室生・宇陀旅行記(ブログ) 一覧に戻る
昨年の話ですが、15年ぶりに奈良の室生寺に参りました。<br />高校の修学旅行以来です。<br /><br />他の人に言わせると、<br />「マニアックな学校やなぁ…修学旅行で、ふつうに行く寺やないぞ」ということになるらしいですが。<br /><br />あの時は、門前の橋本屋さんでお昼をいただいたっけ。<br />それから赤い橋を渡って、早速入山!<br /><br /><br />女人高野の異名を持つ、真言宗のお寺。<br />高野山が、女人堂までしか参拝を許されなかった頃、女性の参拝を許したが故にそう呼ばれます。<br /><br />山号はべんいち山。<br />室の字を分解すると、そうなるんですって。<br />?屋外にある中では、日本一小さな五重塔があります。<br />重文だったかな。<br />一度台風で倒壊しましたが、今は元通り美しく修復されています。<br /><br /> なお、奥の院まで往復一時間。 一通り回るなら最低二時間かかります。<br />奥の院への道は、なかなかに険しいです。山寺より歩きにくいかも。<br /><br /> この五重塔、実は室生寺の中を二つに分けていたのです…<br /><br />ここからは、私の主観。<br />オカルティックな匂いもあるので、その辺はスルーしてくださいね。<br /><br />十五年前は気づかなかったのですが、 この五重塔の横に、開山のお坊さんのお墓があったんです。 <br />ここから空気が冷えました。 <br />おそらく五重塔より手前は生者の、<br />それより奥 は死者の領域。<br /><br />しかも、ここから奥の院までは道沿いにずっと、 この寺で修行して亡くなった僧や尼僧の墓石が 立ち並んでいるのです…<br /><br />でも、冷えた空気はいやな物ではないんで、別に平気でした。<br /> 襟をたださねば、とか、亡くなった方に敬意を払わねば、とか、 そんな気持ちにさせられるものなんで。<br /><br />まあ、奥の院は位牌堂がありますのでね。<br /> まさに此岸と彼岸。 <br />奥の院への道は冥土への道なんです、きっと。 <br />そんなわけで、奥の院では先祖供養の御灯明を あげてきました。 <br />墓参りをさぼってる孫の反省の印ってことで(^^ ;)<br /><br />ここは金堂の仏様達も、本堂の如意輪観音さま 達も皆美しいです。 <br />あたし、金堂の仏様の光背を見て、初めて板光背というものの存在を知りました。<br /><br /><br />特に如意輪観音さま、優しいお顔で好きです。 <br />不覚にも、涙が出ましたよ。なぜか。<br />あれ?本堂って、修学旅行の時にみたっけ??<br />アタシ、如意輪観音様の記憶がない…<br /><br />今回は、見落とした場所は……

修学旅行をもう一度 壱

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2013/08/05 - 2013/08/05

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高萩景史/奈波千景

高萩景史/奈波千景さん

昨年の話ですが、15年ぶりに奈良の室生寺に参りました。
高校の修学旅行以来です。

他の人に言わせると、
「マニアックな学校やなぁ…修学旅行で、ふつうに行く寺やないぞ」ということになるらしいですが。

あの時は、門前の橋本屋さんでお昼をいただいたっけ。
それから赤い橋を渡って、早速入山!


女人高野の異名を持つ、真言宗のお寺。
高野山が、女人堂までしか参拝を許されなかった頃、女性の参拝を許したが故にそう呼ばれます。

山号はべんいち山。
室の字を分解すると、そうなるんですって。
?屋外にある中では、日本一小さな五重塔があります。
重文だったかな。
一度台風で倒壊しましたが、今は元通り美しく修復されています。

なお、奥の院まで往復一時間。 一通り回るなら最低二時間かかります。
奥の院への道は、なかなかに険しいです。山寺より歩きにくいかも。

この五重塔、実は室生寺の中を二つに分けていたのです…

ここからは、私の主観。
オカルティックな匂いもあるので、その辺はスルーしてくださいね。

十五年前は気づかなかったのですが、 この五重塔の横に、開山のお坊さんのお墓があったんです。
ここから空気が冷えました。
おそらく五重塔より手前は生者の、
それより奥 は死者の領域。

しかも、ここから奥の院までは道沿いにずっと、 この寺で修行して亡くなった僧や尼僧の墓石が 立ち並んでいるのです…

でも、冷えた空気はいやな物ではないんで、別に平気でした。
襟をたださねば、とか、亡くなった方に敬意を払わねば、とか、 そんな気持ちにさせられるものなんで。

まあ、奥の院は位牌堂がありますのでね。
まさに此岸と彼岸。
奥の院への道は冥土への道なんです、きっと。
そんなわけで、奥の院では先祖供養の御灯明を あげてきました。
墓参りをさぼってる孫の反省の印ってことで(^^ ;)

ここは金堂の仏様達も、本堂の如意輪観音さま 達も皆美しいです。
あたし、金堂の仏様の光背を見て、初めて板光背というものの存在を知りました。


特に如意輪観音さま、優しいお顔で好きです。
不覚にも、涙が出ましたよ。なぜか。
あれ?本堂って、修学旅行の時にみたっけ??
アタシ、如意輪観音様の記憶がない…

今回は、見落とした場所は……

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