土ボタルのささやき　大地の息吹たつRotorua

2015/03/25 - 2015/03/27

NZは、雄大な大自然が売りの南島に対し、北島は少し見どころに劣る印象。
でもこのRotoruaは北島一の見どころといっても過言ではありません。
町全体を硫黄の匂いでつつまれたRotoruaは、昔から温泉地として名を馳せ、ヨーロッパからも湯治客が集まったといいます。
（ただ、同じヨーロッパから来たものとして言えるのは、ヨーロッパからここまでこれる湯治客は健康上問題のない人では？と思う次第）

ロトルア湖の奥には静謐な泉　Hamnara　springsが湧き出て、ワイオタプでは大地の鼓動を感じることができます。

語学留学時代、何度か訪れたロトルアですが、こんなに見どころの多いところとは思っていませんでした。

ロトルア再発見！！

エリア ロトルア(ニュージーランド)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 航空会社: キャセイパシフィック航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ロトルアと双璧の北島観光地ワイトモ・ケーブ。
土ボタルの神秘的な光を楽しめる洞窟です。

私が語学留学していたころは、こんなに素敵なツアーではなく、変なヘルメットをかぶって小さな洞窟に歩いて行って、そこで一人一曲披露する・・・というしょぼいものでしたが、今は素敵なビジターセンターができ、いろいろなオプショナルツアーも楽しめます。

一番左のツアーの写真。本当にこれ以上のものが見えます。

ワイトモケーブを出てきたところです。

ケーブの中では父がマオリの子守唄をツアーの皆様に披露しました。

土ボタルは本当に神秘的な光を放ち、いつも大騒ぎの怪獣たちも声をひそめたほどでした。
土ボタルの幼虫が洞窟内に住む小さな虫を捕獲するための繊毛が光るそうですが、人の目にはホタルのささやき声が光になって放たれるように感じられました。

ワイトモケーブからRotoruaに至る国道から見える山。
不思議な形ですね。

ロトルア周囲には大小こういった丘が点在します。昔の火山なのでしょう。

ロトルア湖の北端にHamunara Springsという静謐な泉が湧き出ています。
その昔、母と祖母がNZに来た時に、偶然みつけた秘密の名所？？

水の透明度が半端じゃないんです。

パンを一斤、お土産に持っていきます。
鳥さんたち大喜び。怪獣たちも大喜び。

ガチョウさんご一行も列をなしてご到着。

なんでこんなに律儀に並んでいるんでしょうか？？

さて、森の奥の泉を目指しましょう。

鈴を転がすような素敵な鳥の鳴き声がします。
NZの鳥、Tuiです。
ビールの名前にもなっています。

のどのところの白ネクタイが目印です。

進行方向右側は赤杉の林です。

怪獣たちジャングルジム状態・・。

川底が浮き出るような透明な川です。

本当に美しい・・・。

古木には木耳がはえていました。おいしいんですって。（母談）

さあ、源泉までやってきました。

なんでも昔の「30日、30日いっぽんぽん！」の山瀬まみちゃんのカッパのCMロケ地だそうです。

こんな冷たそうな泉でロケ・・・まみちゃん、寒かったことでしょう。
水温10度。毎時450万リットルの湧出量だそうです。

明けて次の日は、ワイオタプサーマルランドへ・・。

高校の修学旅行でいった大分の地獄めぐりみたいなものか・・・と思いきや広い広い！！

間欠泉はビジターセンターから車で5分ほどのところですが、一度ビジターセンターで入場料を払ってからじゃないと見れません。

10時すぎに間欠泉のショーが始まります。

ほのかに石鹸の匂い・・・。ぐつぐつしているところに石鹸で油膜を作って人工的に間欠泉を作っているんですね。

サーマルランド最初に見えるのは悪魔の家。

小怪獣「クランプスのおうちかな？」・・・そうだね、クランプスにさらわれたらここに投げ込まれるのかね？？？

桜草テラス

ナコロ湖・・・一番奥です。

秋とはいえ、日差しもきつく、地熱もあるせいか熱くて暑くて・・・。
しかも、小怪獣と大怪獣とが、どちらがKeiさんと一緒に手をつなぐかでずっと喧嘩をしており・・・。ここに到着するころにはぐつたり・・・。

花嫁のベール滝を遡り、出口に向かいます。

石灰岩の細かな棚・・・行ったことないんですが、トルコのパムッカレってこんな感じでしょうか？（Aitomoさん？？？）

ワイオタプ・サーマルワンダーランドを後にタウポ方面へ。
タウポの湖岸のカフェでごはんを食べようとしたところ、これが待てど暮らせど出てこない！！
結局、アラティアティアダムの放水に間に合わない・・・ということで、ぎりぎり出来上がったフィッシュ・アンド・チップだけもらって、車をブッ飛ばし来た道を戻ります。

ワイカト川をせき止めたダムの放水なのですが、水門が閉まっているときはこの通り・・・

サイレンが渓谷になりひびき、放水がはじまると、たちまち静かだった渓谷に激流がほとぼしります。

確かに迫力！！
父がお昼ごはんを犠牲にして見せたかった気持ちが分かりました。

前夜は両親が定宿にしているモーテル・カプリに泊まろうとしたところ、満室。
違うモーテルに泊まったのですが、天然温泉があったものの、両親の受け悪く、次の日はカプリのお隣のアリスタに泊まりました。
ここは超ヒット！！口コミに載せておきましたので、是非ご参考にしてください。

毎日満員御礼のスケジュール、運転も疲れることでしょう。
ありがとう。お父さん・お母さん。

この旅行記へのコメント （2）

• さとこさん 2015/04/18 21:44:54

  レアな日記に感動です。

  こんばんは。
  ニュージーランドのこのあたりの旅行記、初めて読みました。
  見応えたっぷりの素晴らしい地ですね。自然はたくさんあるけど少し北海道とも似てると言われる国ですのでおそらくこの日記を見ていなければ旅先の候補にすらあがらなかったと思います。とっても行きたくなりました！
  と、言っても南半球にはまだ足を踏み入れたことがない我が家。
  いつ行けることやらです(*^_^*)

  子連れ旅人さん からの返信 2015/04/19 00:29:21

  いつもありがとうございます。

  さとこさん
  
  いつもご愛読いただき有難うございます。
  
  NZ,子連れ旅にはいいと思います。
  というのも、日本からだとヨーロッパ並みに遠い地ではありますが、時差が最大4時間・・・と少ないことです。行って観光しても、帰って日常生活に戻るのも楽♪
  後は自然が豊富で、今回訪れませんでしたが、南島ダニーデンなどはペンギンの宿営地や野生のあざらしを見に行くツアーなんてのもあります。子供にはぜひぜひこういった手つかずの自然をいつか見せたいと思っています。
  今回いったロトルアは、両親が住んでいるオークランドから3時間くらい・・・と近くはないけれど、いけないことはない・・・くらいで、私自身留学していたときよりも、多くの見どころがある・・と感じました。
  是非、いつか訪れてくださいね。
  
  子連れ