2014/11/08 - 2014/11/09
318位(同エリア782件中)
みなみんさん
日本三大霊場のひとつ、そして最強のパワースポットといわれる青森むつ市恐山、奇岩が林立する仏ヶ浦、核燃料再処理の現場である六ケ所村を訪れました。東京では紅葉はこれからなんですが、青森では既にとっくに秋は過ぎ初冬と言える季節になっていました。
霊場恐山では自分のメンタル面を内省しパワーをもらってきました。
また六ケ所村では日本のエネルギー政策を考えさせられることになります。
秋と冬の狭間での旅行となりましたが、木の葉が散った後の寒々とした景色が似合う下北の旅となりました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回はJALのスーパー先得で三沢空港まで。日光、那須、磐梯の山々を眺めているとすぐに三沢到着、レンタカーの借り出しもすぐで小川原湖に沿って下北半島を目指します。今回も一人なのでKカーで頑張ります。小川原湖では既に冬の様相、これからすぐに雪の季節を迎えるんですね、これから恐山を訪れる身にとって物哀しさを感じます。
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三沢から六ケ所村はすぐの距離。ここに今となっては聴くに恐ろしい施設「核燃料サイクル工場」があります。まずその現場を見に行きます。
フクイチまでは原子力関係の施設は厳重な管理のもと絶対的に安全と信じていましたが、今となっては全く信じられない状況に。本来なら今月(2014年11月)から使用済み核燃料からプルトニウムを取り出す作業を本稼働する予定でしたが未だ試験的運用のようです。しかしフクイチでも危険と言われていた使用済み燃料棒を裁断し硝酸溶液に溶かして遠心分離器に掛けるとは、思い切った作業内容です。
まさにここがその施設の正門ですが、雰囲気的には普通の工場と変わりなくやや拍子抜け。ここで写真を撮っていると警備員がすっ飛んで来ると思いきや、何事もなかったです。 -
六ケ所村はエネルギーのデパートでした。中心に原子力関係施設、その周りに風力発電の大風車群、石油備蓄基地の色とりどりの石油タンク群、その間隙を縫って空き地に太陽光発電(これはちょうど工事中でした。)と、日本のエネルギー政策の王道を行く村でした。
写真に映っているH型鋼の畑は太陽光発電パネルの土台になるものと思われます。その向こうに見える煙突は核燃料サイクル工場です。このすぐ左手に石油備蓄基地の巨大なタンク群があるのですが画角が足りません。 -
興味が尽きない六ケ所村ですが、本日の恐山の拝観時間終了時刻が気になるので早々にむつ市に向かいます。途中、陸奥湾越しに釜臥山が見えてきました。鉛色の空に白い波しぶき、まさに想像していた通りの冬の下北半島の光景、吹雪になる前に恐山参拝を済ませなきゃ、否、そこまで寒くはありません。摂氏8度前後。
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むつ市街を過ぎ、山道を登ってゆくといきなり恐山冷水に到着。ここで3杯の水を飲むと「死ぬまで若返る」との言い伝えを実直に信じ、柄杓に3杯飲みました。この言い伝え、かなり矛盾しているのですが、3杯飲んでも美味しいと思えるまろやかな水でした。ペットボトルにも入れましたので十杯位は飲んでいるはずで、さらなる若返り効果を期待している今日此の頃です。
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山道で峠を超えるとすぐに車の中にも硫黄の匂いがしてきて景色が開けて恐山の宇曽利湖湖畔に到着です。目指す恐山霊場はすぐそこですが、駐車場には数台の車が停まっているだけ。実は恐山の公式閉山日は10月末日、11月9日まで(2014年)は寺務所も宿坊もやってませんが、境内に入るだけは可能な期間(入山料500円は要)でとにかく訪問者が少ないようです。
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まさに誰もいない恐山ということで少々おっかなびっくりで霊場巡りをします。地獄では地面から噴気がモクモクと。何だか分かりませんがとってもパワーを感じるのでした。
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遠くに釜臥山が見えます。釜臥山の頂上には自衛隊のレーダーサイト(白い建物)が聳えていますのですぐに分かりました。
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紅葉はおろか全山落葉後の寒々とした光景によくマッチする地獄めぐりです。
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荒涼とした荒地の向こうに宇曽利湖、恐山の一画を成す外輪山。まだ夕刻という時間でもないのですが、既に傾いている太陽、鉛色の雲とこれぞイメージ通りの恐山。
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至る所に積み上げられた石には風車が指してあって、カラカラと鳴りながらとても速く回っています。こんなに風が強いのかと不思議に思うくらいの回転速度です。
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宇曽利湖畔です。温泉の成分が溶け込んでいるのか、透き通った水の中にも青みが強いです。晴れていれば真っ白い砂浜に青い湖面は極楽に見えるのでしょうが、今日は曇りがち、ましてや薄ら寒い日なのでまだ地獄の続きを見ているようです。
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宇曽利湖に流れ込む小川がやけに蛇行しておりました。この条件下で見るこの小川こそが三途の川のように思えました。
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その小川を渡る木橋、この橋を渡らないとこの世に戻れない、とふと思ってしまいました。
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この世に戻ると石の小山の上にお地蔵さんがおられました。寒いのでホッカムリをされてます。
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小山の上には五智如来様。こちらも防寒着を着ておられこれから来る冬の季節に備えておられます。
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身も心も寒くなって却ってスッキリ、地獄から生還した後には温泉が待っていました。閉山後も温泉は開放されておりました、感謝。当然誰もいなくて貸し切り。温泉は境内に4箇所あって、男湯は薬師の湯と冷抜の湯でした。参道脇の薬師の湯に入ります。もちろん無料というか入山料の中に温泉も含まれております。
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少々熱めの乳白色の硫黄泉、完全な掛け流しですが熱いので水をザーザー入れて入ります。本当に生き返った心地がしました。
(洗面器以外の備品は一切ないのでタオル持参必須です。) -
ほぼ閉山時刻の4時前になったのでポカポカのままで恐山を後にします。温泉に入って生き返って山を下ります。
薬師の湯は参道右手の小屋です。 -
火山性の石を積み上げた小山に風車、お地蔵さんとやはり絵になります。
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境内から少し離れて三途の川を渡る太鼓橋があります。この三途の川こそが宇曽利湖から流れ出ている唯一の川である正津川です。この三途の川ならぬ正津川沿いに下り、さらに外輪山を越えて薬研温泉経由で大間方面に向かいます。薬研温泉まではこれでもかというくらいのくねくね道、やっとの思いで大畑へと。
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本日のお宿は本州最北の温泉である下風呂温泉です。
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下北半島の先にある温泉地ですがそこそこの旅館があって、選んだのは新湯の隣にある坪田旅館さん。お風呂はここも硫黄泉の乳白色の湯でした。湯の華がすごいのでストッキングで濾してあるお湯です。
この日は一人旅の人がもうひとりいて宿泊客は2名のみ、貸し切り状態でお風呂三昧できました。 -
翌朝、下風呂の漁港から尻屋崎方面です。尻屋崎がある半島も風力発電の大風車が林立しておりました。
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お天気もまずまずだったので下北半島一周をしてみることに、まずは大間崎を目指しました。下風呂温泉からは30分もかからない距離です。ここからは遠く北海道の恵山や遥か彼方に函館山も見えました。さすがの大間崎も人がいなくて、おみやげ屋さんのおじさんが店開きしようとしているくらいです。
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さすがに海の水は透明、本州最北端だけあります。大間の街は大きい家が多くてマグロ御殿かと思われました。岬から佐井方面で道が大きく迂回しているところがありますが、ここが大間原発です。3.11以降建設工事は中断中とのことでやはりまだ大きいクレーンがありました。しかしここも大間の街からすぐのところに原発作るとは。
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佐井の街を抜けてさらに進むと願掛岩という海に突き出た岩山があり切通しとなっています。
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この岩山の頂上から見た光景です。海が青いです。
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佐井からさらに進んで海沿いの道なのに坂道を登ると展望台があって仏ヶ浦遠望が見れました。でもかなり遠いです。
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すぐに仏ヶ浦の駐車場です。駐車場からはかなり下って海岸線に出るのですが、その道の取り付きに熊出没注意の看板が。この時点ではまだ誰もいませんでしたので少々ビビりながら坂道を下って、階段も下って海岸線に出ました。いや、かなり下っていますので帰りが大変です。
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奇岩が屹立する仏ヶ浦、かなり興味深い地質構造です。
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全般的に岩が緑掛かっていて珍しい形に浸食されています。ハロン湾に迷い込んだような感覚です。
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かなり海岸線をウロウロしましたが、行く手を阻まれて戻ります。
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仏ヶ浦からは内陸部をむつ市方面に戻りますが、途中で縫道石山という岩の独立峰がよく見えます。時間があればこの山にも登ってみたかったのですが、やはり熊が心配なので一人では無理です。
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川内川渓谷も秋ではなくて冬を迎えようとしておりました。
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むつ市に近づき大湊の自衛隊基地です。ここの地形はまるで旅順の老虎尾半島のような細長い砂州もあって、やはりこういう地形は港に適しているのでしょう。
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むつ市からは下北半島から出て青森方面に向かいますが、途中陸奥横浜の道の駅に寄って菜の花アイスを戴きます。普通のバニラとは違う味ですが、普通に甘くてうまいという感じです。
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陸奥横浜からはまた半島丘陵部に入ってゆき六ケ所村を目指します。この辺りは牧草地だったようですが、今では風力発電の大風車が林立し、遠くには石油備蓄基地の色とりどりのタンクが見えます。この村自体が農業からエネルギー産業にシフトしているというのが良く分かります。
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下北半島で最後に目指すは六ケ所村の原燃PR館です。昨日来れなかったところです。核サイクルの展示館ですが、3階建てで展望もよく効きます。核サイクル施設もよく見えます。
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核サイクルの仕組みが良く分かります。仕組みはよく分かりましたが、こんな危険なことをしなくても、というのが感想です。
この後、八甲田方面に向かい温泉三昧、ちょっとだけ奥入瀬渓流散策をしました。
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