2015/04/01 - 2015/04/01
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belleduneさん
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旧武藤山治郎邸は、明治40年に舞子海岸に建てられた住宅です。武藤山治氏が亡くなった後、鐘淵紡績(株)により「鐘紡舞子倶楽部」として従業員の厚生施設に利用されていました。明石海峡大橋建設に伴う国道2号の拡張工事のため、平成7年に和館が取り壊され、洋館だけが垂水区狩口台に移築されました。平成19年、カネボウ(株)が建物を兵庫県に寄贈したため、ここ県立舞子公園へ移築され、修復工事が行われました。
- 旅行の満足度
- 4.5
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「白砂青松」の舞子浜が県立舞子公園として再現されています。古来多くの詩歌に詠まれ、親しまれてきましたが、「須磨から明石は松原づたい」とも言われた松林は取り払われ、砂浜は削り取られて、今では舞子公園の松林が辛うじてその縁を物語っているという。特に阪神間の海岸線は昔の海岸の姿を留めているところはありません。
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駅への帰り道に通った松林です。
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今日は小雨が降ったり、止んだりの天気で、風も余りなかったため、霧が凄くて、明石海峡大橋が途中から霞んでいました。こういう景色も滅多に見られないのではないかと思いました。全ての景色が遠くに霞んで、ちょっと絵画的には良いものでした。
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海岸側から入り、
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山手の正門へ廻りました。
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こちらが表玄関。玄関ポーチのところにステンドグラスがあります。
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思っていたより小さめな玄関です。横のステンドグラスがメインになっているような印象を受けました。
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敷地面積は、約1,287平方mで、平成7年にここへ移築されました。総建築面積は、約292,7平方m。木造2階建てのコロニアル様式の西洋館で、設計は当時横川工務所に務めていたのは、大熊喜邦です。かれは、国会議事堂などの多くの官公庁建築を主導しました。下見張り、天然スレート葺き、海に面して張り出したベランダが特徴となっています。外観は、新材で再現されていますが、建具や内装の仕上げ材は建築当初のものが残されていたので、当時の写真などを元にして、正確な修復を目指したということです。ステンドグラスや暖炉、家具調度品などが当時のまま残っていたので、当時の実業家の生活を窺える貴重な建物となっています。建設当時は、撞球室が附属していました。
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円形のベランダの形が少しずつ変わっています。
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平成7年(1995)明石海峡大橋建設に伴って、国道2号線の拡張工事が行われることになり、垂水区狩口台7丁目に移築されました。
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現在の場所に再移築され、撞球室(玉突き室)は、管理棟として復元されています。
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2階の書斎部分です。
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1階出窓のある応接間です。
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内部からステンドグラスを見ています。
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こちらが玄関です。
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玄関傍のコートハンガーなどの調度品。
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玄関ホール
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玄関ホールに置かれた家具は元、どこに置かれていたのでしょう。
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管理棟との仕切りのガラス扉は模様入りです。
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玄関ホール脇にある洗面所。床は白黒のタイル張りでモダンな印象です。便器の蓋は木製ですが、恐らく日本製ではないと思われます。以前済んでいたマンションのトイレがフランス製の手描き模様入りの便器をだったのですが、壊れたため、取り替えようとして初めて、日本の規格サイズに合わないことが分かりました。仕方なく、輸入物の高〜い木製便座を購入したことが思い出されます。ウオッシュレットもなくて、不便でした。
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洗面所の扉は、チーク材が使用されていました。
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玄関ホールの天井。漆喰とチーク材のコントラストが綺麗ですね。
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まず、食堂へ。この部屋が特に豪華な内装になっています。ドアの上部も凝った彫りが見られます。
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腰壁は、腰羽目板張り板となっています。
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3つの扉と中央の飾り戸棚は、統一されたデザインになっています。木製格縁天井も見事です。
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この洋館に台所はなく、西側に厨房棟があり、そこから運んでいたそうです。武藤夫妻はここで朝食を取り、会議にも使われていたそうです。
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大理石の暖炉も彫刻が凝っていますね。
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細かい彫刻が見られます。
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海側には2つの窓があります。
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今日はこんな感じで、スコットランドのような靄がかかった景色です。
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隣の広間です。
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広間の出窓からベランダが見えます。
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窓際に置かれた椅子に座って、話をしたり、本を読んだり、景色を眺めたりと優雅なひと時を送っていたのでしょうか。
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この広間には窓が5ヵ所付いています。ベランダに出る扉が一つあります。
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ここに置かれている家具、照明器具、暖炉は当時のものです。クリスマスには、お客を招いて、コンサートを催していたそうです。
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天井部分
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天井の漆喰装飾
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円形ベランダを見たところです。
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広間の大理石の暖炉は、隣の食堂のものと比べると、比較的あっさりとしたデザインです。
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隣は、玄関横の出窓のある応接間で、客待ちのための部屋でした。北側の窓はベイウィンドウと呼ばれた台形に張り出したものです。小さめな部屋をこの出窓が広く見せています。
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台形です。
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天井部分の漆喰装飾は当時のものだそうです。
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照明器具も当時のもの。
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2階ヘ行きます。
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2階の階段ホールには大きなガラスの入った展示ケースがありました。
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掛け軸が掛かっています。洋風の部屋に掛け軸を飾るためのケースなんでしょうか。書斎にも同じケースがありました。
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階段上に飾ってあったナポレオンの絵画。武藤氏がナポレオンの研究をされていました。
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踊り場の照明
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書斎の絨毯、家具、照明器具は当時のもの。
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北側の窓
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約1600冊もの蔵書があり、6割以上が洋書でした。特にナポレオンに関するものが多かったが、他にも政治、経済、美術書など多岐に渡っていたそうです。
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貴賓室から見た階段ホール
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貴賓室は元、千世子夫人の部屋でしたが、その後、客用の寝室に使用されました。西南の隅を切り取り、三角形の小さなベランダを設けています。
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小さくてちょっと怖いベランダですね。
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家具も其々の部屋に合わせてデザインされたものだと思われます。座り心地を試したいのですが、勿論座ることは出来ません。
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電気スタンドです。
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隣の広間は、主寝室として使われていました。鐘紡舞子倶楽部の時代には、ダンスの部屋でした。
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3枚の肖像画が掛かっています。左から中上川彦次郎氏、武藤山治氏、朝吹英二郎氏です。朝吹登美子さんは翻訳家で一昨年、軽井沢の別荘を訪れました。
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こういう家系図なんですね。
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この椅子もなかなか素晴らしい。
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この広間からの眺めです。
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こちらの扉は締め切りとなっています。
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リンカーンの肖像画が暖炉の上に掛かっていました。
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この暖炉の彫刻も綺麗です。
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壁紙
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