2014/12/30 - 2014/12/30
3位(同エリア15件中)
昆虫博士さん
熱帯の森と野生動物を見るため、中米のコスタリカに行ってきました。
10日目は、トルトゲーロの砂浜で早朝に海亀の孵化を見た後、水路+陸路でサンホセに戻りました。
カリブ海で最も重要な海亀の産卵地であるトルトゲーロでは、産卵を見るにはガイドツアーへの参加が必須ですが、孵化を見るツアーはなく自力で見に行くことになります。孵化した海亀は、夜間に砂浜に這い出てきて 海に帰ります。なので、孵化した海亀を見るには、夕暮れ後〜日の出前に自力で砂浜に来る必要があります。
その点で、今回宿泊したマワンバ・ロッジは海亀が産卵するビーチの目と鼻の先なので、孵化したばかりの海亀を探すには最適です。この日は、朝5時半から海亀探しをしました。そして、ビーチを歩き始めて5分ぐらいで 運良く見つけることができました。必死に砂浜を這ってカリブ海に帰っていく赤ちゃん海亀の姿は感動的でした。
その後、トルトゲーロからサンホセにボートとバスで戻りました。その途中にも、クロコダイル、ナマケモノなどの野生動物を見ることができました。
サンホセでは街をぶらぶらと歩き、民芸品市場で買い物をしたりしました。夕食は中華料理にして、久しぶりのアジア料理を楽しみました。
■ コスタリカ 生物多様性&熱帯林 11泊12日 ■
1日目: 準備編, 往路, サンホセ着
http://4travel.jp/travelogue/10967421
2日目: サンホセ → ポアス火山 → タマリンド 海亀の産卵
http://4travel.jp/travelogue/10967424
3日目: タマリンド ビーチリゾート&サーフィン見学
http://4travel.jp/travelogue/10967465
4日目: タマリンド → モンテベルデ 雲霧林 夜行性動物の楽園
http://4travel.jp/travelogue/10967569
5日目: モンテベルデ 昆虫学者と虫探し 新種カミキリムシ発見
http://4travel.jp/travelogue/10967702
6日目: モンテベルデ コーヒー農園 → アレナル 温泉リゾート
http://4travel.jp/travelogue/10968027
7日目: アレナル → サラピキ 野生動物の宝庫 熱帯研究所
http://4travel.jp/travelogue/10968036
8日目: サラピキ → トルトゲーロ 密林奥地の村&カリブ海
http://4travel.jp/travelogue/10968063
9日目: トルトゲーロ 猿と水鳥の楽園 ジャングル・クルーズ
http://4travel.jp/travelogue/10968220
★10日目: トルトゲーロ 海亀の孵化 → サンホセ
http://4travel.jp/travelogue/10968249
11日目: サン・ヘラルド・デ・ドータ 幻の鳥ケツァール → サンホセ 市内観光
http://4travel.jp/travelogue/10968267
12日目: 帰路, 総集編(自然保護区, 熱帯の野生動物)
http://4travel.jp/travelogue/10968955
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通手段
- 観光バス 船
-
朝5時半に海亀の孵化をみるため、ガイドのエリカと待ち合わせです。
その前に、日課になったプール横のカエル園での赤目ガエル探しです。
今日もいました。
英名: Red-eyed tree frog
和名: アカメアマガエル (赤目雨蛙)
学名: Agalychnis callidryas
分布: メキシコ南部〜パナマ
特徴: 中米の固有種、虹彩が赤く捕食者を驚かせる -
ビーチに向かいます。
まだ日の出ではありませんが、明るくなってきています。 -
人が集まっているところに行ってみると、いました!
孵化したアオウミガメがカリブ海に戻っています。
よちよち歩きで、海の近くまで行くと 波にさらわれていきました。
英名: Green sea turtle (Pacific green turtle, Black turtle)
和名: アオウミガメ (青海亀)
学名: Chelonia mydas
分布: 世界中の熱帯〜温帯の海域
特徴: 絶滅危惧種(EN)、体脂肪が緑色、1回の産卵で100個前後の卵を産み 2週間おきに4〜6回ほど産卵、卵のうち成獣になれるのは1,000個の1つ -
別の海亀です。
体長10センチぐらい。
20年後に この砂浜に戻ってきてくれることを祈りながら、見送りました。 -
先ほどの海亀の赤ちゃんは、この穴から出てきたようです。
穴の中には、まだ2匹の赤ちゃん海亀がいます。
フランス人観光客たちが “子亀が出やすいように” と人為的に巣穴を大きくしたので、逆に子亀が這い上がれなくなりました。
このフランス人たちは、他の観光客に怒鳴られて退散。
このままだと力尽きるか 鳥に食べられてしまうということで、ガイドが この穴を砂で埋めてしまいます。
そうすることで、夜まで子亀は寝て、夜になると自力でもう一度出てくるそうです。
ちなみに、フランス人観光客たちは 観光警察に通報されました。
海亀が巣穴から出てくるのに苦労しているように見えても、人間は手助けせず そっと見守ってあげましょう。 -
カリブ海に昇る朝日。
ちょうど6時です。 -
ロッジに戻ります。
歩いて5分ほどで孵化したばかりの海亀に出会えるので、マワンバ・ロッジはお勧めです。 -
マワンバ・パークのカエル園に6時半に行ってみます。
夜行性のカエルもこの時間なら、まだ活動しています。 -
早速、このカエル園で飼育されている2種類のカエルがいました。
イチゴマダラガエルとマダラヤドクガエルです。 -
イチゴマダラガエルは、昨日も見つけられました。
英語では “ブルージーンズ” とも言われますが、確かにジーンズをはいているような配色ですね。
英名: Strawberry poison-dart frog (Blue jeans)
和名: イチゴヤドクガエル (苺矢毒蛙)
学名: Dendrobates pumilio
分布: ニカラグア〜パナマ
特徴: 中米の固有種、有毒、体長2〜2.5センチ、動物食(小型昆虫、ダニ)、幼生を背中に背負って水場まで運ぶ、無精卵を幼生に食べさせる(エッグフィーダー)、体色にはバリエーションあり -
今日 このカエル園を訪れたのは、このカエルを見るためです。
きれいなエメラルドグリーンです。
英名: Green and black poison frog
和名: マダラヤドクガエル (斑矢毒蛙)
学名: Dendrobates auratus
分布: ホンジュラス〜パナマ
特徴: 中米の固有種、有毒、体長4センチ、動物食(小型昆虫、ダニ)、幼生を背中に背負って木の上の着床植物に溜まった水まで運ぶ、体色にはバリエーションあり、蚊の駆除のためオアフ島(ハワイ)に人為的に移入 -
昨日はモルフォ蝶の蝶園(飼育テント)に入ったので、今日はもう一方の蝶園に入ります。
数種類の蝶が飛んでいます。 -
まずは、ドクチョウ(毒蝶)の仲間。
英名: Red postman
和名: エラートドクチョウ (エラート毒蝶)
学名: Heliconius erato
分布: 中南米
特徴: 多数の亜種とカラーバリエーション -
こちらもドクチョウ。
英名: Hecale longwing (Tiger Longwing)
和名: オオキマダラドクチョウ (大黄斑毒蝶)
学名: Heliconius hecale
分布: メキシコ〜アマゾン
特徴: 多数の亜種 -
この蝶の名前はわかりません。
※ ご存知の方、ご教示ください。 -
アゲハチョウの仲間もいます。
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蝶の蛹が集められて、押しピンで固定されています。
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7時半から朝食です。
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9時半の出発まで時間があるので、部屋の前のハンモックで休憩。
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チェックアウトを済ませ、売店に寄ってみます。
ナマケモノのぬいぐるみ。
手の指が3本なので、ミツユビナマケモノですね。 -
海亀Tシャツ。
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9時半にロッジを出発します。
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往路と同様、荷物は専用ボートで運びます。
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良い天気です。
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キャプテンがワニを見つけました。
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立派なクロコダイルです。
昨日見たカイマン(アリゲーター)よりも獰猛と言われています。
クロコダイル科の特徴は、口を閉じているときに 下顎の第4歯が外に出ていることです。
英名: American crocodile
和名: アメリカワニ (亜米利加鰐)
学名: Crocodylus acutus
分布: メキシコ南部〜コロンビア、フロリダ、西インド諸島
特徴: 中米の固有種、絶滅危惧種(VU)、クロコダイル科、動物食、口が細長い、口を閉じたとき下顎の第4歯が外に出る -
トルトゲーロ運河から川に入ります。
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ボートに乗って1時間弱で船着場のパボナ(La Pavona)に到着です。
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この船着場にバスが来ます。
それまで休憩所で休憩します。 -
バスに乗り込み、往路で朝食を食べたリオ・ダンタに向かいます。
途中、ナマケモノが道路を横断しています。
ナマケモノは週1回 排泄のときにしか地上に下りないので、珍しい光景です。
英名: Hoffmann's two-toed sloth
和名: フタユビナマケモノ (二指怠け者)、ホフマンナマケモノ (ホフマン怠け者)
学名: Choloepus hoffmanni
分布: 中米〜南米
特徴: 指が2本、地上に下りるのは週1回排泄時のみ、頚椎が6個(ほとんどの哺乳類は7個)、草食性、毛に藻が生えているため緑色に見える -
バナナ畑。
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交通事故です。
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別の所でも交通事故。
年末はお酒が入るので、交通事故が多いそうです。
特に、バイクが危ないとガイドが言っていました。 -
レストラン リオ・ダンタ (Restaurante Rio Danta)に午後1時過ぎに到着し、昼食を取ります。
2泊3日ツアー最後の食事です。
昼食後は、サンホセに戻る人以外は ここでお別れです。 -
午後3時にサンホセに到着です。
旅行の初日に泊まったバルモラル・ホテル(New Balmoral Hotel)です。
今回は、ジュニア・スイートルームにしてくれました。ホテル バルモラル ホテル
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ホテルの受付けのすぐ横に、今回お世話になったゴジツアーズのブースがあります。
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ブースでゴジツアーズの北村さんからサンホセの手書き地図をもらい、3時半から街歩きです。
宿泊しているホテル・バルモラルは、サンホセの中心にあり、観光にとても便利です。 -
ホテルの前のセントラル通りを、まずは東に行きます。
セントラル通りには 警官の “立ち見やぐら” があり、怪しい人は職務質問されていました。
コスタリカは警察が悪者とつるんでいない国なので、警察が立っていると安心です。 -
靴屋があったので、入ってみます。
ビーチサンダル (5ドル)を買いました。
トルトゲーロの湿度100%の世界では、スポーツサンダルが全く乾かず 気持ち悪かったです。
なので、今回の旅行では役立ちませんが、コスタリカ訪問の記念を兼ねて購入。 -
民芸品市場。
バラックのような建物で、狭い場所にひしめくようにお土産物屋が並びます。
翌日にガイドの加瀬さんから聞いた話では、ここは不法占拠なので お土産物も安く販売できるそうです。民芸品市場 お土産店
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コスタリカでは、よく見かけたお土産物。
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マグカップを1つ購入しました。
10ドルと言われましたが、同時に別のお土産も買うことにし、25%くらい値切りました。 -
その後、セントラル通りを西に行き、郵便局に向かいます。
年末だからか、セントラル通りは けっこうな人混みです。 -
立派な建物だと思ったら、これが中央郵便局(Correo Central)でした。
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中央郵便局の前には、モラ大統領(Juan Rafael Mora)の銅像があります。
1853年〜1856年の間、彼はコスタリカの大統領で、ニカラグアのアメリカ出身の傭兵ウィリアム・ウォーカーを撃退したことで有名です。 -
絵葉書は日本まで約600コロン(1ドルちょっと)でした。
記念切手も販売されていたので、自分へのお土産に購入しました。
この郵便局では米ドル払いができず、コロンを持ちあわせていなかったのでクレジットカードで払いました。
今回の旅行で米ドル払いができなかった唯一の場所です。 -
郵便局のフロアに伝統的なクリスマス飾りが飾られています。
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コスタリカ人が愛する国立劇場(Teatro National)です。
コーヒーで大儲けしたコーヒー貴族が、サンホセを欧風の街並みにしようとして建てた代表的な建物です。
「コスタリカで革命が起きないのは、この劇場の窓ガラスを割りたくないから」 と言われるほど、コスタリカ人には大切にされています。
しかし、1980年に世界遺産に申請され、不登録になっています。コスタリカ国立劇場 劇場・ホール・ショー
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今でも劇場として使われています。
入ってすぐのホールまでは無料で見学できます。
彫刻などが立派です。 -
入りませんでしたが、隣りのカフェも有名です。
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ホテルに戻ります。
ホテル バルモラル ホテル
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夕食はホテルの近くの “皇朝 (Wong's)” で中華料理です。
ゴジツアーズの北村さんに コスタリカ料理以外の美味しい店を聞いて、ここを勧められました。
中華料理店なのに、ラテン系の音楽がかかっている不思議な空間です。
また、給仕がコスタリカ人というのも、不思議な感じでした。皇朝 中華
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八宝菜。
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海老餃子。
中国人(もしくは中国系コスタリカ人)が作っているので、ほっとする味付けです。
ずっとコスタリカ料理だったので、久しぶりの中華料理を美味しく頂きました。
翌日は、午前中はサン・ヘラルド・デ・ドータで火の鳥ケツァールを観察、午後はサンホセの市内観光をしました↓
http://4travel.jp/travelogue/10968267
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