2014/10/18 - 2014/10/19
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naoさん
太平洋圏の若者に国際的な教育の場を提供することを目指し、2007年4月1日に開学した環太平洋大学に、安藤忠雄氏設計の建物を訪ねました。
岡山市東区の豊かな自然環境の中に位置する同大学キャンパスには、2009年竣工のアスリートホール「TOP GUN」と、2013年竣工の学舎「PHILOSOPHIA」の2棟が建っています。
「TOP GUN」は、キャンパス正面に横たわる全面ガラス張りの建物で、真ん中に大きく開けられたゲートをくぐり抜けてキャンパスへのメインアクセス道路が延びています。
建物内には、全国レベルの大会の開催も可能な柔道場をはじめ、剣道場、アスレチックホールなどの施設が用意されており、体育の授業や体育会学生のトレーニングのほか、地域の生涯スポーツ施設として、幅広い世代の人々に開放されています。
「PHILOSOPHIA」は、「TOP GUN」のゲートの手前、いわばキャンパス外に建てられたコンクリート打ち放しの学舎で、ガラス張りの六角形の講義室やイングリッシュエリアなど、講義や研究に使用されています。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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岡山市東区にある環太平洋大学へやって来ました。
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太平洋圏の若者を対象に国際的な教育の場を提供することを目指し、2007年4月1日に開学した同大学キャンパスには、2009年竣工のアスリートホール「TOP GUN」と、2013年竣工の学舎「PHILOSOPHIA」と云う、安藤忠雄氏の設計になる2棟の建物が建っています。
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こちらは、講義や研究に使用される「PHILOSOPHIA」です。
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道路に面して開けられた塀のスリットから覗き見た、南側のサブエントランスです。
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では、サブエントランスの方へ向かいます。
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サブエントランス前の広場です。
建物には平面形状を巧みにカバーする、平行四辺形の大胆な大屋根が架けられています。
また、広場に面して2階へ上がる階段とともに、安藤さんお得意の長〜いスロープが設けられています。 -
1階と2階のサブエントランスです。
階段右手の壁を抜けると、正面エントランスに通じています。 -
サブエントランスの左手にあるスロープの取り付き部です。
このスロープは、外壁に沿って延々と2階まで延びています。 -
2階のサブエントランスへ上って来ました。
入口扉は施錠されているので、ガラス越しに内部の様子を写させていただきました。
レンズフードの隙間から、ガラスに映る外の様子が写りこんでしまっていますが、ご愛嬌と云うことで・・・。 -
こちらは1階のサブエントランス内部の様子です。
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では、長〜いスロープ伝いに・・・
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2階へ向かいます。
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2階へのスロープの途中から見たデッキの様子です。
このデッキは、2階西側中央部のサブエントランスの前に設けられています。 -
2階西側中央部のサブエントランス内部の様子です。
2階南側サブエントランスから続く廊下と直交する形で設けられています。
ここでも外の様子が写りこんでしまいました・・・。 -
デッキから六角形の講義室を見下したところです。
講義室の上に見える、ガラス張りの建物は「TOP GUN」です。 -
長〜いスロープを引き返して、デッキの下へ降りてきました。
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講義室の手前には、中庭を形づくる大きな壁が建っています。
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中庭には、楠の若木が一本植えられています。
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1階西側中央部のサブエントランス内部の様子です。
奥に見える扉はメインエントランスの扉です。 -
講義室と大きな壁の関係を写してみました。
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講義室屋上と本体2階床レベルをフラットにすることを設計コンセプトにしているためか・・・
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外観高さを押さえつつ室内高さを確保しなければならないと云う、相反する与条件を、講義室全体を半地下式にすることで解決しています。
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講義室から本体建物を振り返ったところです。
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コンクリート打放しの壁が、樹々が落とす影絵のスクリーンになっています。
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講義室の内部です。
地盤面より床が下がっているので、半地下式になっているのがよく判ります。 -
講義室の外観です。
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講義室を過ぎた辺りで、北面の外観が見えてきます。
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この低く抑えた外観を生み出すために・・・
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あえて講義室を半地下式にしているんですね。
では、「TOP GUN」へ向かいます。 -
キャンパス内にある「TOP GUN」は、「PHILOSOPHIA」とは外周道路を隔てて建っているので、連絡用の橋が架けられています。
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橋を渡ってキャンパス内へやって来ました。
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「TOP GUN」の下に連絡橋が見えています。
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この建物は安藤さんにしては珍しく、全面ガラス張りで設計されています。
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でもよく見ると、ガラスの内側にはコンクリート打ち放しの部材が使われているようです。
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「TOP GUN」の中央部に開けられた大きな開口は、正面ゲートとして機能しています。
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道路沿いに植えられた欅が、色付き始めています。
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屋上へ通じる階段は、建物全面に設けられています。
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階段からキャンパス全体を見たところです。
法面には、インターナショナル・パシフィック・ユニバーシティーの頭文字が、低木を刈り込んで浮きあがらせています。 -
「TOP GUN」の屋上から見た、「PHILOSOPHIA」の全景。
本体の屋根が平行四辺形になっているのが判ります。
では、地上に降りて観察を続けます。 -
「PHILOSOPHIA」の整形な建物に架かる平行四辺形の屋根の取り付き方がダイナミックです。
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アクセス道路の正面に横たわる「TOP GUN」。
キャンパスを訪れる人々は必ずこのゲートをくぐることになります。 -
屋上には、シンボリックな開口が開けられています。
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コンクリート打ち放しの壁に付けられた建物銘板。
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建物内部を見ると・・・
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やっぱりコンクリート打ち放しの部材が躍動しています。
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丸い開口の上には、青空が広がっています。
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コンクリート打ち放しの階段手すりの外側にまでガラスを使っているのは・・・
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設計コンセプトの表れでしょうか・・・。
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真下から見上げると、まるでガラスの箱が・・・
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ポッカリと青空に浮かんでいるようです。
では「TOP GUN」はこれくらいにして、「PHILOSOPHIA」へ戻ります。 -
「PHILOSOPHIA」へ戻って来ました。
平行四辺形の大胆な屋根が、区画の壁を越えて伸びています。 -
右側に見えるのは講義室の上部です。
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南側を見ると、楠が植えられた中庭部分が見下せ・・・
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振りかえると「TOP GUN」を見上げることになります。
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北側エントランスの扉に・・・
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塀に開けられたスリットが映りこんでいます。
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塀沿いに右に曲がると、メインエントランスに通じています。
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「PHILOSOPHIA」の正面側には、竪線を基調にした、コンクリート打ち放しの柱列と竪格子の建具がしつらえられています。
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やっぱりここでも大胆な屋根に目が行ってしまいます。
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ここから見ると、「TOP GUN」の斜め柱などの内部構造がよく判ります。
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こちらは「PHILOSOPHIA」の建物銘板。
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階段の上に見えるのがメインエントランスです。
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道路から1階レベルへ上がるスロープ。
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石張りの塀に開いている開口部をくぐると、メインエントランスに通じています。
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塀沿いに建物外周を歩いて、またまた南側サブエントランスへやって来ました。
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塀のスリットをとおして見た南側のサブエントランス。
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建物西側の、2階へ通じる長〜いスロープの様子です。
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でっ、またまた屋根を見上げてしまいました。
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正面の打ち放しコンクリートの低い壁の向こうに、道路とエントランスをつなぐ階段があります。
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キャンパス内へ通じるアクセス道路から見た「TOP GUN」正面ゲートの様子です。
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「TOP GUN」と、紅葉を迎えようとしている欅。
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では、慌ただしいながらも充実した旅を終えて、家路につきます。
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