2015/02/16 - 2015/02/18
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tak_610さん
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その3はインドの山岳鉄道群として世界遺産になっている、ダージリンヒマラヤ鉄道に乗りに行ってきました。動いている世界遺産は、こことスイス。オーストリアの鉄道だけではないでしょうか。
残念ながら、2010年の地滑りで一部区間の線路も流されてしまい、現在はダージリン・クルシャン間のみの運行です。復旧工事は行われており、今年中には麓のニュー・ジャルパーイーグリーまで全線開通するかもしれないとのことでした。全線の所要時間は6-7時間かかるとのことです。
インドの高原リゾート、紅茶の名産地でもあるダージリンの雰囲気も味わいながら、今回の旅行としてはちょっとのんびりした3か所目の世界遺産でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 航空会社
- エアインディア
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デリーからバグドグラまで飛行機で2時間、そこからは車で一気に山を登ります。ダージリンヒマラヤ鉄道が全線開通していないので、これしか行き方はありません。開通したとしても、7−8時間かかるらしいので、時間的な余裕がないと厳しいです。車では3時間ぐらいで到着しました。
一気に2000mぐらい登る。見ての通りの山道なので、鉄道の登山区間も推して知るべしです。 -
現在の終着駅クルシャン。かなり山を登ってきてますが、まだまだ登ります。
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道路の脇を鉄道が、というより、鉄道に沿って道路を造ったんでしょうね。線路と道路の境はありません。街中は線路との境目もなく建物がたっています。列車が来なければ歩道代わりになっちゃいます。1日に数本の運行だし、スピードはノロノロなので、大して危険はないでしょう。
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早速、ダージリン・ヒマラヤ鉄道発見。車の方が、はるかにスピードは速い。
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道も狭いので、すれ違いをするのに列車の後ろで待機。
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イチオシ
こんな感じで道路と線路が一体化。列車と車も一体になって走ります。
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ダージリンの街が見えてきました。斜面に張り付くように街が広がっています。
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ダージリン市内を走る、別の列車発見。こちらは蒸気機関車です。車と一緒に雑然と走っています。
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ホテル到着。朝、8時前にデリーを出発して、夕方4時にダージリン到着。ほぼ、丸一日、移動です。インドは広い。
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Windamere Hotel。ダージリンでは多分、最上級のホテル。
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部屋はこの建物。丸ごと一棟じゃなくて、この中に数室ある内の、一つです。ヨーロッパの田舎に来た雰囲気。さすが、イギリス人がお茶と、避暑の為に開発した街です。
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部屋の中はクラシックな雰囲気。
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部屋の中に暖炉もあります。本当に薪をくべて、暖をとります。2月に標高2500mは、夜は10度以下になるので、さすがにそこそこ寒いです。
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ホテル内レストラン。雰囲気満点。
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食事は印洋のミックス。
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食後は当然ながらダージリンティー。
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またヒマラヤを見ようと。翌朝、。夜明け前から、世界3位の高峰カンチェンジェンガ(8,586m)と日の出を見るべく、タイガーヒルへ。展望台は人でいっぱい。
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イチオシ
ホテルを出るときは星も見えたのに、夜明けを前に雲が出てきました。
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ご来光はばっちり。
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カンチェンジェンガはこっちに見えるはずなのですが、何も見えず。がっかり。
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気を取り直し、市内観光。ダージリン市内で由緒のある仏教寺院。チベット系です。ダージリンは、インドですが、本来は、ネパール系、チベット系の人が多い地域です。すぐ北のシッキム州は、その昔はチベット系の別の国、西はネパール国境、東はブータン国境まで大した距離はないとのこと。
ネパール、ブータンの王室は、王子のころにダージリンの学校で勉強していたそうで、そんな距離感でもあり、文化圏でも近いということのようです。 -
旧暦のお正月だからでしょうか。お坊さんがラッパ(こういう楽器はなんていうのか分かりません)を吹いていました。
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ここにも大きなマニ車。回しているのはガイド。彼は一応、ヒンズー教徒とのことでしたが、子供のころから、このお寺にはよく来ていると言っていました。日本人が、お寺と神社の両方にお参りするのと同じような感覚のようです。
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ダージリンのハイライト。ダージリンヒマラヤ鉄道に乗ります。この為に、ここまでやって来たんですから。
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イチオシ
蒸気機関車も準備万端。機関車トーマスに似ているような。イギリス人が作るとそうなるんですかね。
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ダージリン駅です。改札はないので自由に出入りできます。
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ホームです。普通です。
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こういう説明書きがあちらこちらに。全部内容は違います。
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こんな説明表示も。昔のダージリン駅の写真です。
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イチオシ
列車を待っていたら線路を歩いていく大きな荷物を運んで歩く女性が。線路に自由に入れちゃいます。道路歩くより安全だと思ってるんでしょうか。
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子供たちが駅の中で遊んでいます。三輪車だけで前輪がなくなってる二輪車。それでも十分に楽しそうです。
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野良犬が線路脇でのんびりくつろいでいます。
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いよいよ列車が出発。残念ながら蒸気機関車ではなし。さっき、出発準備していたのは何だったんでしょう。期待してたのに。
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客車の中です。トイトレインというだけあって、狭い。大柄な白人が乗ってるとますます狭く感じます。
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グームまでの一駅の乗車です。右に左に曲がりながら、車と一緒に走っていきます。
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鉄道ファンには大事なポイント、バタシアループ。ぐるっと回って標高差を登って行くのは珍しいらしい。こんなカーブの連続なので、線路幅は狭く、車長も短くする必要があってトイトレインになってしまったんですね。
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そのバタシアループで一時停車。観光用列車なので、こういうこともあります。駅があるわけではないですが、列車から降ります。
ここは絶景ポイントなのですが、後ろに見えるは雲ばかり。雨どころか雹まで降ってきました。 -
グーム駅に到着。30分ちょっとの列車の旅。乗り心地は快適とは言い難いので、麓から7−8時間もこれに乗ってるのはきついかな。
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お昼ご飯は、インド料理ではなく、チベット風料理。
ダージリンでは、チベット系でない人達にも一般的になっている料理だそうです。
こちらはモモ。ネパールのものより餃子に近い形です。 -
こちらは、トゥクパ。とろみがないあんかけラーメン。
ということで、インドの山奥でラーメン餃子定食。 -
ここはチベット難民キャンプ。ダライラマと一緒にヒマラヤを越えて亡命してきた人たちのキャンプです。ちゃんとした建物なので、難民キャンプという感じではありませんが、30年以上難民生活を送っているそうです。ここでチベット工芸品を作って販売しています。それが生活の為の収入だそうです。
ダライラマが拠点にしているのはインドの西部で、やはりチベット系住民が多い地域だそうです。 -
ヒマラヤ登山学院とヒマラヤ動物園は同じ敷地にあります。
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動物園を抜けて奥にヒマラヤ登山学院があります。登山の歴史を展示している博物館があります。その前にはエベレストに初登頂したテンジンの像がたっています。テンジンはネパールの人かと思っていたのですが、どうもダージリンに住んでいたようです。ここでは、地元の人、テンジンの方がヒラリー卿より人気があるようです。当然ですよね。
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テンジンのお墓もここにあります。
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ヒマラヤ動物園にはこの付近の動物たちがたくさんいます。
レッサーパンダもその一つです。 -
ユキヒョウもいます。
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動物園の前になぜかスパイス屋。
やっぱりインドです。 -
ダージリン繁華街。
この地方の中心都市なので、周辺の地域からの買出しで賑わっています。
ガイドは、この中には、ネパールやブータンへの援助物資の転売もあると言っていました。現実はそうなんでしょうが、それを聞いてしまうと、ウーン。 -
イチオシ
お茶屋さん。紅茶だけでなく、ものすごい種類のお茶。
でも、ここでウーロン茶を奨められてもそれはご遠慮します。 -
紅茶の試飲。標高の高いところで作られるダージリンのお茶は香りが高く、ストレートティー向きだそうです。
インド人が大好きなミルクティー、チャイにはアッサムの紅茶がいいんだそうです。 -
街中にはイギリス風の建物もあちこちに。イギリス人が開発した街であることがよく分かります。
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ダージリンで一番おいしいというパン屋さん。
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そのパン屋で午後ティー。相変わらず景色はダメです。
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イチオシ
翌朝、再度タイガーヒルにチャレンジ。前日より視界はよさそうです。
星も、ダージリンの夜景もきれいに見えます。 -
青空も見えてきましたが、カンチェンジェンガ方面には雲の壁も。
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夜明けですが、山は見えません。日の出もこの日は見えず。
ネパールでヒマラヤは十分見たということなのでしょうか。カンチェンジェンガは見ていないんですが。 -
市内に戻っても、やはりカンチェンジェンガは見えず。
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お散歩をしているとサルの群れが。
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どうも餌付けをしているようで、朝ごはんの時間に山から出てくるようです。
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子ザルはすぐに遊び始めて可愛い。
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カンチェンジェンガが心残りですが、山を下ります。
途中で、お茶畑見学。急斜面一面にお茶。 -
お茶摘みの時期にはちょっと早いですが、農園で働く親子でしょうか。
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お茶畑の下から見上げると、かなりの急斜面だとわかると思います。
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お茶畑の周辺には紅茶工場。ダージリンヒマラヤ鉄道の、グルシャン駅から近い場所です。
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工場入口。ここの工場の紅茶は日本にも輸出されているそうです。
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紅茶工場の中。茶葉を自然乾燥させる場所。
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こちらで熱乾燥させるようです。紅茶の詳しい作り方は、ネットに出ているのでそちらを見てください。
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旅行運の神様の粋な計らい。
デリーに戻る飛行機から、遠くにヒマラヤが見れました。肉眼では遠くに山があることぐらいしか分かりませんでしたが、望遠レンズでしっかり山をとらえられました。若干雲がかかっていますが、カンチェンジェンガ方面。 -
カンチェンジェンガから西に向かってヒマラヤを一望です。このフライトでヒマラヤを楽しむには、双眼鏡は必需品です。
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ヒマラヤはすべて飛行機の上からでしたが、ばっちり見ることができました。
山をみるベストシーズンは雨期明け直後の10-12月のようですが、乾季で見える可能性に賭けてやってきたかいがありました。
この旅行天気運を信じて、もちろん気象条件は事前に調べて、次の旅行を企画します。
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この旅行記へのコメント (2)
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- butch24hさん 2022/06/05 12:22:40
- 旅心そそられました
- DHRの存在は知っていましたが、レポートを拝見して、その魅力にますます惹かれました。
インドに旅ができるようになったら、真っ先にでかけます。
素晴らしい旅行記を、ありがとうございます
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- kitarohさん 2015/06/14 15:54:25
- 素敵なウィンダメアホテル
- ウィンダメアのOHはとてもリッチなお部屋ですね。特に2階のテラスでのくつろぐ時間は最高です。Welcomeティーのおもてなしも、クッキーも素朴で、 Welcomeティーのおもてなしも、クッキーも素朴で好感が持てますよね。
大変な被害を受け好感が持てますよね。
大変な被害を受けた路線もだんだん復旧してきたようで、通しでの運転も可能になったと聞きました。ただディーゼルなのは残念ですが。
上位とラインただディーゼルなのは残念ですが。
ダージリン〜グームは観光列車となってしまってちょっと残念です。世界遺産
観光列車となってしまってちょっと残念です。世界遺産といってもSLの全線運転は過去の話になりましたねといってもSLの全線運転は過去の話になりましたね。
チャーターと言うではありますが…これからも楽しい記事をアップしてください
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