2014/11/01 - 2014/11/02
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kobutaさん
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子供のころからずっと乗りたいと思っていたトワイライトエクスプレスが、本年度で廃止になってしまうとのこと。これは何としても乗っておかなければと思い、自宅の最寄り駅のみどりの窓口で10時打ちをやってもらって、なんとかツインを取ることができました。そんなわけで、妻と2人で札幌→大阪までなんと23時間にもわたる寝台列車の旅に出ることになりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- JR特急
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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札幌駅です。電光掲示板にトワイライトエクスプレスの文字が表示され、テンションが上がります。ただ、今日は30分ほど遅れて出発するそうです。
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トワイライトエクスプレスが、ようやく入線してきました。
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下りのトワイライトエクスプレスが大幅に遅れて札幌に到着したため、そのあおりを受けて30分遅れの出発となったようです。ま、急がないしどうでもいいんですけどね。
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今日の私たちの部屋は5号車にあります。遅れて入線しているため、いつ出発するか分からず怖いので、撮影もそこそこに乗り込みます。
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ツインの部屋はイスが2つならんでおり、そのイスは倒すとベッドになるという造りになっています。窓側のイスが調子が悪いみたいで、起こすとすぐに倒れてしまうのはご愛敬。
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上段のベッドは、最初は目いっぱい上げられた状態になっており、部屋を広く使えるようになっています。寝るときはスイッチ一つで下げて使います。
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ほかの車両をちょっと探検。7号車にこのようなソファの部屋があります。しばらくすると、列車はいよいよ札幌を出発。とりあえずは自分たちの部屋で過ごすこととします。長万部を過ぎたあたりで、日が落ちて外は真っ暗となりました。
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切符を購入した時に、食堂車のディナーも同時に予約をしていました。五稜郭を出発したあたりで、準備ができたのでお越しくださいとのアナウンスがあったので、さっそく食堂車に向かいます。
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最初はサッポロクラシックをいただきます。ちなみに今日の食堂車は満席で、周りを見る限り、年配のツアー客と思しき方が多いようです。
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ディナーで供される料理は、フランス料理のフルコースのみとなっています。これは前菜のキャビアとバゲット。このあたりで列車は青函トンネルに入りました。以下メニューは、メニュー表に記載されたとおりに記載します。
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「フォアグラとフランス産きのこのソテー ヘーゼルナッツとオレンジの香り」
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「贅沢にトリュフを使ったポタージュ」
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「アワビの低温調理 トランペット茸とアメリケーヌソース」
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「黒毛和牛のステーキ 花付ズッキーニともち米のサフランリゾット」
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「フレッシュな洋ナシ シナモンのアイスクリームを添えて」
フルコース料理はこれにて終了です。いずれの料理も充実した内容で、夫婦とも大変満足いたしました。 -
食後のコーヒーです。正直なところ、ディナーを予約した時は「随分高いな…」と思ったのですが、料理をすべていただいて感じたのは、高級食材がふんだんに使われており、また食堂車という限られた空間で調理する手間やコストを考えると、適正価格なのかなといったところです。
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食事が終わってしばらくすると、列車は青森駅に停車しました。ベッドをつくってゴロゴロしながら、シャワーの予約の時間を待つことにします。
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シャワーの予約時間帯になったので、シャワーを浴びに出かけます。お湯は6分間出るのですが、お湯は出したり止めたりでき、そのたびにカウントも止まるので、2人で入っても十分なお湯の量だと思います。
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サロンカーでくつろいでいると、食堂車から出てくるお客さんがちらほら。今なら食堂車も混んでなさそうなので、パブタイムにも行ってみます。
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フレンチは大変おいしかったのですが、私たちには若干量が足りない…なのでまた食堂車に行き、何かつまもうということになりました。パブタイムの場合、アラカルトメニューとなります。
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私はこれ、ウイスキーをいただきます。
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バーニャカウダ
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ステーキピラフ。これでようやくおなかが落ち着きました(食べすぎ?)。
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食堂車の営業も終了し、時計の針はすでに11時30分を回りました。深夜なのでサロンカーも貸し切り状態。さきほどのウイスキーの残りをちびちびやりながら、まったりとした時間を過ごします。列車は秋田県北部を走行しています。
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ウイスキーですっかりいい気持ちとなった後は、部屋に帰って寝ることにしました。長距離寝台列車は、停車駅でなくとも乗務員交代などの都合により何度か停車するのですが、走っているときとリズムが変わるためか、このような停車中に目が覚めてしまったりということが何度かありました。
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長岡を過ぎて、日本海が見えてきたあたりで起きることとしました。このあたりから、日本海の海沿いの景色がしばらく楽しめます。
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黒部付近を走行中。今日は雲が多く、立山連峰がはっきりと見えないですね。
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しばらくすると、朝食の予約時間帯になりましたので、食堂車に行ってみます。朝食メニューは、表のとおりの1種類のみとなります。
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昨晩のディナーは、青函トンネル通過中にいただく形だったので、景色を楽しみながらというわけにはいきませんでしたが、朝食は、日本海の景色を見ながらいただきます。
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朝食の内容自体も、大変素晴らしいものだったのですが、食堂車で、移りゆく景色を見ながらいただく朝食は格別です。
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敦賀に到着しました。ここで機関車を交換します。連結の切り離し作業を見てみようかと思ったのですが、この人だかりを見てやめました…。
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青森から牽引してきた機関車が切り離されて、車庫へと向かいます。
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敦賀を出ると、琵琶湖の西岸を縫うようにして走ります。京都に着くと、かなりの乗客が降りてしまったためか、京都から大阪までサロンカーは貸し切り状態。最後のひとときを楽しみます。
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とうとう大阪に到着してしまいました。23時間も乗っていたはずなのですが、とても短く感じられました。最後にいろいろお世話になった食堂車のスタッフに、ごあいさつしてお別れをしました。
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記念に電光掲示板を撮っておきました。でももうトワイライトエクスプレスの文字は表示されないと思うと、寂しい限りです。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
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