東欧旅行記5（ウクライナ・キエフ）

2014/12/29 - 2014/12/29

社長が12月末から入院しており、私は京都から岡山県真庭市にあります本社工場へ呼び戻され、東欧から帰国後すぐに岡山で生活をしております。会社所有のマンションにはネットの環境が無く、なかなか旅行記の更新が出来ず申し訳ございませんが、しばらくお許しくださいませ。

さて、今回は自由広場周辺を散策しているところらへんのお話です。

１２月２９日

ウクライナに来て、どうしても独立広場とチェルノブイリ博物館へ行きたいと考えていました。独立広場を探していると、ちかくにセルフサービスでウクライナ料理を提供するお店が近くにあるらしかったので、そちらで朝食をとることにしました。そのレストラン、中での写真撮影が禁止らしかったのですが、お構いなしに写真を撮影していたら、怒られて写真を消さなければいけなくなりました。しかし、こっそりと何枚か写真を撮らせてもらいました。

その後、今回の目的地の一つ、独立広場へ徒歩で向かいました。独立広場は 2004年にオレンジ革命の舞台となり、2013年から2014年にかけての政変においてもデモの舞台となった場所です。

この広場で自分の国の将来を考え、親ロシア政権 の大統領に対し退陣を迫り、その一方で、本来守るべき自国民に銃を向け多数の死傷者が出た場所でもあります。一つ一つのパネルや犠牲者の写真を一枚一枚見ていると涙が出そうになりました。

同時に、今日本で生活している訳ですが、国家権力が自国民に銃を向けるような社会でないことがどれだけ幸せなことかを実感しました。そして、第2次世界大戦後、どことも戦争をすることなく平和に生活できているのは、先人の方々の犠牲と努力のおかげだと感じました。

ウクライナではまだ東部が内戦状態にあるようです。一日も早く内戦が終わることを祈っております。その後、チェルノブイリ博物館へ。月の最終月曜日は閉館しているということで、中に入れてもらうことができず…。月の最終月曜日がお休みということは知っていたのですが、この日が火曜日と私自身勘違いをしていたようです。

今回は写真のコメントが少ないです。

（続く）

エリア キーウ (キエフ)(ウクライナ)

独立広場近くの駅で降りるはずが、

一つ間違えて、

手前の駅で降りてしまいました。

メトロの階段を上がるとズラッと旧共産主義国家らしい

何の飾り気もない建物が沢山！

バルコニーにはウクライナの国旗。

この門の様な建物のすぐ近くに私が目指す

ビュッフェスタイルのウクライナ料理屋さんがありました。

お店の中に入り、

写真を撮りまくっていたら、

怒られた上に写真を全て消されてしまいました。

しかし、こっそりと写真を撮ってみました。

今回の食事の内容はポテトパンケーキwithスメタナソース、

ボルシチ、ポテトサラダ、ソーセージです。

ボルシチは小学校の給食に出ていて、

それが美味しくなかったので、

あまりいい印象が無かったのですが、

大変美味しくいただくことが出来ました。

ポテトサラダはモンゴルと同様に全て同じ正方形にカットされ、

マヨネーズで和えられた物でした。

どの料理も合格点でした。

案内板、、、

確かに方向はわかるけど、

どれくらいの距離かわからないので、

不親切です。

「金閣寺どこ？」って聞いたら、

指をさして「あっち」と言っているようなものです。

改善の余地があると思います。

腹ごしらえをして、

独立広場へ直行です。

その途中で、デモ行進をしていました。

内容は当然ながらわかりません。

馬とおっちゃんの像。

独立広場に到着しました。

ウクライナは結構ゴタゴタした後なので、

観光客なんて誰ひとり見つけることが出来ず。

階段には焦げた跡。

正面から見た独立広場。

少し前、こちらで親ロシアの政府が自国民に向けて発砲した場所です。

独立広場周辺にはたくさんの花束が供えられていました。

こちらの建物は政府と国民の騒乱で火災に遭ったビルです。

現在修復中なのか、外から見えないようになってました。

こちらにも花束。

全ての遺影、展示物に目を通させてもらいました。

見ているだけで涙が出そうになりました。

若い人も結構亡くなっていて…。

日本に自分の国の将来のことを真剣に考えている若者は

こんなにもたくさんいるんだろうか？

と真剣に考えてしまいました。

この独立広場に来て、

色々考えさせられました。

ややこしい時期ではありますが、

ウクライナに来れたこと、

本当に良かったです。