学生の時に香港に行って以来二十数年ぶりに訪問しました。その時は中国への返還前でイギリス領でした。降り立った空港も、九龍地区のビルをぎりぎりにかすめ、急旋回して着陸する、啓徳空港でした。二十数年ものあいだに香港はさらに近代都市として成長しましたが、今も昔も香港にみなぎるパワーとエネルギーは全く衰えておらず、活気あふれる香港を楽しみました。

25年ぶりの香港

25いいね！

2015/01/09 - 2015/01/11

4149位(同エリア19688件中)

#街歩き

エリア

香港(香港)

旅行の満足度: 4.5

観光: 4.5

ホテル: 3.5

グルメ: 4.5

ショッピング: 4.0

交通: 4.5

同行者: カップル・夫婦

一人あたり費用: 3万円 - 5万円

交通手段: 鉄道

航空会社: 香港エクスプレス航空

出発はいつもと違う羽田空港国際線ターミナルから。自宅からは成田空港のほうが断然近いので海外旅行はほとんど成田出発ですが、今回は初めて羽田の国際線ターミナルを利用します。早朝６：１０発のフライトなので空港までは自家用車でアクセス、チェックインカウンター周辺は閑散としていました。
噂に聞いていた羽田空港国際線ターミナルのLED電飾のツリー。圧巻の美しさ。
搭乗開始時刻まで時間があったのでカード会社ラウンジでしばしの休憩。早朝なのでお客さんは４・５名で静か。
今回のエアラインは香港エクスプレス、初めて利用しました。
LCCですがシートピッチはレガシーキャリア並みに広くで全く問題なしでした。機内サービスはLCC仕様ですのですべて有料。航空券代を考えれば問題なし。
時間短縮のためエアポートエクスプレスで香港駅へ24分。速い！
香港駅から地下通路を通って地下鉄の中環駅へ乗り換え、雨風は避けられるけど地下通路は結構な距離。
地下鉄港島線に乗り換えてホテルの最寄駅クォリーベイ駅へ移動。香港の地下鉄はアジアの都市の地下鉄でもかなり歴史があるけど、良く整備されているし、明るくきれい。
ほどなくホテルに到着。今回はハーバープラザノースポイントを利用。最寄りのクォリーベイ駅からすぐなので、中心部から多少地下鉄で移動しても不便さは感じない。香港のホテルは中心部から少し外れると広くなったり、値段が少し安くなったりするので、旅の行動スタイルで宿泊場所・ホテルをチョイスすると良い。チェックイン時刻よりだいぶ前に到着したのでフロントに荷物を預けて、早速、昼食へ。
お目当てのお店があるコーズウェイベイへ移動。折角なので香港を楽しむためにホテルの前にある停留所から2階建てトラムで移動。当然に2階に上がりますが結構な乗客数でびっくり。乗り心地は決してよくないですが、ゆっくりと香港の街並みを見ながらの移動は、わくわく感を高めてくれます。
イチオシ

ハンサンプレイス内にある何洪記粥麺専家。リーズナブルに食べられるミシュラン店だけあって、昼のピークは随分過ぎていましたがウェイティングが7組ぐらい。当然待ちます。エビワンタンメンなど注文。いずれも旨かった。
さすがミシュラン並んでも食べる価値ありですね。
どれを食べてもおいしゅうございました。
ヘイサンプレイス。コーズウェイベイのおしゃれな商業施設、東京都内の商業ビルとほとんど変わらないですね。
ワンチャイ地区の古き香港の街並みを散策です。
路地に入ると古き良き香港の姿も見られます。
昔の郵便局、現在は環境資源センターとして利用されています。
北帝廟
洪聖廟　漁師の守り神だそうです。
昔の質屋の跡。今はお店です。古き香港の面影を残した建物、大事にしてもらいたいですね。
夕飯をタイムズスクエア地下にある利小館でいただきました。香港の方は夕飯を食べる時にアルコールを飲む人が少ないにはびっくり。
香港の夜景を見にピークトラムへ向かう途中にあった。セントジョンズ大聖堂。　美しくライトアップされていました。
ピークトラム
市街地の中の登山電車。線路脇ぎりぎりに建物が建っているので、急斜面の感じがよりリアルにわかります。凄い急斜面。
今も昔もてっぱん観光地。観光客だらけさまざまな言語が飛び交っていました。少しガスっていましたが、さすが冬場ですのでまずまずでした。季節によっては全く見えない時もあるみたいですね。疲れたのでホテルへ。
２日目はホテルから地下鉄でセントラル駅へ移動して、そこでスターフェリー乗り場へ。今も昔も香港の顔、スターフェーリーを使ってセントラルからチムサーチョイへミニクルーズ。スターフェリーの船はどの船もかなり古いけど、古き良き香港の象徴ですね。
チムサーチョイの埠頭から徒歩で九龍公園に移動。　高層ビルに囲まれた中にあるオアシス、休日でしたので園内いたるところで、サークルのようなグループが活動していました。
九龍公園からすぐ脇のネイザンロードに移動　午前中でしたが結構な人出です。ぶらぶらしながら、科学館、博物館へ移動します。
香港科学館　展示の内容は日本の科学館と同じかな〜。
科学館のとなりにある香港歴史博物館
非常に良くつくられた博物館。太古の香港から現在の香港までを時系列に展示、昔の香港の街が実寸大で再現されるなど、見学者を飽きさせないように、映像、文字、模型など、かなりしっかりとつくられた博物館であることがわかります。一見の価値ありです。
お昼はチムサーチョイのファションビル購物芸術館にある、霞飛點心拉麺で名物の担担麺をいただきました。特徴のある味でした。うまいか、まったくダメか、両極かもしれません。
シグナルヒル
チムサーチョイにある小高い丘に上がると煉瓦造りの塔があります。大昔はこの場所がこの地区では一番高い場所だったんでしょう。今では周囲は高層ビルで、その間から海が見えます。
尖沙咀東海濱平台花園

チムサーチョイにある比較的新しく整備された公園のようです。この公園とアベニューオブスターズは歩道橋でつながっていて、楽ちんに移動できます。
アベニューオブスターズ
香港のてっぱん観光地で外国人観光客だらけでした。このすぐ脇の海で釣り糸をたらして釣りを楽しんでいる香港人がミスマッチで香港らしいですね。
この後、チムサーチョイやセントラルの街をぶらぶらしてから、８時にあわせて九龍側からシンフォニーオブライツを見学。海側のデッキはすごい人だかりでした。
ショーの時間は意外にも短時間でした。
シンフォニーオブライツを見学した後、地下鉄で旺角へ移動して旺角周辺を散策、週末なのですごい人出、一部は歩行者天国になっていて、様々なグループが音楽、ダンスなど行っていてすごい活気でした。当然のてっぱんストリートですが女人街にも行きました。売っている商品は想像の範囲のものでした。この日も結構歩きました。普段運動していないので足が疲れますね。
翌朝、この日の夜の便で帰国するので、一旦香港駅へ行きインタウンチェックインで早めにチェックインをして荷物を預けました。一部の航空会社を除いてほとんどの航空会社が利用できる仕組みなので非常に便利です。但しエアポートエクスプレスを利用する乗客のためのサービスです。
地下鉄を乗り継ぎダイヤモンドヒル駅へ移動、この駅のすぐ近くにある庭園　南連園池へ。この駅ですが駅ビルになっていてかなり立派な駅でした。改札を出て地上にあがると、日本で超有名なファストファッションのお店もありました。庭園自体は、きれいに整備・管理されていました。ただ、新しくて庭園や建物も鉄筋コンクリートで造られた中国庭園で、ちょっと味気なかったですね。
南蓮園池に隣接するお寺。志蓮浄苑。
歴史は比較的新しいお寺のようです。各建物もきれいいで立派ですが、新しくて良いのですが、コンクリート製の建物で何となく味気なさを感じました。
志蓮浄苑の最寄駅のダイヤモンドヒル駅に戻り、一駅だけ移動。黄大仙駅で下車して地上に上がると駅前に嗇色園黄大仙廟があります。門の脇にはお供え物を売る売店が軒を連ねており、門をくぐるとあたり一面、線香の香りがたちこめています。休日だったせいか、すごい人でごった返していました。香港らしい賑やかな廟でした。
その後セントラルへ移動して、有名なヒルサイドエスカレーターで街をのぼりつつ昼ご飯を食べに移動しました。
おかゆとワンタンメンが有名な羅富記粥麺專家へ。昼時で結構混んでいましたが、地元の方と相席でしたがすぐに着席できました。店内を見回すと地元の殆ど方はワンタンメンを食べているので、我々もこれを注文。香港のワンタンメンは日本と違い、具がしっかりと入っていて、うま味もあって実においしいです。
昼食後はエッグタルトの超有名店　秦昌餅家に行ってエッグタルトを購入。昼食後でしたがその場で一つ食べました。甘さが程よく丁度いい感じでした。
その後、香港の最新スポットである、「ＰＭＱ」へ。ここは昔の警察官宿舎をリノベーションして商業施設として生まれ変わったところで、単なる商業施設ではなく、若手のデザイナーやアーティストがそれぞれの区画で自らが開発した商品やデザインした商品をアピールしつつ販売しているところです。日本はもちろん、香港にもはないコンセプトの施設で一見の価値ありです。
その後、香港駅へ戻りエアポートエクスプレスで香港国際空港へ移動、インタウンチェックインで搭乗手続きを済ませているので楽ちん移動です。
帰国便は往路と一緒で香港エクスプレスでした。ほぼ満席でした。