2014/10/01 - 2014/10/14
3172位(同エリア27885件中)
ささみさん
10/3(金・祝)
ベルリンからライプツィヒへ移動。
この日からドイツは祝日を入れて3連休です。つまりお店・銀行がやっていません。
本日こなすべき計画:
ミッション1:長距離バスに乗り、アウトバーン体験。
ミッション2:メンデルスゾーン旧宅に行く。
しかしこの後、ヨーロッパの洗礼を受けることになるとは思いませんでした。
※旅の概要※
10年前、はじめての海外旅行でパスポート・航空券を落として以来、10年近く海外に行けませんでした。
ですが、クラシック音楽やドイツ語が大好きになりどうしてもドイツに行きたいと一念発起。
クラヲタ・アニヲタ・鉄とオタク3拍子による趣味の旅を計画。
つまり、ツアーでは無理と言うことで個人旅行にしました。
国内でも要宿泊の個人旅行をしたことは無いです。
何事もなく帰ってくることが最大の使命!
簡単な日程:
10/1 成田 → ロンドン → ベルリン
10/2 ベルリン観光
10/3 ベルリン → ライプツィヒ
10/4 ライプツィヒ → ドレスデン
10/5 ドレスデン
10/6 ドレスデン → フランクフルト
10/7 フランクフルト → リューデスハイム
10/8 リューデスハイム → ケルン
10/9 ケルン
10/10 ケルン → ベルリン
10/11 ベルリン
10/12 ベルリン
10/13,14 ベルリン → ロンドン → 成田
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
今日はライプツィヒへの移動日。
移動手段は高速バスです。
時差ボケのおかげで5時半起床。朝7時にチェックアウト。朝食は8時からなので断念・・・。
100番、M49と路線バスを乗り継ぎ、メッセダムバスターミナルへ。
M49バスの中は同じようにスーツケースを持った人で混雑しています。
チケットはベルリンウェルカムカードが有効なので買う必要なし。
実に初心者に優しいカードです。
ところで何故記念すべきドイツ国内初移動が、ドイツ旅行玄人のようなバス移動なのかと言えば、単に財布事情です。
ライプツィヒまでDB(ドイツ鉄道)を使うと34ユーロですが、高速バスを使えば9ユーロで行けてしまうのです。所要時間はどちらも2時間程度です。
それを知った時、ドイツ語でしか予約できないにもかかわらず、迷わずネット予約しました。
MeinFernbus というバス会社ですが、最近よくBSのバス紀行番組に出ていて、にやりとしてしまいます。
きみどり色が特徴的なバス会社です。
それに、速度制限が無いと言うアウトバーンを一度体験してみたかったというのもあります。
写真はメッセダムZOB バスターミナルの様子。
8時前に到着しました。 -
バス停がわからなかったのでバス会社のインフォメーションで聞くと、なんと目の前^^;
バス停にはまだ1本前のチューリヒ行きが停車してました。
この日の気温は12度くらいと結構寒かったのでお店に入って時間つぶし。
ライプツィヒ行きが到着して、自分でトランクに荷物を入れますが、みんな結構乱暴に入れているので、壊れたらいけない物は入れないほうが良いかもしれません^^;
8時30分ちょうどにベルリン出発。席はほぼ満席。さすが3連休!
ただしちょっと想定外が発生。
写真の通り、対向車線が見えるよう窓側の席をとったのですが、後から来たカップルに、「反対側の列の席の人(女性)と一緒に座ってくれない?」とドイツ語で頼まれました・・・。
そんな申し出、断れるわけない・・・。
ドイツ語で説明なんて出来るはずもなし。
という訳で、通路側で進行方向だけ見て過ごしました・・・。
でも今日のベルリン方面は濃霧で、結局あまり良く周囲が見えなかったのです。だから良いんです。
しかも濃霧だったのに、なんと奇跡的に予定時刻の10時30分ぴったりにライプツィヒ中央駅に着いたのです!
到着前、運転手さんから、「時間ぴったりです(どやー?)」という感じの放送があったのですが、周りから拍手と歓声が出ていました(笑)
200kmを2時間なので時速100kmで走っていたことになるので、そんなに飛ばしていたわけではないですね。
高速バスは全てドイツ語、周りみんなドイツ人ではありますが、早いしやすいし快適だし、トイレあるお菓子・コーヒーも売ってくれると至れり尽くせり。
あ、でも売ってくれるのは運転手さんかも?どうやっておつりを渡しているかは不明です。
また中距離移動など機会があったら利用したい交通手段です。 -
無事ライプツィヒ中央駅に到着し、最初のイベントがトラムの券売機で1日乗り放題券(6,50ユーロ)を買う事でした。
ドイツに上陸して初めての券売機。
結構人が並んでいたり、前の人が周囲の人に小銭募集していたり、ドイツ語表示で買おうと思って挫折して英語にかえたりしながらも、何とか購入。
トラムの番線しかわからず、方面を路線図でチェック。
うん、着々と経験値をあげて行っている感がたまりません^^
トラムに乗る事15分。(よく考えたら初トラム!)
石畳を歩くこと5分。
今日のホテル、コムンドタグンスホテルに到着したものの、ここでトラブル発生。
スーツケースのキャスター破損!
3つのキャスターのゴムが全部取れて、プラスチックだけになってました。
ヨーロッパあるあるの上位に入っているとも言われるキャスター破損、我が身にも降りかかってしまいました・・・。
この後、移動にいろいろと制限がかかるようになってしまいます。
そして、キャスターをいたわり労わりそろそろ歩いているうちに、スーツケースを「うちのおじいちゃん」と呼ぶようになります。 -
こちらのホテルは研修や会議で使うホテルのようでした。
カードキーでいつでも出入りできて、エレベーターがあって、朝食もついてるし、壁一面の広い机があったり、シャワートイレドライヤーも完備でした。
ただ室内にポット等はなかったです。
アクセスは悪いですが、ここのホテルが一番快適だった気がします。 -
お昼に買い置きのパンを食べて、12時ごろホテルを出ますが、更に受難?が続きます。
トラム駅まで歩いている途中、いきなりタクシーから降りてきたギターケース持ったイケメンに「○○通りはどこかな?」と聞かれます。
「はい?いや 私も外から来たから ごめん:」とドイツ語で言ったのですが、今度は英語わかる?ときかれ・・・
「え?!は、多少・・・」と言いかけたら、後ろからすごい勢いで自転車で走ってきたお姉さんが颯爽と、「あっちよ!」と指差して去って行きました。
ありがとう!お姉さん!
それはそれでよかったのですが、次に起きることの予兆だったのかもしれません。
実は、日本でドイツ旅行の準備をしている時、街中で地図を広げて歩いていると犯罪者に狙われる・・・と聞いたのを思い出して、地図を持たずに出てきてしまったのです。
悪い事に、最初、駅構内のインフォメーションセンターで、日本語の地図を貰おうと思っていたんですが、すっかり忘れて直接メンデルスゾーン宅近くまでトラムで行ってしまいました。
そして、迷子になりました。
スマホで地図を調べてみますが、位置情報が使えないため、通りが判っても自分のむいている方角が分からない・・・自分はどちらに向かえばいいの?状態に。
見通しが悪く、ランドマークも見えないライプツィヒの街・・・どこに行っても同じように見えます・・・。
そんな中、道路に一つのマークを見つけます。
「ライプツィヒ音楽軌道」という観光表示です。
ライプツィヒの音楽関係施設を結ぶモデルコースがあって、それを道路上に波型の金属片で示すという表示。
どちらがどっちを示しているかはわからないものの、いつかはどこかに着くはず・・・と思ったら2つ目でメンデルスゾーン宅を当てました。
良かった>< -
メンデルスゾーン旧宅(7ユーロ)は、クラシック好きな人でもあまり行かないかもしれません。
メンデルスゾーンは、日本人なら結婚式で誰もが聞いたことのある作曲家です。
結婚行進曲と言えばきっとわかります。
ハンブルク生まれのユダヤ人で、ライプツィヒにドイツで最初の音楽学校を作った人です。
その音楽学校には、滝廉太郎が在学していたことがあります。
私はこの人が作った、「歌の翼に」という曲が大好きで、ドイツに行くなら絶対この記念館に行こうと決めていました。
建物自体は老朽化がひどく、東西再統一した頃、取り壊しが決まっていました。
しかし、世界中から保存を望む声があがり、寄付を募って修復することが出来て、資料館として開放されることになりました。
寄付は世界中から集まり、その約半分が日本人からだったため、この資料館には日本語の表示があるのだそうです。 -
メンデルスゾーンは裕福な商家に生まれた事もあって、世界中を旅して音楽を作ってきました。
5か国語を話すことができ、音楽だけでなく絵もプロ級の腕前でした。
風景の細密画を得意としており、資料館にたくさん展示してありました。 -
当時の街なみや服装がよくわかります。
-
1844年の建設時の階段。
これが歩くたびに揺れてすごく怖い!
この階段ごと落ちたらどうしよう!と思いました。
板がかなりすり減っています。 -
ここで小さなコンサートをするそうです。
-
等身大?の本人パネルもありました(笑)
ノリノリでメンデルスゾーンと自撮りし、記念館をめいっぱい堪能して、次に向かったのがグラッシィ楽器博物館(5ユーロ)です。
楽器博物館も好きなのです。
博物館はちょっとわかりづらく、中庭のようなところを通って、重い扉を手で開けて、ずっと奥に受付カウンターがあります。
楽器は中世から現代まで幅広く、金管が好きな私は珍しい楽器を見て興奮していたのですが、係員の視線が痛くて写真は撮れませんでした。
そのかわり日本語のリーフレットがたくさんあったので、それを貰いました。
日本人はよく説明文を持ち帰るのか、日本語のだけ極端に少なかったです。
楽器をじっくり見学した後、今度はトーマス教会とニコライ教会に行きたかったのですが、グーグルマップを参照しても見つからない・・・。
ううう、こうなったらどこまでも迷います。
途中ゲヴァントハウス(コンサートホール)を見つけたのですが、もちろんホールの中には入れません。
周りも人がいっぱいで写真とかとれる雰囲気じゃない・・・。
という訳で、建物の陰にあったポスターをパチリ。
すると、ドイツ人の女性が同じようにポスターをニコニコと見ていました。
うん、彼女はお仲間ですね^^♪ -
まだまだ目的地にたどり着きません。
今度は、ゲーテや森鴎外が訪れたことで有名な居酒屋、アウアーバッハス・ケラーを発見!
そして、このファウスト像、ある部分を触るとまたライプツィヒに来ることができると聞きました。
見てすぐわかりました。左足ですね!
という訳で、私もたっぷり触ってきました。 -
ようやくトーマス教会発見!
しかし、この後トーマス教会でコーラスを聞く予定なので、教会の中には入りませんでした。
コーラスは18時からなので、まずはこの教会のすぐ近くにあるバッハ博物館に行きました。 -
バッハ博物館(8ユーロ)は、日本では音楽の父として有名なバッハの博物館です。
同じクラシック好きの仲間から、「ライプツィヒに行ったらトーマス教会とバッハ博物館は絶対行ってね!」と言われていました。
知り合いのプロテスタント系キリスト教徒の方もバッハ大好きなので、なにかお土産を買って行こうと思っています。
・・・というより、お土産屋でチケット売ってます。商売上手・・・なんですかね。
チケットを持って中庭っぽいところを進むと、なにやらカウンターでイヤホンガイドを貸し出しています。
もちろん借ります。
なんと日本語ガイドがありました!日本人もたくさん来るんですね。
写真は入ってすぐにある、バッハが実際に使っていたオルガンです。 -
バッハ博物館を見ていたら、ドイツ人の女性が窓の外をみて驚いた声を上げています。
なんとトーマス教会に長蛇の列ができていたのです。
写真だと誰もいないのに、ここにぐるぐる人の列が!
まぁ、2ユーロで聖歌隊の歌が聞けるのですから人気なのも判るのですが・・・。
正直、迷子になって相当疲れ切っていた私は、コーラスを諦めました。
短い日程の旅行だったらきっと行ったと思うのですが、まだ10日以上日程があるので無理をしない事に決めました。
個人旅行の良い所は、日程を自分で調整できることだな!と思いました。
この日は、ノルトゼーでフライサンドを買ってホテルで食べました。
ホテルでテレビ見ながら夕飯が標準スタイルになりつつあります。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ささみさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
15