2015/02/07 - 2015/02/08
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miracleさん
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京都での大事な用事を終え、「琳派400記念祭」にちなんで特別公開されているお寺へ参りました。
琳派の絵師・俵屋宗達ゆかりの「頂妙寺」(京都冬の旅にて初公開)、琳派を代表する尾形光琳らの画が展示されている「妙顕寺」、琳派の祖・本阿弥光悦の菩提寺「本法寺」(21年ぶりの公開)へ。
真冬の京都の底冷えに震えつつ・・・
夜は料亭「木乃婦」さんで、翌日のランチは「半兵衛麩」さんで、ほっこり温まる美味しいお料理を頂きました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
知恩院さんでの用事の後、「頂妙寺」(日蓮宗本山のひとつ)へ。
?仁王門通″の由来となっ立派な仁王門。
鎌倉時代の仏師、運慶・快慶作の毘沙門天、持国天が安置されています。
迫力に圧倒され…、門の雰囲気だけをパチリと。頂妙寺 寺・神社・教会
-
残念ながら、見どころすべて、撮影禁止。
いちばんの見どころは、ポスターになっているこの「牛図」です。
俵屋宗達の筆による「牛図」は、墨の?たらしこみ技法″(下地が乾かないうちに次の色を落とす技法)によって、牛の逞しく猛々しい筋肉を表現しています。
繋がれない牛の自由を称え、江戸幕府の縛りに抗ったのだと・・・
暴れ牛、闘牛のように見えるのは、そういうことかと・・・
*琳派400年記念祭にちなんだ非公開文化財特別公開は、3月18日(水)まで(公開期間が異なる寺院もあり)。料金は1か所600円。 -
18:30。夕食は、予約を入れていた京料理「木乃婦」さんへ。
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「和食」が世界無形文化遺産に登録されるため尽力したメンバーの一人、三代目料理人、高橋さんのお店。
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お庭をのぞめるお部屋はすべて個室。
掘りごたつ式で寛げます。 -
先付けは、こうたけと百合根のスープ。
どろりとしていて、甘苦いような初めてのお味!
薬膳スープのよう・・!? 体に良さそうな味で、お寺で冷えた体がとても温まります。 -
温めついでに、伏見の日本酒を熱燗で。
木乃婦さんオリジナルの徳利とおちょこ(非売品)が素敵です。 -
大トロの握りと、赤貝のぬたの土筆のせ(こっちはよく見えていません)。
こちらのお店での大トロの登場にびっくり。
トロは、お口の中でとろけていきます。 -
トラフグの薄造りと車エビのお造り、地鶏の卵黄のせみぞれポン酢しょうゆ。
フグをみぞれポン酢で頂くのは初めて!
さっぱりとしていながら、フグのほのかな甘みを引き立てます。 -
ハマグリのしんじょう。
大感激!の一品でした(見た目は地味ですが…)。
はまぐりの旨みがお口いっぱいに広がります。
汁も具も、磯のい〜い香り、はまぐりの味そのもの、なんです。 -
カニとあわびの叩きオクラのせ、その次がこちらのごま豆腐とフカヒレ鍋。
金華ハムと鶏ガラ、昆布だしでとったコクありスープに、とろりと溶けそうなフカヒレ、ねっとりクリーミーな口当たりのごま豆腐が・・・後を引く・・・
こちらも、初めてのお味でした。 -
ゆずと百合根のご飯に、黒毛和牛のステーキ、赤だし、千枚漬け。
さわやかなゆずがアクセントの甘味のあるもっちり・しっとりとしたご飯に、お箸で切れるほどやわらかなステーキが合います。 -
デザートは、バニラアイスにいちご、チェリモヤのゼリー。
料亭でチェリモヤのゼリーというのが斬新。
デザートの器がロイヤルコペンハーゲンというのも新鮮。
?新風を感じる京料理″というコンセプト通りのお料理でした。
強く印象に残るお料理が多く、美味しかったです。ご馳走様でした。
*旬のおまかせ会席2万円のコースでございました。 -
翌日は、「妙顕寺」へ。
鎌倉時代に京都初の日蓮宗道場として創建された大本山。 -
内部は庭園以外、撮影禁止。
総欅造りの本堂は想像以上にきらびやかで、天井には信徒の家紋があしらわれていました。
風情ある3つの庭園のうち、こちらが「四海唱導の庭」
貴人を迎える勅使門に面しています。 -
「孟宗竹の坪庭」
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尾形光琳の屏風絵をなぞらえた「光琳曲水の庭」
一筋の道が、曲線を描いて流れる水のように見えます。
◎今回特別に、光琳筆「寿老松竹梅三幅対」など寺宝も展示されていました。
「寿老松竹梅〜」必見です。
強烈な存在感がある画というわけではありませんが、寿老の豊かで穏やかな表情、迷いも気負いもない、丸くふくよかな筆使いが印象的でした。
*2/28〜3/9は拝観休止だそうです。 -
琳派の祖、本阿弥光悦の菩提寺「本法寺」(日親上人が創建した日蓮宗総本山のひとつ)へ。
光悦は、桃山〜江戸時代に書画・陶芸・茶の湯など、多岐にわたって才能を発揮しました。 -
光悦の作庭と言われる「巴の庭」(名勝)
半円を二つ組み合わせた円形の石(左)と、
切り石による十角形の蓮池(右。この時期、蓮はお目見えしてません)で、
「日」「連」を表現しているそうです。
*3/10までの公開。 -
ちょっとだけ、北野天満宮さんへ。
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紅梅が開花し始めていました。
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ちょっとだけ、清明神社さんへ。
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そして、ランチタイムは、「半兵衛麩」さんへ。
元禄二年(1689年)創業。325年にわたり、お麩と湯葉一筋に伝統の味を守り続けている老舗です。 -
お客様で賑わっていましたが、お庭を眺められるテーブル席で、ゆったりとお食事を頂くことができました。
-
ランチタイムのみ、お食事を楽しめます。
コースは1本のみ。
生麩の田楽から麩まんじゅうまで、職人の技が光る、こちらのお店ならではの京の麩料理が味わえます。 -
こちらは、汲み上げ湯葉。
からし醤油で頂きます。 -
焼き麩。
細工麩。
風雅な見た目。カリッと香ばしい食感です。 -
生麩の白味噌仕立て。
麩料理の御膳のほかに、4品ほど頂いて、3000円のコース(税別)。
ヘルシーなお麩の料理を少量ずつ、様々な仕立てで楽しめ、どれも美味しかったです。
コストパフォーマンスが非常に高いと思いました。
リピートしたいお店です。 -
こちらも美味しかったので、今回来られなかった家族のために、帰る前、「木乃婦」さんで折詰弁当を購入(もちろん自分たちの分も^^)。
(前日にお願いしておきました) -
かに、えび、あわびが入った、料亭の味満載の豪華な折詰弁当(5000円)。
いちごとグレープフルーツのゼリーもさわやかな味で、美味でした。
*********************
真冬の京都で出会った、琳派の作品、お料理の数々。
京都の底冷えには震えましたが、いい時間を過ごすことができました。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- わんぱく大将さん 2015/06/02 08:39:36
- これで500円?
- miracleさん
どちらのお店もおいしそうですね。(って、スパゲティの続きで)で、弁当、500円、これでかよ?! それこそミラクルさん登場〜。
よく見たら、5千円でした。 老眼がすすんどる。
大将
- miracleさん からの返信 2015/06/03 00:05:29
- RE: これで500円?
- わんぱく大将さん
またまた、ありがとうございます!
> どちらのお店もおいしそうですね。(って、スパゲティの続きで)で、弁当、500円、これでかよ?! それこそミラクルさん登場〜。
> よく見たら、5千円でした。 老眼がすすんどる。
がはは!
これで500円だったら、この店、潰れちゃうかも〜!(笑)
普段はなかなか食べられない豪華弁当でしたが、それなりの価値がありましたよ。
またいつか、食べられますように〜(笑)
Miracle
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