2012/02/04 - 2012/02/10
237位(同エリア588件中)
rinさん
ジェラシュは昔ゲラサと呼ばれ、デカポリス(十都市連合)の一つだった。中東にある古代ローマ時代の都市遺跡で、シリアのパルミラ遺跡と並び保存状態がとても良い。
ジェラシュは青銅器時代(B.C.3200〜B.C.1200)にはすでに集落があったそうだ。B.C.63に古代ローマにより征服され、1世紀後半には交易や農業で大いに発展し、人口は2万5千人もいたらしい。現在残っている遺跡のほとんどがこの時代に建てられたもの。
614年、ペルシャがシリアに侵入、636年にはイスラム軍により完全に征服。746年、大地震がジェラシュを襲い以降衰退してしまった。
PR
-
ジェラシュ遺跡の地図。
※Atlas Travel & Tourist Agencyからお借りしました。 -
1.凱旋門:Hadrian's Arch
129年、皇帝ハドリアヌスの訪問を記念して建てられた。アカンサスの装飾が特徴。 -
-
-
門の脇を囲う壁。
-
門の内側には修復を待つパーツがゴロゴロ。
-
2.競馬・戦車競技場:Hippodrome
運動競技、競馬、戦車レースなどの競技場で、15000人の観客を収容することができた。長さ245m、幅52m。2世紀中頃から3世紀の間に作られた。
現在でもレースが行われているそうだ。 -
-
-
-
右に見える競馬場…。
競馬場と門から続く道の間にある、石塀をかねた馬舎の南門に近い一つの部屋は展示場になっている。あと5分時間があれば見ることが出来たのだが。 -
3.南門:South Gate
皇帝ディオクレティアヌスによって4世紀の初めに構築され、かつては街を取り囲んでいた全長3456mの城壁があった。門の内部の空地は市場として使用されていたそうだ。こちらの門にもアカンサス葉の装飾がある。 -
-
左手を見上げるとゼウス神殿が見える。
-
4.フォルム:Forum(Oval Plaza)
フォルムは、1世紀のイオニア式円柱の柱廊に囲まれた楕円形をしていて、90m×80mととても広い。中央にある柱は、最近作られたお祭り用の炎の台らしい。 -
-
-
列柱通りは抜けずに左の南劇場に向かう。
28.南劇場:South Theater
90年〜92年頃、皇帝ドミティアヌスの時代に建設された。3000人を超える観客を収容可能。声が上の客席まで反響するように設計されている。実際のところ、登ってみると下の声より上で話す声の方が響いていた。余計なおしゃべりをするとみんなに聞こえてしまう。現在でもコンサートなどに使用されているそうだ。 -
ステージしたには楽隊の人たちがいて、観光客が集まると演奏をはじめる。チップの強要はないが箱は置いてある。
-
客席は今でいう2階構造。拡大してみると席に番号がふってあるのがわかる。
-
-
-
一番上まで行って見おろすと結構高い。また、ここからはフォルムや列柱通りがよく見渡せる。
-
-
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
rinさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
25