2011年 アメリカ南部ドライブ(5 days) =Day 3= ～ナッシュビルでウィスキーとカントリー音楽を楽しむ～

2011/05/29 - 2011/05/29

・5月27日(飛行機)：ロサンゼルス ⇒ ラスベガス ⇒ メンフィス
・5月28日：メンフィス ⇒ ナッシュビル
・5月29日：ナッシュビル
・5月30日：ナッシュビル ⇒ メンフィス
・5月31日(飛行機)：メンフィス ⇒ ロサンゼルス

エリア ナッシュビル (テネシー州) (アメリカ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

テネシー州で音楽を・・・、ケンタッキーで洞窟を楽しむ旅、2日目。

ナッシュビルの街 散歩・街歩き

今日は世界一の売り上げを誇るウィスキー、ジャック･ダニエルの蒸留所を訪れた。

ジャックダニエル蒸留所 博物館・美術館・ギャラリー

ナッシュビルから1時間半の距離だが、道中、干草を丸めたものがいくつも並ぶ、THE "カントリー音楽に出てくる田舎道"をひた走り、ラジオからもただひたすらカントリーが流れてくる。この旅の醍醐味を満喫。

待合室代わりのロビーには様々な展示がある。

この人がジャック・ダニエルらしい・・・。
この像、あまり貫禄が伝わってこない・・・。

ウィスキーの原料となる穀物の展示。
トウモロコシ、ライ麦、麦芽など・・・。

1904年に発売された最初のGOLD MEDALも展示されている。
考えてみれば100年以上前の飲み物が展示されているわけだから、凄い話だ・・・。

蒸留所では1時間のツアーに参加。

こちらも前日のGibsonの工場と同じく、社会見学の味わい満点なツアーで、ウィスキーの原料となるトウモロコシやライ麦、麦芽などを乾燥させ、液化/糖化→発酵→蒸留→ろ過→ビンに詰めるまでの一連の流れを見させてくれる。

これら一連の流れの中で出される廃棄物はゼロに近いらしく、トウモロコシやライ麦などの残りカスはステーキソースに使用されるらしい。

外にあるダニエルの像。
こちらは室内のそれより貫禄がある。

その像の奥に何やら穴が空いている。

湧き水が出ている。
この水がジャック・ダニエルにとっての聖水らしい。

次に案内されたのはこの小さな小屋。

どうやら歴史的な建物らしい。

中に入ると・・・

解説当時の社員の写真。
ものすごい歴史を感じる一枚。

そしてすぐ側にこれまた歴史を感じる瓶が・・・。

壁には社訓？っぽい言葉が掲げられている。

こちらはボトル工場。

入ると商品が積み上げられたディスプレイが迎えてくれる。
天井の部分に樽が並んでいる。

蒸留過程で匂わせてくれたアルコール＋発酵物の匂いはとても贅沢な香りだったが、ツアーに参加していた子供は「臭いだけだ！」と嘆いていた。君もあと十数年もすればこの良さがわかる時が来るよ、と心の中で笑ってみた。

お土産コーナーには巨大なギターがあり、昨日のグレイスランドの隣にあったHard Rock Cafeのギターを思い出した。

テネシー州では日曜日にボトルのお酒を買うことが法律で禁止されているらしく(バーなどでグラスで飲むのはOK)、この日はそこでお酒を買うことはできなかったが、普段はツアーの後にその場でボトルを買うことができるそうだ。

中には見たことのないボトルもいくつかった。変わりにレモネードを出してくれたのだがこれがまた美味しかった。

ジャックダニエル蒸留所から車で数分南西に走るとリンチバーグという町のダウンタウンっぽい広場がある。

ダウンタウンといってもアメリカの田舎町の中心部というだけで、高層ビルなどない。村役場っぽい建物が広場の中央に建っていて、その周りに土産屋が並んでいる。

その中にジャックダニエルのお土産やもある。

Tシャツの棚として樽を使用している。
単純に格好良い！と感じた。

ナッシュビルへの帰り道、ラジオから「カントリー・ロード」が流れてきて、窓の外を見ると"まさに！"の光景が広がっていた。

ナッシュビルのダウンタウンに戻り、最初に訪れたのがカントリー音楽の殿堂。

外観がピアノの鍵盤。

カントリー音楽殿堂博物館 博物館・美術館・ギャラリー

入場券。

"カントリー音楽のファースト・レディ"の特集が組まれていた。

トム・ハンクスとメグ・ライアン主演の映画「めぐり逢えたら」

館内は2階建てになっていて様々な展示物が並んでいる。

歴代のカントリー・ミュージシャンの衣装やら楽譜やらが展示されている。

予備知識がなかったものの、知っている名前もチラホラあり、楽器の変遷を実物で楽しんだり、ここでもエルビスの影響を感じたり、フェイス・ヒルの衣装に感激したり、存分に楽しむことができた。

JERRY LEE LEWISの衣装。

カントリー音楽の殿堂になぜ車が？と思って近づいてみると・・・

なるほど、格好良い！

ドアノブも銃になっている。

レコーディング・スタジオを再現した展示

エルビス・プレスリーのグッズ展示

壁一面に並ぶゴールド・ディスク。視聴もできるようになっている。

各種アワードの展示もある。

いかにも"カントリー"な変わった形のトロフィー。

テイラー・スイフトのドレスも展示されている。

個人的に一番嬉しかったフェイス・ヒルの衣装。

展示エリアの出口にあるTHANKSオジサンのパネル

お土産コーナーの壁にはゴールド・ディスクが所狭しと並んでいる。

ダウンタウンのビル

ライマン公会堂という現在も続いているアメリカ最古のラジオ番組の収録現場。

ライマン公会堂 劇場・ホール・ショー

ナッシュビルのコンベンション・センターのサインにはギターのピックが・・・！

昨夜見たブリジストン・アリーナ。
夜とは異なる印象を受ける。

ブリヂストン アリーナ スタジアム・スポーツ観戦

ナッシュヴィルの伝説的なライブハウス、"トッツィーズ・オーキッド・ラウンジ"。

トッツィーズ オーキッド ラウンジ ナイトライフ

他のライブハウス同様、毎日バンドが演奏を行っている。

壁は過去の出演アーティストのサインや、ファンのコメントでビッシリ。

すぐ側には複数のライブハウスが並んでいる。

川に架かる橋を渡ると・・・

地元のアメフト・チームのホーム・スタジアムがある。

LP フィールド スタジアム・スポーツ観戦

橋から見たHard Rock Cafe

その後、メイン･ストリートとなるBroadway沿いでMargaritavilleというお店で夕食。

店内の階段はピアノの鍵盤スタイル。

昨夜、行列ができていたお店で座席に案内されるまでに45分も待たされたが、この待っている時間が実は至福の時間となった。店に入ってすぐのところにバーがあり、座席に案内されるまではそこでドリンクを頼んで店内で待っていられるシステム。

レストランの名前にもなっているので、マルガリータを頼んで、窓際で演奏していた親子の歌に耳を傾けた。

お父さんも娘も典型的なカントリー・ミュージシャンの歌い方で、外見もテンガロン・ハットをかぶせれば、"いかにも"な親子。

お父さんも上手いのだが、娘が劇ウマで、昔買ったことのあるJessica Andrewsというミュージシャンを思わせる声＋歌い方で、通された座席からは彼女の歌声が聞こえなかったのが非常に悔やまれる。

Lady Antebellumのヒット曲「Need You Now」は最高だった！

素敵なバルーン・ハットを被ったカップル

しかし通された座席、というか頼んだメニューにもまた驚かされた。まずはドリンク。Purple Parrotという名前で午前中に訪れたジャック･ダニエルというウィスキーをベースにしたマルガリータに大好きなココナツのラムが入ったもの。美味い！

そしてスターター、これがアメリカで食べた中でもTOP 5に入るほどの味。その名はCrab, Shrimp & Mushroom Dip。カニと海老とマッシュルームのディップ。頼む前はこれらの具材を何かに浸して食べるものかと思っていたら、これらの具材が煮込まれたチーズにガーリック･トーストを浸して食べるという代物で、久々に食べ物で感動しました。

食事を済ませた後でもう一度、彼女の歌声を聞いてから店を後にし、次の目的へと向かった。

夕暮れ時のHard Rock Cafe

壁には巨大な人間が描かれている。

映画にもなったCOYOTE UGLY

ギリシアのパルテノン神殿は皆さん、ご存知だろう。壊れかけた巨大な神殿だ。

パルテノン神殿 博物館・美術館・ギャラリー

しかし、その原寸大のレプリカがこのナッシュビルにあることはほとんど知られていない。

自分も今回の旅が決まって、ナッシュビルについて調べている際に知った。

訪れたのが夜だったので、ライトアップされた神殿を見る事ができた。

公園の中央にそびえ、威光を放っていた。

ギリシアで見た実際のパルテノンは壊れているが故の荘厳さというのがあったが、このナッシュビルのパルテノンには完成された美しさを堪能させてもらった。

翌日は世界一の長さを誇る場所を尋ねた。