2014/09/26 - 2014/10/31
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スタリモストさん
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ベネツィアをあとにバルセロナに飛びました。この機会に「サグラダ・ファミリア聖堂」は是非見ておきたいと思っていました。
「カタルーニャ音楽堂」の美しさに心奪われました。見学中に弦楽四重奏の練習がなされていて、そのまろやかな音色に魅了され、コンサートにも足を運びました。
■旅程
【9/26関空フライト→27.28ローマ→29オルヴィエート、30チヴィタ・ディ・ヴァニョレージョ→10/1.2.3フィレンツェ、4サン・ジミニャーノ→5.6ベネツィア→7.8.9バルセロナ、10モンセラット→11フィゲラス→12.13カルカソンヌ→14.15.16アルル→17.18.19.20.21.22サント・マリー・ド・ラ・メール(秋の巡礼祭にあわせて滞在)→23リヨン、24オートリーヴ「シュヴァルの理想宮」、25.26リヨン→27.28.29ミラノ→30.31帰国】
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□12日目(10/7)
ベネツィアから2時間弱のフライトでバルセロナ/プラット空港に到着しました。利用したのはLCCの「ブエリングvueling航空」。荷物預けや機内飲食は有料ですが、1人8500円程の運賃は魅力でした。 雲海に一筋の黒い線が続いていて「これは何?」と思い続けていましたが、別の時間に判明・・飛行機雲の影でした。 -
空港からは、シャトルバスを利用し、
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終点のカタルーニャ広場まで行きました。
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バルセロナの陽光はまぶしく、まだ、夏の空気が漂っています。
予約していたホテル「Hostal River」はランプラス通りのリセウ劇場の裏。観光にはもってこいの立地でした。(トリプル4泊323ユーロ) -
早速荷物を置いてランチです。「サン・ジュセップ市場」はすぐ近くなので、そこのバルで食べることにしました。
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でもどこも満席状態・・やっと1軒に空きをみつけ座りました。
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シーフード盛り合わせ・・ついオーダーしました。私の住んでいる街は日本海に面しているので、取り立てて珍しいものではありませんが、どこで食べてもグリルした魚介類は文句なしに美味しいですネ。値段はわすれましたがヴェネツィアの半額ぐらいだったでしょう。
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マリネ・・量がたっぷりで美味しかった。冷えたビールも勿論オーダー。
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ランプラス通りを歩きます。
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ビルの3階の窓からマリリンモンローが・・この通りにはパフォーマーがたくさんいましたが、彼女は投げ銭無用(←出来ませんしね)の趣味の人なのでしょうか・・
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ランプラス通りの先には「コロンブスの塔」があり、
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そして海、「ポルト・ベイ」に続きます。・・・行き交う人たちの多くが半袖・・まだここは夏本番です。
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□13日目(10/8)
バルセロナ2日目・・まず「サンタ・クレウ・イ・サンタ・エウラリア大聖堂 (カテドラル)」に入りました。 -
ネオ・ゴジック建築で、内部のそこかしこに緻密な彫刻が施されていて見応えがありました。
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中庭もピースフル
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目玉がぎっしりの 「オラ ホテル」外壁・・写真に撮ると実際に見るよりも目玉が一層際立ち・・気持ち悪い。
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そして、お目当ての「カタルーニャ音楽堂」です。
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1時間半後の英語グループツアーの予約を取りました。
・・・そして大急ぎで地下鉄で「マリーナ駅」に出て、北バスターミナルで今後の移動に関してのバス情報を入手しました。・・・ -
いよいよ「カタルーニャ音楽堂」見学です。・・40人ほどのグループが1単位となり1時間ほど見学することになります。はじめに音楽堂の概要説明がビデオを使っておこなわれ、その後2階に案内されます。スペインのアールヌーボー様式であるモデルニスモ様式の最高傑作と言われている建築です。当時はガウディよりも人気があったモンタネールが手がけました。
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建物正面の2階部分に建つ、細かいタイルで覆われた柱です。圧倒的な存在感・・。
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そして大ホールへ。息をのむ程の美しさとはこのことを言うのでしょう。外の明るい日差しを透過して天井や側面のステンドグラスが輝いています。こんなに手のこんだ音楽堂は見たことがありません。圧巻です。
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ステージでは、弦楽四重奏の稽古の最中・・2階席までまろやかな弦の音色が届きます。見学者一同、しばし静かに聞き入りました。(ステージのあるフラットには、この稽古のために降りることはできませんでした。)
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素晴らしいひとときでした。建築空間は人を包みます。まさに美に包まれた至福の時間です。これに音楽が加わればどんなに素敵でしょう。
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ツアー散会のあと、ロビーを見ましたら、先ほどの弦楽のコンサートが今晩あることがわかりました。「Quiroga弦楽四重奏団」の演奏会です。これは聴かなくてはなりません。早速チケットを購入しました。
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午後はホテルでゆっくりくつろいで、夕方出かけました。
コンサート前に当地のグルナビで評価の高い「イラティ」に。 -
このバルは「・・歩き方」にも紹介されていたようで、ロンドンに語学留学している若い女性とも出会いました。ずらっとカウンターに並ぶピンチョスから、好きなものを取って食べたあとで(ピンチョスに刺さっていた爪楊枝の数で)精算するシステムです。メニューを解読する手間が必要ないので、これはとても助かるシステムです。
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開演間近です。音楽堂に急ぎます。が・・警察署周辺は物々しい警戒ぶり・・多数の警察官が出て、空にはヘリコプターも飛んでいます。群衆の声が近づいてきたなあと思ったら、デモ隊でした。カタルーニャの旗も見られましたので、独立を求める人たちでしょうか・・
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そして、いよいよ「Quiroga弦楽四重奏団」のコンサートが開演します。
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演目は、 ハイドンの 弦楽四重奏曲第26番 ト短調 Op. 20 No. 3, Hob.III:33と、モーツアルトの弦楽四重奏曲第19番ハ長調K.465『不協和音』でした。
その間には、女性の独唱と弦楽の楽曲が入りました。1973年生まれの当地の作曲家Bernat Vivancosの作品です。
演奏は、的確でありバランスもよく、伸びやかでした。
ステージの彫像も耳を傾けているよう。
この彫像は、フォルムは異なりますが、宇治平等院の雲中供養菩薩像を彷彿させます。
「天上の奏楽」のイメージがだぶります。
※終演後に -
Bernat Vivancosの現代曲もカザルスの鳥の歌のような悲しげな旋律で心に染みました。
終演時のカーテンコールで作曲家自身もステージに上がりましたので、ひょっとしたら新作だったのかもしれません。
なお、この作曲家は少年期、モントセラトの少年合唱団に加わっていて、現在は合唱団の音楽監督に就いているようです。(アマゾンで彼の名前で検索した所、一枚のCDがヒットしたので早速購入(^_^)v・・)
充実の1日でした。バルセロナから次の目的地への目途も立ちましたし・・。 -
□14日目(10/9)
今日はガウディやモデルニスモ様式の建築の見学にあてます。
サグラダ・ファミリア聖堂については勿論入場しますが、他は、外観を眺めるだけにとどめました。
地下鉄パセジ・ダ・グラシア駅で下車して、歩き始めます。
カサ・バトリョとカサ・アマトリェールが並んでいます。ユニークな造形とともに色鮮やかなガラスモザイクが美しい。 -
カサ・アマトリェール内のランプ(1階部分に少しいました)
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カサ・アマトリェールの壁面彫刻
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カサ・バトリョ
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カサ・バトリョ裏←ショップの2階側より
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アントニ・タピエス美術館(左・・屋上は針金アート)他、名もない建物も色合いが実に美しい。
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カサ・ミラは工事のためテントに覆われています。
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一部外観が見えました。
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入場の時間が近づきましたので、ディアゴナル駅からサグラダ・ファミリア駅に向かいます。
やはり、「サクラダ・ファミリア」は圧巻です。生誕のファサード側・・ -
中に入ります。入場チケット並びに塔へのチケットは長男がネット予約してくれました。入る際携帯画面を見せるだけでOKでした。(印刷は必要なし)
そこかしこで作業が進められています。 -
高い列柱は樹々のようにそびえ、ステンドグラスから射し込む光が堂内を虹色に染めて、まばゆいばかり、、、 目頭が熱くなります。ここは特別な場所です
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受難のファサード
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塔の上にもエレベーターで上がりました。しかし展望がひらける訳でもないし、施されたレリーフや彫刻を間近でじっくり鑑賞出来ることもないので、必ずしも上がる必要がないような気がしました。
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「レイアール広場」に、
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隣接する劇場「ロス・タラントス」で、
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フラメンコ・ショーを楽しみました。
長男とはこの日でお別れです。彼はネット環境があれば仕事が出来ますが、やはりそろそろ帰らなくてはなりません。明日「カダケス」で過ごし、その後帰路につくようです。
明日、私たちは「モンセラット」に小旅行に出かけます。
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