2014/05/03 - 2014/05/07
85位(同エリア349件中)
夏目さん
2014年5月、西部の古都エクセター、"イギリスのかわいい村"のお手本のようなコッキントン村、クリスティの故郷トーキーと往年の住まいグリーンウェイ、「バスカビル家の犬」の舞台ダートムーア、そして円卓とオースティンのウィンチェスター。…今回欲張りすぎた…その後篇。後編、とか言って収まりきらず①とかいう悪あがき。どの写真も捨てられないよ…。
5月のイギリスは格別です。
旅行記中の各種価格記載は旅時現在のものです。
アップした後納得いかなくて写真追加しております…往生際悪し!。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 1.0
- 交通
- 1.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
美穂さんが「荷物預かってるから登っておいでよ」…え、この、あの、こんな溶岩の溶けたみたいな岩面を登ると…!?。うん、結構観光客さんいるな。老若男女皆よじ登っていました。
この写真は…正面側?って言っていいのかな、この縦に6ブロックくらいに分かれている、一番左の塊の垂直なところではロッククライミングの装備をした人たちがロープでクライミングしてたり。
登るときはこの裏側から登ります(少し登りやすい傾斜がある)。 -
ようし、登ってやろうじゃないの…って、ふきっさらしの丘の上の更に結構高い岩の上、風はごうごう、足元は滑りはしないけど足がかりがちゃんとあるわけでもない。ぎゃー、っていう気持ちとこれ登らないと絶対後悔するわ、っていう気持ちの鬩ぎ合いの中、風による涙と鼻水で(すみません)ごたごたになりつつも気が付いたら頂上でした。「わああああああーー飛ばされるーーー!(眺めがいいとか気持ちいいとかの前に)」。下で美穂さんが写真を撮ってくれてるのが見えたので、ポーズをつけて、あと自分たちでも撮りあって、地上へ。岩にちょこっとだけ足がかりというか気持ちの滑り止め)的な傷が彫ってあったりもするけれど、降り口も登り口もないから、登ってくる人とは譲り合いです。こ、こんな不安定な形で譲り合い…でも無事地上に戻ってきました。
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ああっ、バスカビルの魔犬が!←。かわいー。
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岩が溶けているような固まり方。面白い。
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ヘイトーアの向こうには続けてもう一個トーアがあります。ダートムーアのたくさんのトーアにはそれぞれ名前があるんですって。
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ああっ、またかわいい魔犬が!(…)。
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ダートムーアは一帯にムーア(荒野)で、風が強い所為か土地が痩せている所為か、ヘザーやヒースが生い茂っている。樹木はこういう場所では高く育つことができないからかな。
ヒース、って呼ぶじゃないですか、これってもともとは荒地それ自体をさす言葉だったのだそう。それが転化して、荒れ地に育つ植物の総称となったみたい。だからヒース=一つの種類の植物ではなく、こういう土地に生きる背の低い藪状の植物全体を指すんですって。我々がよく知る種類としてはエリカとかエニシダとかが多いみたい。
最近は呼称としてヘザーがよく使われるらしい(全体的に伝え聞き・調べ語りですみません)。
これはぼんやり紫がかっているからエリカ科のヘザーかな…。 -
此方はエニシダ。ダートムーアの5月はまだまだ気候の厳しい季節だけど、少し花がついてました。
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あ〜風が冷たかった〜、と車に戻ると、お留守番していたピートさんが何やら…「あっ、絵を描かれるんですね、見せて見せて、ヘイトーアですね、撮らせて」ピートさん「やだよ!」美穂さん「いいよ(笑)」。いいご夫婦です(笑)。
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一路車はハウンドトーアを目指します。見えてきた。
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シャーロック(現代版)が立ってたのはこの上だあ。…よく落ちなかったな…←。
ハウンドトーアはヘイトーアより岩がもろもろと崩れた感じで、きっともっと風化が進むとチーズリングになったりするんだろうなあ。
ヘイトーアに比べて観光客は少なかったです。時間の所為もあるかな…。そして登っている暇はありませんでした、次回へ持ち越し課題ですな(気が早い)。
ところで美穂さんから面白い話を聞きました。「バスカビル家の犬」のバスカビルさんのお名前、コナン・ドイルがこの辺りに滞在した時に馬を走らせた御者さんの名前なんだって!。そんな話初めて聞いたよ〜そうなんだ!。 -
車はピートさんの人間GPS(としか言いようがない…「右(そこ道なの?)」「左の小路入って(そこ道なんだ…)」って感じなんだもの)に従って、ダートムーアに張り巡らされた道を行きます。
そしてここはキティ・ジェイの墓。ゴールスワージーが吃驚するくらい美談に仕立てた「林檎の木」を書いていますが、そのモデルとなった事件及び人々。ニュートンアボットの貧窮院からこの近くの農場に働きに出て農場主の息子にいいようにされて妊娠、途方に暮れて自殺した女の子のお墓。自殺者は教会での受け入れはされず四つ辻に葬られる仕来り。自分殺しの罪でってことだけど…あのさあ、だからさあ、おかしいでしょって。そこまで追い込んだ方は平気で死んだら教会墓地なんでしょってことですよ、そんな教会の墓場なんぞこっちから願い下げだよぺぺぺっ…と思いたいところだけど、でもなあ、生まれた時からキリスト教の習慣の刷り込みで生きていると、そう言う気持ちにもなることが難しいだろうけど…。ここには影がうずくまっているのを見ることがあるという伝説があるのですが、それがキティではなくてキティを農場から追い払った奉公人だったり農場主の息子だったりという展開は好感です。死んで尚彷徨う羽目になるのは本当に悪い方でお願いしたい。
で、そういう現場を観光客が見るっていうのはどうかな…って思ったのだけど、美穂さんが「いいんだよ、お花をあげてね」って野の花を束ねたものをくれました。…そうか、ここにお花が絶えないというのはそういうことなんだな。あわれを持つというのは悪いことではない(と思いたい)。
因みに件の農場はこの少し先のあったけど、今はもう無いそう。美穂さんが「ここが農場に続く道だけどむかつくから速攻で通り過ぎるよ」と。うむ。後から考えれば激写してさらしものにしてもよかったなとか←。 -
ダートムーアは湿地帯な所為か、ちょいちょい川が流れていて、ちょいちょい石造りの橋が架かっています。
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古い石のクロス。
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「すごくかわいいちっちゃい村があるから、ちょっと寄ろうね。一回りしておいでー」ってことで立ち寄ってもらいました。地域をよく知る方に案内してい頂くというのはこういう楽しさがある。わあー、ほんとうにかわいいお家たち。
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そしてどんな小さな村にもパブが…(笑)。
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所謂長屋づくりなんだろうな。どんな人が住んでるんだろう。
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ドリトル先生の挿絵みたいな木。なんてことない道端なのだけど、下生えとか何気なくとても整備されてるよね。
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藁ぶき屋根に白い壁、薔薇の蔓…ここも個人のお家なんですよ。一般の人の住宅。考えられないわ、ホビット住んでそう←。
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ぐるっと一周するのにほんの10分くらいの小さい集落なのだけど、写真撮りながら歩いてたら向こうのほうから作業着を着たおじさんがなんか話しかけてる…「聞こえないよ〜わからない、何?」って近づいて行ったらおじさんがあわててこちらへやってきたのでどうしたのかと思えば「蜂の巣の撤去作業をしてるからこっち来ちゃダメって言ってたんだよ!」って!。すみません、ありがとう…注意してくれたのにどんどん近づいてた私たちでした(恥)。
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緑に囲まれた小川が…向こうに木の橋があるのでそこまで行ってみたら?と言われしばし森の空気を満喫。ひやっとした湿気がたっぷりで、苔とか葉っぱのいい匂いがする。冷たくてクリアー。
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チャグフォード村にやってきました。今回ダートムーアを訪問するにあたって業界(?)通の方にストーンサークルのことをお訪ねしたのですが、ストーンサークルもいいけどこの土地の小さな村を訪れるのも素敵ですよ、チャグフォード村とか立ち寄ってみたくださいねってアドバイスを頂いたのです。
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そしてですね、チャグフォード村は名前を変えてクリスティの小説にも出てくるんですよ。「シタフォードの秘密」で、大佐の甥がこっそり泊まっていたホテルがこのスリー・クラウンズ・ホテル…なんじゃないかと思うわけですよ。「チャグフォード」とは書かれていないけれど、立地的なことを考えるとここだろうと思われるのです。名前も同じだし(クラウンズの「ズ」がないのは当時の翻訳上の都合じゃないかな)。
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なので、行く前からスリークラウンズに寄るのはリクエストさせてもらってて(いや、もうリクエストは膨大にしてたんですよ…あきれますな…)「わ〜い」くらいな気持ちで立ち寄ったらまあなんということでしょう、めちゃくちゃにラグジュアリーホテルでした。ここはレストラン素敵…!泊まりたい!。
こんな素敵ホテルだなんて想像もしていなかったわ。 -
レセプションのお兄さんたち。わーきゃー行っている観光客をほほえましげに眺めててくれたので(いやな顔されないのはありがたいことなのですよ)、「写真撮っていいですか?」「いいよ(どこうとする)」「えーっと…あなたたちの」「(笑)いいよ」ありがとう!。
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ラウンジも落ち着いたクラシックな高級感。
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客層がまた…圧倒されます。ラウンジの奥でくつろいでいたご夫妻が、これまたほほえましげに観光客を許してくれていたのですけど、もうなんか見るからに生まれ育ちがやんごとない感じでした。ソフトで余裕がある。お二人がつれていた犬さんが…犬さんが…か、か、か、かわいい…!おとなしい…ふわふわ(触らせてもらった)。ジャーマンシェパードの女の子。はーかわいい。かわいいかわいいとなでなでしてる私どもをほほえましげに見守ってくださったご夫妻及びわんちゃん、ありがとう〜。
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さて、チャグフォード村を後に再びダートムーアを走ります。
通りかかったの民家。面白いな、この二階部分の張り出し。 -
さて、ここはダートムーアを訪れるにあたっても結構目玉のお目当てでした。農場の私有地の中ですけど、ちゃんとそれ用のゲートが作ってある。
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スピンスター・ロック(糸紡ぎ女の岩)、ドルメンです。ドルメン文化は世界中に広く分布していて、意外に韓国にも多い(韓国国民だけしか見られないドルメンとかあるらしいですよ、いいなあ)、日本にも奈良方面に行くとありますよね、ドルメンと同じ思想で作られたであろう巨石墳墓。英国、特に南デボンからコーンウォールにかけても結構あるんですが、でも地の利が全体的によくないので見に行ったことはなく…今回英国で初ドルメン!。
緑の草原の中にぽつりと…。
そんで、ここはいつも羊さんが草を食んでいるそうです。 -
ををををを〜。
糸紡ぎ女の岩、の由来は「糸紡ぎ女が通りかかったときに”ちょいと”岩を重ねてみた」という甚だ曖昧というかざっくりというか乱暴というか納得しかねる伝説によります。この伝承が本当なら、ここは巨人の国だった、ということになるよね?。 -
外から見るのは写真でも出来るもん、ということで潜って(?)みました。169センチの私がやや使えるくらいの高さ。
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ほほほほー。
このドルメンは一同倒壊してしまったものを、往年のスケッチをもとに組み直したものだそうです。でもこれ自体の時代の古さに影響するところではありません。紀元前2500年〜3000年前のものだそう。その頃は巨人が闊歩してたのかもね!(言ってみる)。 -
小雨がぱらつきはじめました…。そしてまたまた小さな村に到着。
映画のセットでもなんでもなく、普通に本当にパブが一軒と教会しかない(郵便局がないよ)村に、なんでこんなにかわいいお家たち。ラッスリー村。 -
藁ぶき屋根に白い壁、蔦が絡まって…さりげなく見えるけどこれを保つのって大変な労力度努力だと思うよ。
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「村をぐるっと一周するね」頼もしい美穂さんにくっついていくと水路にぶち当たりました。きれいな水がごうごう流れている。湧水の多い地域性が伺えます。
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お屋敷だよね!。
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屋根の茅がとろけた風(なんとなくわかって)で、穴倉感があるなー、居心地いいだろうなあ。
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わあ、ホビット住んでそう!って言って笑われた…。う、うん、シャイアではないけどブリー村くらいはいけると思うんだ…。
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茅葺屋根に苔が…雨がぱらついていたせいもあってしっとり。うつくしいなあ。
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門を開けているお家がありました。中庭には古い林檎の木。
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おっ、こういうの期待してた(笑)。
ムーアの青銅器時代の遺跡から列柱を持ってきちゃって、家の門とかに使ってたんですね。楔の後があるのが何よりの証拠ですって。でも今ではその再利用も終わって、家の前に横たわっている。 -
さっきの水路、立派なアーチがありました。この上を昔は炭鉱レールが通っていたということ。
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村を後にまたムーアを車で飛ばします。
景色的には吹きさらしの丘の上(英国は山というよりやはりダウンズ(緩やかな丘んの連なり)なわけですが標高はそれなりに高いわけで天気は山の天気、ころころ変わる。
さっきよじ登った時が嘘みたいに靄ってきた…うーん、これはこれでかっこいい←よじ登った後だから言える。もしこれから登る予定だったらやっぱ悔しいと思います…。 -
今日の観光はここまで、ベリーウッドのあるウィデコム・イン・ザ・ムーア村へ。夕食は村にただ一軒のパブへ車でお宿から送迎してくれます。無論住人のピートさんとパブの人たちはおなじみさんなので「この子たちごはん終わったら連絡してー」「いいよー」てな具合で助かるわけです。
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ウィデコム・イン・ザ・ムーアのザ・オールドイン。石造りのかっこいいパブ。入口は昔からの建物で、奥が建て増ししてある感じ。とっても広い。そして幽霊が出るんだって!出るんだって!…イギリスのパブではそういう伝説がないパブを探す方が難しい…最早…(笑)。
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手前が古い方、奥が建て増しの方。
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新しい方もクラシカルに作ってあって違和感なし。こちらで暖炉を焚いていたのでこっちでご飯にすることに(5月の英国は朝晩と悪天候時はそこそこ寒いです)。
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パブで頼む定番本日のスープ。
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ビーフバーガー。
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入口のこの石造りのスペースのに幽霊さんが現れるらしい。写りこまないかなあ、という期待を込めて激写。…写りこんでくれませんでした、残念。シャイなの?(そういう問題か)。
ピートさんが迎えに来てくれて、今日はもう寝ます。おやすみなさい…。 -
朝ー!。
ダートムーアの夜明け。きりっとした冷たい空気とこの景色。 -
少しづつ夜が明けて色が変わってくる。美しいなあ。美穂さんが「これだからここに住むのだ」というようなことを行っていたのが少しわかるな。
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夜明けとともに動物たちがうごうご活動を始めているので早速朝の散歩に出かけます。
5月は子羊がかわいい季節。 -
お、双子子羊が朝ごはんの最中。
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お馬の親子。この鬣のあらあらしっぷりが自然の中で生きてる子たちって感じねー。
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ベリーウッドさんは丘の斜面の上のほうに建ってるので、斜面を下って道に出てみました。一応舗装されている(失敬か?)。
空気が冷たい!。そして英国特有のドリトル先生の挿絵みたいな木。 -
おっとー、道の向こうから牛さんの一行が。牛飼いさんはいません、牛さんたちは勝手に出勤(多分牧草地へ)。
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おかしかったのが、お互い気づいてはたと立ち止まったんですよ「…誰(疑惑)」みたいな(笑)。動物って、人間が思うよりいろいろずっとよくわかっていると思うのです。
私たちも牛は怒らせると怖い(多分)なので、よける。お互いじりじりと道の端と端を通ってすれ違うこの緊張感。
もこもこね、かわいいな。 -
恐ろしいネトルも道端に。
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さて、お宿に戻ってきました。朝食室に朝食の準備が…「お天気いいから外で食べよっか」「えっ、ほんとに?」やったー。
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このミルクは美穂さんが近所の農場さんから仕入れてくださったもの。こういうのをおもてなしっていうんだよね。
流石英国のミルク、上のほうにクリームが溜まってきていてちょっと黄色っぽい。ふたを開けるとクリームの塊が上にたぐまっています。うわ〜のーこー。が、「お腹こわすかもよ(食べなれないから)」。うぐぐ、それはそうかもですけど…やっぱ紅茶にたっぷり入れていただいちゃいました。 -
お家の前の斜面の椅子と机でイングリッシュブレックファーストです。冷たい風と突き抜けた景色の中で食べる朝ごはん。いい気持ちだ。オレンジジュース・トースト・卵・ビーンズ・ソーセージ・ベーコン・マッシュルーム・トマトにたっぷりミルクティー。それから村のおばちゃん手づくりのレモンカード。曰く「この方の作るレモンカードが一番おいしい」そうです。レモンカード、日本人にはいまいちなじみがないよね。私はクリスティの自伝に出てきて認識して([レモンカードだけはメイドに任せないで自分で手づくりするって書いてた)無農薬レモンが入手できた時には作ったりするけど。美穂さんが「トーストにクリチのっけてレモンカード乗せて…ほら食べてみ!」「!」「レモンパイだ!」「すごい美味しいレモンパイだ!」。そういう食べ方を初めて知りました。
イングリッシュブレックファーストですが。「フル」イングリッシュブレックファーストはな感じですけど、ホテルでの朝食時はチョイスすることも可能。ベーコンと卵だけ、とかフルでビーンズ抜いてください、とか。
ところで私はこのビーンズというのが苦手…ケチャップ味が苦手なんだよなー。だから素敵ホテルとかで、手づくりトマトソースだと食べるっていう←。でも基本このビーンズは缶詰。それが英国の家庭の味なんだそうです。手づくりは、逆に邪道って結構あるあるだよな。 -
ベリーウッドの一員、猫のニモさん。ピートさんのことが大好き。いつもピートさんについて歩いてる。かわいいね。いいこね。ごめんね、今日は私たちピートさんを連れ出しちゃうのよー。
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さて、今日もダートムーア巡りに出発です。
あっ、お馬さーん。近くの牧場のお馬さんたちがお散歩?。訓練?。乗馬が出来たりもするそうなので。 -
ピートさんは基本英語なのですけど(多分日本語解ってると思われますが)、朝頑張って英語でコミュニケーションを試みる。試みて伝えた内容が「私本読むのが好きで、特に英国の怖い話、幽霊が出てきたりする話が大好きなんですよ!!」…。伝えないほうがいい情報だったか…?(汗)。
いやいや、ところがですねえ「怖い話が好きなら、ここに連れてこようと思って」と案内してもらった場所がこちら。辻に、不思議な木たちが。薪を取りやすいように、木を切ってそこから細い枝が沢山出るようにしてこぶ状になっている状態はよく見るけど、そこじゃないんだそうです。幹に縦に洞があいているのがおわかりいただけたろうか(←)。 -
昔からそんなに豊かでもなかったこの地に(確かに厳しさのほうを大きく感じる)も、やっぱり地主とか小作とかいう立場があって、小作は結構厳しい生活を強いられていた中で(まあ普通に泥棒した人もいたでしょうが)生きるために畑から食べるものを盗まざるを得なかった人たちも、捕まるとここで絞首刑にされたその場所なんだそうです。そういう場所には木が育ってもまともに育たない…つまり叫んでいるような洞のある木しか育たない、そういう場所なんですって。
…。
…。
怖いっていうより気の毒で辛い話ですな…。 -
通りがかりの民家の、壁の下の方に明けてある穴。ここはもともと馬や牛、ヒツジなど家畜さんと一緒に人が住んでいて、お掃除するときの水の掃出し口らしいです。南部曲がり屋とか?そういう感じかなー。
-
この蜘蛛の巣のようにふわふわした植物は、地面から生えるんじゃなくて風に乗って飛ばされてくるんですって。そして空気のきれいなところじゃないと育たないんだそう。
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「多分面白いんじゃないかなってとこに連れてくよ」今日も美穂さんは頼もしいわけです。
ここは…牧場?。農家さん?。入口で牛さんが通せんぼ。
車から降りて柵を開け、お邪魔しま〜す。 -
仔牛たちがいっぱい!。みんな不審そうだけど好奇心ありげに此方を見てて、人になじんでるんだなーって。
ここは酪農体験とかができる…っていうと軽い言い方になっちゃうな。牧場なんだけど、都市で問題が生じた子供たちを受け入れたりもしているんですって。 -
ちょうど子羊が!子羊が!子羊が生まれたところだったのです〜〜〜。
双子の羊、でもお母さんが亡くなってしまったよう(英語曖昧)で、人間のお母さんがお母さんの代理。「ミルクあげてみる?」みるとも!!。結構難しいんだよ、羊を押さえてねって言われて、ご飯あげるのに押さえるのか??って思ったのですけど、えーっとね…説明が難しいな、羊、ものすごい力で後ずさりして逃げるんですよ。たぶん羊のお母さんからミルクを飲むときに引っ張る感じで飲んでるからなのかなあ?。だから子羊固定しつつじゃないとどんどん哺乳瓶が引っ張られるわけ。
生まれたての仔羊は毛はくりくり硬くて、ミルクの匂いがしました。かわいいなあ。かわいいよーかわいいぞー。 -
可愛いね、元気で大きくなるんだよ。
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外に出ると牧草地に白い水玉。5月の英国の景色。
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今日はこれからダートムーアに点在する先史時代の遺跡やサークルを探訪します。
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車を止めて斜面を登ります。草がそこそこ茂っているから気づきにくいけど、うっかり足元に深い亀裂があって石が渡してあったりする。クレバスみたい。
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この雲の様子がすごくない?(感銘)。
青銅器時代の集落跡GrimsPound。すごく広いの。一瞬そうだって気づかないくらい礎石が散らばっている。
直訳するとGrimが「厳めしく恐ろしい」Poundが「砕く」とか。…ニュアンスとしてはわかる、すごくわかるんだけどー!。…翻訳する人ってすごいな…。 -
ここが集落の入り口だったところ。
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サークル状になっているのは家の跡らしい。やっぱり力のあるリーダーが大きな家に住んでいたようで、そういう場所は礎石もしっかり残っています。このころのリーダーはイコールシャーマンなわけで、祭祀も取り仕切っていたよう。
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これは大きなサークルだなあ。
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再び車で移動すると、あちこちに石の(元)人工物が転がっているわけだけど、この木の根元にも石の遺跡が。美穂さん曰く「ここはパワースポットなんだよね、だっていつも羊が来ている」。…!なるほど!。超常的な意味も面白いけど、動物がいつも来ているってことはたぶん磁場とか…遠赤外線効果的な、とか?温泉に傷ついた動物がかってに来るじゃない?そういう現実的な意味でもきっとここは力を得られる場所なのかなって。
天気がほんと変わりやすくて、ちょうどすごい感じの空になって素敵な写真が撮れました(笑)。 -
ロンリーなスタンディングストーン。てっぺんが十字架になってる。ところで後で気づきましたが、これって尊敬する旅人迷子さんのレポにあったベネット・クロスなんでは?。なんでベネット・クロスっていうのだろう…。
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はい、ここは有名なパブです。何でも英国一高い場所にあるパブなんだとか。昔ダートムーアのこの辺りは石炭が取れて、もうあっちこっち掘りまくってて、その工人さんたちがお昼を食べに来てたところなんだそう。あちこち掘りまくるから巣を追われた兎たちがよくパブの食卓に上ったそうです。…兎のパイというとピーターのお父さんよね…(軽いトラウマ)。今でも兎のメニューが定番なんですって。
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ポストブリッジまで来ましたよ。これは現役の橋。
この橋の手前しばらく行くとポストブリッジの駐車場とビジターセンターがあります。 -
そうしてこっちがダートムーア名物クラッパーブリッジ。
遠くから見ると薄い石が頼りないように見えるのですけど… -
どっこい(死語)、近づいて実際渡ってみると何とも堅牢で頼りになる橋なんですよ。「そりゃ馬車だって渡ってたもん」ですって。そりゃそーか。
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ちょうどポストブリッジに観光バスが止まったのと時期を同じくしてしまったので、お客さんたちの集合時間が過ぎるまで粘る私たち。イギリスだなあこの景色。
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足元に楔を打って切った石が使われていました。
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ポストブリッジの駐車場の近くの藪でピートさんが「お化けがいる!」「えっ」「(にやり)お化け好きなんでしょ?」。苔むした古木に茸が唇みたい、あはは、確かにお化けっぽい!。
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「イギリス南西部に来たら勿論クローテッドクリームがたっぷり乗ったスコーン食べたいです」と宣言しておいたので(笑)、ツーブリッジホテルでおやつにすることに。
イメージよりひっそりとしたホテル。 -
大きな暖炉が、ああ〜ほんと冬は寒いのねって。
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古いよな…石造りで備付型。この鏡が何だか「グリーンノウ」のペルシャの鏡を思い出す。
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はいっ、スコーンとクローテッドクリーム(とジャム)です〜〜〜(喝采)。何このバター団子みたいなクローテッドクリームは。嬉しくて震える←。
ふたりでクリームティー一皿(スコーン2個載ってくる)、紅茶を追加。 -
「正しい食べ方で食べて、写真撮るから」…美穂さんたら(苦笑)。さて、スコーンの正しい食べ方は①半分に切る②クローテッドクリームをどっさり乗せる③その上にジャムをたっぷり乗せる…至福!。
いや~美味しかったですここのスコーン。来られてよかった!。 -
ツーブリッジホテルのお庭(?)には穴の開いた石が。こういうのも巨石文明の名残ですよね。土地柄だなー。
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クロテッドクリームたっぷりのスコーンを食べたらおなかほんといっぱい。さて、出発。
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一見乾いているように見えるし、丘の連なりだから湿地な感じはしないのだけど「バスカビルの犬」のとおり「目」がたくさんあるんだよね、歩いてると靴があっという間にじくじくしてくる…。昼間だから見えるけど、これは夜灯りのない中だとまじで危ないだろうな。
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ここはMarrivaleという遺跡で、17世紀前半のペスト流行時に人と接触しないことを目当ここで農作物と代金の交換が行われたんですって。なので「ペスト市場」「芋の市場」と呼ばれます。結構広大な遺跡ですよー。遺跡、と便宜上呼んでいるけど、grimspoundみたいに人が住んでいた跡という訳ではない。市場として機能したのは石柱群があったからという後からの話でで、これが作られたのはやっぱりもともとこの場所に何か磁場のパワーがあったからじゃないかっていう話でした。
-
でもってここで突然美穂さんが「ダウジング興味ある?」「は?」「ダウジング」「だうじんぐってあの棒持って井戸探すやつ…」「うん、まあ(苦笑)」「あるあるあります興味ある!!(超野次馬)」。
ピートさんはなにやらダウザー協会(イギリスじゃのう…にやにや※喜んでいる)に関係しているようです。でもって、最初にお断りですけどここでいうところのダウジングはトンデモとかオカルトとかそういうダウジングじゃなくて、あくまでまっとうに地質的な問題の方のダウジングと思ってください。そもそもダウジングが見つけるものって「何」ではなくて「何か」だという印象なんですよね私。仕組みは解明されてないだけで、何かやっぱり理屈があるっていう。磁石的なものとか鉱物とかそういう…卑近なもので言えばピップとか(笑)、岩盤浴とかに近いと思うわけ。熱をうまく伝える性質の石とか実際化学的にに存在するわけで、そういう方向ね。だから全然否定しないし、アリだろうと思う…けど、やっぱなんか如何物イメージではあるよね。それも否定しない。なんか結局こういう解明されていないことを利用して金儲けする輩が出てくるから怪しい目で見ちゃうんだよなー。普通に「ふっしぎ!おもしろい!そしてなんか楽しい」で済ませられない人間の業…。私たちは済ませますけどね!それで!(笑)。
はいそんでこれがダウジング棒。手作りなんだそうです(笑)。 -
ピートさんが指導してくれます。
-
足元にはエニシダ。
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力を抜いて、自然にダウジング棒を持って、こうやってスタンディングストーンに近づくんだよ…と。をを、ダウジング棒が開いている。うむむ、しかしできる気がしないな…なんというか、たとえ大地に伝えるべき力が備わっているとして、そう仮定して、私はそーゆーこと受け取るのすごく鈍いと思うよ←。
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Marrivaleの二列の列石。石の大小はあるけど、これはわざとなのか作為なのか、今となってはわからないのだろうな。
ダウジング棒を持ってセンターの石まで歩く…別に開かんがな、棒。と、美穂さんに「ほらーこんなに力入ってたら駄目だよー」と指摘される…あれれ、ほんとだ、力入ってた。何回かこれを繰り返してなんとなく慣れてきたら、あれっ、センターに近づくと棒が自動的に開くぞ、なんだこれ、ぎゃははははは。あっははははおかしいなんだこれ〜〜。…と、まああとから思えば非常に私この時ハイになってた。なんか訳もなくおかしさが増大してしまって相当笑ってた…これがここに列石が建てられた理由なのかも?。
ここで勘違いしてはならない重要なこと。列石がパワーなんじゃなくて、パワーの目印としての列石なんだってピートさん。そうだよね!。それ混同しがちになるけど、そうなんだよね!。 -
石の重なり。
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同行者は一回でできてた。なんとなく劣等感?(苦笑い)。
-
ロンリーなスタンディングストーン。
-
この渦巻感がなんだかすごい。
-
サークルの中に立ってみた(でも別に何にも感じなかったよ、ちぇ←)。
-
で、ダウジング顛末について私は書いたとおりだったのですが、同行者がですね、ダウジング棒を持ってスタンディングストーンに近づいたら突然泣き出したんですよ。しかも号泣。後で聞いたら「なんか、うーーってなった」って。神秘体験しちゃたね☆って言ったら「でも信じないよ!!」って。…何を(笑)(わかるけど)。
やー、なんか面白かったです。 -
すごい空、すごい大地。それを眺めながら荒野を後にします。
後編②に続く。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- 迷子さん 2015/08/08 01:25:51
- おおぅ!
- 今晩は、お邪魔しやす〜。
おおぅ!懐かしのダートムーアっすね♪
どのお写真も凄く思い出深くって・・・・
でも、やっぱり緑が映える季節はいいっすね!
あのホテルの本場デボンのクリーム・ティー!
アッシも頂きやした、美味しかったなぁ。
ところで、
今回の新発見?!
夏目さまもM・R・ジェイムスとか
ウェイクフィールドとかベンスンとかお好きなの???
アッシの本棚もそんなのが沢山あるんでやんす。
昔真冬のロンドンに持って行って
真夜中に1人部屋(宿)で読んでたら・・・・・・・
怖くてトイレに行けなくなった?!
へタレな思い出があったのだす(涙)
ダートムーアも月明かりで犬の遠吠えなんか聞いた日にゃ〜!
でも再訪したい素敵な処ですよね。
- 夏目さん からの返信 2015/08/08 21:45:14
- RE: おおぅ!
- 迷子さんこんばんは〜!
有難うございます、去年のダートムーア紀行は計画するのにたくさん参考にさせていただいたので知らせしたいな、でも厚かましいかしらん、と煩悶してたところでした(@_@)
しかしあの地を激走した(?)迷子さんすごい…
ええ!ベンスンもウェイクフィールドもジェイムズも大好物です
本棚には東京創○社とか国書刊○会の本がうなっていますよ〜
ウェイクフィールドの「赤い館」は実在するらしいのがものすごく気になっているのですけど、わかったとしても行けないな(だって危険すぎる)とか考えているくらいには英国怪奇小説好きでございます
冬の英国の炉辺で怪奇小説を耽読だなんて素敵すぎます
私もやってみたい(確かにトイレには行けなくなりそうですが^^;)
ライの(元)お化け屋敷がお宿になっているので、いつか冬に泊まりにいくのが野望です
いつかは冬の英国に…
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