2014/10/12 - 2014/10/12
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hiro3さん
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海王丸の総帆展帆を楽しみました。
そこから、高岡の町を歩きました。山町筋(やまちょうすじ)と金屋町(かなやまち)をウロウロとします。
ほかにも、高岡大仏や、お寺、城址などがありますが、文化庁の重要伝統的建造物群保存地区を見て回ります。保存地区に認定されているのは、43道府県88市町村108地区あります。関西周辺は、ほぼ歩いています。
新幹線も開業に向けて工事が進んでいます。
とても、魅力的な町です。
海王丸パーク編 http://4travel.jp/travelogue/10941821
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
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やってきたのは、山町筋(やまちょうすじ)です。約600mの長さの通りに明治時代に建てられた元商家の土蔵作りの家が42棟建ち並んでいます。
こちらは、菅野家(すがのけ)住宅です。こちらの向かいに山町筋観光駐車場(約20台)があります。
代々「伝右衛門」を襲名した高岡の代表的な商家です。江戸時代末期から明治にかけて廻船により財産を築きました。 -
菅野家は、明治22年(1889年)には高岡銀行、明治36年には高岡電灯を設立する一方で、政界にも進出するなど高岡の政財界の中心的存在でした。
関東方面によくある、黒漆喰仕上げ土蔵造り2階建てです。シャチが乗った屋根には、雪割り瓦が並んでいます。この地方特有のつくりで、積る雪をこの瓦で割る実用性と、装飾を兼ねています。 -
1階部分の一部を公開されています。今も実際に住んで生活されています。
今の当主は、高岡ガスの社長さんです。
造作の優れたものが、並んでいます。 -
立派な仏壇もあります。
係りの方に丁寧に説明していただきました。 -
中庭
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後の新しい建物もこちらの敷地です。
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シャンデリアのデザインも素敵です。
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欄間もすごい!
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赤い壁といえば普通は、紅殻なのですが、こちらのは、それにメノウを混ぜ込んだものだそうです。だから100年たってもとてもキレイです。
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釘隠し
「違い丁字に七宝」のデザインです。 -
昔の通りの写真です。
旧街道は、そのままで、新しい幹線道路は、別にひかれたために見事に残っています。
明治の高岡大火によって、通りの幅を広げ、家々の防火対策として、土蔵造の町家の採用、敷地境への防火壁設置などが行われた結果、特徴的な町並みが生まれました。 -
菅野家住宅
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塀のすかし模様は、お香の記号
源氏香 香之図のようです。 -
隣も菅野家の敷地で、お店に貸し出されているそうです。
立派な防火壁が特徴的で、庇を支える支柱は、高岡名物の鋳物で出来ています。 -
鈴木株式会社
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電気も地中化されています。
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筏井家(いかだいけ)住宅
菅野家と同じようなつくりです。2階の土戸を全て開くと隣の扉とくっつく凝ったつくりになっています。
隣家境には、釉薬をかけたレンガと青石からなる洋風の防火壁があります。 -
筏井家住宅
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「富山銀行 本店」です。通称は「赤レンガの銀行」
1914年(大正4年)建築で鉄骨レンガ造りの2階建てとなっています。屋根は、緑青の出た銅板葺きです。柱の基礎部分や窓回りは花こう岩製です。
東京駅の設計にあたった辰野金吾の監修を受けて、清水組の田辺淳吉が設計したものといわれています。 -
入り口の柱は、わずかにふくらんだエンタシスの石柱です。
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瓦が黒いのは、釉薬をかけて、雪がすべりやすくしているからだそうです。富山・金沢は黒くて、小松では赤!瓦の色も地域によって特長がありますね。
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高岡御車山祭(たかおかみくるまやままつり)
毎年5月1日に行われる富山県高岡市の高岡関野神社の春季例祭。富山県内で最も古い、歴史のある山車(曳山)祭りで、御車山(みくるまやま)と呼ばれる7基の山車が囃子とともに高岡の旧市街を巡行します。
御車山は、1588年(天正16年)に豊臣秀吉が聚楽第に後陽成天皇の行幸を仰いだ時に使用した御所車を前田利家が拝領したものと言い伝えられており、それを加賀藩2代目藩主前田利長が1609年(慶長14年)に高岡に城を築いて町を開いた際に城下の町民に与え、以来、山町(やまちょう〔山町筋〕)と呼ばれる高岡城下10ヶ町が手を加えながら代々受け継いできたものといわれています。 wiki
御車山巡行のために路面電車の架線を一時撤去するという大変珍しい光景が見れるそうです。 -
高岡御車山会館の完成予想図
北陸新幹線の開業に合わせて、完成を目指しています。
全7基を交代で通年展示することにしているそうです。
北陸新幹線が開通すると、観光客で賑わうところになるでしょう。 -
守山町
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右手が若森商店(若森質店)
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佐野家住宅 富山県高岡市御馬出町68
住んでおられて、こちらの内部は非公開です。 -
赤レンガ銀行を望む町並みです。
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あんしんごはん
無添加無農薬・有機栽培野菜を自分の農園で栽培し、安心な食材を使って作られるお惣菜!イートインも!
ポンプ車に魅かれます。 -
塩崎利平商店(塩崎商店)
南面は山町筋に見られる土蔵家屋、西面(昭和通り)は石材を使用した西洋風です。
昭和通りの拡幅工事で改築した建物です。 -
土蔵造りのまち資料館(高岡市指定文化財旧室崎家住宅)
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土蔵造りのまち資料館
信号のある交差点までは、電線が地中化されています。 -
土蔵造りのまちから少し移動してきました。
鳳凰橋
橋のところに駐車場があります。 -
金屋町にやってきました。
加賀藩が鋳物作りを奨励したことから、高岡鋳物発祥の地である金屋町(かなやまち)は大いに栄えたそうです。鋳物技術は現代にも受け継がれ、銅器の全国シェア90%を誇り、アルミ製品も三協アルミ、立山アルミなど高岡の主要産業となっています。 -
石畳の道となっています。今、水道の改修中ですが、終わればキレイな通りになるでしょう。
今は、車が走れば、ポコポコと音がしてしまいます。 -
高岡市鋳物資料館
昔使用されていた「たたら」など鋳造道具が展示されてあります。 -
加賀藩が鋳物作りを推奨し、鋳物師を呼び寄せ、土地を与えたりし城下町の川向こうに集めました。そこで、鋤や鍬、鍋や釜など農具や日用品を鋳造させました。それから、釣鐘や、仏具、茶道具などが作られました。徐々に高い造形が海外にも認められるようになりました。
金屋町に集められてのは火を扱うことから、火事になった時にも類焼を防ぐ目的もあったのでしょう。町屋自体も工房が通りと反対側にあって、生活は表通りに面したところでされています。 -
格子造りの家々が軒を並べていて、石畳と相まってイイ感じの景色が続きます。
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銅板葺きの壁
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旧南部鋳造所のキュポラ及び煙突
金属を溶かすのに昔は、「たたら」を踏んで風を炉に送り、木炭を燃やす構造でした。
それがコークスで火力を上げ、キュポラ(溶鉱炉)にて溶かします。
こちらは大正13年(1924年)に建設され、平成12年(1998年)2月まで稼勤していました。
国の登録有形文化財です。
北陸新幹線の新高岡駅が出来ると、町が南側に発展するようですが、観光地として、このあたりもたくさんの人が来ることになるでしょう。
山町筋と金屋町をセットで歩かれることをオススメします。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- ひろさん 2014/11/01 21:06:27
- 富山旅行
- hiro3さん こんばんは
富山行かれたんですね・・・・
結構遠かったのではないでしょうか?お疲れ様です
富山は、私も行きたい場所ですが北陸方面は新幹線が開通するのを待つか車で行くか未だに悩み中です。
高岡の街並み、風情があって良いところですね
ひろ
- hiro3さん からの返信 2014/11/02 02:02:13
- RE: 富山旅行
- ひろさん、いつもありがとうございます。
海王丸パークまで、350キロ!4時間ほどの行程です。
運転大好きオジサンなので、ハードルが高くなると燃えます(笑)
直線距離で300キロは、日帰りエリアに組み込んでいます。
新幹線が開通すればとても便利になり、北陸地方の活性化が進むでしょうね。
開業をにらんでさまざまなプロジェクトも進行しているようですし、とても
楽しみな地域ですね。
まだまだ見どころがたくさんあると思うので、機会を見つけて再訪したいと
思います。
hiro3
-
- はにぃp8さん 2014/10/30 13:02:52
- 一つお勉強になりました。
- hiro3様
こんにちは
富山県はまだ行った事が無い所、
新幹線も開通してこれから観光地として
ぐっと身近に感じられる土地と思ってます。
「高岡」すてきな町並みですね。
大工の主人が食いつきそうな街です。
今なお現役で家として使われていると言うのは
とても興味深いです。
年代物の建物は管理されちゃって
なかなか生活に溶け込んでない所が多いですからね。
富山に行く時は是非立ち寄りたいと思いました。
素敵な旅行記ありがとうございました。
はにぃp8
- hiro3さん からの返信 2014/10/30 18:32:45
- RE: 一つお勉強になりました。
- はにぃp8さん、こんばんは。
北陸新幹線が出来ると、関東圏からは北陸がぐっと近くなるのでしょうね。東京〜富山が2時間ぐらい、黒部あたりもサクッといけてしまえそうですね。
高岡の町は、大火があった為に山町筋は、火事に強い町を作られたようです。なかなか見ることが出来ないような細工があったり、贅を尽くした家が競い合うように並んでいました。
> 大工の主人が食いつきそうな街です。
プロの方が見ると、違った目線で紹介してくださるのでしょうね。
ぜひ、見に行って欲しい町だと思いますよ。
hiro3
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