2014/11/01 - 2014/11/01
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チューぱぱさん
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〜GO! 観光列車で GO!〜
371系と呼ばれるJR東海の数少ない観光列車で、木曽路の有名スポット上松宿の「寝覚ノ床」へ行きました。
小田急と相互運転するための車両は、1991年度グッドデザイン商品にも選定されたそうな。まあ、小田急ロマンスカーと呼べば分かりやすいかも?
そんな急行「中山道トレイン」は快速以上だから急行券が必要で、なおかつ観光列車として全席座席指定になってます。
あまりのスタイルの良さに乗車することにしました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ところが・・
紅葉がきれいなはずなんですが、生憎と一日中雨に降られてしまいました。
私は晴れ男!
旅行で雨に降られるのはめったにないはずなのに
最近の行いで悪い所があったのかな? (*_*;
特急しなのが寝覚ノ床で徐行しながら通過していきました。
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まずは列車の様子を
撮り鉄の気分を出して写してきました。
急行「中山道トレイン」は全車指定席
2014年秋は11月1日から9日までの土日祝のみの運転です。
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もう皆がカメラ片手に身を乗り出してます。
最徐行で列車が入ってきますが、反対側のホームもカメラの砲列
運転手が警笛をバンバン鳴らしてますがカメラ小僧はお構いなしです。(^^♪
大変危険ですと言いながら私も加わってます。
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イチオシ
JR東海は新幹線で儲けてますので鉄道ファンへのサービスが悪く、こうしたスマートな車両はほとんどありません。
他の観光列車は一般車両を使用した飯田線秘境駅号ぐらいかな?
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数少ない分人気があり、チケットが取れません ('_')
1ヶ月前から販売になるのですが、8日に行く予定にしてJRに10時に行くともう完売!
旅行会社が事前に買い占めてるのか?8日ではグリーン席もなし。
かろうじて1日のグリーン席が取れたけど、でも高かった。涙
通常指定席は¥520 そしてグリーン席は¥2750
いつもケチケチ旅行の我が家としては大奮発です。
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ただ乗車券は青空フリーパスを利用しまして
これにより片道料金で往復できます。
高いグリーン席分を乗車券でカバーしました。
でも、乗車券は青空ですが、お空は土砂降り
現実はキビシ〜いです。 (*^^)v -
NAKASENDO TRAIN 371
http://shupo.jr-central.co.jp/train/371/index2.html
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2階建て車両の2階部分がグリーン席です。
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グリーン席は横3列の豪華重厚シートです。
でも設計が古いから座り心地の悪いシートでした。
ホントの見た目だけ豪華です。
加えてグリーン車両なのに、カメラ小僧や撮り鉄がどたばた歩き回り気分最悪。
観光列車だから仕方ないか?
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天井部分も精練されたデザインですが、デザイン優先で実用性がない?
だって、荷物棚がないんだもん (*_*;
荷物の置き場に困りました。
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おまけに、これなんじゃ?
天井が剥げてる?
さすがに雨漏りはなかったけど、古さはどうにもならないようで
今年の11月をもって退役するそうな?
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車内では、記念乗車券や木曽路のパンフレットが頂けました。
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そして、記念撮影も (^◇^)
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ワゴンによる車内販売はなく、売店が開かれ地元産のビールなどが売られてました。
この木曽路ビールは美味しい!
プレミアモルツみたいな味でした。
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中山道トレインから見た木曽八景「寝覚ノ床」
何やかや言いながらもまもなく上松駅到着です。
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ようこそ森林浴とありますが、この近くに「赤沢自然休養林」があります。
自然のイオン溢れる森林浴が楽しめます。 -
ハァ〜、上松駅前も雨です。
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上松駅は普段は無人駅のようで・・
この日は土日ですので、一人駅員が駐在してました。
が、が、がっ!
まったくのボケの花! 怒
雨降りなので上松・寝覚ノ床だけで4時間半もの時間を潰せるか疑問を感じたので、奈良井宿まで足を延ばすことができるかどうかを駅員に訪ねたのですが・・
実は、帰りの切符も上松からの急行券でして、奈良井まで足を延ばして中山道トレインに乗ると¥100のキセルになってしまう。(^^♪
で、駅員に¥100追加で乗れるのか尋ねた訳ですが、しどろもどろで答えにならない答えを繰り返すばかりでした。
観光列車だから検札に来ることはないのですが、キセルが旅行の記憶に残ってはつまらない。
若い人ならともかく、ええ歳になってるベテランなのに切符の仕組みを理解してないような?
いや、客に対するおもてなしの心に欠けてるようです。
帰りの際も15:47発の中山道トレインを待ってると、15時半ごろ自動音声で列車が来ますと案内がはいった。
見ると中山道トレインではないか!15分も早く来た!
駅員に問うと、15分ほど停車しますとの返事
だったら、自動音声だけでなく構内放送をせんか〜
こんなボケの花には・・・喝だ〜!
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いやはや、一日に10本前後の運行では駅員ものんびりしたもの?
木曽八景があってもボケの花で十分勤まる田舎の駅でした。
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駅前にはお約束のパチンコ屋もありました。 (^^)/
一応、観光案内所もありまして・・・
で、こちらのお姉さまはめっちゃ親切! (*^^)v
さっきの駅員とは大違いで、親切丁寧に寝覚ノ床までの散策路を教えてくれました。
まあ、この雨の中です。歩いて寝覚ノ床まで行く物好きは私らぐらいのもの?
曲がり角から、美味しいお蕎麦屋さん、五平餅屋さんまで教えてくれました。
あっ晴れ!です。
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中山道 上松宿
中山道とは江戸時代の五街道のひとつで、京と江戸を結んだものです。中山道は木曽を通るので「木曽路」とも呼ばれ、参勤交代や大名や皇族のお輿入れにも盛んに利用されました。
全工程が約540kmの街道に69ヶ所の宿場が置かれ、そのうち11宿が木曽にあります。
http://www.kisoji.com/kisoji/nakasendo/nakasendo.html
上松宿も御多分にもれず長い歴史の中で大火に遭い、幾度となく町の様相が変わったとか。それでも、旧中山道沿いには面影を残す建物が残ってました。
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旧中山道です
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木曽ヒノキは尾張藩直轄だったようです。
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諏訪神社
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木曽古道・中山道の案内板
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あれっ?
この建築様式は・・
どこかで見覚えがあるような?
んっ!松本で見たのかな?
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こちらは一般家庭の家ですが・・
雨降りの中を歩いていますとご主人が出て来られまして、木曽観光連盟発行の「中山道を歩く(ウォーキングマップ)」を頂きました。
馬篭宿から贄川宿までの11宿の道すがらをこと細かく書いてあります。
http://www.kisoji.com/kisoji/pamphlet/pamphlet_etc/pamphlet2.html
こんな良いものをわざわざ家の中から出てきて渡してくれる。
今回は日帰り旅行ですが、一番のミステリアスな出来事です。
ひょっとすると観光案内所のお姉さまの配慮かもしれませんが、一番記憶に残る暖かいおもてなしでした。
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是より北 木曽路
島崎藤村の書による石碑が有名ですが、実物を見たことがあります。
まだカメラを持たずに小旅行をしていた頃、JRのさわやかウォーキングで中津川から馬篭宿まで歩いたことがありまして、その時に目に焼き付けました。
その時、落合宿祭りのイベントがあり、大きな千人鍋のキノコ汁と栗きんとんを頂けました。
山の中の旧宿場には旅人への振る舞いと接待の心が残ってるのでしょう。
それから何年過ぎましたやら?
この様な中山道ウォーキングマップを頂き、当時のことを鮮明に思い出しました。
そして、このマップにより「是より北は・・」の石碑は「是より南 木曽路」の石碑と対になってることを知りました。
改めて暖かい心遣いに感謝です。
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さて、歩を進めますと
国道19号線に上松バイパスが出来てました。
この写真の右側の道が旧道です。
むかしこの先に、狭い下りカーブがあり寝ぼけまなこで通って行くと、センターラインを割り対向車のバックミラーをバキッと (^^)/
停まることもできずそのままずっと・・・
あまり思い出したくない交通の難所です。 笑
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昔の面影を残す旅籠です。
今は19号線沿いで同名のそば屋を営業してます。
http://www.echizenya-soba.jp/history.html
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越前屋の反対側も旅籠です。
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田せやと言うのかな?
旧街道 立場茶屋とあります。 -
2軒の旅籠の間を降りていきますと寝覚ノ床入口に着きます。
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寝覚ノ床入口の臨川寺です
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そば処 寿伊舎(すいしゃ)
寝覚ノ床へ降りていく前にちょっと腹ごしらえです。
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天ざる蕎麦
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きのこ蕎麦
秋の限定メニューでした。 -
新そば使用の十割田舎そばです。
そして、天気が良く暖かい日ならばベランダへ出て寝覚めを見ながらお食事が頂けます。 -
寝覚ノ床
寝覚の床には、浦島太郎が竜宮城から帰ってきた後の伝説が残っている。
浦島太郎は竜宮城から地上へ帰るが、まわりの風景は変わっており、知人もおらず、旅に出ることにした。
旅の途中、木曽川の風景の美しい里にたどり着き、竜宮の美しさを思い出し、乙姫にもらった玉手箱をあけた。
玉手箱からは白煙が出て、白髪の翁になってしまう。
浦島太郎には、今までの出来事がまるで「夢」であったかのように思われ、目が覚めたかのように思われた。このことから、この里を「寝覚め」、岩が床のようであったことから「床」、すなわち「寝覚の床」と呼ぶようになったという。
by Wikipedia
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ここだけ、垂直に切り立った岩があります
晴れていれば青空と紅葉した木々、そしてエメラルドグリーンの水の色がマッチして見事な景観なのですが -
寝覚ノ床の下流部分です
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特急「しなの」がゆっくり眺めながら抜けていきますが、水滴のついた窓越しでは見えるかな?
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イチオシ
ちょっと小降りになった時の写真です。
隣のドライブインから写しました。
浦島堂も見えます。
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別に臨川寺の境内を通らなくとも、ドライブイン横からも町営駐車場からも寝覚ノ床へ下りられます。
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臨川寺
こちらから入ると拝観料名目で有料となります。(^^)/
むかし何かあったようですが、人の良さそうなお婆さんが料金を徴収してました。 -
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ちゃんと見晴らし台も設えていました。
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広場みたいな所は美術公園です。
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出ました。(^^♪
浦島伝説の石碑です。 -
浦島太郎が玉手箱を開け白髪の翁になった顔を見た池だそうで
私も白髪になるといけませんので、離れた所から写します。 -
亀の家
カメハウス?
さしずめ「カメカメ波大王」でしょうか? -
弁天堂
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小さな祠の中はお札がいっぱい
左上の額には浦島太郎が書かれてます -
お賽銭箱の前にお札がありました。
手書きで毎日書いているそうで、今日の日付も入ってます。
お財布に入れておくとお利益があるそうで、有り難く頂戴いたしました。 -
弁財天社横に掲げられた額
これは・・・? -
イチオシ
お堂が良いお姿をしてます。
雨が似合うのかな? -
さて境内散策を終えて寝覚ノ床へ下りていきます
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こんな階段です。
下りは10分ほど、帰りは上りになるので20分ほどかかるとか -
JR中央線の下をくぐり
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イチオシ
寝覚ノ床
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正面の大きな岩が床岩で、ここまで行きたかったのですが
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う〜ん、すぐそこに見えてるのに・・
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リュックを背負い、カメラをぶら下げ、傘を持ってではこの岩の上を歩けませんでした。
おまけに岩は濡れていて滑りやすく危険を感じたので床岩まで行くのは諦めました。
残念! -
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浦島堂もすぐそこなんですが・・
滑って転んで大痛剣となるまえに諦めます。 -
帰りはドライブインへ出るルートを選びました。
すると延々と階段が続きます。
手すりがあるから良いけど、もしこちらから下りたら膝をやられていたかも? -
もしもしカメよ、カメさんよ♪
あなたが浦島さんを載せたカメさんかい?
見事なカメさんを飾ってあるのは五平餅で有名な中村食堂です。
http://www012.upp.so-net.ne.jp/gohei-nakamura/index.html
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階段を多数上り下りしましたので五平餅を食べながら小休憩です。
クルミタレがとっても美味しい
お持ち帰りは真空パックになっていて、ネット上でも注文できるそうです。
1本200円也 + タレは10円
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店内の様子です
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木曽節の歌詞が掲げられてました。
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町営 ねざめホテル
こちらにはトロン温泉がありまして、日帰り利用もOKです。
http://w2.avis.ne.jp/~nezame-h/spa.htm
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雨の中を歩き疲れた身体を休めるためにトロン温泉に入りました。
大人一人¥500
貴重品ロッカー 1回¥100
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温泉にジャグジーの部分があり快適そのもの (^^♪
脱衣所には足裏マッサージ機も
そして、風呂上がりのビールは最高!
しばし休息を取りタクシーを呼んで貰い駅まで戻りました。 -
帰りも中山道トレインですが、今度は普通席です。
そして、特急ではなくて急行ですので何度も追い越されるために停車しますが、行きと同じく記念乗車券と記念撮影もしてきました。せっかくの観光列車ですから。
でも、普通席は網棚があるため荷物を全部上に上げられるので、グリーンシートより楽ちんでした。
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JR東海も新幹線ばかりでなく在来線で客を楽しませることをもっともっと考えて欲しいものです。
木曽路フリーきっぷや飛騨路フリーもありますが、みなタクシーなどの付属が付き割高感があります。
もっとお手軽にトレ旅を楽しめるようにできないのかな?
今回は即断したからグリーン席を利用しましたが、鈍行普通席の旅も良いもの。
ローカル線に揺られて、ゆっくり景色を眺めながらの旅行が好きです。
そして、今回のようにわざわざ家から出て来られて「中山道 てくてくマップ」を譲って頂けるような人たちと出会いたい。
どこか、遠くへ・・ではなく、
近くの知らない街を歩いてみたい!
さて、次はどこの街へ?
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この旅行記へのコメント (2)
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- 墨水さん 2014/12/18 23:33:04
- JR東海。
- チューぱぱさん、今晩は。
JR東海は、リニア線の事で頭が一杯で、地方は眼中に無い会社ですね。
「リニアが出来れば、儲かるぞ!。」だけの会社です。
競合他社が居る大都市圏は、そこそこ仕事をするだけで、JRグループは新幹線頼み。
だから、発想がみんな画一的になるばかりで、ジョイフルトレインなんて発想は、浮かんでこない。
地方の中小鉄道会社のアイディアをパクて、茶を濁す発想ぐらいです。
墨水。
- チューぱぱさん からの返信 2014/12/19 17:54:58
- RE: JR東海。
- 墨水さん こんにちは
ご来訪並びに投票をありがとうございます
中山道トレインの371系列車はスタイルが良いんですよね。
思わず乗り鉄気分で利用しましたが、現実はボロボロな中古品?
七つ星のような超高額列車では一般市民として利用できません。
JR東海に希望するのはフィフティ・プラスのような高額旅行ではなく、安価で庶民が何度も楽しめる旅行の設定です。
以前はさわやかウォーキングなどに参加してましたが、フリー切符が値上がりしてからは止めました。
どこか、遠くへ・・ではなく、近くの知らない街をたくさん歩いてみたい
私の旅行記は、そんなコンセプトで組み立ててます。
JR東海に客を楽しませる発想が欲しいと思うのは私だけではなかったのは嬉しい限りです。
今後ともよろしくお願いします。
追:ソラマチ点描は大傑作と思います。 (*^^)v
by チューぱぱ
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