2014/11/21 - 2014/11/21
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アルデバランさん
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1842年
日本では天保の改革、中国ではアヘン戦争
そんな中、ここアイゼナッハ郊外のワルトブルク城には一人の青年が観光に…
その名もリヒャルト・ワーグナー
満を持して花の都パリに打って出たはいいけど、冷たかったんですねシャンゼリゼやモンマルトルはこの若者に。
そこでやむなくドレスデンに向かう途中、この世界遺産ワルトブルク城に寄って観光…
ワルトブルク城が再建されるのは1850年前後からだから、まだ荒れるに任せた悲惨な状態だったでしょうけど。
このワルトブルクの深い森と岩山に建つ城郭、歴史と伝説に富んだ史跡にワーグナー君は感激!
これをもとに彼は名作オペラ「タンフォイザー」を作曲して、ワルトブルク城観光に一役買いました。
ドイツ人だからガイドツアーの説明もよく分かったんでしょうね、だから創造できたんだ。
我輩は説明は全く分からず、ただただ想像するだけでした…
バッハの父ちゃんもこのワルトブルク城が職場でした、ただラッパ吹いてただけですが…
では行ってみましょう
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 3.5
-
ワルトブルク城への行き方はバスということですがなかなか来ないし
流しのタクシーは走っていないし…
仕方なしに方向だけ確認して歩きます。 -
ひたすら坂道を上ります。
旧市街からだと歩いて1時間近くかかるということですが… -
かなり登りました。
住宅地は終わってホテルのようです -
ん〜?
着いたかな -
自然に足も速くなります
-
中世の城にしてはどうも…
中に入ったら全く違ってました。 -
そして木々の間から尾根筋の彼方を見ると…
遥か向こうに城が見え隠れ
えー、まだあそこまで歩くの! -
森の中をひたすら歩いて…
たまに下って来る人にすれ違い、励まされました -
タンフォイザー序曲の谷間の深〜い森
何処からかそんな音楽が聞こえてくるような森です -
ぜいぜい言いながら最後のひと登り…
やっと着きました。
3時半ちょい前です -
先程、登ってきた小高い山
タンフォイザーの序曲がワルトブルクの谷間から湧き上がってくるようなまさにそのような感じです -
そして少し霞んでいますがアイゼナッハの街
父ちゃんが吹くラッパの音はあそこまで届いたのかな -
右側に降りてゆくと隣接のホテルです
-
さあ、中に進んでみましょう
-
この時点で城内の建物に入るのは3時までと勘違いして諦めてました。
-
中の広場で
今くぐってきた方を振り返ります -
塔の方まで行ってみましょう
-
入り口はカギがかかっており入れません
外から見上げるだけ -
山の頂上に建っているだけに、このとおり
-
右側の建物が城です
-
中庭を含め城の建物の外側をウロウロするだけならタダですが
中はどうなってるんでしょう? -
ショップがある建物に入ってみました
チケット売り場で聞きます
「何時まで見学できるんですか?」
すると3時30分からドイツ語だけどガイドツアーがあるとのこと
それに参加すれば中を見れるとのこと、所要時間は1時間とのこと
終わるのは4時30分か…
チューリンゲンカードを見せて参加することに。 -
噴水の前が集合地点です
すでに6人程集まってます -
案内する男性のガイドさんが入ってすぐの部屋で
城のいわれや創建当時の事を説明します(多分…) -
熱心に聞き入る参加者6名と理解できないので話を聞かない参加者1名…
-
ほほー
これが今いる建物ね…
勝手に想像 -
オーディオガイドでもあれば良いのですが、もらった日本語のパンフレットだけが頼りです。
-
チューリンゲンの紋章もありました
踊る縞縞ライオン -
階段を上って次の間に…
-
アーチの間と思ったらパンフレットには騎士の間…
低いリブヴォールトの天井とぶっとい柱が重厚感をかもします -
床は昔のままでしょうか凸凹です
-
この部屋は床下暖房があるとのことで
ガイドさんも指さしてましたが、なんせ説明は一切わかりません -
ダイニングルームでしょうか
暖炉と机です
そして部屋の真ん中に一本ど〜んと柱が木の梁を支えます -
鹿とライオンは分りますがその他は不思議な動物が描かれたタペストリー
-
次の部屋にはぶっ飛びました
-
1900年代に入って施されたリブヴォールトの天井、壁
一面モザイクタイル張りでキンキラです -
そして壁面には聖エリーザベトの生涯が描かれてます
-
エリーザベトはハンガリー王女として生まれ、4歳で婚姻の為ここワルトブルク城に連れてこられました。
兄のヘルマンが亡くなったので、弟のルートヴィッヒ4世にお鉢が回ってきて
ゲオルク教会で1221年に結婚式をあげました。 -
ルートヴィッヒ4世が船で十字軍に参加する様子も描かれてます
でも、哀れ彼はイタリアで亡くなってしまいます -
でかいマントルピースもあります。
-
つぎの部屋は礼拝堂でした
こちらの壁の絵は先程のと比べると劣化してます
オリジナルかな? -
渡り廊下はエリーザベトギャラリーです
ワルトブルク城は18世紀末には荒廃してしまいましたが
1850年代に本格的に修復が始まりました。 -
柱頭飾りのついたぶっ太い柱が真ん中にある部屋はランドグラーフの部屋です
ルートヴィヒ・デン・シュプリンガーがこんな山の上をえらく気に入って「ここに城を建てよっと」と決めた経緯やらが壁に描かれています。
他人の土地なのに自分の土地から沢山の土を運んで『ここは俺の土地』と言った理屈が凄いね…
でも、前の年にはドーバーの向こうでムッシュ・ウイリアムがサクソン人の土地を根こそぎ取り上げたから
よくあること事だったのね。 -
そんなシュプリンガーの要塞も今ではこんな小洒落た部屋で世界遺産です
-
お次は…
この絵の前で長々と説明
どうやら歌合戦の様子を描いた画のようです
「歌合戦」ったって、あの暮れにやる紅組、白組の歌合戦じゃないよ
1207年の歌合戦のクライマックス
タンフォイザーが跪いてます
そしてバックは3つのアーチのアーケード -
でも、この絵がある場所はこんな踊り場のようなところです…
なんか変 -
で、次の部屋
宴の間、広いです
ガイドさんがワーグナーのタンホイザーの序曲を大音量で流します… -
1867年修復され、こけら落としはフランツ・リストのオラトリオ「聖エリーザベトの伝説」
リストは音が響くように台形の格天井にするようアドバイスしたとか… -
う〜ん…
写真で見た歌の間のアーチと似てるけど
数が違うしアーケードもないし、ここは宴の間だしねえ -
で、ガイドツアーは宴の間を出てお終い
ガイドさんのバイバイを合図に解散!
オイ!オイ!
思わず聞いてしまいました…
「肝心かなめの『歌の間』は?」
修復か何かで「クローズ」とのことガビ〜ン!
泣きながら渡り廊下を出口に… -
途中にも何かありましたが
呆然自失状態 -
それでも気を取り直して…
アイゼナッハにおけるもう一つの顔「マルティン・ルター」
全国指名手配になったルターはこのワルトブルク城に潜んでいたのね…
なんせ彼方此方の交番には例の張り紙が
「あなたの近くにいませんか…重要指名手配犯」
これじゃあ、おちおちとアイゼナッハの街をウロウロできません。
テレビもネットも無く、する事なかったもんだから
やむなくここで聖書をドイツ語に翻訳… -
外に出たらもう暗くなり出してました。
-
夕暮れ時、明りが灯ると雰囲気でます。
-
暗いのでやむなくフラッシュたいたら
目が光ら
らないか… -
係りの人に
帰りはどうやって帰ればよいか聞いたら歩くほかはないようで
答えに窮してました -
さあ、引き揚げます。
-
かなり暗くなって焦ってます
-
アイゼナッハの街にも灯がともってます
-
隣接のホテルに泊まる人は横からホテルに戻ってゆきました
羨やまし… -
岩山に建つワルトブルク城を後に
やむなく徒歩で下ります -
あの森を通るのかと思うと少々不安ですが…
-
ヒエ〜
真っ暗になってしまいました。
こ、こわい〜
タンフォイザーどころじゃありません -
森の中を小走りに走って…
やっと住宅地になりました。 -
一難去ってまた一難
駅までもどってザックを取って宿に…
でもフロントが無いのでチェックインもできません。
これには困り果てました
幸いインフォメーションに人が居たので、そこで電話してもらいました。
これは翌朝撮った宿の全景
我輩の部屋は塔の左側の3階です -
これも朝撮りました
ゲオルク教会の右奥に見えるのが宿です。
雰囲気はいいけど
この宿は基本的に着いたら電話して迎えてもらい、チェックインするので
携帯電話が無いと厳しいです。 -
この様に塔の階段をグルグル上がって…
-
部屋はいたって普通の狭い部屋
シャワー、トイレは外の廊下の向こうです
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この旅行記へのコメント (3)
-
- わんぱく大将さん 2015/02/22 02:38:48
- カタルニアでうけたワグナー
- アルデバランさん
1月に見ていただいていたのに、今ごろ起き出して、攻撃開始ですみません。
ラッパ吹いてただけって、豆腐屋のラッパよりはいいでしょう。
ワグナーと言えば、カタルニア人の聖地にきて、インスピレーションを得たとか、得なかったのワグナーじゃなかったけ? モデルニズム時代、ワグナ―、カタルニアでうけてましたよ。
大将
- アルデバランさん からの返信 2015/02/22 22:22:18
- RE: カタルニアでうけたワグナー
- そう言えばカサ・ミラとかカサ・バトリョとかグエル邸の装飾ってワーグナーのオペラの舞台装飾に出てきそうですね…
奇怪な動物とか、くね~っと曲がった植物とか…
なんせ総合芸術だから。
大将様、いつもいつもご教授いただきありがとうございます。
今、シンガポールの空港で久しぶりにネット開いたら
大将節が…
疲れが吹き飛んで雲散霧消しました。
アルデバラン
>アルデバランさん
>
> 1月に見ていただいていたのに、今ごろ起き出して、攻撃開始ですみません。
>
> ラッパ吹いてただけって、豆腐屋のラッパよりはいいでしょう。
> ワグナーと言えば、カタルニア人の聖地にきて、インスピレーションを得たとか、得なかったのワグナーじゃなかったけ? モデルニズム時代、ワグナ―、カタルニアでうけてましたよ。
>
> 大将
- わんぱく大将さん からの返信 2015/02/24 08:29:21
- RE: RE: カタルニアでうけたワグナー
- > そう言えばカサ・ミラとかカサ・バトリョとかグエル邸の装飾ってワーグナーのオペラの舞台装飾に出てきそうですね…
> 奇怪な動物とか、くね�・っと曲がった植物とか…
> なんせ総合芸術だから。
>
> 大将様、いつもいつもご教授いただきありがとうございます。
> 今、シンガポールの空港で久しぶりにネット開いたら
> 大将節が…
> 疲れが吹き飛んで雲散霧消しました。
>
> アルデバラン
アルデバランさん
いきなりチャンギ?! そこで何してますの 縄跳び? かけっこ?
大将
>
> >アルデバランさん
> >
> > 1月に見ていただいていたのに、今ごろ起き出して、攻撃開始ですみません。
> >
> > ラッパ吹いてただけって、豆腐屋のラッパよりはいいでしょう。
> > ワグナーと言えば、カタルニア人の聖地にきて、インスピレーションを得たとか、得なかったのワグナーじゃなかったけ? モデルニズム時代、ワグナ―、カタルニアでうけてましたよ。
> >
> > 大将
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