2013/10/21 - 2013/10/21
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ミズ旅撮る人さん
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JR飯山線に乗車するため、森宮野原駅に行きました。
駅の構内に入ってホームが見えると、こんな田舎の駅に尋常ではない数の鉄道関係者がずらっといました。
何が起きたの???見ると線路内には担架まであるじゃないですか!うわっ!事故現場?
それにしては、静かな雰囲気。事故が起こったときのための訓練でした。
まったく偶然に、普段あまり見ることのない、鉄道の事故対応訓練の風景を間近で見ることが出来ました。
その後、戸狩野沢温泉駅までローカル線の旅をしました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 観光バス 新幹線
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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-
JR飯山線の森宮野原駅です。
大きな木造の建物が迎えてくれましたが、はじめは道の駅かお蕎麦屋さんかと思いました。
鉄道の駅には見えなかったのです。森宮野原駅 駅
-
ホームに向かおうと駅舎を通り抜けて、まず目に付いたのが、この光景です。
なぜ、担架があるの?しかも踏切脇に。
普通なら異常事態発生のようですが、なぜか雰囲気がローカル・・・ -
続いて見えたのが、このすごい数の鉄道員たち。
ローカル線の、運転中以外の全人員が集まったのかと思えるほどいます。しかも、大多数がヘルメット着用。
ホームの上の人達のいかにも見学していますという雰囲気から、これは訓練なのだとわかりました。 -
救命作業中のようです。訓練の経過をハンドマイクで読み上げて確認しています。
救命に携わっている人達は、白いヘルメットに水色の上着で「十日町消防」の文字が背中に書いてあります。
どうやら、消防関係者との共同訓練のようです。
傍に立っている人の背中には「現(場)責(任)補助」の文字が見えます。 -
これが、(仮想)事故車輌のようです。
中には、背中に「運転士」と書いた人が見えます。 -
負傷者が運ばれて行きました。
-
これで終わりなのかと思いましたが、なにやら車輌の前でやっています。
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線路の変形がないか確認しているようです。そのための、計測用の棒を線路に当てていたのです。
線路の確認をしている人の真後ろにも「現責補助」の人がいます。
そして、本物の「現場責任者」を見つけました。「現責補助」の向かいで話している、黄色い反射帯に赤い縁のある人です。
「現地責任者」と書いてありました。「現場」じゃなかったようです。 -
(仮想)事故車輌は、十日町行きのキハ110でした。
飯山線は非電化路線なので、気動車です。 -
飯山線は、長野県の豊野駅から新潟県の越後川口駅までを結びます。
とはいえ、越後川口から出た汽車は、平日11本のうち、全線走るのはたったの1本。もう1本が戸狩野沢温泉止まりで、後はすべて十日町止まりです。新潟県から先にはあまり行かないのです。
十日町から先は長野県となり、豊野駅の先、長野駅まで行く便が3本に増えます。
飯田線としては豊野駅が終点ですが、利便性のために信越本線の長野駅まで直通運転をしています。ここで長野新幹線に乗り継げるわけです。 -
こちら側のホームに、現在運行中の汽車が到着しました。
単線なので、すれ違いのためしばらく停車します。
汽車から出て来た運転士が、訓練中の人に声を掛けています。 -
森宮野原駅は、「日本最高積雪地点」の称号を持っています。
昭和20年2月12日、積雪7.85m。当然、汽車は動けなくなり、ここは雪に閉じ込められました。
それを救ったのが、キマロキ編成の蒸気機関の除雪車でした。
キマロキとは、機関車(SL)・マックレー車・ロータリー車・機関車(SL)を連結したもので、今では北海道の名寄にしか保存されていません。
この時の豪雪はさしものキマロキ編成でも対応しきれず、前にロータリー車と機関車を付け足したロキキマロキ編成で運用したそうです。
名寄のキマロキの写真は、別の旅行記に載せていますので、ご参照ください。 -
さて、飯山線に乗車しましょう。
ワンマン運転も多いという飯山線は、整理券方式です。
ここから戸狩野沢温泉駅まで約40分の汽車の旅です。
運転席の手前に不思議な折りたたみ椅子があります。この謎は走り始めてからわかりました。 -
なぜか、3人も乗っていたのです。運転士がまだ見習いなのでしょうか。
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車内は結構明るくて広いです。座席は4人掛けの向かい席と2人掛けの向かい席です。
2人掛けの向かい席は珍しいですね。 -
横倉の駅です。単線の線路がうねうねと続いています。
編成が短い上に線路が割りと曲がっているので、乗っていると結構揺れます。
それがまた心地良いのですが。横倉駅 駅
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飯山線開業90周年なんですね(2013年当時です)。当時は飯山駅から西大滝駅だったようです。
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千曲川と並走します。千曲川もややこしい川で、長野県内では千曲川ですが、新潟県に入ると信濃川と名前が変わります。
昨日の大雨で水量が増え、濁っています。 -
こういう眺めがいいですねえ。座っていたら見られない、車輌後部からの眺めです。
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この列車の終点、戸狩野沢温泉駅に到着しました。
思いがけず、列車事故の訓練風景が見られて、おもしろかったです。
次回は、信州蕎麦で有名な戸隠の神社と、すばらしい紅葉の「鏡池」を訪れます。戸狩野沢温泉駅 駅
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