの水屋敷や山手80番館などここにはいろんな歴史がつまっているのです♪
決して大きな公園ではないですが、非常に散策しがいがあり、緑豊かでもあるので歴史に想いを馳せながら一人静かに優雅な時をすごせます♪
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
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元町公園は、明治の初めフランス人実業家ジェラールが船舶給水業とフランス瓦などを作る煉瓦工場を営んだ場所として知られています。
山手の湧き水に着目したジェラールは、湧き水を簡易水道で引き、外国船に売って船舶給水業を営むようになったそうです。
当時の人々は、ここを”ジェラールの水屋敷”と呼んでいました。山手の水は赤道を越えても腐らない!と評判だったそうです。 -
公園内には当時の煉瓦工場の様子が紹介されています。残念ながら煉瓦工場は関東大震災ですべて壊れてしまって残ってはいません。
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震災後は横浜市が公園として整備し、湧水を利用したプールなどがつくられました。
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横浜唯一の公式プールとして昭和5年につくられた元町公園のプール。水屋敷の名のとおり湧き水なので真夏でも非常に冷たいのだとか。
煉瓦工場が建っていた場所には元町プールの管理棟が建てられ、ジェラールが造っていた西洋瓦と同じものが使われているそう。デザインは煉瓦工場をイメージしたのですって♪ -
そのジェラール瓦が意外なところで見ることができます。元町霧笛楼カフェの入り口にひっそりと?!展示されています。床に埋め込まれているのでよ〜く下をみてないと見落とします。
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残念ながら非常に見にくくて、しゃがんでよ〜くみないと本物のジェラール瓦がのぞけません。笑
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煉瓦工場とは違って、ジェラールが給水業に用いた貯水槽は今でも当時の貯水槽が現存します。上部貯水槽、下部貯水槽があるそうですが、現在みられるのは下部貯水槽のみ。上部貯水槽は、ある一定の水位になると下部貯水槽へ流れるような仕組みになっているのだそうです。
上部貯水槽から堀川までは地下に給水管を埋設したそうですが、それは今でも公園のどこかに眠っているかもしれないのだとか。なんだか歴史のロマンを感じますね〜♪ -
湧水をいったん上部貯水槽に蓄えた後、中間桝を経由して下部貯水槽へ流れ込ませる構造になっていたそうで、その中間枡が公園内にあります。
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こちらがその中間枡。標識がなかったらまずわかりませんね・・・。
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下部貯水槽は公園から外にでて、静かな住宅街の中にあります。けっこう大きいので歩いていればすぐこの案内板に気づくはず。
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こちらがその下部貯水槽。お水はと〜っても綺麗!なかには鯉が優雅に泳いでおりました。国登録有形文化財です!
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そんなに美味しい水ならちょっと飲んでみたい♪と思ったのですが、”現在は飲料水に適しません”とありました・・残念。
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元町公園からちょっと脱線しますが、湧水つながりでこちら横浜駅根岸道路、打越坂の”打越霊泉”も、いまでも湧き出ている有名な湧水。
ジェラールが給水事業を本格的に興すまでは、この打越霊泉を水源にしていたといわれているのですって!!し、知らなかった・・・。
関東大震災や横浜大空襲の時には多くの人達がこの霊泉によって命を救われたのだそうです。 -
水はほんっとに冷たい!!でも飲料水には適しませんと・・・。
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さて、また元町公園に戻ります。公園上部に向かうと、階段わきなどにブラフ溝を見ることができます。
これは、1874年から翌年にかけて敷設された石造りの道路側溝。
ここで煉瓦工場や船舶給水事業を行っていたジェラールの要望による排水溝で、雨水が谷戸に流れ込まないように設置されたのだそうです。 -
ブラフ溝は、房州石を船底型に組み合わせたもの。洋風側溝としては現存最古のもののひとつだそうです!!!
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公園西側の小径を山手本通りに向かって登ると、そこには山手80番館遺跡があります。
山手80番館遺跡は、横浜に現存する唯一の関東大震災前の外国人住宅の遺構。
明治末から大正初期の建造物と考えられるそうですが、現在は地下室部分を残すのみとなっています。
この両脇にあるタイルは遺構から出土したものを複製してるそうです。色合いがなんとも鮮やかで美しい! -
震災当時はマクガワン夫婦の住居となっていたところなのだそうです。
遺跡は、耐震上の配慮がなされていたそうですが、関東大震災の被害のすさまじさを物語っていますね。 -
現在、地下室部分を残すだけですが、浄化槽も備えていたんですって。
居留地に住む外国人の、華やかな暮らぶりがうかがえるのだそうです。 -
タイル張りになっていたところはバスルーム?キッチン?
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ブルーの色合いが本当に綺麗で、一枚掘りおこして持って帰りたい衝動にかられました。笑
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80番館のすぐ隣にあるのはエリスマン邸。こちらは、1926年絹糸貿易商エリスマン氏の私邸として127番地に建築されましたが、1990年に元町公園内に移築されました。
設計はアントニン・レーモンド。
エリスマン邸については、旅遊de道楽の「歴史散策〜アントニン・レーモンドゆかりの建物〜 横浜」で紹介しています。 -
おすすめはなんといってもこの喫茶ルーム。大きな窓からみえる元町公園の美しさは必見!癒されます♪
元町公園散策、おすすめです! -
煉瓦がつながりでおまけは、『開通合名会社(日本人商社)の煉瓦遺構』。
ジェラール瓦とはおそらく関係はないだろうけど。
2014年、建物の解体時に発掘されたこの遺構は、関東大震災の記憶を現在に伝える貴重な歴史的遺産として現地に保存されることになったのだそうです。
この遺構は、明治時代に建てられたと推定される開通合名会社の社屋の一部であると考えられているのだとか。 -
開通合名会社は、横浜港の貨物の通関・発送取扱事務を営んでいた商社であったそうです。
遺構のある場所は神奈川県庁の関内側、開港記念館の大通りを挟んだ反対側になります。遺構の後ろは駐車場。横からみるとなんだかちょっとさみしい・・・笑
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