パラオ旅行記　その２　～戦禍を越えて～

2015/03/11 - 2015/03/18

パラオ１日目の夜

ホテルで突然 真夜中に聞こえてきた
【怪音】 の正体とは・・・

エリア パラオ(パラオ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 交通手段: 船
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

夜も更けてきた パラオのホテル

電気を消し 寝ようとしたところ・・・

グリーン ベイ ホテル ホテル

頭上で　カサカサ と何かが動く音・・・

さらに その直後・・・


キ　キ　キ
　　　キー キー！！

という 不気味な鳴き声まで！！

あわてて電気をつけ 部屋を見渡すと
天井付近に 何かがへばりついている

ヤモリ だ！

パッと見は気持ち悪いが　身体は小さく害もなさそうなので
新聞紙で玄関に追い込み　そっと部屋から逃がした


とそのとき偶然　玄関付近で
大量にうごめく黒いヤツらを見つけた

アリ だ！　アリの集団だ！！

ドアの木材を食い破り 中に巣を作っているらしく　次々と出入りを繰り返している
靴や荷物に這い上がろうとしていたので
そうはさせじと 新聞紙で １匹１匹 たたき潰す！

ヤモリ (家守) のように 逃がしはしない！
たたき潰す！！！！

巣の入口をティッシュで塞ぎ 出入りできなくなったところを
さらに たたき潰してやった！！！！

結局 よく眠れずに朝を迎えてしまった

ホテルのバルコニーから　通称：パラオ松島 を見ていると

今日から世話になる インパックツアーズさんが迎えにきてくれた

車に荷物を積み込み

さっそく 出発

今日は天気もよさそうだ

１０分ほど走り コロールの市街地に差し掛かると バラックのような建物や

英語　パラオ語　漢字 タイ語が入り乱れる 飲食店を見かけた
パラオ　面白そうだ

朝ごはんを買おうと立ち寄った パラオのコンビニ的な店

中型店といった規模らしい

ちなみにお弁当は パラオ語で ＢＥＮＴＯ (ベントー)
おむすびは ＭＵＳＵＢＩ (ムスビ) と言う

ご当地Ｎｏ．１朝食メニュー
「スパムＭＵＳＵＢＩ」 を買ったが
おそろしく美味しかった

ちなみに 美味しい をパラオ語では
アジダイジョーブ！ (味、大丈夫！) と言う

冗談のような 本当の話だ

海沿いの道を走ること しばし

インパックツアーズの会社に到着

桟橋を渡り

船に乗り

今日は海に出るのだ！

同行者たちは 出港前から海の撮影に夢中
それくらい 透き通ったきれいな水だ

船長さんがエンジンを始動

ゆっくりと船が動き出し 出港

まずは前方の 小さな島々の間を抜けていくのだが

島の岸壁には 日本式の石垣が組まれている

そこには 「新水道」 の看板
７０年以上前に 日本が整備した水路なんだそうだ

水路を抜けると　エンジン全開で一気に加速

青く透き通った空は 実に爽快

水は生ぬるく 南国にきたと実感

ついつい浮かれるのも 無理はない

浮かれムードが一変したのは　出港から３０分後
前方に 何かが浮いているのが見えた時だ


サンゴ礁を船底で傷つけないよう ゆっくり接近すると
それは・・・

太平洋戦争当時　日本が撃沈した アメリカの輸送船

７０年以上　ここに座礁したままで
渡り鳥や 魚の棲家になっているのだという


さらにこの後 上陸した島で
【戦争の現実】 を次々と見ることになる


つづく