2014/10/10 - 2014/10/10
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Islanderさん
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初めての韓国旅行。一時の韓流ブームとは全く無縁、一人旅は食事が大変との先入観。正直、これまで旅行先の選択肢に韓国を入れたことはありませんでした。最近は近くて遠い国などと云われ、日本人旅行者は減少しているとのこと。しかし、あまのじゃくな性格も手伝い、実際はどうなのか自分の目で確かめるべく旅に出てみました。
本編では旅行2日目のDMZトレインに乗車してのDMZ観光について紹介します。
【旅程】
2014年10月9日(木)~10月12日(日)
1日目 羽田空港からNH1161で金浦空港へ <ソウル泊>
◎2日目 DMZトレインでDMZ観光 <ソウル泊>
3日目 ソウル市内観光 <ソウル泊>
4日目 金浦空港からNH1162で羽田空港へ
【為替レート】
1万円=94,000ウォン(10/9空港内銀行レート)
1万円=98,000ウォン(10/10明洞の両替屋レート)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 観光バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回の旅行のメインはDMZトレインに乗ってDMZ(非武装地帯)観光を行うことです。板門店にも行きたかったですが、あいにく今回の滞在中は訪問ツアーがなく断念しました。朝、ソウル駅に向かいます。
国鉄ソウル駅 駅
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ホテルで食事をする時間がなかったのでソウル駅ナカのベーカリーカフェで朝食。行列のある店とない店があり、時間がなかったので行列のない店に。サンドイッチとコーヒーのセットで4,500ウォン。足りなさそうだったので菓子パン1,700ウォンを追加。
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DMZトレインのチケットはあらかじめKorailのサイトで購入(日本語可)。プリントアウトした予約確認書を駅の切符うりばでキップと交換します。キップは写真のとおりレシートのようなもの。片道8,900ウォン。
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8時6分発の4981列車「DMZトレイン」に乗車します。この列車は「セマウル号」として運行されております。
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ソウル駅構内。改札はなく、切符は車掌がチェックします。
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3両編成のディーゼルカー。先頭の車両は蒸気機関車のペインティングがされています。
DMZトレイン 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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日本では見ることが少なくなったサボ。行き先はトラサン(都羅山)。ハングル、英語、中国語の表記です。
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DMZについての説明が車内にあります。
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観光列車なので派手な内装です。壁には「平和、愛、和合」の意味の言葉が世界の言語で書かれています。日本語はひらがな書き。
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発車して間もなく民間人統制区域に入域するための申請書が配られます。同じ内容の書類を2通作成します。また入域にはパスポートが必要です。日付記入欄が分からず、美人な車掌さんが書き方を教えてくれました。
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ソウル郊外をのんびり走ります。乗客はほぼ韓国人、日本人は確認できませんでした。
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ソウルを出発し1時間10分程度でイムジンカン(臨津江)駅に到着しました。
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イムジンカン駅では全員が下車し、民間人統制区域への入域検査が行われます(入域申請書とパスポートを提示)。入域検査は軍人が行います。対応した軍人さんは日本語が上手な方でプライベートな話をするなど気さくで親切な対応でした。
臨津江駅 駅
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入域検査が終わるとタグを渡されます。統制区域内では常時着用しなくてはなりません。
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再び列車に乗り込みます。イムジンカン駅を発車して間もなくイムジン川を渡ります。戦争中に破壊された鉄橋の橋げたが残されています。車内にはオーケストラの曲が流れます(後で調べたところ曲は映画ブラザーフッドのエンディングテーマ)。
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終点のトラサン(都羅山)駅に到着です。予定の時間より10分程度遅れての到着です。軍事境界線方面には軍人が警備しています。
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トラサン駅の駅名票。ソウルから56?、ピョンヤンまで205?。
都羅山駅 駅
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トラサン駅の駅舎は立派です。
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鉄路はヨーロッパまで繋がっていることを示す大きな地図が掲げられています。駅の中にある旅行会社の窓口で第3トンネルツアーに参加するためチケット(8,700ウォン)を購入しました。代金には第3トンネルの入場料も含まれています。なお、第3トンネルをトロッコを使って出入りする場合の代金は11,700ウォンです。チケット売り場は行列になりますが、全員がそろうまでツアーバスは発車しないのでご安心を(軍人が見張っています)。
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ツアーの案内は韓国語のみです。集合時間は英語のできる乗客に聞きました。ちなみに同乗の外国人は自分とオーストラリア人の2人だけのようでした。
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周辺の地図です。トラサン駅から第3トンネル、トラ展望台は近いことが分かります。
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第3トンネルはカメラを含め所持品を持ち込むことが禁止されています。荷物は無料のロッカーに預けます。トンネルの天井に頭をぶつけるため、ヘルメットの着用が義務付けられてます。背の高い欧米人は大変そうでした。70m程度の高低差のあるトンネルを下りって登るので体力に自信のない方はトロッコに乗ることをおすすめします。
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DMZのモニュメントで欧米人観光客が記念写真を撮る姿が目立ちました。
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南北統一の願いを込めたモニュメント。
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多くの観光客が来ていました。
第3トンネル 史跡・遺跡
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人々がいる場所の外側には「地雷」の存在を警告する表示があります。
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バスでトラ展望台に移動します。建物には統一へのスローガンが4ヶ国語で書かれています。
都羅山展望台 山・渓谷
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展望台からは北朝鮮領内を望むことができます。地面に引かれた黄色のラインを超えた場所で写真を撮ることは禁止されています(無視して撮っている人もいましたが…)。
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北朝鮮のケソン(開城)の街が見えます。
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韓国、北朝鮮双方の大きな国旗がそれぞれの「領地」で競い合うように、はためいているのが印象的でした。
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約1時間30分のツアーが終了しトラサン駅に戻ってきました。
都羅山駅 駅
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駅の中には古いスピーカーを使ったオブジェ。何を意味しているのでしょうか。
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トラサン駅内には使われていない入出国の設備があります。駅には土産物を売っている店があります。
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ホームに入場する際に、入域時に渡されたタグを返却します。駅名票に北行きの次の駅はケソンと書かれています。
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紆余曲折を経て56年ぶりに2007年から約1年間のみ、南北間を貨物列車が往来していました。2008年12月以降は中断。北行き方面の信号が再び青色に変わる日はいつになるのでしょうか。
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12時3分発のソウル行きDMZトレイン(4682列車)に乗り込みます。
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イムジン川を渡ります。
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イムジン川に沿って水田が広がっています。
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帰りは車内でゲーム大会があったり写真撮影があったりと賑やかな雰囲気。車掌さんから写真を撮られ、車内のスクリーンでさらし物になりました。
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ソウルの北側は開発が遅れていると聞いたことがありますが、京義線沿線には巨大なマンションが林立しています。
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定刻(13時10分)から10分程度遅れてソウル駅に到着。DMZトレインでのDMZ観光は韓国人向けで言葉の壁がありますが、鉄道に興味のある方にはおすすめしたいと思います。ただし民間人統制区域内ではむやみに写真を撮らないよう注意が必要です。(おわり)
DMZトレイン 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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