愛は吹雪にも－7℃にも勝つ！アール・ヌーヴォー三昧の旅②午後から吹雪のアントワープ

2014/12/27 - 2014/12/27

世界中で一番行きたかった場所、アントワープ。
宿泊しているブリュッセルから約１時間と近く、往復鉄道でのラクラク日帰り旅ですが、天気予報は雪！
波乱の予感、大、です。

＜旅の予定＞
１２月２６日（金）伊丹空港発　JL3002　　成田空港着
　　　　　　　　　成田空港発　KL0862アムステルダム・スキポール空港着
　　　　　　　　　スキポール空港発THALYS9382ベルギー、ブリュッセル　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ブリュッセルに５泊）
１２月２７日（土）アントワープ観光
１２月２８日（日）ブリュッセル観光
１２月２９日（月）　　〃
１２月３０日（火）ブリュージュ・ゲント観光
１２月３１日（水）ブリュッセル発THALYS9315スキポール空港着　機内泊
１月１日（木）　　関西空港着

＜目的＞
「アール・ヌーヴォ－建築を観て、ベルギービールを堪能する」

エリア アントワープ(ベルギー)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ショッピング: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: KLMオランダ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: ワールドエアシステム

到着翌日の朝、早起きして、泊まっているホテル・メトロポールの写真を再び撮ります。
部屋の照明。

エントランスホールの天井。

エントランスホールにクリスマスの飾りが…

これも、エントランスホールの天井。

フロントホール。

階段の柱。

朝食の部屋も優雅です。

朝食ビュッフェの、パン・ワッフル・マフィンがとてもおいしかったです。

今朝は、これとヨーグルトの朝食。

今回の旅のメインとも言える、アントワープに出発です。
ホテル前の駅からメトロで、ブリュッセル南駅へ。
日本で入手していた、ベルギー国鉄のウイークエンドチケット（８．２ユーロ）を握りしめ、乗り換えします。
夜から雪で、今朝も少しながら降っています。
車窓からの景色は、限りなくロマンチック。
今回立ち寄る予定のないメッヘレンが、雪化粧されてものすごく美しく見えてしまう。
次は是非訪れたい！と思わせます。

アントワープ中央駅です。ここが、一番来たかった。
駅がこんな美しさを誇っていいのか？いいんです、美しければ。

天気が悪く暗いせいもあり、きれいな写真が撮れません（泣）。

アントワープ中央駅外観。

次に、メイン第２弾が控えており、駅構内の観光案内所へ。
無料のマップをもらい、トラムの５回券を買う。案内所の人から、目的地を聞かれ、行き方を地図にマークしながら丁寧に教えてもらいました。

ベルヘム地区の、コーケルス・オスイレイ通りです。
アントワープ中央駅近くの停留所から１１番、Exterlaan行きのトラムに乗り、
Draakplaats停留所で下車します。

とにかくすごい邸宅街です。

路面は凍ってツルツルと滑り、

走る車には雪はねを上げられます。

しかし、負けずに写真を撮りまくりました。

コーケルス・オスイレイ通りでは、この家が一番気に入ったかも。

こんな窓が、ほ、ほしい…。

両隣の家も素敵です。

コーケルス・オスイレイ通り５０番地の家（Ｊ．ホフマン作）。

ドアもいいですよね。

コーケルス・オスイレイ通り。屋根の上に何かが…。

何かはわからないけど、格好いい。

みぞれがレンズに落ちてきて、散々ですが。

写真を撮りまくり。

左右別の番地がついているので、１棟に２軒ということでしょうか。１軒でいいから、くれないものか…

コーケルス・オスイレイ通り。

気になった家は細部の写真も。

コーケルス・オスイレイ通りが、５つ角の交差点に突き当たり、ここからは、別の通り、ワーテルロー通りに入ります。

ドアが三つということは、３軒？
是非とも１軒私に…。
もういい、と自分に突っ込み入れながら、写真を撮り続けます。

このあたりで、冷えたせいでトイレに行きたくなり、トラムを降りたときにチェックしておいた停留所近くのカフェ「Tafel 014」まで走って戻ります。
ホットコーヒーとクロワッサン（大き過ぎる）で温まった後、寒いのを我慢して、再びワーテルロー通りへ。
ヴァン・マレー通りとの交差点にある四季の家（Ｊ・バスクールとＪ．ホフマンの作）です。
交差点の４棟に、それぞれの季節を描いた壁画があり、色調は緑と茶２棟ずつ、統一感があり、この地区の建築の中心的存在です。
見ごたえがあります。

暖かいカフェから出た直後なので、レンズが曇って自然のフィルターがかかっています。

四季の家。

四季の家の壁画部分。

ワーテルロー通り。

ワーテルロー通りの家。
邸宅揃いだった、コーヘルス・オスイレイ通りより、間口が狭いブリュッセルタイプ(こんな用語はありません。これじゃあまるでワッフルです。)のようです。

でも、間口の狭い可愛い家の方が好きなので、気に入った家の窓は写真に撮ります。

ワーテルロー通りでは、この家が一番可愛い。

ワーテルロー通りのおしゃれな家。

カ、カワイイ！これも、ほしい。

ワーテルロー通り。玄関横の柱の装飾が、贅沢。

ワーテルロー通り。この家も、好きです。

ワーテルロー通り。この二戸イチも、素敵です。

また、邸宅です。ここからは、トランスヴァール通りです。

また、すごく好きなのを見つけてしまいました。

チョーカッコイイ！

トランスヴァール通りでは、この家がほしいですねぇ。

隣の家も捨てがたい。

トランスヴァール通り。

トランスヴァール通りの端までやってきました。
さっき入ったカフェのすぐそばです。

ベルヘム地区に別れを告げ、アントワープ中央駅まで戻ります。
が、なかなかトラムがこない。
時刻表通りにこず、別路線のトラムばかり行き交います。
寒く、雪もひどくなり吹雪いてくる中、４０分強待ちました。
一緒に待っている地元の人々の中の、背の高いダンディーな紳士がウインクしてくれたのが、救いでした。
私もウインクの練習しようっと。
英会話の勉強をしなさい。

１２月２７日正午過ぎの、アントワープ中央駅前です。

雪のデルレイ、絵になります。
スイーツが美味しいと、ガイドブックにも載っているお店。
雪を避け、併設のカフェに飛び込みます。

ホットコーヒー、後ろのはパスタについているパン。２個しか食べられなかったけど、すごくおいしかったです。

バジルソースとサーモンのパスタ、絶品です。

洗練された雰囲気の素敵なカフェでした。

店から出ても吹雪はおさまっておらず、屋内で観光できるアントワープ聖母大聖堂に徒歩で向かうことに。
途中、ゴシックやバロック建築が立ち並ぶ通りを通りましたが、写真を撮るどころか、風も強くゆっくりと観ていられない程。く・や・しー。

アントワープ聖母大聖堂です。内部は、空気まで清らかで厳かです。聖母様、さっき、クヤシイって言ってすみませんでした。

アントワープ聖母大聖堂。

アントワープ聖母大聖堂。

アントワープ聖母大聖堂内の、ルーベンス「キリストの昇架」です。

グローテマルクトの市庁舎と屋台。
やっと撮った写真です。

お買い物を先にすることに。
元宮殿の建物にあるチョコレートショップ「チョコレートライン」で、お土産チョコを購入しました。

ルーベンスが死ぬまでの３０年間過ごしたという、ルーベンスの家です。
当時のルーベンスの名声や、活気がしのばれる工房です。
建物好きなため、内部より、アトリエのファサードを楽しみにしてきたのですが、工事中で、足場の隙間からの見学となりました（2014年12月27日）。

吹雪はやまず、これ以上の観光はあきらめ、ブリュッセルに戻りました。
ザウト地区のアール・ヌーヴォ−建築も観に行きたかったのにな。
吹雪く前にベルヘム地区を堪能できて、大成功としましょう。

左から観光案内所でもらったアントワープのシティーマップ、ルーベンスの家入場時にもらった展示の説明パンフ、聖母大聖堂内にあった日本語の展示案内リーフです。

この旅行記へのコメント （5）

• milkさん 2015/02/04 00:00:45

  初めまして。

  尚美さん、初めまして。
  
  私は今年の5月にベルギー・オランダに行く予定なのですが、まほうのべるさんから「ベルギーの素敵な旅行記があるよ」と教えて頂き、訪問させて頂きました。
  
  何とも素敵なアール・ヌーヴォーの建物たち☆
  今回の旅行でアントワープには行く予定なのですが、危うく大聖堂の「キリストの降架」だけ見て帰る所でした(>_<)
  
  自分では絶対にこんなに沢山の作品を見つけられません。
  多分、とっても大変な思いをして情報を集めたのだと思いますが、一緒に行く叔母もアール・ヌーヴォーが好きなので参考にさせて頂いてよろしいですか？
  
  それにしても大雪は大変でしたね。
  実は私は10年前に1度アントワープには行っているのですが、大雨でした(^_^;)
  それこそ、目的の大聖堂にだけ行ってそのままブリュッセルへ帰って来てしまったので、町並みはほとんど見ていないのです。
  今回は楽しみが増えました♪
  
  他の旅行記も拝見させて頂きますね。
  ブルージュとゲントにも行く予定なので、続きも楽しみにしております。
  
  milk

  尚美さん からの返信 2015/02/04 21:54:05

  こちらこそ、初めまして。よろしくお願いします。

  
  milk様
  
  ご訪問・ご投票・あたたかいコメントをありがとうございました。
  
  ５月にベルギー・オランダ旅行のご予定だそうですね。
  真冬に行った者からするとうらやましい限りです。
  
  私はアール・ヌーヴォ−建築についてしかわかりませんが（主な観光地はmilkさんの方がくわしいでしょうね）、アントワープはべルヘム地区にアール・ヌーヴォ−の邸宅が密集しているので、効率的に観られて楽しいですよ。
  私のクチコミに記述したのを引用しますね。
  「アントワープ中央駅からトラムの11番、Exterlaan行に乗り、Draakplaats停留所で下車。そこから、下車したトラムの進行方向線沿いにコーケルス・オスイレイ通りを楽しみ、五つ角の交差点からの戻りは、ワーテルロー通りとトランスヴァール通りを、元のDraakplaats停留所に戻ってくるコースなら効率的に観られると思います」
  アントワープでは、王立美術館近くのザウト地区のアール・ヌーヴォ−建築が観られなかったことが残念です。
  
  方向オンチの私には、アントワープに比べてブリュッセルのアール・ヌーヴォ−建築（有名なものは、街に点在しているので）巡りが大変でした。
  苦労した分、見つけたときの感激はひとしおでした。
  
  旅慣れていらっしゃるようですね。
  milkさんのブログにも遊びに行かせてください。
  今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
  
  尚美より
  
  

  milkさん からの返信 2015/02/04 22:12:36

  RE: こちらこそ、初めまして。よろしくお願いします。

  尚美さん、お返事ありがとうございます。
  詳しい行き方まで教えて下さって、本当にありがとうございます！
  助かりました。
  
  アントワープが楽しみです。
  後はお天気が良い事を祈るのみ(>_<)
  お天気わるいとテンション下がりますよね。
  
  こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。
  milk
  

• marketaさん 2015/01/21 22:06:42

  素晴らしい通りですね

  こんばんは。素晴らしい通りですね。
  私も1軒欲しいです！
  私はアントワープに行った時にはこの通りのことを全然知らず
  訪れなかったことを今尚美さんの旅行記を見て後悔しました。
  ちゃんと予習していかないとダメですね。
  
  そしてそして、吹雪の中40分はキツイですね(＞｡＜;)
  続き楽しみにしてます。

  尚美さん からの返信 2015/01/21 22:55:28

  ありがとうございます！

  こんばんは。
  
  
  掲示板に、わざわざ書き込みいただき、恐縮で、感激です。
  実は私、平日はあまりパソコンを開かないのですが、チェックしてみてよかったです。
  
  
  こちらこそ、旅行記の続きがとても楽しみです。
  ミュンヘンの美しく豪華な劇場、素敵でした。
  私は音楽やバレエは好きですけど詳しくないですし、こうやって素敵な劇場の様子を紹介してもらいありがたいです。
  
  
  そして、「4travel」や「旅行記」への扉を開いて下さり、感謝！です。
  次の旅行のことで頭がいっぱいになってしまう私の性格上、思い出を形に残すということはなかなかありませんから。
  本当に、ありがとうございます！