イタリア旅行記 計画と1日目　ママと初の海外二人旅

2007/02/14 - 2007/02/14

会社の恒例のコンプライアンス･リーブを取らなければならない。

コンプライアンス・リーブ（若しくはブロック・リーブ）とは、大抵の外資金融に存在する１週間連続強制有給。
１週間って決まってるわけじゃないけど、大体の会社がこの長さ。
コンプラ・リーブを取る事によって秘密裏の取引をしていないか、正常に取引をしているかどうか、をいちいち調べるわけじゃないけど、とりあえず「悪事を働かない為」に取る。

最近の日系金融でも３日間とかのコンプラ・リーブがあるらしいけど、３日じゃ何もできない・・・

今回の行き先は3度目のイタリアで、ヴェネツィアのカーニバルをメインに。 ママのバースデーも兼ねて一緒に連れて行くことにした。

私一人ならまだ行った事のないベトナム経由で、2日位滞在して・・という手もあったが、ママが一緒なのでアリタリアの直行便。
体力温存の為にも彼女との旅行は基本、直行便必須。

９月からああでもないこうでもないとぶつぶつ予定を立てていたにも関わらず、飛行機のチケットの売れ行きは好調らしく

「すみません、午前中で席が売り切れました」

と言われたりで結局出発がなぜかバレンタインデー。おいおいでしょ。ぎゃー。

帰国便も一日延びてしまい（満席の為）、合計13泊15日になってしまった。まーいいや


フィレンツェ3泊
ベニス2泊
ローマ3泊
アルベロベッロ2泊
マテーラ1泊
ミラノ2泊

が、最終日程。
さてさて、どんな旅行になったのでしょう。。。。

エリア フィレンツェ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: タクシー 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

2月14日、バレンタインデー。

ママと二人で空港へ向けてリムジンに乗り込む。

小雨が降りしきる中、ダーから何もプレゼントが届かなかったと、内心ちょっぴりガッカリモード（帰国後届いていた荷物がそれだった）でうつらうつらと夢に。

機内で幾つか映画を観て、ふと窓に手が行く。

以前ロシア上空を通った時はオーロラが見えた。
今日の空はどんなかな。

非常口に行き外を見た。

丁度太陽が沈んだ頃で、地平線上（というのかしら？）に真直ぐに真直ぐにとっても美しく赤と蒼の境界線が延びていた。

ミラノまでは直行だが、私達一行の目的地はフィレンツェなのでトランジットの為一度降りる。

空港で何か軽く食べようとカフェテリアに寄るものの、カフェのおばさんに英語が通じない。

「温かい飲み物は何がありますか？」
と聞いたのに
「コーラ、オレンジジュース・・」

「・・・」

大体、空港で働くのに簡単な英語もわからないなんて、これがイタリア…！

水だけを購入し、約一時間をプラプラウィンドーショッピングしながら過ごす。

国内線へ移動したが空港内は汚く（古いと言ったほうが正しいかも）、数年前に来た時を思い出した。
何も変わらないイタリア。

恐らくヨーロッパ自体、変化の少ない国なのだろう。
というより、変化の早すぎる日本から見るとのんびりした空気の流れるイタリアは、特にそうにみえただけなのかも。

時間は夜の9時を回っている。ママはお疲れだろうなーと、チラッとこそみ。
足早にタクシーに乗り、ホテルへと急ぐ。

ようやくくつろぎモード。部屋のソファでべらちゃんと。

フィレンツェは街自体が 『屋根のない美術館』 とよく例えられているので、空港を出た辺りからすぐなのかと思っていたが、それは中心地だけだった。
市街地は普通の街となんら変わりはない。

夜も更けていたので初日はそのままバスタブに入って軽く疲れを落とし、おやすみなさい。