
2015/01/25 - 2015/01/26
24位(同エリア722件中)
TKさん
やはり、ここを普通の観光地と思ってはいけないとおもう。
いわゆる観光地のように、美しい山や海や谷や森があるわけではない。
かと言って、壮観な美しい建物があるわけでもない。
ましてや、美味しい名物食べ物が、あるというわけでもない。
無い無いづくしなのに、どうしてこんなに多くの人々が、老若男女が集まってくるのだろうか。
ヒンズー教のおしえでは、
「バラナシでガンガー(ガンジス川)で沐浴をすれば、今までの罪が洗い流される。
また、ここで荼毘にふせれば輪廻からの解脱がなされる。」と言われている。
迷える魂の解放を求めて、昔から多くの人々が、ここバラナシに集まるのである。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 団体旅行
- 利用旅行会社
- JTB
-
今日はデリーからバラナシへ向かいます。
フライトは、インドのLCCインディゴ航空。
機材も新しく結構快適です。 -
旅の面白さははハプニング。
何気なく空港の隅を見ると、オー!なんだこれは!
デリー空港で偶然見かけた、(映画でしか見たことのない)有名なエアー フォース ワン。
思わず望遠で、シャッターを切りました。
インドの祝日「共和国記念日」でオバマ大統領が来ていたのです。 -
1時間ほどで、バナラシ空港へ着きました。
こじんまりとしていますが、意外とモダンですよ! -
まずホテルへチェックインして、さあ〜出発。
バラナシで、一番便利なのはリキシャ―。
今日はこれで、ガンジス川で行われるプージャ(礼拝)を見学に行きます。 -
街の中では、いきなりインド体験。
あちこちに、牛がユッタリユッタリ歩いています。 -
しかもあちこちに、糞をぼたぼたと。
踏んでしまって、ウン(運)をつけるのもいいかも!
牛は神様のお使いなんです。 -
路上はめちゃ混みで、すれ違う乗り物は、とにかく騒がしい。
特に、3輪自動車の運転手。ひっきりなしにず〜〜〜とクラクションを鳴らしっぱなしである。 -
道のあちこちには、バラナシの生活感あふれる路上マーケット。
少々(大変?)埃っぽいけど。。。活気あふれています。 -
は〜〜い!と手を振る子供たち。インドの若者は大変人懐っこい。
ほっとします。 -
途中でリキシャ―を降りて最後の300メートル程は歩いていきます。
頭に荷物をを乗せてインドの伝統衣装サリーを美しく着こなした、おばさん。
決まっていますね。同じ道を牛も堂々と、参加しています。
いかにも、ここはインドですね。 -
道の端には、路上生活者の群れ。
カースト制度は表向き、なくなったとは言われていますが、
実際はインド社会を根強く支配しています。
しかも、仕事が少ないので、現実はこうするより仕方がないのでしょうか。 -
このおばあさんは、何十年この仕事を続けてきたことか。。。
諦観したこのお顔を見ると、神々しさを感じました。 -
ガンガー岸辺近くの階段にて。
裸足の親子。お母さんの、お恵みを乞うこの眼光の鋭さ! -
これもガンガー川辺にて。
右下の路上生活者(A)「貧しい私たちにどうぞ、お恵みをお願いします!」
左の路上生活者(B)「何をおっしゃる。私も同業じゃ!相手を良く観てしっかり励めよ!」 -
プージャ(礼拝)会場に着きました。
会場では、すでに多くの人だかり。 -
会場のあちこちに、ガンガー(ガンジス川)に流す、お花売り嬢がいます。
なんか、精神の悟りを開いたような凛としたすっきりお顔のお嬢さんです。
美しい! -
プージャ(礼拝)を川側から見学するため、船着場へ向かいましょう。
-
ここの船着場にも、花売りの少女が。
「おじさん、買ってよ!、お願い」
可愛いのですぐ買ってしまいます。10ルピー(20円)です。
(おじさんはかわいい娘には弱い:万国共通) -
5人ぐらいのバラモン(僧侶)が各傘の下で、(マイク片手に)祈りをささげています。
傘は、カラフルなネオンで結構盛り上がっています。 -
やはり、宗教儀式には、火の効果は絶大ですね。
見ているこちらも厳かな気分になってしまいます。 -
プージャ(礼拝)も佳境に入ってきました。
結構イケメンのバラモン(僧侶)のお祈りもきれいにシンクロ(同期)しています。 -
燭台に火を燈して、厳かにありがたいお祈りを一心不乱にあげています。
結構おごそかですよ。 -
ふと、川のほうへ眼をやると、決して清らかとは言えないが、聖なるガンガーの水面に映える艶っぽい照明光。
なんか、ヒンズー教徒ではない私は、(こう言うと不謹慎かもしれませんが)
盆踊りに参加しているような気分でした。
やはり溶け込んでいない? -
さて、次の日の朝。朝早く起きて、
ガンガーの対岸に登る朝日と、沐浴する信者を見に行きましょう。 -
沐浴する人々。
左上のお嬢さん。「今日は寒そう。沐浴止めようかしら。。。」と言っているかも。
この日は10度くらいで、寒いくらいでしたが、善男善女の皆さん頑張っていました。 -
やっぱり寒かったわね〜〜!
でも、沐浴のおかげで、心がすっきりいたしましたわ。
なんて言っているのでしょうか。 -
よく観てください。
右手前のこの男性、川の水を口に入れてゆすいでいます。
これが正式な沐浴なのです。信心深くない私にはとてもできませんが。 -
沐浴場の上は、階段になっていて、更にその上にはホテルが続いていいます。
なんと「久美子の家」という日本語が見えます。久美子さんという日本人の奥さんが経営しているゲストハウスです。日本人バックパッカーがよく泊まるとのことです。 -
さて、この立派な建物は、その昔、マハラジャがバナラシへ来るとき定宿とした別荘だったとか。
ここに、眺めの良い離宮を建てるのはインドマハラジャの夢だったのである。 -
おや、火葬台の下のここでは沐浴をした後、暖を撮っています。
オット。 このおっさんのお尻の下のはおじいさんお顔が!
この人がぶら下げているかと思ったら、違いました。
おっさんの奥に寝そべっていただけのようですが、長い旅立ちに行く前の瞬間かもしれません。 -
近くの同じ川岸では、火葬しています。
ガンガーで火葬されて、灰をガンジス川に流されることは、
ヒンヅー教徒にとっては最高の喜びなんです!
右上には、火葬用の薪木が高く積まれています。 -
その隣のガンガー(ガンジス川)では、せっせとお洗濯。
何でもありの世界ですね。 -
川の上では、沐浴を見学する人たちが乗っている船と水鳥達。
-
沐浴見学も終わり、戻る途中の路上には、おいしそうなカレーが鍋いっぱいに!
沐浴した人たちはこれであったまりますよ。 -
おや、ここでは、チャイの露店販売。
この人はマイカップで飲んでいるようですが、
右下には使い捨てのカップがいっぱい。結構清潔? -
その隣では、朝の歯磨き風景。
皆さんが噛んでいるのは、ハーブの一種で、ニームの枝でできた自然の薬草歯ブラシ。
直径1センチほどで長さ20センチほどの生枝を噛んで、ブラシ状にして使います。毎回使い捨てなので、清潔なのですね。インド4000年の生活の知恵です。 -
おしまいの一枚はこれ。
この人、路上でやっているのでしょうか?
なんと、道路わきの青空床屋さんです。気持ちいいでしょうねえ〜〜〜!
たった一つの小さな鏡、大活躍しています!
さすが、インドの逞しさ。いいなあ〜。
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