2015/01/14 - 2015/01/26
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funasanさん
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ボラカイ島にロングステイ(8連泊)していると、色々見えてくる。一番驚いたのは「韓国人、中国人が大挙してやってきているのに日本人が皆無」なことである。ホワイトビーチを歩いていても日本語は全く聞こえてこない。
ホワイトビーチの海水は透明で実に綺麗である。サンセット(写真)の美しさは例えようがない。また、夕闇とともにビーチには無数のレストランがオープンし、ライブ演奏を聞きながらロマンチィックディナーも楽しめる。朝から夜までお楽しみは尽きない。
一方、現地フィリピン人のその日暮らしにも驚かされる。ビーチには多数の客引きがおり観光客にツアーの斡旋をする。お客を捕まえツアーを斡旋すれば手数料が入り、1日200ペソ(540円)くらいで一家を支える。1日1人お客を見つければその日の一家の稼ぎになる。
悪い商売ではないが、未来がない。ただし、不幸とも言えない。沢山の子供や地域の人たちに囲まれ心豊かに暮らしている(らしい)。
私にとってフィリピンは未体験ゾーンである。先入観を排して自分の目と感性で今のフィリピンを見てみよう。
注:為替は1ペソ=2.7円で換算する。
私のホームページに旅行記多数あり。
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/
(新刊『夢の豪華客船クルーズの旅
ー大衆レジャーとなった世界の船旅ー』案内あり)
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ボラカイ島2日目の朝、さっそくバルコニーに出て深呼吸をする。暖かい風が心地よい。
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朝7時、ホテル「ソフィア・ボラカイ」のレストラン(写真)に行く。はじめてのホテルの朝食だ、期待が湧く。
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しかし、メニュー(写真)は貧弱で味も良くない。これには失望した。昨日のランチといい、けさの朝食といい、食事はダメである。
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朝食後、プールサイドのチェアー(写真)に寝転がって早くも読書タイムにする。背後から私の好きな癒し系のピアノ音楽が流れリゾートムードに包まれる。Very Good.
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午前10時のシャトルバスでホワイトビーチ(写真)に行く。天気が良いと白砂がまぶしいくらいに輝く。
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ホワイトビーチ(写真)は南北に4Kmにわたって延びており、どこを見ても素晴らしい景色が続く。しかも、暑くも寒くもない。朝からTシャツ、短パン姿で気持ちよく散歩する。
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今日1日、このビーチで何もせずに過ごすつもりなので、私の安住の場所(パラソル・チェアー)を探さねばならない。幸いなことに、ビーチには所狭しとチェアー(写真)が並んでいる。
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私は大きなパラソルとフカフカのソファーを備えたチェアー(写真)を選んで、ここを私の本日の拠点とした。使用料1日500ペソ(1350円)、1ドリンク付き。
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目の前にこれからビーチエントリーするダイバー(写真)が見える。私も一応ダイバーである。しかし、ライセンスと取ってから十数年も潜っていない。もっぱらシュノーケルばかりで楽しんでいる。
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ホワイトビーチの海水は透明で実に綺麗である。嬉しくなって目の前の海(写真)で泳いでみる。水温は冷たくも熱くもなく丁度いい。Good.
泳いだ後は、ふかふかのソファーに寝ころび、読書、仮眠、そして暑くなればまた海へ、これを繰り返す。 -
ホワイトビーチには無数のレストランが店を開いているので食事に困ることはない。私のチェアーの近くにピザハット(写真)があったので、見晴らしのよい2階席に座ってランチにする。
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この日は「エビ入りパスタ」(写真:189ペソ、510円)とボトルの水(25ペソ、68円)を注文。うまい!
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私は日本ではめったにピザハットには行かないのであるが、翌日も利用した。「スプレム・ピザ(1〜2人分用)」(写真:119ペソ、321円)とボトルの水を注文。これもうまい!
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午後になると太陽が強烈に照りだし、夏本番のビーチ(写真)になる。海上では沢山のヨット、バンカーボート、モーターボートが走り、空にはパラセイリングが舞う。今日は1月16日。寒い日本の冬との違いに驚く。
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午後3時頃になるとビーチのパラソルの下では暑くなる。夕涼み?のためにお気に入りの場所「ボラカイ・マンダリン・ホテル」(写真)に行く。
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ここのビーチサイドのレストラン「Don Vito Ristorante Italiano」(写真)に入ってカプチィーノ(写真:120ペソ、324円)を注文する。濃厚でとてもうまい!
注:カプチィーノの代金は95ペソであるが、サービス料10%、付加価値税(消費税)12%がしっかり取られて請求される。他のレストランも同様。 -
そして、持参した本『金なしコネなしフィリピン暮らし』志賀和民著を読みはじめる。「危ない国という偏見は捨ててしまおう」「フィリピンは愛と笑顔あふれる楽園だ」と彼は言う。
写真:ホワイトビーチのサンセット -
ボラカイ島に来て一番驚いたのは「韓国人、中国人が大挙してやってきているのに日本人が皆無」なことである。注:中国語を喋っている人が中国大陸からか、台湾、香港から来てるのかは私には分からない。
写真:ホワイトビーチのサンセット -
韓国人は団体で続々とやってくる。しかも、若者、中年、子供連れのファミリーまで顔ぶれは多彩だ。ホワイトビーチの中心(ステーション2)に近い場所に韓国レストラン、韓国人経営ダイビングショップがあり、韓国人で大賑わいである。
写真:ホワイトビーチのサンセット -
あるダイブショップのスタッフの話によれば、ボラカイ島の1か月あたりの外国人観光客の内訳は「中国人9000人、韓国人5000人、日本人500人」という。私は「嫌韓論」や「嫌中論」にくみしないが、ここまで日本人が少ないことに非常に違和感を感じた。
写真:ホワイトビーチのサンセットとディナーテーブル -
ボラカイ島は素晴らしい。夕闇とともにビーチにはディナーテーブル(写真)がセットされ、スタッフはお客を笑顔で迎える。
こんなに素晴らしいボラカイ島になぜ日本人は来ないのか?やはり、フィリピンに対するイメージの悪さが原因の1つであろう。先入観を排して今のフィリピンを見てみよう! -
今夜のディナーはホワイトビーチのステーション2にある「パラディソ・シーフード・レストラン」(写真)にする。店頭に並べられた魚の1つ1つの値段を聞きながら白身魚を選ぶ。そして、「塩、コショウを少なめにグリル」するよう注文する。
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本日のメニュー「白身魚のグリル」(230ペソ、621円)「野菜のグリル」(320ペソ、864円)ボトルの水(30ペソ、81円)。税・サ込、端数切り上げで600ペソ(1620円)払う。結構うまく、全部食べる。これで野菜不足は解消だ。
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翌日は台風接近で朝から大荒れの天気になる。よって、山の上のホテルでのんびり過ごし、お昼近くにホワイトビーチに行く。ステーション1近くの綺麗なホテル「Willy's Beach Hotel」のレストランから心に響くギターの音楽が流れてきたのでフラフラと店内に入る。
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ここのオン・ザ・ビーチのレストランで荒れる海を眺めながらランチタイムにする。軽めのサラダ(写真:265ペソ、715円)を食べ、食後にカプチィーノ(85ペソ、230円)を味わう。ホテルスタッフと話をしていて、食事をすれば1日中ホテル専用チェアーが使えることを知った。前日、500ペソも払ってラウンジ・チェアーを確保したのがバカらしくなった。失敗を教訓に!
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ある日の午前10時、バンカーボート(写真左)をチャーターして3時間のシュノーケル・ツアーに行く。台風が去り、空一面に青空が広がる。絶好のシュノーケリング日和である。
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しかも、乗客は私1人、つまり完全にプライベートなツアーである。代金は2500ペソ+フィンレンタル300ペソ、合計2800ペソ(7560円)で行きたい場所に連れてってもらい、思う存分シュノーケリングができる。2人で参加すればもっと割安になる。
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10人乗りのバンカーボートには中年の船頭(写真)とアシスタントの若者1人、そして乗客の私、合計3名。強烈な太陽光線が降り注ぎ海面がキラキラ輝いている。
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一気に気分が盛り上がってくる。Let'go,goだ。最初はホワイトビーチ沖にある「コーラル・ガーデン」。ここで1時間ばかりシュノーケリングをする。
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水深2〜3mの海底に様々なサンゴが生えており、熱帯魚が群れている。ただ、イマイチ透明度がなく、水面からサンゴが遠いので感激がない。ダイビングで潜ればもっと楽しめるであろう。
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一通りサンゴ礁や熱帯魚を観察した後、船頭からパンをもらい熱帯魚に餌やりをする。もの凄い数の熱帯魚が集まりパンを持った手がつつかれる。結構面白い。
写真:ホワイトビーチ沖に停泊する大型船?ポンツーン? -
次に今日のメインである「クロコダイル島」に移動する。ホワイトビーチ沖を南下していくと所々に孤立した白砂のビーチ(写真)がありホテルらしき建物が建つ。
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ボラカイ島の南端は岩場になっており、崖の中腹にコテージ、崖の上にホテルらしきものが見える。ここで泊って岩場の海に潜れば恐らく綺麗な竜宮城に出会えるのでは?
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遠くに「クロコダイル島」(写真)が見えてきた。まさに「ワニ」の形をした島である。この島とボラカイ島との間(写真左側)が浅瀬になっており、サンゴ礁の群落がある。
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水深1〜1.5m、ボートの上から海底が見える。シュノーケルを装備して海に入ると目の前にサンゴのお花畑が広がっている。これは凄い!ただし、無残にも破壊され死滅したサンゴも多い。周囲にはおびただしいボートが停泊しそこらじゅうに錨を下ろす。あまり規制(サンゴの保護)されていない雰囲気がする。
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「クロコダイル島」はボラカイ島随一のシュノーケリング・ポイントである。しかし、残念ながら昨年訪れたセブ島(マクタン島周辺のシュノーケリング・ポイント)に比べると大分落ちる。
ツアー終了後、少し疲れがあり、日本料理レストラン「浜」でサーモンの刺身(合計約600ペソ、1620円)を食べる。うま〜い。ご飯も味噌汁も日本の味だ。少々高いが満足。 -
実は、私はビーチのチェアーで寝転がっていて、客引きのフィリピン人青年から声をかけられ、シュノーケリング・ツアーの申し込みをしたのである。
写真:見事なサンセット -
彼はわりと折り目正しい態度で私に話しかけ、流暢な英語だったので私もそれなりに対応した。そして彼と色々話をした。
写真:見事なサンセット -
「ダイビングショップにお客を連れていくと10%の手数料がもらえる。1人3000ペソのダイビングツアーに誘えば300ペソの収入になる。それが1日の稼ぎだ。」
写真:見事なサンセット -
「ハイシーズンになると他の島から大勢のフィリピン人がボラカイ島に来て客引きをやる。よって、競争が激しくお客がつかまらない日も多い。ひどい時は、9日間お客なしだった」と彼は言う。
写真:見事なサンセット -
彼はパナイ島のカティクランに住み、毎日友人の帆船(エンジンなし)でボラカイ島に来てお客を探す。しかも、カティクランに奥さんと子供4人(11才、9才、6才、2才)がおり、家族の収入は彼の手数料稼ぎだという。
写真:見事なサンセット -
どこまで本当なのか半信半疑で聞いていたが、彼のようなその日暮らしのフィリピン人は普通のことで驚くに値しないらしい。彼の収入では子供にまともな教育はつけられない。
彼と親しく話しているうちに「日本に行って働きたい。どこか働き口はないか?カティクランの家に遊びに来ないか?」と誘ってきた。あまり深入りすると危険なので遠慮しておいた。
写真:ヴァイオリンとギターの生演奏を聞きながらのディナー『Casa Pilar Beach Resort』にて -
彼のようなその日暮らしの生活を送っていては貯金はできず、生活の向上は望めない。1国の繁栄はその国の中間層の発展に大きく依存する。戦後日本が奇跡の発展をした最大の理由は「一億総中流」とも言われる中間層の大発展にある。現在のフィリピンには中間層が発展する基盤がない。よって、未来はそれ程明るくない。
写真:チキン・カツ(280ペソ、756円)、マンゴー生ジュース(90ペソ、243円)
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