2014/04/25 - 2014/04/25
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今日の前半は、サン・ペドロ・デ・アタカマからも近いアタカマ塩湖とチャクサ湖を訪問。
アタカマ塩湖あたりは標高2436mにあるサン・ペドロ・デ・アタカマの町とそんなに高度は変わらないし、遊歩道を歩いても呼吸には問題なし。
後半戦では、いよいよアルゼンチンとの国境も近いアタカマ高地の中のミスカンティ湖とミニケス湖を訪れてみます。
このあたりは標高4200m位にはなるらしい。
徐々に高度を上げて行く道筋だけど、着いた先では高山病の症状が出るだろうな…。(;^ω^)
それでも、行けるところまでは行ってみようとアタカマ塩湖を出発!
表紙の画像は、上段がミスカンティ湖。下段はミスカンティ湖から1kmほど離れた場所にあるミニケス湖。
標高4000mを超える場所だと、さすがに車から降りて歩き出した途端に息が切れて苦しい散策になりました。
●注: ミスカンティ湖とミニケス湖の標高は、資料によって4100m台から4300m台とまちまち。
この旅行記では、4200m位と言う事で紹介して行こうと思います。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
アタカマ塩湖から23号線に戻ったあとは、ミスカンティ湖とミニケス湖を目指すべくさらに南下。
それらの湖の場所は、この標識に出ている地名で言えば、EL LACO(エル・ラコ)とSOCAIRE(ソカイレ)の間。
ざっくり見積もれば100km位よね、とアバウトな気分でドライブ続行。 -
アタカマ塩湖を去ったとは言っても、まだまだ広いアタカマ塩湖はしばらく23号線と併走するように遠く近く見えています。
湖という名前でも、浅い水が張っているチャクサ湖以外は乾ききった塩の荒野といった雰囲気のアタカマ塩湖。
ぼうっと霞む眺めが現実のものとは思えない。
塩が積もって白く見える部分は、広大な砂浜に寄せてくる波頭の幻のようにも見えたり。
あれ? あんな所に家がある。
この画像では見えにくいでしょうが、右手に民家と納屋らしき建物が。
塩を採取している一家? それとも廃墟? -
あ、この標識は初めて見た。
黄色い三角の中に煙を吐き出している火山の絵と、スペイン語の≪ZONA DE AMENAZA VOLCANICA≫。それに、英語でも≪HAZARD ZONE≫と出ているから、≪火山危険区域≫の注意標識になるのよね。
この日、サン・ペドロ・デ・アタカマへの帰りに寄った村には、噴火した時の避難経路を示した標識もありました。
それは、今後に続く旅行記でご紹介しようと思います。
チリは、今も活火山が多い国。
2011年のプジェウエ火山の噴火を覚えている方は多いのでは?
プジェウエ火山については、下記のウィキペディアのページでどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A6%E3%82%A8%EF%BC%9D%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%82%B8%E3%82%A7%E7%81%AB%E5%B1%B1%E7%BE%A4 -
SOCAIRE(ソカイレ)とPASO SICO(シコ峠)の間にミスカンティ湖の名前も出るようになったあたりから、これまで平皿のようだったアタカマ塩湖周辺のべったりと平たい景色とはお別れ。
23号線は徐々に高度を上げて行きましたが、その道筋はこのとおり舗装が出来ていました。
ミスカンティ湖まで37kmか?。
もう一つのミニケス湖もそのすぐ近くにあるようだし、あわてなくても大丈夫だね。 -
ミスカンティ湖とミニケス湖方面の23号線。
ちょっと景色のいい所で一休み。
その23号線沿いにあったのは、雪解けの時期なんかには水が流れる涸れ川のよう。
乾燥しきった土地のように見えても、掘れば地下水も出てくるんでしょうね。
木々の向こうには石造りの民家もチラホラ見えました。 -
上掲の画像と同じ場所から来た方向を振り向くと、山と山とに挟まれた盆地のようなアタカマ塩湖の南端あたりが白く見えた。
ほんと、あそこだけ平皿のように平らな荒地。 -
サン・ペドロ・デ・アタカマを出てからずっと標識に名前が出ていたソカイレを通過。
この旅行記の出だし(アタカマ塩湖とチャクサ湖から23号線に戻った場所)からだと所要時間は35分位。
ここには村ほどの規模の集落がありました。標高は3218m。
ひょっとしたらガソリン・スタンドも道からは見えない場所にあるのかも。
でも、やっぱり万全を期してサン・ペドロ・デ・アタカマを出てくる時に満タンにしておくと安心。
ソカイレには、右の画像のように段々畑の合間に日干し煉瓦造りの教会もありましたよ。
このソカイレの住人はインディヘナ。
インディヘナとは先住民族のことで、日本ではインディオと言う言葉の方が知られていますが、インディオと言う名称は蔑称だとして呼称問題があるようです。
詳しくは次のウィキペディアのページでどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA -
ソカイレを通過して、また来た方向を振り返る。
わ〜、もうずいぶん高い所まで来た。
アタカマ塩湖の南端が、白い波頭が寄せる浜辺のよう。 -
ソカイレまではラインも引いてあった舗装道路が、いつのまにかちょっと荒れた路面になった23号線。
それでもまだ舗装はしてあるね。 -
ミスカンティ湖とミニケス湖を目指して高度を増して行く23号線。
この画像で見えている山は、このあとも行く手に伴走するかのように付いて来ました。
あとで気付いたんですが、これはミニケス湖そばにあるミニケス山。
死火山? それとも休火山?
さっき火山に注意の標識を見たから、ちょっとドキドキするね。 -
一旦、高原風の平らな土地に出た23号線。
チリの4月下旬は秋。
周辺の荒地をまばらに覆うバハ・ブラバという草が枯れ始めたようで、行く手は金色。 -
お、ここがミスカンティ湖とミニケス湖へ行く分岐点。
ソカイレを通過してから20分足らず。
ここで、これまで走ってきた23号線とはお別れ。
脇道に入って行きます。 -
情景の画像の分岐点からミスカンティ湖とミニケス湖への脇道に入ると、そこは未舗装道。
それでも平らに均してあって、走り心地は悪くはなし。
途中、ミスカンティ湖とミニケス湖観光を終えたらしいバスとすれ違いました。 -
イチオシ
23号線を去ってミスカンティ湖とミニケス湖へ通じる道の両脇は、昔の火山活動で出来たと一目で分かる荒々しく乾いた眺め。
水気たっぷりの風景もいいけれど、こんな景観にも惹かれるなあ。 -
バハ・ブラバという草が金色になった荒地の向こう側、あの火山の麓にミスカンティ湖とミニケス湖があるに違いない。
ん〜、なんだか息切れがしてきたね。
いよいよ高山病の始まりか。
この最後の坂を、車もあえぎながらジグザグに上って行くと…、 -
…≪ミスカンティ湖とミニケス湖へようこそ!≫のご挨拶が。
あれ? ここにもチャクサ湖と同じようにRESERVA NACIONAL LOS FLAMENCOS(フラミンゴの国立保護区)って出てる。
ん?、でも、ここは高度もあるし、秋だからフラミンゴはいないんじゃないの?
もっと高度の低いチャクサ湖でも、そんなにいなかったし。
で、右側の画像がミスカンティ湖とミニケス湖へのゲートを兼ねたチケット・ブース。
ミスカンティ湖とミニケス湖共通チケットは2500チリ・ペソ/人。
ただ、スタッフがチケットを渡そうとしなかったので要注意。
チケットはちゃんと切ってもらいましょう。 -
情景の画像のチケット・ブースから道なりに行くと、
「あ! あれがミスカンティ湖か!」と、目がパッチリと覚める眺め。
分岐点に、≪ミニケス湖はあっち≫と右向きの矢印が出ていたので、先にミニケス湖に行ってみます。 -
ミスカンティ湖とは別に、行く手の右奥にチラリと見えてきた水の色。
あれがミニケス湖か! -
ミスカンティ湖から1kmほど。
周りが全部乾いた不毛の土地に見えるのに、なぜあそこだけに水が?と思えるミニケス湖が行く手に現れた。 -
これがミニケス湖のほぼ全景。
雲一つ無い濃い蒼の空、今は静まり返った丸裸の火山、草がまばらに生える乾ききったアタカマ高地の荒れ野。
そしてそこに突如として現れた水。
シュールな世界に入り込んだ気分。 -
イチオシ
ミニケス湖の手前の駐車場に車を停めて歩いてみる。
寒い! 彡(´゚ω゚`;)彡ヒューヒュー
そしてたちまち襲ってくる高山病の症状の一つの息切れ。
ここは標高4200mを超える場所なのがすぐに実感できた。
向こうに見える山はミニケス山。
ちなみに、SUR SHANGHAIとその旦那がこれまでに体験した最高地点は、チベット+ネパール旅での通過最高地点となったカツォーラ峠で海抜5220m。
あの時も寒いやら酸欠やらで苦しかったよね。
標高と海抜の違いは、次のウィキペディアのページで見てみるといいですよ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E3%81%95 -
標高4200mはあるアタカマ高地の中のミニケス湖。
その面積は1.5平方km。
その水は青く見えたり緑にも見えたり。
不思議なのは、これだけの水がありながら、周囲の景色に湿り気が感じられない事。
まるで目に見えないバリアで隔てられているみたい。 -
向こうの山と山の切れ目から、アタカマ高地の遠い雪山が頭を覗かせる。
何の音も聞こえて来ない。
希薄な空気を通ってきた日の光だけが降り注ぐ不思議に静かな風景。
この時には、SUR SHANGHAIとその旦那だけしかいなかったミニケス湖畔。
なんだか、異惑星に来てしまった気分だったね。 -
ミニケス湖畔に近づいてみる。
岸辺が白く乾いているのは、水に含まれている塩分や鉱物?
さっきから名前が出ているバハ・ブラバという草の様子も、この画像だとはっきり分かります。
高山性の草で、現地では家の屋根を葺く時に使われるのだそう。 -
ミニケス湖湖畔でぷっつりと途切れていた道。
夏のシーズンには、ここに露天のお土産屋さんが出るのかも、と言った雰囲気よね。
秋になった4月下旬は、ただ風が吹き抜けていくだけ。 -
ミニケス湖畔にあったトイレ。
中はシンプルで、掃除用具も一緒に置いてありましたが、一応水洗トイレになってました。
ペーパーは持参すると憂いなし。 -
ミニケス湖から折り返して、今度はミスカンティ湖へ。
正面に見える山が、標高5622mのミスカンティ山よね。
その左手にある富士山っぽい山の名は? -
車道からミスカンティ湖に続く遊歩道があったので、車を停めて湖畔へとテクテクお散歩、
…と言いたいところですが、
標高4200mを超える場所+寒さもあいまって、呼吸はハアハアゼーゼー、手足もガチガチブルブル。
ゆっくりゆっくり歩いて行きましたとさ。(;^ω^) -
イチオシ
ミスカンティ湖畔。
この世離れしたシュールな風景。
この世の風景とは思えない印象がどこから来るのか自分なりに分析してみると:
1、 一片の雲すらない高く冴え渡った青い空
2、 遠近感を感じさせない空気の透明感
3、 太陽光線による影がない
4、 水がすぐそばにあるのに、湿り気を感じさせない土壌
5、 湖の水の張り方に深さが感じ取れない
6、 風以外の物音が全く無い
7、 生き物の気配が無い
それらが渾然一体になって、この不思議な風景になっている。 -
ミスカンティ湖の面積は、ミニケス湖の10倍の15平方kmらしい。
でも、この湖畔の水際を見ると、季節によって大きさが随分変わるような気がする。
春の雪解け時期には、今は白く塩が噴出しているあたりまで水が増えるんじゃないかな。 -
ミスカンティ湖の遊歩道は湖の水辺までは行かず、最初に入って来たチケット・ブース方面へと続いていた。
遊歩道から外れて歩いてはいけないことになっているので、湖見学はちょっと離れた場所からになります。 -
ミスカンティ湖畔。
標高5622mのミスカンティ山の裾野から顔を覗かせる山は富士山のよう。
ミスカンティ湖の水も塩分や鉱物が多量に溶け込んでいるんだろうか。
岸辺が白く乾いている。
寒いとは言っても氷点下にはなっていないし、氷じゃないよね。 -
これ以上遊歩道を辿ってもミスカンティ湖の水辺までは行けないし、車に戻ろうか。
…と振り向くと、車を停めてある場所までやたら遠い感じ。
実際には数百mも無いんですが、この寒さと酸欠の状況下では果てしない距離のよう。
あれ? ひょっとして、いま歩いているこの地面も、昔はミスカンティ湖の湖底だったんじゃない? -
太陽光線が燦燦と降り注ぐ景色は暖かそうに見えても、ミスカンティ湖は標高4200m。
ガチガチに寒くて、おまけに高山病の症状の一つの息切れで苦しい。
頭痛までは起こらなかったのが幸い。 -
さあ、道の脇に停めた車まであと少し。
このあとは車の中でしばらく息を整える。ε-(゚д゚`;)フゥ... しんど。
思えば、この車もこの高地をよく走ってくれたもの。感謝!(人゚∀゚*) -
イチオシ
さっき、チケット・ブースの近くに、ミスカンティ湖の見晴台のような場所があったよね。
そこへ行ってみようか。
…と、今度は車で移動。 -
ミスカンティ湖とミニケス湖のチケット・ブース近くに建設途中だった建物。
外周りはほぼ完成していますが、この時には中はがらんどう。
ミスカンティ湖を見下ろすカフェとか資料館にするつもりなのかも?
工事のおじさんが何人かいて、この画像ではその内の1人が石積みの塀のあたりで作業中。
地元の人は空気の薄さには馴れているはずと思っても、こっちまでまた息が苦しくなった。
お疲れさま! -
ミスカンティ湖を見下ろす位置に建設途中だった建物と、工事のおじさんたちが乗り付けてきたらしい車。
これは、SUR SHANGHAIたちがカラマから借りて来たのと同型車。
その赤い色が、こんな乾いた景色によく似合う。
タフな走りをしてくれました。 -
建設途中の建物脇からミスカンティ湖の一端やミニケス山を眺めてみる。
あ、ミニケス湖の青も画像奥にチラッと見えるし、さっき歩いた遊歩道も白い線になって見えている。
ちょっと建物前の斜面を下りて行って…、 -
イチオシ
…もう一度ミニケス湖方向を見ると、確かにその青い水面も細く見えた。
左手に見える水面はミスカンティ湖。向こうに見える山はミニケス山。
なんだかミスカンティ湖の方がミニケス湖より高い位置にあるように見えるのは錯覚かな? -
さ、そろそろ午後の3時半。
明るいうちにサン・ペドロ・デ・アタカマに戻れるようにしよう。
事情がよく分からない場所だと、それが一番よね。
…と、ミスカンティ湖とミニケス湖のチケット・ブース前を通過。
結論から言うと、このあとちょっと寄り道をした村もありましたが、ちょうど2時間でサン・ペドロ・デ・アタカマ帰着。
まだまだ明るいうちに戻れました。 -
チケット・ブースを過ぎて、あとは下り坂という所でちょっとストップ。
あ、これから戻っていく23号線もかすかに見える。
この画像だと、右手がサン・ペドロ・デ・アタカマ方向。
左手が、アルゼンチンとの国境があるシコ峠方向。
この峠手前には、標高4580mという場所があるそうです。 -
23号線へと下りて行く道の途中で不意に現れた動物。
毛の色が周囲の色と同じ保護色になっていて、すぐには気付かなかった。
ちょっとイヌっぽいですが、これはアンデスキツネ。 -
23号線へ下りて行く道では、ダチョウの仲間のニャンドゥの群れにも遭遇。
これまた周囲の色に溶け込んでいて、パッと走り出す前には分からなかった。
南部パタゴニアで見て以来の出会い。(*^。^*)
このあとは23号線に戻り、サン・ペドロ・デ・アタカマに帰る道筋と、サン・ペドロ・デ・アタカマの街をご紹介しようと思います。
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