2010/01/23 - 2010/01/26
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polestarさん
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次男と二人でスキーに行きました。
行き先は野沢温泉スキー場です。
その1)http://4travel.jp/travelogue/10951249
その2)http://4travel.jp/travelogue/10951332
その3)http://4travel.jp/travelogue/10951384
その4)http://4travel.jp/travelogue/10951497
朝ごはんを食べたら帰るはずの1月25日、荷物をまとめて乗るはずの帰りのバスには乗らないで、宿で荷物を預かってもらってゲレンデのゴンドラに乗りました。
午前中に乗るはずだったバスにはゲレンデのリフトが全部止まってから乗って、30分。
戸狩野沢温泉駅に着いた時には陽も落ちて真っ暗でした。
さぁ、静岡に帰りましょう。
今日のうちには着かないけれど。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
戸狩野沢温泉駅から長野まで。
長野駅から・・・どうしよう。
戸狩野沢温泉駅で電車を待っていた一時間の待ち合い中で閑そうにしていた駅員さんに色々聞いてみました。
「わたしたち、静岡に帰るんですけど・・・」
「そうみたいですね」
静岡までの切符を二枚買ったのだから、駅員さんは知っています。
「今夜どこかに泊まらなきゃいけないんですよ」
「そうでしょうね、今日中には静岡までいけませんからね」
「まだ泊まる宿を予約していないんですけど、駅員さんだったら何処に泊まりますか?」
その駅員さんは、
「自分なら松本に泊まりますねぇ、駅前にホテルが沢山あるし、飛び込みで行っても泊まれるし、街自体も大きいですから。
甲府まで行っちゃうと駅のホームで寝なきゃならないかもしれませんよ。
いま、寒いですよ!」
と、血の通った話をしてくれたので、松本で宿を探すことにしました。 -
長野まで行かないと携帯電話でのインターネットが繋がりませんでしたから(2010年当時の話)ネットで松本の宿を探すのは諦めて、野沢温泉で買った絵葉書に所感を書き綴りました。
ヨーロッパに住んでいる40年来の親友に旅先から絵葉書を送るのが慣例となっており先方からも年に数回旅先からの絵葉書が届きます。
メールより、国際電話より、最近は絵葉書が気に入っています。
ここ5年くらいのマイ・ブームです。
アワー・ブームと言うべきなのかな。
長野駅までの一時間で飲酒しながら書き上げました。 -
松本の宿探しと、探した宿に電話して問い合わせるのに没頭していてロクな写真を撮っていませんでしたが・・・
安くて近くて良さげなホテルを見つけ、長野駅から松本駅に向かう電車の中で電話予約を済ませました。
宿の方からも何度か電話をくださったので、随分親切なホテルだなぁと思い、そのホテルに泊まることにしました。 -
当日の空きがあったホテルは 「スーパーホテル松本駅前」 というホテルでした。
http://www.superhotel.co.jp/s_hotels/matumoto/matumoto.html
ここがまた、スーパーホテル初体験者には物珍しいホテルでした。 -
まず、二階のフロントに行くと男女ふたりのフロント従業員さんが居ました。
「お待ちしておりました、○○様」
と、出迎えてもらったのは良かったんですが・・・
写真にあるような「チェックイン機」でチェックインをして、同時にお金を払えと言うんです。
フロントマンはチェックインの手続きをしてくれません。
彼らは二人も居るのに銀行のATMみたいな機械で客が馴れないチェックインをする様子を眺めているだけです。
「わからなかったら気軽にお尋ねください」
と言ってもらえるものの、
「自分でやってください」
という姿勢は崩しません。
どーゆーことだ? -
当日割引ってのがあって、ビックリするような安価で泊まれたんだから有り難かったんだけど、このチェックインには面食らいました。
なんでも、帰るときにはチェックアウトの必要が無いとのこと。
部屋の鍵というものがなく、ナンバー・オートロックで翌日のチェックアウトの時間までならその番号で出入りできるそうです。
翌朝10時になると、その番号が無効になってドアが開かなくなるんですと。
だから、それまでに荷物を持って退室してくださいって。
その時は(ホテルを出て行くときは)チェックアウトの面倒もないし、挨拶しなくてもいいし、勝手に出て行けばいいみたい。
寝坊して起きたら11時でしたって言う時は、つまり「延長料金のお金を払わないと」部屋からも出られなくなるのかな? -
合理的っちゃー合理的だけど。
-
息子にルームナンバーを控えさせ、自分も携帯電話のメモリーに記録しました。
-
で、部屋を選ぶことが出来ないという「当日割引」であてがわれた部屋は、そのホテル内では一番広くて豪華な(?)スーパー・ルームという部屋でした。
さしずめ、安宿のスィート?
で、この部屋にはベッドが大小3つありました。
ダブルベッドがひとつ。
シングルベッドがひとつ。
簡易ベッドがひとつ。
ベッド争奪をジャンケンで決めました。 -
セミダブル。
-
シングルサイズのベッド。
-
何の為にあるのか良くわからないけれど、セミダブルのベッドの上に、ストレッチャー・サイズの簡易ベッド。
まるで夜汽車の寝台。
そりゃあセミダブルでぐっすり寝たい。
ジャンケンの結果、セミダブルをゲットしたのは息子の方でした。 -
なにしろ部屋全体が暗い。
長野駅から松本駅に向かっている間、インターネットで宿の「クチコミ」を見ましたが、「照明が暗い」という評が目立ちました。
皆がそこに力を入れてクチコミを書いてる理由が良くわかる暗さ。
寝る以外の何も出来ない暗さ。
これ以上暗かったらコップに何が入っているのかも見えない暗さ。
だから部屋の中を撮った写真のほとんどピンボケでした。
写真のピントが合わない暗さ。 -
湯沸しのポットがあって、どうやらマグカップが置いてあって、タワーのようなのは皿で、小さな鉢植えのようなものは造花なのか生花なのか、暗いのでわかりませんでした。
-
冷蔵庫があって、空気清浄機があって、テレビもあって・・・
-
風呂とトイレはユニットで、ここがまた暗い!
-
狭い上に暗いってのは、なんだかスッキリしませんが安かったので上等です。
-
息子は駅前のマクドナルドで食糧を仕込んで部屋で食べていました。
わたしは蕎麦でも食べに出かけようと思っていたので荷物を置いたら外出しました。
一緒に行くかと息子を誘ったのですが、疲れたから寝たい、だから行かない、との返事でした。
わたしはひとりで出かけました。 -
松本駅の方へ歩いていくと、なんとも雰囲気のある店を見つけました。
-
こういう店が妙に好きでしてね。
入ることにしました。 -
「かけ」を頼みました。
店に入ると、カウンターの常連さんっぽい草臥れたオヤジ連中が一斉にわたしを見ました。
「あ!」
と、わたしの顔を見て見知らぬオヤジ連中がガン見するものだから
「え?」
と固まり、しばらく空気が停まりました。
「あなた、社長の彼女じゃない?」
「は? 違いますよ」
「いやいや、そうでしょ、お忍びですか?」
「違いますって、人違いでしょう」
「そんなはずは・・・だってこのまえ」
「人違いですよ」
そういってオヤジ連中から離れたカウンター席に座ったのに、
「いや、やっぱり間違いないよ、社長の彼女でしょ? トボケてるんじゃないの?」
と、ダミ声のヨッパライ親父40代〜50代氏。
「部長、やめましょうよ、人違いみたいですよ」
と、30代くらいのリーマン風。
「いやー、彼女知ってるんだよオレ、だってこの前会ったもん・・・」
と、泥酔部長氏。
「だとしてもですねぇ、ご迷惑ですよ、お忍びなんですから」
と、30代後半ぐらいの別のリーマン。
どうでもいいけど、マジ人違いだから。 -
おかしいなぁ、本人じゃないのかなぁ、さっきまで社長と一緒だったんじゃないのかなーなど、首かしげる泥酔部長氏。
どうやら、松本に居を構えて従業員もぞろぞろいる会社の社長さんが、わたしと良く似た愛人を囲っているらしい。
と、すると・・・わたしはそういう雰囲気があるのかな?
あんまり泥酔部長氏が 「どうしてシラを切るんですか、忘れちゃったんですか」 と語りかけるので、何と応えていいのか困ったものでした。
そんなこともあるもんだなぁと思いながら露骨にヤル気の無さそうなオバチャンの作った蕎麦を食べました。 -
想像通りの味。
市販のツユのモトを指定どおりの割合の湯で割って、スーパーで売ってる茹で蕎麦の麺を熱湯に投じて茹でたものを湯切りしてドンブリに入れ、ネギを散らす。
こんなもんだな、と思いながら食べていると、さきほどの泥酔部長氏が部下達に説教をはじめた。
「この蕎麦はな、信州で一番まずい蕎麦だ」
この部長さん、悪い人ではなさそうだけど、敵も多いんだろうなぁ。
「だけどな、このまずい蕎麦が酔っ払って終電で帰る前に食べると一番旨いんだ、こんな旨い蕎麦は信州中探しても他にはないぞ、さぁ食え」
ま、そのとおりだな・・・と思いつつ掛け蕎麦を食べ、食べたらさっさと店を出ました。
店を出る時に振り向いて「おやすみなさい」と挨拶したら、泥酔部長氏は
「ねぇ、やっぱりそうなんでしょ?」
と、親しげに言うので、にこっと笑って出てきました。
そんなやりとりの一部始終を蕎麦屋の厨房で聞いていたのに知らん顔していたヤル気の無さそうなオバチャンが、そっぽ向いたまま
「ありがとございましたー」
と面倒くさそうに言ってくれました。
いやぁ、この風情。
いいね。
こんなに滲みる蕎麦は信州一だね。 -
ホテルの門限は深夜12時。
シンデレラと同じだ。
既に無人になっていたロビーにで気に入った枕を借りて、それを持って部屋に行き、寝ました。 -
ホテルには洗濯機もあったし
-
無人のレストランにはミネラル・ウォーターが置いてあり、夜中でも来て自由に飲んでいいみたいでした。
-
ズボンプレッサーはエレベータの近くにおいてあって、自由に使っていいみたいだったし、タバコやドリンク類のベンダー(全部有料)も色々ありました。
あえて全部有料と括弧付きで書いたのは、翌朝の朝食バイキングの時には無料のベンダーも登場したからです。 -
深夜の食堂。
ここが朝になると朝食会場になったのですが、夜でも出入りは自由で、無料のミネラル・ウォーターや温かいコーヒーなどをここで飲むことも出来ました。 -
部屋には空気清浄機もありました。
-
これは夜が明け、朝になってから撮影したものです。
部屋にあったドライヤー。 -
部屋のテーブルの上にあった妙なタワー。
朝になって、はじめてコレが小皿だとわかりました。
夜はコレが何なのか、わかりませんでした。 -
こんなふうになって・・・
-
こうなるわけです。
-
マグカップも、インスタントのドリンクも、3つづつありました。
この部屋の定員は、3名ってことなんでしょうけど・・・
セミダブルの上の簡易ベッドを使用しての3名なのか、セミダブルに二人が寝て、シングルにひとりが寝るという、組み合わせなのか・・・
うーーーん。 -
朝食の時間になったらミネラル・ウォーターの周りにミルクやオレンジジュースも並びました。
-
朝食の時間が早くて助かります。
始発の電車に乗っても静岡に到着するのは午後1時過ぎです。
このさいだから仕事の時間を調整することにしました。
そして、ゆっくり朝食を食べてから出発することにしました。
その日の仕事はゆるかったので、そんなことも出来たのでした。 -
品数はショボい朝食バイキングでしたが、駅前の喫茶店にでも入って食べようと思えば一人1000円はするだろうという程度の朝食をたらふく食べました。
何も食べないよりはずっとマシでした。 -
朝のオレンジジュースは美味しく感じます。
-
サラダのコーナー。
信州の野菜が食べ放題の野菜類がとても美味しかったです。
サラダだけでも得した気分。 -
こちらはパンのコーナー。
ま、こんなもんかな。
ビックリするほど美味しいパンではないけれど、水準はクリアしてました。 -
わたくしの朝食。
実は、ハードに遊びすぎてか口内炎が出来てしまって、オレンジジュースもサラダも滲みて痛かったです。 -
パン類は温めることができました。
こうすると格段に美味しくなります。 -
これこれ、無料のドリンク・ベンダー。
コーヒー、紅茶、ココア、スープや冷たいドリンクも何種類かありました。 -
パンとサラダとドリンクと、スープが何種類かだけの朝食でしたが、まあまあ美味しく、おなかも一杯になりました。
ちなみに、スーパーホテルさんはチェーン店で、どの支店に泊まっても朝食はデフォルトで付いているみたいです。
いわゆるB&B(ベッド・アンド・ブレックファースト)ですね。 -
朝食を食べたら荷物をまとめてホテルを出ます。
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明るいと、良く見えるけど、殺伐さがハッキリ見えますね。
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ただ、物置に家具やベッドが置いてあるだけみたいな印象になります。
だから暗くして、雰囲気を出していたのかなー?
それとも、節電の為だったのかな? -
あとはもう帰るだけ。
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ひたすら電車に乗って、駅で電車を待って、また乗って。
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富士山が見えたら、もう地元の入り口です。
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長距離を走るローカル線の電車には、トイレカーが付いていますので、駅に着く前に利用してから降ります。
すると、時間が節約できます。
駅のトイレは電車の到着ごとに混みますからね。 -
富士宮駅のホームの蕎麦。
ここでは食べないで、静岡駅で食べることにしました。 -
静岡駅構内のラーメン屋。
駅の構内にラーメン店が何件も並んでいる駅麺通りというストリートがあります。
その中の一軒を選んで入店しました。 -
この旅の、最後の食事です。
このあと、静岡駅で別れました。
帰宅する時間はなかったので、そのまま仕事に行きました。
それぞれの用事を済ませてから自宅に帰ったのは、わたしは夜の9時過ぎ、息子は夜中でした。
息子と出かけた野沢温泉スキー場の旅行記はこれでオシマイです。
ご精読ありがとうございました。
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