2014/03/04 - 2014/03/05
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オータムリーフさん
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京都を見物した翌日に、奈良公園近辺の観光を行った。今回の目的は「お水取り」です。
奈良に春を呼ぶ行事とされる東大寺二月堂の「お水取り」は、正式には修二会(しゅうにえ)といい、春を祝う仏教の法要です。夕刻に二月堂に向かう練行衆の足元を照らす「お松明」が良く知られていますが、その根幹をなすのは本尊・十一面観音菩薩に日頃の罪過を懺悔して五穀豊穣・除災招福を祈る「悔過(けか)」という儀式です。
今回の奈良旅行の最大の目的は、東大寺近辺の散策と昼間の二月堂と夜の二月堂で行われる「お水取り」です。じっくりと観ることが出来ました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
3月4日の朝、京都駅からJR奈良線に乗って奈良駅に向かう。通勤時間帯もあって、結構、車内は混雑しているが、1時間弱で、奈良駅に到着した。駅前には昔の奈良駅舎を使った観光協会があったので、そこに寄ってみた。地図を手に入れるためだが、1日バス乗車券が500円で売っていたので、それを購入して、奈良公園近辺を観光する事にした。
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これが奈良市内1日フリー切符です。フリー切符には3種類あり、500円はほぼ市内、700円では西ノ京まで範囲を広げ、そして1000円では斑鳩まで足を延ばすことが出来る便利な1日乗車券です。
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奈良駅前から先ほどの1日フリー切符を使って、バスに乗り、奈良公園に向かいます。
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古都奈良の世界遺産である東大寺、その歴史は古く、その完成が742年といわれています。東大寺の前には、このような大きな銘石が有ります。
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東大寺全体の境内案内地図が入口付近にありました。目的はお水取りが行われる二月堂ですが、大仏殿や三月堂、四月堂も観てみたいと思います。
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大仏殿へ続く参道の途中に建てられたが南大門です。今の南大門は鎌倉時代初期に建てられたものと記されている壮大な二重門だ。純粋な大仏様の建築は、ここを潜ると、その先には大仏殿が有ります。
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大仏殿の前には鏡池がありました。ここからの景色は最高です。絵になります。
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う〜ん、流石に大きな建物です。「東大寺金堂」とも言われている。
聖武天皇の発願による最初、大仏の鋳造が造られ、その後に、建物が建設されて、758年(天平宝字2年)に完成したものだそうです。
過去2度の戦火で焼失し、今の建物は江戸時代に再建されたと言われている。
最初の建屋はもっと大きかったらしいが、それでも、現在の建物は世界最大の木造建物となっている。
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東大寺大仏殿の正面から上を観た写真です。その大きさがこれで分かります。
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大仏殿に入りました。中は薄暗いのですが、正面に大仏さんが鎮座しています。とても大きくて、そのお顔は「何か悩みが有るのかな、何でも話してみなさい。救われますよ」と話しかけられている様な気がします。
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柱の通り抜けをやっている観光客も居て、中々にぎやかだが、この通り抜けはちょっと自分は抜けることが出来ないだろう。かなり苦労して潜っているが、何かご利益があるのでしょうか。
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さて、大仏殿を後にして、次は、二月堂に向かう。途中の参道の風景です。多少の登り坂であるが、快適に歩けます。
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二月堂に行く参道には竹で編んだバリケードと言うか、灯籠や建物が人ごみで壊されないように、保護柵が設けられていました。それほどの人が押し寄せるのでしょうか。
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三月堂に向かう
法華堂とも言われている。国宝であり天平5年(733)の創建とされ、東大寺に今残っている最古の建物。異なった建築様式の調和を特徴とする法華堂は奈良時代創建の正堂と鎌倉時代再興の礼堂を融合させた美しい姿です。
堂内にはご本尊の不空羂索(ふくうけんさく)観音立像を中心に合計10体の仏像が立ち並び、そのすべてが奈良時代のもので、すべて国宝です。
内部は撮影禁止の為に、お見せする事が出来ないのが残念です。 -
四月堂を外から観る
毎年4月に法華三昧が行われるので「四月堂」と呼ばれている。三昧堂と普賢堂とも呼ばれ、奈良時代に再建されている。三月堂の向かい側にあり、阿弥陀如来坐像や普賢菩薩像などを安置しています。 -
二月堂に入ります。
ここは二月堂の山門でこの奥に、二月堂があります。 -
二月堂です。
いよいよお水取りが行われる二月堂に入ってみる。お水取りには沢山の人が集まるので、周囲の灯籠や植え込みが壊されないように、竹で編んだバリケードが痛々しいのである。
今の時刻は昼間なので、夕暮れになると、お水取りの儀式始まる前から沢山の人がここに集まってくるのです。 -
二月堂の入り口前には閼伽井屋の建物がある。お水取りの水をくみ上げる井戸がある。二月堂のご本尊である十一面観音菩薩にお供えするお香水を毎年三月十二日(実際は十三日深夜)にくみ上げる井戸である。天平勝宝4年(752)、実忠和尚が修二会を初めて行うときに、諸事を勧奨した際に若狭の遠敷明神が寄贈したもので若狭の井戸とも呼ばれている。
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二月堂の前庭の芝生の周囲も竹でバリケードが張り巡らせている。ちょっと違和感がある景色だが、二月堂の中に入ってみる。そこから観る景色は素晴らしい。東大寺仏殿の屋根が見えるし、その先には奈良の街が見える。素晴らしい眺めだ。
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二月堂の左階段を降りると、そこには今夜使われるお松明が横にして立てかけてありました。今夜はこの松明を使った儀式を観るのである。
この階段だが、修行僧が二月堂に入る時に、通る階段だが、修行僧がこの階段を登る時に、足元を照らすための明かりが、お松明だと言われている。 -
階段を降りると、そこでは多分更に翌日に使われるであろうと思われる、松明造りが行われている。松明の竹を良く観ると、寄進した人の名前が書かれているのである。
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又、その先には、松明が燃えきったものも展示して有りました。昨夜のものかどうかは不明です。
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実は、奈良に来たので、奈良の美味しい食事を食べたかった。
奈良なら柿の葉寿司だろうと思い、一軒の柿の葉寿司専門店に入りました。レストランにもなっているが、余りにも天気が良いので、奈良公園で食べることにして持ち帰りにしてもらった。 -
これが購入した柿の葉寿司です。美味しかった。
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奈良公園のベンチで、その柿の葉寿司を食べていると、数匹の鹿が寄って来て、「頂戴」と云っている。
お水取りは夜なので、一旦、ホテルに入り、夕方に再度二月堂に行くことにしました。 -
お水取りの儀式
再び、二月堂に来ました。二月堂に向かう参道を歩くと、多くの見物客が歩いている。そして二月堂の前には既に沢山の人が、お松明の儀式を待っていた。開始は午後7時だが、未だ30分も時間がある。続々と人が集まり、我々の後ろにも沢山の観客が立って待っている。
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お水取りの儀式開始
午後7時になりました。ついに、待っていた一番目のお松明の火が観えて来ました。感激の一瞬です。 -
物凄い炎を上げて燃え盛る松明がどんどんと出てくる。今日は10本の松明が炊かれるのだ。
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松明を振り回す度に、物凄い火の粉が落ちる。これを頭から被ると、無病息災が叶うらしい。
我々も、その火の粉を頂きたかったが、しかし防寒具に穴が開くので、それは諦めた。 -
又、お松明が来ました。これは何本目だろうか。
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そろそろお松明も終わりに近づく。それにしても、こんなに火の粉をまき散らしてお寺は火事にならないのが不思議です。勿論、万全の備えはしているのでしょうが。
今年のお水取りを観ることが出来て大変幸せに思います。これで、奈良にも春が訪れることでしょう。そして、今年も無病息災に過ごす事が出来るような気がします。
長い間お読み頂き有難うございました。これで旅行記は終わります。
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