Ⅱ美しき聖女が並ぶランゴバルトの小神殿

2014/10/24 - 2014/11/03

世界遺産のランゴバルトの聖女に魅せられてチヴィダーレ・デル・フリウリを訊ねました。
セリエAのウディネーゼのウーディネ、今回はサッカーは見れませんでしたけど古都のたたずまいが素敵でした。

　　10/24 羽田発　
　　10/25 パリ着　パリ→ヴェネツィア（空港）→（バス）ヴェネツィア
　　　　　メストレ→トリエステ（鉄道）
　　10/26 トリエステ→ウーディネ→チヴィダーレ（鉄道）　
　　　　　チヴィダーレ→ウーディネ→トリエステ
　　10/27 トリエステ→チェルヴィーニョA.G.（鉄道）→アクイレイア→
　　　　　グラード→グリニャーノ　ミラマーレ　
　　　　　ミラマーレ→トリエステ（バス）
　　10/28　トリエステ→ロヴィニ
　　10/29　ロヴィニ→バーレ→モトブン→グロジュニャン→ザヴゥルシュ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　→ロヴィニ（タクシー）
　　10/30　ロヴィニ→ポレッチ（バス）
　　10/31　ポレッチ→トリエステ（バス）→ヴェネツィア（鉄道）
　　11/2　ヴェネツィア→パリ　パリ発
　　11/3　成田着

　　　　
　

エリア イタリア

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

トリエステからウーディネまで鉄道で。
乗り換えてウーディネからチヴィダーレまで小さな鉄道で。
日曜だっかからか？fsのホームから電車が出ました。

チヴィダーレ駅からチェントロまで徒歩７分くらい。
わぁ、私の好きな骨董市！

ベビーの小物入れ、可愛いいね。ちょっと欲しかった。

旅行中に骨董市に出会うことってそれほどないんです。
今日はラッキー！

薔薇模様が美しいな。

ドールは、アーモンドマルセル、アンティークカードも質の良いのがある…
（プロフの写真はジュモーです）
でも先に神殿行かなくっちゃ！

細工の美しいブローチ、天使のアンティークカード、帰りに買っちゃいました。
少しまけてもらって35ユーロ。

立体的な可愛いカード。

天使もあるの。店主は「こけし」が好きって言ってました。
陶器のポーセリンマークの漢字を読んでくれと頼まれ、「大日本」って書いてありました。

ここは、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州。フリウリの名は、チヴィダーレの「ジュリアス・シーザー市場」のラテン名「フォルム・ユーリイ・ユーリウス」が転訛したものとのこと。
異民族襲来に対してシーザーが北東イタリアの軍事拠点にしたというチヴィダーレ。このドゥーモ広場のシーザー像は、ローマのカンピドリオの丘のレプリカ。

ドゥーモはミサ中。

あれっ、ネコに注意？

ここがランゴバルトの小神殿の入口。
ドゥーモの裏にひっそりたたずみ、見落としそう…

452年にアッチラ率いるフン族が、601年にランゴバルト族がこの地に侵入した。

わくわく☆

キオストロも静か。

会いたかった。

厳かな雰囲気が漂って…

聖女たちは、トンネルの反対側から光に乗ってやってくる神を迎える構図になっている。

聖女の下側、フレスコ画はちょっと消えてる。

フレスコ画もよく残っている。

ランゴバルト族の故郷は、デンマークのユトランド半島と言われている。ラテン系の人々と比べ、はるかに長身で男は長い髭をはやしていたそう。
聖女たちは、背が高くて目が大きい美人さん。

アーチの模様も素敵。

1200年前というかモダンささえ感じる美しさ。

十字架や冠を手にしてる。

微妙に左右非対称。

細工が細かい。

レリーフ。

何だかケルトっぽいね。

度重なる侵略や地震にあったにもかかわらず、よく神殿そっくり残ってくれた。

静かにたたずむ小さな教会。

壁のフレスコが鮮やか。

旧市街の家。

住居と一体になった門。

この季節に花は珍しい。

現存する最も古い民家。

国立考古学博物館へ。

ローマのモザイク。

模様がよく残ってる。

今っぽい。

中世の天使。

固い大理石で装飾された、打出細工で浮彫を施した銀や象牙のとの解説。４C半
たぶんランゴバルト副葬品。

鳥でしょうか。

ランゴバルトの７C半の精度の高い金細工の副葬品。

さあ、寄らずにはいられない骨董市。

絵が可愛い時計。

飾りがいいベル、欲しかったんだけど…

燭台、探してるんですが対でほしいのと少し重いから…

おっ　アイアンメイデン売ってる！

ドゥーモの入口のレリーフ。

橋をかけるのを請け負った棟梁が、約束の日を前にしても完成せず悪魔と取引をした。「明日までに仕上げてやるが、明日最初にこの橋を渡ったものの命をもらう」との条件で。翌朝、施政者が棟梁に「お前がまず初めに渡ってみよ」と命令し、渡り始めた棟梁は足元の猫を前方めがけて放り投げると脱兎のごとく橋を渡った。
その途端、猫は白い煙とともに姿が消えてしまった。それ以来「悪魔の橋」と呼ばれている。同様の伝説って南仏のカオールでも聞いたな。

行列ができていてフォルケッタと水で2.5ユーロ、安くて美味しかった。

fsウーディネ駅から徒歩で18分位でピアッツア・リベルタに着きます。

時計塔、ちょっと修復中なのが残念。
ヴェネツィアのサンマルコ広場のとそっくりのムーア人が見えない。

15Cにヴェネツィアの支配下に。しかし自治権を手に入れ、自治都市として飛躍的に発展を遂げた。円柱の上にはヴェネツィア支配を象徴するライオン。

市庁舎となっているリオネッロの会堂。

エレガントな５連窓。

角にも彫像。

なんかヴェネツィアっぽい。

市庁舎。

ボッラーニの門、ここにもライオン。

カステッロへ。アルプスやあたりが見渡せて眺望がいい。もうすぐ夕焼け。

天使ガブリエル。

サンタマリアグラッツェ教会。

ロマネスクな内陣。

フレスコ画もいい感じ。

マリア様。

サン・ジョバンニの回廊。

素敵な窓辺。

ポルティコが多い街角でした。

ドゥーモ。

正面入口。
初めに通りかかった時は、閉まってたけど16時頃から入ることができた。

塔。

横の入口。
閉まってましたが、後ほど入りました。

素晴らしいレリーフ。

内陣。

ティエポロの作品。

ヴェロネーゼに傾倒したというティエポロ。

明るい色彩のキリスト。

うす緑の背景って珍しいね。

正面入口から。

天井のフレスコ画。

この旅行記へのコメント （5）

• wiz さん 2015/04/19 22:25:57

  なぜか・・

  マリアンヌさん、こんばんは!
  
  ももであさんも書かれていましたが・・
  私もアイアンメイデン・・に注目しちゃいました^ ^；
  私なら左下に移っていたドアーズに反応しちゃいます。
  
  もちろん、モザイクや壁画やロマネスクや美しい風景にも注目していますけどね〜!
  
  「絵が可愛い時計。」というコメントの時計の中にいるのは、ハプスブルクのフランツ・ヨーゼフ皇帝ですよね。
  
  　　　wiz

  マリアンヌさん からの返信 2015/04/21 23:22:03

  RE: なぜか・・

  wizさん、こんばんは☆
  
  ご訪問ありがとうございます。
  
  アイアンメイデン・・
  ありや！見つかっちゃいました！ジューダスプリースト位まで聴いてました。（バッハの平均律、ラフマニノフ…何でも聴きます）
  でもレッドツェッペリンマニアです♪
  私はここの和音、コード進行がたまらないとかディテールにこだわるのでロック好きな女友達から浮いてマス((+_+))
  
  「絵が可愛い時計。」というコメントの時計の中にいるのは、ハプスブルクのフランツ・ヨーゼフ皇帝ですよね。
  
  　→さすがwizさん！隅の紋章といいフランツ・ヨーゼフの晩年ですよね。
  　　左の可愛い子とエリザベートでも並べば完璧だったかな。
  
  今晩、パリの中世の美と出会う旅、届きました。amazonにはとんぼの本しかなかったんですが、美しい写真がいっぱいですね。
  （実は調子にのってイタリアロマネスクの本、と言っても写真ばかりですけど１ヶ月の間に８冊買ってしまいました）
  シテ島ぶらぶらのページ、いきなり唐草に巻かれる怪鳥たち。鋳鉄細工に魅了されました☆
  wizさんの旅行記とあわせて楽しませていただきます♪
  
  p.s.フランス革命の本、文庫でよろしければお貸ししたいくらいです。
  　　今?ですが、?は5/20発売、お預けって感じ。
  
  では、また。
  マリアンヌ

  wiz さん からの返信 2015/04/22 07:56:48

  RE: RE: なぜか・・

  マリアンヌさん、ありがとうございます。
  
  ツェッペリンファンなんですね!　私もロック色々好きで、いわゆる王道ロック的な・・あとはブルージーなのも好きだし、ファンクっぽい要素が入っていたりソウルの要素が入っていたりするのも好きですが・・最近あまり聴いてなくて!　以前は、ストーンズやエアロを見に北米に行ったりしていました。
  
  > 今晩、パリの中世の美と出会う旅、届きました。amazonにはとんぼの本しかなかったんですが、美しい写真がいっぱいですね。
  > （実は調子にのってイタリアロマネスクの本、と言っても写真ばかりですけど１ヶ月の間に８冊買ってしまいました）
  > シテ島ぶらぶらのページ、いきなり唐草に巻かれる怪鳥たち。鋳鉄細工に魅了されました☆
  
  届いたんですね♪　私もあの”唐草文様”に惹きつけられました!
  本は買う時はどんどん買っちゃいますよね（amazon中古で安いと尚更^ ^；）
  私はだいたいがフランスか欧州全体のを買っていて
  イタリアだけのロマネスク本は
  「イタリア・ロマネスクへの旅 (中公新書)」くらいしかないかも・・。
  イタリア・ロマネスクに出てくるルッカやピサは10年前位に行ったけど、
  その時は、あまりディティールまで見ていなかったのです・・残念!!
  
  　　　wiz

• ももであさん 2014/11/09 08:41:38

  猫を放り投げるので…

  アンティークの見る目があるなんてカッコいい!
  なんでも鑑定団の世界ですね…
  
  えええええ〜!
  プロフはジュモーでしたか。
  
  やっぱり魚屋さんじゃなく、叶さんだ。
  かと思えば、アイアンメイデン!?
  ぬしは何者?
  
  橋を架けるので、じゅもぉ。下さい。

  マリアンヌさん からの返信 2014/11/09 11:40:27

  RE: 猫を放り投げるので…

  アンティークの見る目があるなんてカッコいい!
  なんでも鑑定団の世界ですね…
  
  　→好きなものだけ。
  　　アンティークカップのワイルマン収集していますが、６月コッツウォルズやロンドンでもありませんでした。地方の市やお持ちの方が亡くなったりして手放さないとなかなか…いつもはロンドン在住の方のサイトから見つかった時に購入しています。（東北地震でカップ30個位割れちゃったんで）　　
  
  えええええ〜!
  プロフはジュモーでしたか。
  
  　→可愛いでしょう？
  　　人と一緒で可愛いほどうれるのが早くて、私のもとに来た時、物語がありました。
  
  やっぱり魚屋さんじゃなく、叶さんだ。
  かと思えば、アイアンメイデン!?
  
  　→叶さんほど胸があれば人生変わったかも…
  　へヴィメタ聞いてたので。
  　レッドツェッペリン、特にジミーペイジの大ファン。
  　６月彼の家の１つロンドンのタワーハウスや若い頃はじめて一人暮らしした郊外のボートハウスに行ってきました。10月本人と握手する機会を得、すっごく幸せでした♪
  
  マリアンヌ