【群馬：世界遺産】　絹産業をめぐる　～　「田島弥平旧宅」は養蚕のパイオニア家！

2014/12/20 - 2014/12/20

富岡製糸場と絹産業遺産群のひとつ、「田島弥平旧宅」です。

群馬県の伊勢崎市にあります。

ここは、田島弥平さんが蚕の卵を「清涼育」という生産方法で確立し普及させ、

全国の養蚕農家が模範とした建物（２階建て換気用の窓（やぐら）付きの家屋）を発案し、

優良な蚕の卵を製造し海外へ輸出した農家、彼のお宅です。




現在居住されているので建物内の見学と駐車はできませんが、建物の外観と庭を無料で見学できます。感謝（ー人ー）

エリア 伊勢崎(群馬)

• 旅行の満足度: 4.5

車の場合は、利根川沿いの「島村蚕のふるさと公園」の駐車場に停めます。


そして、ここ「田島弥平旧宅案内所」は駐車場から少し歩いたところにあります。

ここで田島弥平さんが著した「養蚕新論」等の資料閲覧やガイドによる解説があり、

現地ガイドの申込みができます。


全て無料です。

案内所で説明等を聞いて、ガイドさんと一緒に田島家へ向かいます。


この石碑は、ここ島村の人びとの蚕種業績碑です。

約20種の桑の木が植えられています♪

到着です！

田島弥平旧宅 名所・史跡

「正門」です。

表札は「田島弥平」となっています♪

「母屋」です。

屋根上の屋根幅いっぱいにある長ーい「やぐら」はホント、とても特徴的です。

幅約1.8ｍ、高さ約2ｍあり、大人がスムーズに歩けるほど広いそうです！

現存している「渡り廊下」！

母屋の東側にあった「新蚕室」に繋がっていたそうです。

その「新蚕室」跡です。

このように説明板が至るところに設置されていてとても分かりやすいです♪

写真付きは尚いいですね〜♪

大きな「井戸」です。

近くを流れる利根川の洪水に対処した高台で、屋根付きです。

当時、たくさんの従業員の生活を賄っていた様子が伺えます。

大正天皇の皇后、貞明皇后が田島家を行啓された記念碑です。

庭に建てられています。

宮中養蚕の指導と奉仕による功績です。

田島弥平さんは養蚕方法を知りたいと訪れてくる人、誰にでも教えたそうです。

そんな彼の養蚕業への心意気が感じられるとても感慨深いところです。