2014/10/11 - 2014/10/12
80位(同エリア305件中)
fernandoさん
- fernandoさんTOP
- 旅行記499冊
- クチコミ267件
- Q&A回答0件
- 1,258,482アクセス
- フォロワー102人
アテネから帰って間もないのですが、山口に行く用事があり出かけます。
ちょっと回り道して松江と石見銀山を訪ねます。
石見銀山では歩きに歩いてその世界遺産を堪能します。
松江と石見銀山は2007年(平成19年)に一度訪れていますので、7年振りになります。その当時は写真を撮ることをほとんどしなかったので、旅行記はこれが初めてとなります。
参考:世界遺産アカデミー
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
10月11日(土)。
6時過ぎ。
朝風呂をいただきます。 -
淡い光の中に生花が浮かぶ様は日本ならではの風情です。
-
旅館では当たり前の朝食でしょうが、今までパン食だった身としては、こんな美味しいものはない。
-
ちょっと唐突ですが、私が泊まった部屋、竹下元総理も利用されていました。
-
さて、今日の目的地石見銀山の銀山公園の駐車場に到着しました。
2007年に最初に訪れて今回が2度目です。
2007年当時は世界遺産に登録されたばかりで、車を停める場所さえない状態でした。
その当時と比べるとだいぶ落ち着いてきたようです。
世界遺産に「石見銀山遺跡とその文化的景観」として登録されています。 -
石見銀山の本当の良さを知るにはガイドさんと歩くのが一番です。
一人たったの500円。
7年前は1グループ2時間3千円でした。 -
ガイドの方が、昔の写真や絵図を使って詳しく説明してくれます。
-
山吹城跡のある要害山。
石見銀山防衛のため築城された。 -
見学は全て歩きです。
7年前は龍源寺間歩までバスで行った記憶があります。
今はバスはないのでしょうか、ガイドさんに聞きはぐってしまいました。 -
石見銀山町歩きマップです。
これ一枚にすべてが網羅されています。 -
石銀・仙の山方面。
片道1時間以上かかるそうですが、今度来るときは登ってみたい。 -
道端の掘ったような跡は、イノシシだそうです。
-
遊歩道が川沿いに続いていて気持ちがいい。
-
仙ノ山が見えます。
ここを日本海沖から神屋寿禎が、光る山を見つけたという伝説の地です。 -
珍しい土蔵があります。
-
龍が浮き出るように造られています。
-
次に来たのが「清水谷精錬所跡」。
-
明治29年に創業した近代的な精錬所の跡です。
不採算のため1年半で操業を停止しました。 -
新切間歩(マブ)です。
ここは間歩と呼ばれる約600ヶ所の坑道の一つで、水抜き用の坑道です。 -
吉岡出雲の墓。
石見銀山はもとより、伊豆、佐渡金銀山の開発で功績を上げた吉岡隼人の墓。
徳川家康に拝謁した際に「出雲」の称号を賜ったという。
階段が上の方まで続いています。
小泉八雲の作品に通じるものがあります。 -
高橋家住宅まで来ました。
-
ここの建物に隣接して巨大な貯水槽が内蔵されているという。
防火用水として貯蔵されているという。 -
龍源寺間歩から温泉津沖泊に向かう銀山街道。
この道を通って世界に銀が運ばれた。
昨日沖泊を訪問しましたね。
ここも今度来る時は歩いてみたい。 -
石見銀山で唯一坑道内を公開している龍源寺間歩です。
-
早速入りましょう。
-
間歩はノミ等を使った手掘りです。
横幅2尺高さ4尺を、一日5交代で1尺堀ったという。
※1尺≒30cm。 -
江戸時代は鎖国政策を取っていたため、ヨーロッパの新技術の導入が遅れ、結果的に伝統的技術を示す遺跡が残された。
-
本来の間歩の長さは600mありますが、157mのここで観光は終了です。
-
ここで産出された銀は世界の3分の1を占めていたという。
時は16世紀。
ヨーロッパは大航海時代。
シルバーラッシュに湧き立つ日本に目が向かないわけがありません。
それが種子島の鉄砲伝来となり、日本の歴史に大きな影響を与えた。
当時ヨーロッパで描かれた地図に「Hivami(石見)Argentifodina(銀鉱山)」の記載があるという。 -
この地点から平成元年に新坑道が掘られ、観光用に公開されました。
-
新坑道は長さが116mで、この右には「石見銀山絵巻」の電照板が展示してある。
-
工夫の寿命は約30歳であったという。
-
間歩を抜けました。
新坑道を含め273mです。 -
紅葉の時期になると紅葉が美しいそうです。
-
ガイドの方が何やら銀貨(丁銀)を取り出しました。
レプリカですが、毛利元就が朝廷に献上した「御取納(オトリオサメ)丁銀」です。
これでガイドの方とお別れです。ありがとうございました。 -
銀山に関する遺跡と豊かな自然が一体となって文化的景観を形成している。
-
掘った銀鉱石は「吹屋」と呼ばれる精錬所で銀を取り出した。
灰吹法と呼ばれる製錬方法で良質の銀が生産された。
※灰吹法:鉛と銀の合金から灰を使って銀を取り出す方法。 -
大森の町並み地区に入ってきました。
武家や商家、社寺仏閣などが混在する街並みは珍しい。 -
重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
-
町の真ん中あたりに岩山の上に築かれた観世音寺がある。
-
大森地区の街並みが望めます。
-
銀山地区方面。
-
銀行も街並みに溶け込んでいます。
-
商家の熊谷(クマガイ)家住宅。
1801年建造の御用商人の屋敷を修復公開しています。 -
大森代官所跡に建つ1902年建造の郡役所建物。
-
現在は石見銀山資料館として活用されている。
-
そして羅漢寺に来ました。
-
お寺の正門と反対側の小川の向こうに「五百羅漢」がある。
-
五百羅漢とは、銀山の坑夫の安全と供養のために30年に渡って彫られた羅漢像です。
-
その名の通り500体が石窟内に並ぶ。
石窟内は撮影禁止です。 -
石窟に守られた500体の羅漢像は、仕草や表情が今でも鮮明です。
-
羅漢寺から銀山公園に行く途中にお蕎麦屋さんがあります。
-
三段重ねの蕎麦が美味しい。
-
今日は周南市(徳山)泊りです。
浜田道〜中国道〜広島道〜山陽道と乗り継いで山口県に向かいます。 -
近そうで意外と時間がかかります。
-
宮島を過ぎるとそろそろです。
-
そろそろ徳山駅です。
-
良さそうなホテルがありました。
ネットで調べると、結構満室の所が多かった。
石見銀山から約3時間かかりました。 -
徳山駅。
新幹線も停まります。 -
今日の夕食はこちらでいただきます。
-
10月12日(日)。
周南市の遠石八幡宮。
ここで行事がありました。
大きな神社です。
台風が近づいているという情報ですが、まだ天気はもっています。 -
後は帰るだけです。
真っ直ぐ帰っても7時間はかかるな。 -
とにかく山陽道は長い。
-
左のクラウン、覆面パトカーに捕まっています。
その前の車がパトカーです。 -
神戸の手前で渋滞です。
事故渋滞のようです。 -
もう8時。
夕食がてら休憩します。 -
ラーメンカレーセットを注文します。
炭水化物の塊ですが、美味しい!!! -
名港トリトンに戻ってきて今回の旅も終わりです。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
68