2014/11/30 - 2014/11/30
348位(同エリア731件中)
滝山氏照さん
東京メトロ日比谷線広尾から徒歩約10分、瑞泉山・祥雲寺(しょううんじ、東京都渋谷区広尾)は福岡藩2代藩主である黒田忠之(くろだ・ただゆき、1602~1654)が父長政の霊を祀るため創建した臨済宗大徳寺派の寺院です。
長政は豊臣秀吉の軍師として活躍した黒田孝高(くろだ・よしたか、1546~1604)の嫡男で徳川家康に属し関ヶ原の戦いで勝利し戦功により筑前国52万石3千石の知行を得て福岡藩初代藩主となります。
元和9年(1623)に長政が没すると嗣子忠之は京都より招いた竜岳和尚を開山とし、赤坂の自邸内に竜谷山興雲寺を建立、寛文6年(1666)には麻布台に移り、瑞泉山祥雲寺と改称、寛文8年(1668)の江戸大火により現在の地に移転し現在に至ります。
境内の説明によれば次のように記載されています。
「豊臣秀吉・徳川家康の天下統一に貢献した福岡藩主黒田長政(福岡藩52万石余初代藩主)は、京都紫野大徳寺の竜岳和尚に深く帰依していた。元和9年(1623)に.長政が没すると、嫡子忠之は竜岳を開山として、祥雲寺を建立しました。この長政の墓は、墓標形として建てられた雄大なものです。 (渋谷区教育委員会)」
- 旅行の満足度
- 3.5
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
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祥雲寺・山門
江戸時代に建立された朱塗りの山門が印象的です。 -
祥雲寺・寺標
「祥雲寺」と刻された石標が立派に建っています。 -
祥雲寺・表札
臨済宗大徳寺派の寺院となっています。 -
祥雲寺・山門扁額
山号「瑞泉山」が掲載されています。 -
祥雲寺・庫裏
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祥雲寺・庫裏扁額
「祥雲寺」と書かれた寺額が認められます。 -
境内風景
庫裏から振り返ると参道の左右は低い樹木に囲まれています。 -
墓所説明
黒田長政墓所の他秋月藩黒田家、久留米藩有馬家、吹上藩有馬家、柳本藩織田家、岡部藩安倍家、小野藩一柳家、狭山藩北条家 そして園部藩小出家などの諸大名の墓石があります。 -
岡本玄治(おかもと・げんや)墓
曲直瀬玄朔の門下生から高弟となった後将軍秀忠侍医となり家光の病気を治した医者の墓所でもあります。 -
黒田長政・墓所
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黒田長政・墓標
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イチオシ
黒田長政・墓石
高さ数メートルの屋根で覆われた格式高い墓所となっています。 -
黒田長政墓石
戒名は「興雲院殿大中太夫築州都督古心卜大居士」とあり、墓碑名には金粉が施されていたようです。 -
黒田長政・墓所
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長政継室・墓石
長政の墓に向かって右には長政継室(栄姫)の墓石となっています。 -
長政継室墓石(近景)
長政は正室糸姫(蜂須賀正勝娘)と離縁し家康の養女(保科政直娘)を迎え徳川方を明白にします。 -
亀姫墓石
長政墓に向かって左側には長女亀姫の墓です。 -
秋月藩黒田家墓所
元和9年(1623)長政の遺言に従って三男の長興(ながおき)に秋月で5万石の分地がなされ秋月藩が発足します。(どうやら長政には長男忠之よりも長興に世継の期待感があったのかもしれません。) -
黒田長興墓石?
ひときわ立派な墓石が見えます。 -
黒田家墓石群
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境内風景
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