２０１４年夏の旅～自称独立国家：沿ドニエストル・ティラスポリ編～

2014/08/20 - 2014/08/20

今年の夏は旧ソ連圏を巡ろうと計画。
モルドヴァ・未承認国家沿ドニエストル、ベラルーシ、ウクライナを中心に考えていましたが、ウクライナは内戦でパス。
でいろいろ考えた結果イスタンブール経由でモルドヴァ、沿ドニ、その後ラトビアに飛んで寝台列車でベラルーシ、リトアニアに抜けて夜行バスでエストニア、船でフィンランド、最後にトルコと１４日間で８か国を巡る旅になりました。
７月中旬から下痢気味で病院で胃腸薬を大量にもらい、お腹の調子が悪いまま旅に出ました...。

旅の日程は８月１９日：成田２２３０発（トルコ航空０５３便)
２０日：イスタンブール０５００着
イスタンブール０７４０発（トルコ航空２６９便）
キシナウ：０９１０着
PM：沿ドニエストル観光
２１日AM：キシナウ観光
PM：キシナウ１５５５発（エア・バルチック４２１便）
リガ１８２５着
２２日:リガ観光
リガ駅１８３５発（寝台特急０８８号）
２３日:ミンスク駅０６４５着
ミンスク観光
２４日：ミンスク駅０７４０発（特急８０５号）
ヴィリュニス駅１０１０着
PM：ヴィリュニス観光
２５日：ヴィリュニス及びトラカイ観光
PM:タリンへ（夜行バス）
２６日AM:タリン着、ハープサルへ（バス）
PM:ハープサル観光
２７日AM：ハープサル発（バス）
PM：タリン着　タリン観光
２８日～２９日：タリン観光
３０日：タリン１０３０発（シリヤ・ライン）
ヘルシンキ：１３００着　PM：ヘルシンキ観光
３１日：ヘルシンキ１３０５発（トルコ航空１７６２便）
イスタンブール１６３０着
９月１日：イスタンブール０１００発（トルコ航空０５２便）
成田１８３０着


ネット及び現地窓口で個人手配
交通費：
トルコ航空（166,950円）
エア・バルチック（23,436円）
リガ～ミンスク：寝台特急(6,256円)
ミンスク～ヴィリュニス：特急(2,260円)
ヴィリュニス～タリン：夜行バスECOLINES(3,615円)
タリン～ハープサル：バス(1,199円)
ハープサル～タリン：バス(1,072円)
シリヤライン：フェリー(3,347円)　
計208,135円

宿泊料金：
HOTEL Cosmos(4,057円) キシナウ
HOTEL Wellton Old Riga Palace (5,086円) リガ
HOSTEL Marx(1,320円) ミンスク
HOTEL Alexa(6,007円) ヴィリュニス
HOTEL Beguta Lilled(5,588円) ハープサル
HOTEL Economy(3,758円) タリン
旅の家(2,232円×2泊＝4,464円) タリン
HOTEL FINN(13,817円) ヘルシンキ
計44,097円

合計252,232円(1ユーロ＝141.05円計算)



　　　

エリア その他の都市(モルドバ)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

自称独立国家、沿ドニエストル共和国の国旗。
国旗の左上には鎌トンカチ！

世界が認めていませんが、エストニアのタリンで買った地図にはしっかりトランスニストリア（沿ドニ）の名前が...。

自称独立国家沿ドニへGo！
13番のバス乗り場から沿ドニの首都チラスポリに向かいます。
30分毎の出発で37レイ＝約285円

中央バスターミナル バス系

約1時間半でパスポートコントロールに到着。
ドライバーは何も言わず外に出て煙草を吸い始めたので「あの建物へ行くのか？」と聞くと「Yes！」と言うので建物へ入り窓口へ。
パスポートを渡すと英語で（助かったロシア語なら撃沈です）質問です。
内容は今日どこへ行く？ウクライナへ行くのか？どこ泊まるか？観光か？
程度で最後は「Oh!JAPAN」と言って紙切れとともにパスポートを返してくれました。紙切れは出国時に回収です。
窓口は２つ？なので混んでいます。

キシナウから約2時間でティラスポリに到着。
バスの写真を撮っていると若い警察官がいきなり職務質問。
パスポートチェックに始まり、どこから来た？今日はどこに行く？と質問され模範解答で凌ぎましたが、そして最後に写真撮影は全部ダメと言われ解放。
えー写真撮影ダメなの。しかし諦めません以後は周囲を気にしながらの撮影。

日本出発前にグーグルからプリントアウトした地図。
右上がバス停（ティラスポリ駅）でキシナウからのバスの到着地。
キシナウからのバスはR26を地図の左（西）から通ってくるので、地図で示す点線で囲むティラスポリの観光地？での途中下車は難しいです。
ちなみに町の地図は売っていません軍事機密ですから！
しかしネットでご覧のとおりです。

バス停から5分、キロヴァ公園入口の教会風の建物。
上に登ろうとしたら立入禁止の看板が...。

公園には警察及び軍人さんが散歩していて周囲を気にしながら写真撮影。

キロヴァ公園内の建設中の教会。
当然、内部見学不可。

車のナンバープレート。
そして識別の旗は自称独立国家沿ドニの国旗。

レニナ通りを南下しR26周辺まで来ると両替所がたくさんあります。
ドルから換金。

通貨、沿ドニエストル・ルーブル。
1・5・10・25ルーブルの人物は、ティラスポリ建設の父アレクサンドル・スヴォーロフ大元帥。

レニナ通り。
人通りはそこそこありスーパーや雑貨屋さんが少々ありますが、カフェやパン屋さん等は表には皆無。

レニナ通りからアレクサンドル・スヴォーロフの像周辺へ向かう道は何もなく道に迷った？と思いつつ10分程歩くといきなり大通りに到着。
ティラスポリ観光？のハイライトの始まりです。

バス停からブラブラ歩いて35分。
ロシア帝国軍人不敗の指揮官アレクサンドル・スヴォーロフの像周辺に到着。

アレクサンドル・スヴォーロフの像周辺にあるティラスポリの紋章。

政府庁舎ビル前にはソビエト建国の父レーニンの像が...。

政府庁舎ビルとレーニン像。

レーニン像と政府庁舎ビル。
政府庁舎ビル屋上には自称独立国家、沿ドニの国旗が靡いています。

共産圏でよく見かける看板。

政府庁舎ビル前から横断歩道を渡り南側に移動。
南側には1992年のトランスニストリア戦争の慰霊碑と大祖国戦争でのソ連邦対独勝利を記念したT-34戦車の記念碑があります。

1992年のトランスニストリア戦争の慰霊碑。

これもトランスニストリア戦争の慰霊碑。

大祖国戦争でのソ連邦対独勝利を記念したT-34戦車の記念碑。

お供えの花は定期的に交換されていて綺麗です。

T-34戦車の記念碑横の教会。
室内は凄くコンパクト。

T-34戦車の記念碑と教会をパチリ。
少し逆光気味、午前中なら順光。

最後にもう1枚。

アレクサンドル・スヴォーロフの像横を北上し見えてきたロシア正教会の建物。
工事中で内部に入れず。

ソビエト！を感じさせるポスター。

駅まで戻り時間があるので途中のベンデルで途中下車。
チラスポリ〜ベンデル間10.10沿ドニルーブル（約１ドル）
次の旅行記は内戦の激戦地ベンデルです。ちなみに事前の情報収集はしてません...。

この旅行記へのコメント （2）

• ムロろ～んさん 2015/01/03 14:22:00

  まじぃ〜\(◎o◎)／！？

  GATさん
  
  新年あけましておめでとうございます、本年もよろしくお願い致します、ムロろ〜んです(^人^)。
  ご無沙汰してしまい申し訳ありませんでした(>人<;)。いかがお過ごしでしょうか？
  
  ドニエストル共和国に行かれた旅行記を拝見しました。
  パソコンの変換でこのワードがすぐに出た時はビックリしてしまいましたが、本当にどんな国なんだろう？って思いながら興味津々拝見しました。
  
  でも、軍事機密で色々とあるようで本当に旅するにも大変な思いをしなければならないなんて驚きながら読んでしまいました。
  
  教会も鐘のある鐘楼も美しいなぁと思っていたのですけれど、写真撮るにもビクビクしなきゃいけないなんて…(-_-;)。
  
  平和だったらより街も素敵に見えるのにちょっと残念です。
  
  私もタジキスタンやウズベキスタンに行ったことがありますが、そうそう、軍事機密とか何とかでパスポートを持って街を散歩しなきゃいけないと聞いて、面倒くさいなぁと思いましたよ。
  それに警察官に取り囲まれて恐かったですよ(-_-;)。
  
  
  ムロろ〜ん(-人-;)

  GATさん からの返信 2015/01/25 05:10:30

  返信遅くなりました。

  おはようございます、ムロろ〜んさま。
  
  返信が大変遅くなりました。
  正月は仕事で１月３日からミクロネシアに行っていました。
  沿ドニ旅行記に訪問＆投票ありがとうございます。
  旅先で写真を撮れないなんてあり得ないですホンマに。
  まぁこっそり撮りましたがかなりのストレスでした。
  情報が少ない場所を観光するのは疲れますが、その分新鮮さはありますね。
  
  ブルガリアいいですね！
  素朴さと昔らしさを感じます。把瑠都３国の首都ではもう感じられませんでした。すっかり観光都市です...。
  またの訪問お待ちしております。
  by GAT