2010/01/23 - 2010/01/26
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polestarさん
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次男と二人でスキーに行きました。
行き先は野沢温泉スキー場です。
その1)http://4travel.jp/travelogue/10951249
その2)http://4travel.jp/travelogue/10951332
その3)http://4travel.jp/travelogue/10951384
宿で朝食を食べたら荷物をまとめて帰路に着くという日、遊び足りない次男は帰るのを残念がって滞在の延長を乞います。
わたしは携帯電話のネット検索で可能性を調べました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- JRローカル
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-
午前6時。
次男の方が先に起きました。
- 体中が痛い、筋肉痛だぁ〜 -
「それじゃあ今日は滑れないから丁度いいじゃん。帰ろう」
- いや、滑る、滑りたい、電車の時間しらべてくれた? -
「うーん、まだ。それより風呂に行こうよ」
- いやだ、風呂は嫌いだ -
「お風呂に入ると筋肉痛が良くなるよ、野沢の温泉は筋肉痛に効くんだよ」
- そんなことあるもんか、おかあさんは温泉カルト信者だ、そんなの嘘だ -
そんな会話をし、風呂嫌いで嫌がる息子を外湯に連れ出すために
「温泉に入ればもう一日滑れるかもしれないよ」
と言いくるめて外湯に連行しました。 -
夜明け前ってのは、一日のうちで一番気温の低い時間帯です。
- おかあさん、猛烈に寒いよ。おれ、寒いの苦手なんだよ -
「もうじき温泉に入るから、そうしたらポカポカ温かくなるよ」
- こんな思いまでして温泉なんか入りたくないよぉ -
「野沢に来たら温泉に入らなきゃ帰れないよ」
- じゃあ入らないで居れば野沢に居続けられるじゃないか、帰れないってことは、帰らなくていいってことじゃないかー! -
「アホなこといわないで、さあ着いたよ、ここだよ」 -
男湯と女湯は入り口が違うからね。
これ持って中に入って、服を脱いで、掛け湯をして、身体を洗ってから湯舟に浸かるんだよ。
天井が開いてて繋がってるから、出る時は呼べば聞こえるからね。
次男を男湯に送り込んで、わたしは女湯に入りました。 -
戸をあけて入ると半畳ばかりの踏み込みがあって、下駄箱のタナがあり、靴を脱いで中の戸を開けると板の間になっていて、板の間にあがると年季の入った棚があります。
ここで服を脱ぎますが、暖房なんか無いのでとても寒いです。 -
脱衣所から湯殿までは一直線です。
-
脱衣所から見た湯殿。
服を脱ぐ前に写真も撮らないと、モーレツに寒いです。 -
毎度のことながら・・・女湯は貸し切り状態でした。
-
たまーーに他の利用客が居るときもありますが、平日・早朝の松葉の湯は、貸し切り状態で利用したことが過去3回ぐらいあります。
ええ、わたくしは野沢温泉スキー場が好きで、次男とは初めて来ましたが、わたし自身はリピーターです。
でも、15年ぶりぐらいかな。
だから、昔から変わっていない温泉郷の風情に懐かしい思いでした。 -
湯殿の扉には「熱湯注意」の四文字。
中に温度計もあるんですが、湯温48度なんて日もありますので、かなり熱いです。
と、男湯の方から次男の声が聞こえました。
「ぎゃーっ!」
「うぉーーっ!」
「あちぃーーー!」
風呂の熱さに悲鳴をあげている次男の叫び声です。
ほどなく、年寄りらしきオヤジの声も聞こえました。
次男と何か会話をしているようですが、会話の内容までは聞き取れませんでした。
時々年配のおじさんたちの笑う声が聞こえました。 -
湯殿の天井は隣の男湯とも繋がっていて、外との換気も良く、そもそも煙突のような構造になっており外気がスースー入ってきます。
雨が吹き込まない程度の屋根が乗っかっているだけです。
野沢温泉は、軟弱な観光客を寄せ付けないような雰囲気があり、硬派な印象があるので大好きです。
ゲレンデも、風呂も、体育会系ですが、おおらかで開放的で素晴らしいところです。 -
この湯が透明なときは50度近くあります。
湯舟の近くに冷たい水の出る水道があり、この水道の水で湯をうすめると温泉の成分が化学反応を起こして白く濁ります。
白濁しているってことは、直近の前に誰かが入って水を入れて湯温を下げたという形跡です。
午前6時過ぎに行ったので、一番風呂でした。
湯も透明で、ものすごく熱かったです。
写真で白く濁って見えるのは、湯気がもうもうと立ち込めているせいです。
湯が白濁していたら湯舟の底は見えません。 -
宿に戻ると朝食が用意されていました。
月曜日の朝でしたから、他の泊り客は誰も居ませんでした。
宿も貸切でした。 -
朝食。
-
焙烙鍋の中にはベーコンが二枚。
-
テーブルにあった生卵を割りいれ
-
ベーコンエッグにしろってことですな。
-
サラダなんか添えてみました。
これも「お・も・て・な・し」なんでしょうけど、フツーに焼いてから持ってきてもらってもお互いに手間が無くていいような気もしますが・・・
ちょっぴり派手な演出ってのも、旅先では楽しいのかも。 -
席に着いたら他にも色々と持ってきてくれました。
リンゴジュースは美味しかったぁ〜。
「お風呂、どうだった?」
度肝を抜く体験が新鮮だったらしく、風呂嫌いの息子も”笑が止らない”という感じで男風呂での様子を愉快そうに話してくれました。 -
チェック・アウトの為に部屋に戻って・・・
- ねぇ、電車の時間調べてくれた? -
「えーっと・・・これから・・・」
- これからって、早く調べてよ。遊べなくなっちゃうじゃないかぁー! -
まぁ待て、とにかく荷物をまとめなさい。
いずれにしても、ここは10時に出なきゃいけないんだから。
本来ならば、午前10時過ぎに野沢温泉のバスターミナルからバスに乗って戸狩野沢温泉駅まで行って、もと来た道を引き返して、夜の8時か9時には静岡駅に帰着って予定だったのです。
もしも、それが全体に2時間づつ遅くなると静岡帰着が11時になるかというと、そんなことはない。
野沢を出るバスがそもそも少ない。
全体で2時間ずらして野沢に滞在できる時間はせいぜい1時間伸びるだけってことになる。
一時間じゃあスキーセンターで着替えて装備して券買ってリフトに乗って、降りてきたら終了。 -
宿の方に相談してみたところ、宿の半地下にチェックイン前、チェックアウト後のスキー客用の休憩室があるとのこと。
そこを利用されていただくことが出来るとわかり・・・
あとは帰りの時間だけ。
二人分の長野新幹線代と東海道新幹線代の差額で甲府駅の近くに泊まる事が出来る。
否、新幹線で東京を経由して帰るより、篠ノ井線と身延線の沿線で一泊して始発で帰った方が安い。
甲府で泊まって始発のワイドビュー富士川(特急)で帰る方法。
松本からスーパーあずさで新宿に行って、新宿から新静岡駅までの高速夜行バスを利用する・・・
など、短い時間であらゆる可能性を試算してみました。 -
- 決まった? -
息子は不安そうに尋ねます。
「うん、決まった」
- どうするの? -
「今日は一日遊ぼう」
- え? ほんと? -
「うん。リフトが止まるまで遊ぼう」
- で、帰りの電車は? あるの? -
「わからない」
- え? マジで? マジで言ってる? -
うん。
今はわからない、もう調べない。
とにかく一日遊んで、リフトが止まるまでここにいて、リフトが止まったら速攻バスに乗って戸狩野沢温泉駅から長野に行く。
長野で考えよう。
そのあとどうするかを長野に着いたら考えるから、今は何も考えないでゲレンデに行こう!
- やったぁ〜! -
息子は大喜びで荷物をまとめ始めました。
フロントでチェックアウトをして、荷物を持って半地下に移動。
宿の方々に挨拶をして、ゲレンデに向かいました。 -
さっそく長坂ゴンドラで上の平ゲレンデに。
-
わたくしもフル装備で突撃。
-
月曜日のゲレンデって、すっかすか。
ほぼ貸し切り。
その中を音楽を流しながら雪上車「かもしか号」がトロトロと走っていました。
雪上車の体験ドライブ、ワン・ドリンク付きで500円。
雪上車に見とれていると息子が
「どうしたの?」
と聞く。
うん、雪上車って乗ると案外面白いんだって。
乗ってみようかなぁ・・・乗りたい?
「オレはいいや・・・もっと滑る。おかあさん乗りたいんだったら行ってくれば?」
雪上のワンドリンクってのが気になるなぁ・・・
お汁粉なのかなぁ、ココアとかコーヒーなのかな?
ホット・ミルクとか、甘酒とかいうと嫌だなぁ・・・
なんて言いながら、結局乗りませんでした。 -
日曜日には見かけなかった雪上車・かもしか号は、スキー客も少ないゲレンデを縦横無尽に走り回っていました。
オルゴールのような音楽を流しながら。 -
お客さんって、乗って無いじゃん・・・
雪上車のドライバーのバイトがあるなら・・・面白そうです。
そりゃ、仕事なんだから楽なことはないだろうけど。 -
こんなワゴン車も見かけました。
乗り心地は悪そうだけど、機動力は抜群だろうなぁ。 -
息子とは別行動でアリーナの見学に行きました。
次に来た時の為のリサーチにと思ったんだけど、次に来た時にはこのアリーナは改築されて無くなっていました。
現在は水着で入れる巨大プールのような露天風呂が出来て外国人も源泉掛け流しの温泉に入れるようになったみたいです。
http://www.nozawaski.com/winter/facilities/arena.php
5年前は野沢温泉アリーナという名前で、大衆浴場付き、レストラン付きの休憩所でした。 -
当時の、オープンとクローズの時間。
現在は施設が一新しても営業体系は変わらず、時間もかわってないみたいです。 -
このリラックス・ルームってのが、現在はもう少し立派になったみたい。
利用時間、営業時間は変わってないみたい。 -
こういうのもリニューアルして変わったと思うけど、バージョン・アップということは、「以前よりも広くて綺麗で立派」になってるはずだから。
-
リニューアルしてバージョン・ダウンするようなことはないでしょう。
-
温泉街でお湯を調達して(宿で恵んでもらった)長坂ゴンドラで上の平に行き、時間で待ち合わせてお昼休憩をしました。
ポットには熱いお湯を入れ、インスタントのスープやコーヒーを淹れ、シリアルやビスケットを食べました。 -
雪の上で食べる昼食。
-
野沢のゲレ食は競合が多いので安くて旨くてガッツリって店も探せばあります。
日影ゲレンデと長坂ゲレンデの間にはそんな店が沢山あります。
ほかに食べるところが無いっていうゲレンデのレストランは独占市場だからカレーが1200円なんて金額になりますが、野沢はレストランや喫茶店も沢山あるので比較的良心的な金額で食事をすることができます。
でも、この日は「持ってきた非常食」の消化のために、避難訓練時のような昼食でした。 -
ゲレンデの中にあるレストハウスの中。
-
トイレを借りました。
-
ロッカールームや更衣室もありました。
さすが日本のスキー発祥の地、野沢温泉。
こういう施設がシッカリしています。
野沢中のどこに行っても困らないです。 -
リフトが止ると大急ぎで帰り仕度をしてバス・ターミナルに行きました。
半地下にある宿の休憩室には近日この宿に泊まる人の荷物が先に到着していました。
着替えている時にドサッと配達された荷物を尻目に、まとめた荷物を担いで宿を後にしました。 -
野沢温泉を出るバスに乗り、戸狩野沢温泉駅に着いたのが5時前後。
それから一時間待って長野行きの電車に乗りました。
長野行きの電車が出たのは午後6時5分でした。
長野まで一時間。
長野に着くのは7時過ぎです。
長野から新幹線に乗れば、まだまだ静岡には充分帰れる時間でした。
長野(19:33-21:16)東京(21:30-22:27)静岡
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