六本木坂道散歩

2015/03/02 - 2015/03/02

坂道の散歩は最高の暇つぶしとなり、碑を求めて歩くだけなので出費も掛かりません。
港区が設置した標識を見ると六本木も歴史が深い土地であることを実感します。
単なる散策であり旅行ではありません。

エリア 六本木(東京)

南部坂
この坂は昨日歩いた坂道です。

坂はこの先にありますが「津つ丼」と石垣とアークヒルズが絵になりましたので一枚。

南部坂
坂上の起点となる碑です。
この坂は「タモリのTOKYO坂道美学入門」に記されています。

南部坂
「江戸時代初期に南部家中屋敷があったためといい、「忠臣蔵」で有名である。のち険しいため難歩坂とも書いた」

南部坂
かなりの急坂です。

南部坂
ほとんどの碑は港区が木製の碑を設置していますが港区ではない珍しい石製の碑です。

南部坂
坂下から見上げます、碑は右側に見え車にぶつかりそうな場所に設置されてあります。
余談ですが赤坂、六本木で目に付く車は３ナンバーのセダンばかりです。
軽は商用車がたまに見かける程度です。

汐見坂

汐見坂
江戸時代中期以前には海が眺望できた坂である。南側に松平大和守（幕末には川越藩）邸があって、大和坂ともいった

汐見坂
坂下から、右に見えるのは国立印刷局です。

霊南坂
場所はアメリカ大使館の前にあるためテロ対策の警備でゆっくり写真が撮れませんでした。
この碑は坂上です。

霊南坂
江戸時代のはじめ高輪の東禅寺が嶺南庵としてここにあり、開山嶺南和尚の名をとったが、いつしか嶺が霊となった

霊南坂
左に坂上の碑が見えますが道路は車両通行止めとなっていてアメリカ大使館側の歩道も通行禁止となっていました。

実はこの坂は「タモリのTOKYO坂道美学入門」に記されています。

霊南坂
こちらは坂下側にも碑があるのですが警察官に止められました。

霊南坂
坂下の碑を望遠で一枚。

アメリカ大使館前にはもう一か所の榎坂がありますが碑があるのですが近寄ることは出来ず警察官に止められてしまいました。（榎坂の碑はアメリカ大使館の門の横にあるはずでした）

桜坂
明治中期に新しく作られた道筋で坂下に戦災まで大きな桜の木があったことからその名がついた。

桜坂
坂下の起点で左側には六本木通りが見えます。

桜坂
名の通り両側には桜の木が、桜は満開の時だけは注目されます。

桜坂
「明治中期に新しく作られた道筋で坂下に戦災まで大きな桜の木があったことからその名が付いた」

桜坂
坂上の起点と碑です。

スペイン坂
渋谷にも同名の坂がありましたがこちらはアークヒルズ自治会と森ビルにより碑が設置されてあります。

こちらは坂上側です。

スペイン坂の由来
「1986年（昭和61年）、20年近い歳月を経て、赤坂(Akasaka)と六本木(Roppongi)の結び目（Knot)アークヒルズ（ARK HILLS)は誕生しました。当時の民間における都市再開発事業としては最大級の規模（総敷地面積56,000?）を誇り、共同住宅、オフィス、ホテル、テレビスタジオ、コンサートホールなどを組み合わせた複合型街づくりは、その後の都心部における再開発事業のさきがけとなりました。
　そのアークヒルズの南方に位置するこの坂道は、六本木通りからスペイン大使館につながることから「スペイン坂」と名付けられ、多くの人々に親しまれています。
　春には、両側の歩道に植えられた桜が坂道を被うように咲き乱れ、都心における桜の名所としても知られています」

スペイン坂
こちらも桜の木が植えられ都心の桜の名所となるようです。

スペイン坂
こちらは坂下側で右には六本木通りが見えます。
首都高速の谷町ジャンクションが近くにあるためかなりの騒音です。

昨日の赤坂エリアはとても静かでしたが六本木は喧騒が気になります。

道源寺坂
坂下側の起点です。

道源寺坂
江戸時代のはじめから坂の上に道源寺があった。その寺名にちなんで道源寺坂または道源坂と呼んでいた。

坂の由来となった道源寺

道源寺坂
坂上の起点です。

三谷坂（さんやざか）
六本木と赤坂との間に位置する坂で、標識はありません。

鼓坂（つづみざか）
桜坂の南にあり、標識はありません。

なだれ坂

なだれ坂
流華・奈大礼・長華などと書いた。土崩れがあったためか。幸国（寺）坂、市兵衛坂の別名もあった。

なだれ坂
坂下側の起点で左側には旧赤プリ跡の再開発が進められています。

なだれ坂
坂上側の起点です。

不動坂
標識はありませんが由来となった不動院や不動坂を使用した看板が見られます。。

不動坂
坂下側の起点です。

丹波谷坂

丹波谷坂
元和年間旗本岡部丹波守の屋敷ができ、坂下を丹波谷といった。明治初期この坂を開き、谷の名から坂の名称とした。

丹波谷坂
この坂は全力坂で放映されました。

寄席坂

寄席坂
坂の途中の北側に明治から大正三年にかけて福井亭という寄席があったために、寄席坂とよびならわすようになった。

寄席坂
坂下の起点は六本木通りに面しています。

寄席坂
坂下側の起点です。

芋洗坂

芋洗坂
正しくは、麻布警察署裏へ上る道をいったが、六本木交差点への道が明治以後にできて、こちらをいう人が多くなった。芋問屋があったからという。

芋洗坂は六本木交差点のすぐ横にあります。
この碑を見る人は皆無です。

饂飩坂
天明年間末（1788)頃まで松屋伊兵衛といううどん屋があったためうどん坂と呼ぶようになった。昔の芋洗坂とまちがうこともある。

饂飩坂

饂飩坂

閻魔坂（えんまざか）

閻魔坂
標識は見当たりませんでした。

市三坂
六本木通りを溜池方向から六本木交差点へ向けて上る坂です。
首都高を走っていても全く坂を感じませんが歩いて見ると結構な勾配があります。

市三坂
明治二十年代に開かれた坂。名主の名がついた市兵衛町と松平三河守忠直邸のあった三河町との間で両頭文字をとった。

坂道散歩の終着は六本木ヒルズです。

六本木ヒルズのレジデンス前の公園の名はさくら坂公園です。

六本木ヒルズのレジデンス前の駐車場にはさくら坂の文字が見えます。

テレビ朝日をちょっと覗いてから帰途に付きます。

六本木ヒルズ森タワー全景

テレビ朝日全景

昨日はＴＢＳでビートたけしに会いましたが本日はテレビ朝日で黒柳徹子で閉めたいと思います。
実際に横に座ることができるため徹子さんと一緒の写真を撮れるので開いた隙を狙って一枚撮りました。