青年は荒野をめざす　Vol.25 オーストリア　インスブルック～ザルツブルク　映画「サウンド♪オブ♪ミュージック」のロケ地巡り

1974/10/14 - 1974/10/18

今から41年前の昭和49年7月23日から3月7日までの225日間かけて
ナホトカ航路、シベリア鉄道を往復してヨーロッパ、モロッコを
船、列車、バス、ヒッチハイクで旅しました。
高所恐怖症なので飛行機には現在まで一度も乗った事がありません。
乗り物による移動距離は60,806.8キロ、地球1.52周でした。
　観光白書によると昭和49年の日本人の海外旅行者数が200万人、
平成24年度は1849万人、40年ほどで10倍近くなりました。
　そんな当時の旅行の資料と写真を少しづつアップして行きます。

　今回は、映画「サウンド♪オブ♪ミュージック」の舞台地
オーストリアのザルツブルグ。
　映画を観てから絶対に行きたい所の一つであった。
https://www.youtube.com/watch?v=-vy39H53eAM

エリア ザルツブルク(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス ヒッチハイク 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅行記の周辺地図

　昭和49年10月14日
アウグスブルク〜ミュンヘン〜インスブルック
　10月16日
インスブルック〜ザルツブルグ
　10月18日
ザルツブルグ〜ミュンヘン〜ハノーバー

昭和49年10月14日
ミュンヘン　買い物レシート

ミュンヘンで乗り換えてインスブルックに向かった。

昭和49年10月14日
インスブルック駅で30ドル8550円両替　１オーストリアシリング15.8円

　午後3時過ぎインスブルックに着いたが、
どんよりとしたとした曇り空だった。
　観光名所の黄金の屋根の家もこの天気ではくすんで見えた。
そのうち雨が降り出したのでユースホステルに入った。

昭和49年10月14日
インスブルック
買い物レシート15ASで237円

昭和49年10月14日、15日
2泊したインスブルックのユースホステル

　規則が厳しいユースホステルで21時の消灯はブレーカーを落とし
一瞬で真っ暗になった。

昭和49年10月14日、15日
2泊したインスブルックのユースホステル

昭和49年10月14日
インスブルックのユースホステルの暖房費の領収書

昭和49年10月14日
インスブルックのユースホステルの領収書

昭和49年10月15日
インスブルックのユースホステルの領収書

昭和49年10月15日
インスブルックのユースホステルの暖房費の領収書

昭和49年10月15日
インスブルックからシベリア鉄道経由で日本へ資料を送る。
送料16ASで253円

　朝から昨日と同じ雲が低く、周囲の山々は中腹より上は全く見えない。
毎日毎日、天気が悪く気分まで滅入って来る。
でもこれが10月のヨーロッパの気候かも知れぬ。
　それでも聖ヤコブ大寺院、マリア・テレサが1770年に再建した宮殿など
1日中市内を歩き回ったが、結局撮った写真は1枚も無かった。

昭和49年10月16日
ザルツブルグ市内バス切符　6ASで95円
13時45分乗車

　　ザルツブルグにやって来たが、ここもアルプスにどんよりと鉛色の
重い雲がかかっていた。

昭和49年10月16日
ザルツブルグ　買い物レシート12.5ASで198円

昭和49年10月16日、17日
2泊したザルツブルグのユースホステル

　明日晴れれば映画「サウンド・オブ・ミュージック」行くつもりであるが、
ユースホステルのスタッフに訊けば、ここずーっと天気が悪く
多分、明日も期待出来ない、と云う。
　こちらの表情を見て、山の天気は変わりやすいから必ずチャンスはあるから、と
慰めてくれたが、気分は落ち込んだままだった。

昭和49年10月16日、17日
2泊したザルツブルグのユースホステル

昭和49年10月17日
ザルツブルグ　映画「サウンド・オブ・ミュージック」
ロケ地ツアーのパンフレット　ツアー料金160ASで2528円。

　朝起きると快晴、絶好の天気。
観光案内所に行ってロケ地の場所を尋ねた。
ロケ地ツアーのパンフレットを見せられて、ツアーを勧められたが、
元来、自由行動が制限される事が嫌いなので断ったが、
綺麗な職員は嫌な顔せず、親切、丁寧にロケ地を教えてくれた。

昭和49年10月17日
ザルツブルグ　　映画「サウンド・オブ・ミュージック」
ロケ地ツアーのパンフレット

昭和49年10月17日
ザルツブルグ 映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地
フュシュル湖までのバス切符。
20ASで316円

昭和49年10月17日
ザルツブルグ　映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地
フュシュル湖で

　バスに乗って映画の冒頭シーンのロケ地、フュシュル湖に向かった。
ところが着いてみると、どこが映画のシーンかよく分からない。
　地元の人に訊くと、間違いなくここがロケ地だというが、どうもぴんとこない、
何しろ10年前に観た映画だから仕方がないのかも知れね。
　その後、サンクト・ギルゲン、ヴォルフガング湖辺りに行っても同じだったが、
美しい湖、山々を見ていると、映画のシーンと一致しない事は
どうでも良い事だと思った。
　

昭和49年10月17日
ザルツブルグ　映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地
フュシュル湖からサンクト・ギルゲン辺り

昭和49年10月17日
ザルツブルグ　映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地
ザンクト・ギルゲンの町とヴォルフガング湖

昭和49年10月17日
ザルツブルグ　映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地
ヴォルフガング湖

昭和49年10月17日
ザルツブルグ　映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地
ザンクト・ギルゲンとヴォルフガング湖

　昼過ぎにヒッチハイクしてザルツブルグに戻った。

昭和49年10月17日
ザルツブルグ　市内バス切符　6ASで95円
13時00分乗車

昭和49年10月17日
ザルツブルグ　映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地
ミラベル宮殿庭園で

　マリアと子供達が手をつなぎ合って「ドレミの歌」を。

昭和49年10月17日
ザルツブルグ　映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地
マリアと子供達がボートから転落する池に面したトラップ大佐の家の前で。

昭和49年10月17日
ザルツブルグ　映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地
ガラスのパビリオン

　大佐の家の前を過ぎると林の中に木漏れ日を浴びた
ガラスのパビリオンを見た時は本当に感動、感激をした。
これを見ただけで全て満足した。

昭和50年9月月6日発行
ザルツブルグ　映画「サウンド・オブ・ミュージック」のパンフレット

昭和49年10月17日
ザルツブルグ　映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地
ガラスのパビリオンで

　中に入ったり、出たりして映画のシーンに浸りきっていた。
　しかしながら、パビリオンは手入れもされていないようだった。
ガラスも汚れ、中ののベンチも雑然としていた。
観光客も最近訪れていないように見えた。
実際、パビリオンバックに写真を撮って貰おうと思って誰か来るのを待っていたが、1時間経っても誰も来ないので、探しに行ったくらいだった。

昭和49年10月17日
ザルツブルグ　映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地で

　マリアが修行していたノンベルク修道院の傍で。

昭和49年10月17日
ザルツブルグ市街地からホーエンブルグ城を望む。

昭和49年10月17日
ザルツブルグで

昭和50年9月月6日発行
　映画「サウンド・オブ・ミュージック」のパンフレット

昭和40年に公開されて10年後リバイバル上映された時に買った。
改めて映画の中の訪れたシーンを観て実感した。

昭和50年9月月6日発行
　映画「サウンド・オブ・ミュージック」のパンフレット

昭和50年9月月6日発行
　映画「サウンド・オブ・ミュージック」のパンフレット

昭和50年9月月6日発行
　映画「サウンド・オブ・ミュージック」のパンフレット

昭和50年9月月6日発行
　映画「サウンド・オブ・ミュージック」のパンフレット

昭和50年9月月6日発行
　映画「サウンド・オブ・ミュージック」のパンフレット

平成3年9月15日朝日新聞

平成3年9月15日朝日新聞

平成3年9月15日朝日新聞

平成3年9月15日朝日新聞

昭和49年10月18日
ザルツブルグ　買い物レシート
13.2ASで209円

昭和49年10月18日
ザルツブルグ　市内バス切符
6ASで90円

この旅行記へのコメント （2）

• Mollyさん 2023/06/16 06:54:05

  おはようございます　Mollyと申します

  あらー、懐かしい、ザルツブルク。
  ずいぶんと昔の資料、写真をお持ちですね。
  
  私が行ったのは２００６年でした。
  ユースホステルは今はこの場所にはなさそうです。
  
  ネットが普及してからの時代に行きましたので
  映画のロケ地もだいたいわかりましたね。
  映画のシーンの切り抜きを持参して
  照らし合わせて写真を撮ったりしました。
  
  ところで飛行機に乗らないでのヨーロッパ行き。
  地球の大きさを実感できるでしょうね。
  
  私が初めて行ったヨーロッパは
  １９７３年でしたが
  （安い往復航空券が出回り始めた頃でした）
  いろいろカルチャーショックの部分もありました。
  彼らのゆったりした生活にはあこがれましたっけ。
  
  シベリア鉄道はあこがれていました。
  乗らないまま人生は終わりそうです。
  
  

  ノスタルジアさん からの返信 2023/06/16 09:21:59

  Re: おはようございます　Mollyと申します

  Mollyさん、コメントありがとうございます。
  1973年ですか、私は1974年～75年にヨーロッパを巡りました。
  73年だと共有するところも多く同世代ではと思っています。
  これを縁によろしくお願いします