2014/09/23 - 2014/09/23
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たびたびさん
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実は、足尾銅山に行く予定だったのですが、列車のケーブルが草刈り機で切断されてしまうという事故があり、足利から先に進めない。仕方ないので、急きょ、足利の観光をすることにしました。
せっかくなので、足利氏ゆかりの寺も、レンタサイクルを使って回ってみることにしましたが、その数の多さにはちょっとびっくり。小さな都でもあったかのような印象を持ちました。
そして、その後は、うどんで有名な加須に途中下車。うどんよりも、意外なことにお菓子をチェックすることになってしまいましたが、それも一興。すごいお店も最後に見つけて、足尾銅山の埋め合わせには十分なった一日でした。
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足利観光交流館は、東武伊勢崎線足利市駅構内にある観光案内所。
足利市内の観光スポットは歩いて回れなくはないですが、足利市駅自体が少し離れているのと郊外にも足利氏ゆかりの寺などもあって、それを含めるとレンタサイクルが便利です。この足利観光交流館でもレンタサイクルをやっています。 -
イチオシ
東武伊勢崎線足利市駅から、足利市内中心部に向かうには、この中橋を渡ることになります。
渡良瀬川に架かる橋で、上流には渡良瀬橋。
ライトブルーがきれいで、長さは、296m。夜間は326個のイルミネーションが点灯されるということですが、これは見たことないですね。 -
結局、太平記館まで歩いてきました。というのも、元々は足尾銅山に行こうと思っていたからで。結局いけないと分かって、ここで足利観光に切り替えました。
観光案内所があって、ここで情報をもらってから、ここのレンタサイクルを利用します。足利市内は、歩く範囲でも十分なのでしょうが、草雲美術館や樺崎八幡宮まで回ろうとするとレンタサイクルじゃないとちょっと無理ですよね。 -
足利市内には、鑁阿寺のほか足利氏にゆかりの寺がいくつもあって、この善徳寺もその一つ。太平記館のすぐ向かいにあって、
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まだ新しい感じの本堂が立派な威容を示しています。
開基は、足利尊氏。尊氏の木像や位牌などもあるようですが、内部の拝観が可能かどうかはよくわかりませんでした。 -
ここから、樺崎八幡宮へ向かいますが、5〜6キロはあるので、ちょっと大変です。
途中道に迷ってしまって、偶然見つけたのが巖華園。ここは、庭園が栃木県初の国の名勝なんですね。 -
母屋等は歴史的建造物として国の有形文化財に登録されたというのですが、足利氏ゆかりの旧家。現在は旅館をやっています。
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イチオシ
江戸時代、松ヶ丘御所の御金方御用を勤めてたことで治外法権の権利があったことから、?野長英をはじめとする勤皇の志士や多くの文人墨客が寄寓しました。
庭の方は、自由散策可。琵琶湖八景を模した造りということで、谷文晁の作庭、渡辺崋山の命名ということ。 -
御主人が丁寧に説明してくれましたが、そのご主人も足利家ゆかりの人なんでしょうか。ちょっと不思議な気持ちで説明をうかがいました。
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さて、道を聞き直して、再び出発。
光得寺は、足利市内から樺崎八幡宮に行く途中の大通り沿い。ちょっと殺風景な中に大きな建物が建っているのですぐに分かりました。ここも足利氏に関係するお寺の一つで、鑁阿寺を造った足利義兼の子の義氏が創建した寺です。 -
境内に五輪塔があるとパンフレットに書いてあったのですが、今は修理のために撤去しているということでした。
なお、国指定文化財の大日如来坐像が知られていますが、公開はされていないし、そういう意味では見どころはなくて、ただこの寺が足利氏に関係するという思いで見るしかありません。。 -
そして、やっと樺崎八幡宮に到着。
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ここまでくれば、足利市内からはかなり外れですね。自転車じゃないととても無理です。
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イチオシ
この神社は、樺崎寺跡(国史跡)に建つのですが、
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この樺崎寺は、鑁阿寺を造った足利義兼が創建した寺なのだそう。辺りは、発掘の最中で、けっこうな規模であったことが窺えました。足利氏に関連したスポットとしては外せない場所の一つです。
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神社の方は、一見、何の変哲もないのですが、裏に回ると極彩色の社殿。予想外に豪華な建物で、ちょっと驚きました。
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季節は、もう彼岸花が満開です。
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そこから、市街に戻りながら、いくつか回ります。この吉祥寺は、足利氏5代目頼氏の創建。
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聖観世音菩薩などが足利市の重要文化財に指定されている名刹で、境内はよく整備されています。
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吉祥寺あじさい弁天まつりというのが知れらていて、あじさいは、駐車場の向こうにある小山一帯。しかし、季節でなければそれと説明してもらわないとわかりません。
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こちらは、心通院。足利長尾の五代目政長が、両親憲長夫妻菩提のため創建したお寺です。
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イチオシ
足利七福神めぐりの「寿老人」がお祭りしてあります。鉄筋の立派な本堂です。
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こちらの美人弁天は、足利市内にある厳島神社、通称、明石弁天の境内。赤いきれいなお堂がそれです。
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ここで美人の証明書を発行してもらえるんですが、遊び心が満点ですね。
ちなみに、同じ境内にある美人弁天は、厳島神社の祭神、市杵島姫命の分身だということです。 -
大日苑というのは、聞いたことのない名前だなあと思ったのですが、これは鑁阿寺の境内一帯を言うのだそうです。
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鑁阿寺は、足利氏の邸宅跡地を寺にしたものですから、邸宅の庭が公園のように残っているのも当然と言えば当然かも。
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ただ、内部の景観よりも、
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周囲のお濠の方が特徴的で、
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初めての人にはインパクトが強いかもしれません。
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足利織物伝承館は、足利織物会館の二階。
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足利は、桐生の織物と比較して、二級品のイメージがあったのですが、斬新な柄を武器にした足利銘仙で、これに対抗して行くこととなります。
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美人モデルを積極的に使った宣伝活動など、
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往時の取組の一端を拝見しました。
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香雲堂本店は、足利の老舗和菓子屋さん。香雲堂本店の他に、同じ並びに香雲堂というお店もあるんですが、香雲堂本店の名物は、古印最中です。
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けっこう大きな最中。餡子がいっぱい詰まって食べごたえありです。
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こちらも近くにある和菓子屋さん。舟定屋は、多分、羊羹が主力商品なんでしょうが、織姫最中というのもあって、私はこっちにしてみました。
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菊の形がすっきり美しいですね。で、いただくと、ぼてっとした餡子の存在感がすごい。京都の錦市場の近くにある「大極殿本舗」の餡子を思い出しました。
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足利市内から草雲美術館に向かう途中。草雲羊羹本舗というお店があって、こちらにも寄ってみました。
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いただいたのは、柚子羊羹。小さな柚子のかけらも混じっているようですが、柚子の香りはかなりほのかな感じ。透き通った羊羹の美しさが印象的でした。
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イチオシ
八雲神社と名の付く神社は、足利市内にいくつかあって、森高千里の渡良瀬橋で歌われた神社はどれなのか、ずっと気になっていたのですが、その八雲神社は、足利市緑町にあるこの神社のことでした。市街中心部から草雲美術館に行く途中。足利公園の端っこと言った場所です。最近、全焼してしまい、森高千里のコメントも寄せられていたようです。
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足利公園は、足利市内中心部からだと織姫神社の先。ちょっと距離があります。私は、自転車で行きました。なだらかな小山を利用した公園で、芝生と桜の林の景観は開放感のあるもの。隣りに草雲美術館があるので、美術館に行くついでに寄ってみるといった公園でしょう。
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イチオシ
草雲美術館は、田崎草雲の美術館。草雲は足利藩足軽の家に生まれ、谷文晁に師事し、明治期に活躍します。
展示室は二部屋で、洒脱な布袋図の掛け軸や文人画的な墨画から色鮮やかな花鳥図まで多彩な画業を見て取ることができます。
敷地内には、一段高い場所に自宅が保存されており、優雅な空間を味わうこともできる美術館です。 -
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大吉は、足利公園から市内に帰る途中、目に止まったお店。すばらしいレトロな外観がどうしても気になって寄ってみました。内部も、格天井で日本庭園を眺める設定は、想像通り。何かで賞を取ったこともあるそうです。
で、いただいたのは、まぐろステーキ定食。牛肉のステーキと比べるとやっぱり魚臭い。なので、かなりの香辛料を使っているんでしょう。食べてしばらく香辛料の匂いが口に残りました。こちらは、まあまあかもしれません。 -
イチオシ
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足利市内には、香雲堂と香雲堂本店と言うのがあって、紛らわしいですが、二つは別物です。香雲堂本店の看板商品が最中なのに対し、香雲堂は古代瓦せんべい。そのせんべいは、遺跡からの出土品を模したもので、いろんな形。袋の中身がどのタイプなのかわからないのも、かえってロマンがあるかもしれません。
なお、瓦せんべいですが、固くはありませんので。念のため。 -
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イチオシ
足利まちなか遊学館は、入るとホールの中心に大型の織機がでんと展示してあります。手織りではできなかった高速での織機なんだと思いますが、ただ、足利銘仙はその柄の斬新さが売り。今では実感が湧きませんが、先染の柄を合わせる技術が足利で生み出された結果、一世を風靡することとなりました。
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銀丸本店は、足利学校の入口脇にある大きな店構え。通りで、小さなカップに入れた味噌汁の試食をしていました。味噌のお店なんですね。
ということで、表にあった味噌まんじゅうをいただきました。味噌まんじゅうは、皮に味噌を練り込んだまんじゅう。群馬だったら、味噌まんじゅうと書いてあったら、焼まんじゅうのことなんですが、やっぱりここは栃木なんですね。焼まんじゅうではありません。味噌まんじゅうは、ピーナッツのトッピングがあって、少し変化が付けてありますが、まあ普通の範囲かなあと思います。 -
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建物は、大正14年に4代目松村半兵衛が建てたもの。外観からは規模はそう大きくないので、特別なものは感じませんでしたが、中に入ると、レトロな建物なのに、暮らしやすそうというか、とても気持ちの良い空間があって、ちょっと新鮮な感じ。
そして、展示してある、江戸から昭和期にかけての松村家の調度品や生活用品がすばらしい。明治の元勲と人的なつながりがあったことから、大物の書も多数。また、それを惜しげもなく公開していることに好感を持ちました。足利の豊かな歴史を雄弁に語る場所だと思います。 -
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イチオシ
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うさぎやは、足利学校のそばにあるちょっと賑やかな一角にある和服のお店。足利の伝統産業は、足利銘仙という織物。桐生の京都西陣にも比べられる高級織物ではなく、普段着のような着物が足利なのですが、その柄の斬新さで桐生に対抗しました。
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その実際のところを見るにはここがいいよと教えられて訪ねてみました。着物の柄なんて、それも普段着の着物なんかどう見ていいか分かりませんでしたが、それでも軽い感じのデザインであることは、少し理解できたように思いました。
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足利市立美術館には、常設展示はありませんが、特別展示室という無料の展示室があります。この日は、地元出身の川島理一郎。洋画家ですが、田崎草雲以来の南画風の伝統の影響を受けているといった解説も面白いと思いました。
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富士屋は、足利の大通り沿いにあるちょっと古ぼっけたお店。足利名物と書いた看板があって、ちょっと気になって寄ってみました。それって、今川焼のことなんですね。まあ、今川焼なんてどこにでもあるんですけどと思っていただくと、皮にはごまが練り込んでありました。工夫しましたね。ただ、味とか香りには、特にプラスということではないように思います。
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梅月堂菓子舗は、加須の駅前通りにある小さな和菓子屋さん。
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かわいらしい茶まんじゅうをいただきました。黒砂糖で色付けした皮は適度にしっとり感があって、甘い餡子を柔らかく包み込んでいます。普通といえば普通でしょうが、しっかりしたまんじゅうだと思います。
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加須は、うどんの街だとおもっていたのですが、なぜかどこかの城下町のように和菓子のお店がたくさんあります。岡安堂もその一つ。鯉のぼり最中というのが名物らしく、寄ってみたのですが、ショーケースにはいろんな種類のお饅頭がずらり。
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やっぱりこれにしましょう。茶まんじゅうをいただきました。ただ、艶々した外観から想像したよりは、普通の味かも。正統派のまんじゅうではあります。
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富三堂老舗では、お店のイチオシという「いがまんじゅう」をいただきました。
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饅頭を赤飯で包んだ、いわゆる赤飯まんじゅうですね。この饅頭は、餡子のうまさが決め手だと思うのですが、ここのいがまんじゅうって、最高ですねえ。伸びやかな甘さが、まんじゅうの皮と赤飯にばっちりあっている。お菓子の博覧会で賞をとったということでしたが、納得の味わいです。
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加須はうどんの街だと思うのですが、和菓子の店も、かなり多いです。三小間もその一つ。加須駅から不動ヶ岡不動尊總願寺に行く途中の大通り沿い。
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幟りの出ていた「塩あんびん」をいただきました。あんびんというのは、山形にもあって、餡子のお餅なんですが、塩あんびんと言うのは初めて聞きました。甘さのない軽く塩味の付いた餡子です。お菓子と言うより、普通の食べ物と言った感じ。慣れてない分、微妙な味わいでした。一方、お餅が柔らか目なのは、このお店の特徴だと思います。
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橋本弥喜智商店は、マスコミでも何度も取り上げられた鯉のぼりの専門店。手書きで、ほはにはないオンリーワンの商品を作ります。
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昔は、大きさでアピールしていたのですが、今は小さくても質で勝負という傾向があって、その分、こちらの手描きの鯉のぼりが注目を集めたのだそう。
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もともとは、関東大震災で東京の鯉のぼりが打撃を受け、その代りにこちらに注文が寄せられたのだそうですが、今では、こちらが本家のような位置づけです。
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お店の奥の作業場まで、快く見せていただきましたが、
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色の組み合わせや描き方で、確かにそれぞれ個性がある。
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イチオシ
色も化学染料とは違って、インパクトがある。知らない世界を見せていただき、ありがとうございました。
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加須の不動産の門前には二軒の五家宝の店があって、清見屋もその一つ。五家宝は、熊谷の紅葉堂だけかと思っていたのですが、違うんですね。
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お餅を細かく切って、それを炒るように熱するとあられのような粒になる。それを飴で固めて芯を作って、きな粉をまぶす。作り方を聞いたのは初めてでした。地味な味わいですが、本当に素朴な自然な味の価値が分かった気がしました。
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加須のお不動さんの前には五家宝の店が二軒あって、この武蔵屋本店もその一つ。
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生五家宝というのがあって、何だろうと思ったのですが、五家宝は時間が経つときな粉が湿ってくる。それが乾いた状態で食べられるということなんですね。微妙なんですが、それなりに、きな粉の風味がより引き立つような気がしないでもない。ほかの販売所もあって、加須ではここが目立っています。
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不動ヶ岡不動尊と呼ばれる總願寺が有名だそうで、加須駅からはちょっと離れていましたが、実はここが目当てだったんです。
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なるほど、成田不動尊や高幡不動尊と並んで関東三大不動の一つに数えられることもあるというのは、すごいじゃないですか。
ほか、行田の忍城の北谷門から移築された総欅作りの「黒門」も雰囲気がありました。 -
加須で、地元の老舗のうどん屋さんを尋ねたら、複数の人が登治うどんだよと教えてくれました。今の主人は二代目。先代がなかなか有名だったようですね。
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加須うどんは、そうは馴染がないのですが、行田なんかと比べると、少なくともここは固いだけが取り柄といった無粋なうどんではありません。つるんとした中細麺は柔らかくても適度なコシもあるし、讃岐うどんや水沢うどんに似てはいるけど、ちょっと縮れているような感じに個性がありますね。
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一方で、いただいたのは、冷汁うどん。冷汁だから宮崎の冷汁を想像していたのですが、甘い味付け。私には気持ち悪い味なんですが、隣りの人はこれはうまいと舌鼓。この辺りの冷汁はこうなんですね。さりげなく、いろんな発見がありました。
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船橋屋は、加須駅前通りをまっすぐ行った交差点を右折したところ。ざっとした感じの店構えだし、店内も広いけど正直雑然としています。田舎の店だから仕方ないかなあとも思ったのですが、ショーケースに並んでいるお餅というか大福がすごい。べらぼうにでかいのです。
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ここが元祖という塩あんびんと甘い餡子の大福は、一人では食べきれない大きさでしょう。比較的小さい方の大福をいただきましたが、しかし、これが絶品。しっかりしたお餅は米のうまさがストレートに伝わってくる勢いがあります。それに、この餡子も堂々とした甘さでお餅のうまさを受け止めています。うーん。すごいものに出会ってしまいました。わざわざでも、ここには来る価値があるお店です。
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