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一人旅の最終目的地は遠野。<br /><br />座敷童や河童のような民話が伝わるところ・・・とは知っていたが、実のところ「遠野物語」を読んだ上で行ってみたい・・・と思ったわけではない。<br /><br />一人旅のプランを立てるにあたってガイドブックを眺めているときに、「卯子酉様(うねどりさま)」や「御蚕神堂(おしらどう)」、「五百羅漢」の写真が目に留まり、これはフォトジェニックだわ・・・と思い、盛岡から電車1本で行けるので、それじゃあ行ってみよう!と決めたのである。<br /><br />ガイドブックに書かれている程度の簡単な知識だけでスポットを巡っているうちに、だんだん不可思議な雰囲気に呑まれ、ぜひ「遠野物語」を読んで、どのお話がどの場所なのか・・・分かった上で巡りたくなってしまった。<br /><br />今回は、1泊だけの滞在なので、現地で「遠野物語」を読むヒマはさすがになかったが、帰ってきてからすっかり遠野にハマり、半分ノンフィクションで半分フィクションのような・・・「遠野物語」と遠野ワールドに憑りつかれてしまったのである。

連れ合いは入院中~!だけどごめんね!十年ぶりの1人旅に行ってくるわ! ⑩ ★☆幻惑と不思議の郷、遠野☆★伝承園とオシラ堂編☆★

96いいね!

2014/06/09 - 2014/06/09

17位(同エリア236件中)

12

51

こあひる

こあひるさん

一人旅の最終目的地は遠野。

座敷童や河童のような民話が伝わるところ・・・とは知っていたが、実のところ「遠野物語」を読んだ上で行ってみたい・・・と思ったわけではない。

一人旅のプランを立てるにあたってガイドブックを眺めているときに、「卯子酉様(うねどりさま)」や「御蚕神堂(おしらどう)」、「五百羅漢」の写真が目に留まり、これはフォトジェニックだわ・・・と思い、盛岡から電車1本で行けるので、それじゃあ行ってみよう!と決めたのである。

ガイドブックに書かれている程度の簡単な知識だけでスポットを巡っているうちに、だんだん不可思議な雰囲気に呑まれ、ぜひ「遠野物語」を読んで、どのお話がどの場所なのか・・・分かった上で巡りたくなってしまった。

今回は、1泊だけの滞在なので、現地で「遠野物語」を読むヒマはさすがになかったが、帰ってきてからすっかり遠野にハマり、半分ノンフィクションで半分フィクションのような・・・「遠野物語」と遠野ワールドに憑りつかれてしまったのである。

旅行の満足度
5.0
同行者
一人旅
交通手段
タクシー 新幹線 JRローカル
旅行の手配内容
個別手配

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  • 盛岡から直通で遠野に行くには、東北本線+釜石線の快速はまゆり号に乗るのですが、午前中は、8:38か11:40のみ。<br /><br />早起きが苦手な私は、もちろん11:40に乗ります。<br /><br />早起きすれば、電車の時間まで少し時間があるので、あと一ヶ所行きたいと思っていたけれど、結局行ききれなかった鉈屋町に行こうか・・・とも考えましたが、結局やっぱり早起きはムリでした・・・。<br /><br />ルートインの朝食は、無料の中では、けっこういい方だと思います。今日は、遠野に着いたら、一刻も早く(田舎って何でも終わるのが早いので・・・)行動開始したいので、朝たくさん食べておいて、ランチ抜きで歩くつもりです。

    盛岡から直通で遠野に行くには、東北本線+釜石線の快速はまゆり号に乗るのですが、午前中は、8:38か11:40のみ。

    早起きが苦手な私は、もちろん11:40に乗ります。

    早起きすれば、電車の時間まで少し時間があるので、あと一ヶ所行きたいと思っていたけれど、結局行ききれなかった鉈屋町に行こうか・・・とも考えましたが、結局やっぱり早起きはムリでした・・・。

    ルートインの朝食は、無料の中では、けっこういい方だと思います。今日は、遠野に着いたら、一刻も早く(田舎って何でも終わるのが早いので・・・)行動開始したいので、朝たくさん食べておいて、ランチ抜きで歩くつもりです。

    ホテルルートイン盛岡駅前 宿・ホテル

  • 駅前のこの風景とも、今日でお別れです。<br /><br />今は雨は降っていませんが、とっても怪しい梅雨空です。遠野では、歩きまわったり、山林や草むらなんかを歩くことが多そうなので、雨はなるべく降ってほしくないな〜。

    駅前のこの風景とも、今日でお別れです。

    今は雨は降っていませんが、とっても怪しい梅雨空です。遠野では、歩きまわったり、山林や草むらなんかを歩くことが多そうなので、雨はなるべく降ってほしくないな〜。

  • 10時にチェックアウトしてから、駅ビルのフェザンで、連れ合いへのお土産スイーツを物色したりしながら・・・時間をつぶし・・・11:15頃に、はまゆり3号に乗り込みます。<br /><br />盛岡始発にしても、ずいぶん早めに乗れるので助かるわ・・・といっても、一応指定席にしてあったので、席取りの心配は全然なかったのですけれど・・・。

    10時にチェックアウトしてから、駅ビルのフェザンで、連れ合いへのお土産スイーツを物色したりしながら・・・時間をつぶし・・・11:15頃に、はまゆり3号に乗り込みます。

    盛岡始発にしても、ずいぶん早めに乗れるので助かるわ・・・といっても、一応指定席にしてあったので、席取りの心配は全然なかったのですけれど・・・。

  • 新花巻を過ぎると・・・田んぼばかりで、民家もぽつんぽつんとしかないような、美しい風景になってきます。

    新花巻を過ぎると・・・田んぼばかりで、民家もぽつんぽつんとしかないような、美しい風景になってきます。

  • 何だかエピソードのありそうな不思議な形の木ですね。周りに石碑や説明板もあるのですが、走る列車からとっさに見えたものを撮ったので、そのあたりはボケボケで見えないのが残念〜!

    何だかエピソードのありそうな不思議な形の木ですね。周りに石碑や説明板もあるのですが、走る列車からとっさに見えたものを撮ったので、そのあたりはボケボケで見えないのが残念〜!

  • 12時半ころ・・・とうとう雨が降ってきてしまいました。梅雨の雨なので、ずっと降っていることはないと思うけど・・・遠野では降っていないことを祈るのみ・・・。

    12時半ころ・・・とうとう雨が降ってきてしまいました。梅雨の雨なので、ずっと降っていることはないと思うけど・・・遠野では降っていないことを祈るのみ・・・。

  • 列車が向かっていく先にアーチ状の橋が見えます!<br /><br />そろそろ遠野エリアに入っています。遠野・・・といっても、「遠野物語」に出てくるエリアは想像以上に広いのですよ〜。

    列車が向かっていく先にアーチ状の橋が見えます!

    そろそろ遠野エリアに入っています。遠野・・・といっても、「遠野物語」に出てくるエリアは想像以上に広いのですよ〜。

  • 草を食む牛さんたち・・・長閑な風景が続きます。

    草を食む牛さんたち・・・長閑な風景が続きます。

  • 線路沿いに、盆地の田んぼが続くようになってくれば、まもなく遠野駅。

    線路沿いに、盆地の田んぼが続くようになってくれば、まもなく遠野駅。

  • 13:05、遠野に到着しました。<br /><br />宿泊ホテルは、駅に隣接・・・というより駅舎の一部になっているフォルクローロ遠野。出発日の明日、荷物を預けて歩きまわるので、帰りにピックアップしに行く時間を全く気にせずにいられる駅が近いほど便利だと思い、ここにしました。<br /><br />とりあえず荷物を預けて、早速「遠野物語」スポット巡りのスタートです。<br /><br />今、雨はとりあえず上がっているけれど・・・絶対に降ってくるだろうな・・・と思うほどの空の暗さ・・・。

    13:05、遠野に到着しました。

    宿泊ホテルは、駅に隣接・・・というより駅舎の一部になっているフォルクローロ遠野。出発日の明日、荷物を預けて歩きまわるので、帰りにピックアップしに行く時間を全く気にせずにいられる駅が近いほど便利だと思い、ここにしました。

    とりあえず荷物を預けて、早速「遠野物語」スポット巡りのスタートです。

    今、雨はとりあえず上がっているけれど・・・絶対に降ってくるだろうな・・・と思うほどの空の暗さ・・・。

    フォルクローロ遠野 宿・ホテル

  • 駅前には「旅の蔵 遠野」。観光案内所や売店があり、レンタサイクルもあります。<br /><br />遠野はとっても広く、見たいスポットが点在しているので、連れ合いもいないし、お天気がよければレンタサイクルがいい・・・と思ったのですが(自転車専用道路もけっこう整備されているようですし)、雨がいつ降りだすか怪しいし、自転車をこいでいられるほどの雨で済むかどうかもわからないし・・・で、残念ながら、今日はレンタサイクル向きの日ではないみたい。<br /><br />前もって、遠野マップや観光資料を郵送してもらい、電話で、自分の行きたいスポットへの行き方の相談もしておきました(何しろ、スポットは駅から離れており、町なかにはないので・・・)。<br /><br />遠野って、広いひとつの街・・・というイメージだったのですが・・・「遠野物語」の舞台となっている遠野は、と〜っても広範囲なのに先ずはビックリ。でも、広すぎる街にスポットが点在している・・・ということだけでは、なんでそんなに点在しているの?としっくりきませんでした。<br /><br />帰ってきてから「遠野物語」を読んで、遠野というのは、いくつかの村を合せた遠野郷なのだ・・・と理解して、やっとしっくりきました。<br /><br />遠野駅周辺は、遠野郷のうちの遠野町にあたり、遠野郷は、その他に、土淵村、附馬牛(つきもうし)村、松崎村、青笹村、上郷村、小友村、綾織村、鱒沢村、宮守村、達曽部(たっそべ)村を合せたエリアなのです。ひとつの村から隣の村へは、峠を越えていかなければならないような場合もあり、想像以上に離れていることもあります。しかも、それらの村も、字などのいくつもの集落に分かれているのです(明治時代)。<br /><br />集落といっても、田んぼなんかがあるので、隣の集落・・・いや隣の家すら、私が想像するよりも離れていたりして、現在の町というイメージよりも、まとまり方がもっと緩くて大きい感じだったのではないかな・・・と感じます。<br /><br />現在では、その広〜い遠野郷がほぼ遠野市になっているので、遠野市がすっごく広いエリアとなっているのです。

    駅前には「旅の蔵 遠野」。観光案内所や売店があり、レンタサイクルもあります。

    遠野はとっても広く、見たいスポットが点在しているので、連れ合いもいないし、お天気がよければレンタサイクルがいい・・・と思ったのですが(自転車専用道路もけっこう整備されているようですし)、雨がいつ降りだすか怪しいし、自転車をこいでいられるほどの雨で済むかどうかもわからないし・・・で、残念ながら、今日はレンタサイクル向きの日ではないみたい。

    前もって、遠野マップや観光資料を郵送してもらい、電話で、自分の行きたいスポットへの行き方の相談もしておきました(何しろ、スポットは駅から離れており、町なかにはないので・・・)。

    遠野って、広いひとつの街・・・というイメージだったのですが・・・「遠野物語」の舞台となっている遠野は、と〜っても広範囲なのに先ずはビックリ。でも、広すぎる街にスポットが点在している・・・ということだけでは、なんでそんなに点在しているの?としっくりきませんでした。

    帰ってきてから「遠野物語」を読んで、遠野というのは、いくつかの村を合せた遠野郷なのだ・・・と理解して、やっとしっくりきました。

    遠野駅周辺は、遠野郷のうちの遠野町にあたり、遠野郷は、その他に、土淵村、附馬牛(つきもうし)村、松崎村、青笹村、上郷村、小友村、綾織村、鱒沢村、宮守村、達曽部(たっそべ)村を合せたエリアなのです。ひとつの村から隣の村へは、峠を越えていかなければならないような場合もあり、想像以上に離れていることもあります。しかも、それらの村も、字などのいくつもの集落に分かれているのです(明治時代)。

    集落といっても、田んぼなんかがあるので、隣の集落・・・いや隣の家すら、私が想像するよりも離れていたりして、現在の町というイメージよりも、まとまり方がもっと緩くて大きい感じだったのではないかな・・・と感じます。

    現在では、その広〜い遠野郷がほぼ遠野市になっているので、遠野市がすっごく広いエリアとなっているのです。

    旅の蔵 遠野 名所・史跡

  • 「遠野物語」を読んでいなかったので、ガイドブックに載っている定番の場所を訪れる予定です。<br /><br />先ず今日は、「伝承園」と「カッパ淵」へ・・・。「伝承園」と「カッパ淵」との間は、徒歩5分位でかなり近いんです。ふたついっぺんに訪れることができます。<br /><br />駅前から、最寄りの足洗川まで、バスが1時間に一本くらい・・・そして「伝承園」までのバスも1日3便ほどあるのですが、今この時間に全くタイミングが合わず、タクシーで動くしかありません。多少高くつきますが、遠野の場合、そうするしかありません。自家用車でないので、これが最も効率的で楽ちんです。<br /><br />駅前で待機しているタクシーに乗り、13:20頃、「伝承園」にやってきました。<br /><br />「伝承園」と「カッパ淵」は、旧土淵村になります。「伝承園」は、遠野駅から5kmほどのところにあり、スポットとしては駅から近い方だと思います。タクシーだと2000円もかかりませんが、意外に距離があるな〜と、遠野郷の広さを実感しました。<br /><br />「伝承園」は、遠野地方のかつての農業の生活様式を再現し、伝承行事、昔話、民芸品の製作・実演などが体験できる施設です。<br /><br />移築されたいくつかの農家の建物を利用しています。<br /><br />「伝承園」の玄関口は、1850年に建てられた農家の納屋であった家屋を、移築利用しています。かつてこの建物は、納屋のみならず、玄関や門の役割も担っていました。<br /><br />この建物に、チケット売り場や売店、奥にお食事処があります。

    「遠野物語」を読んでいなかったので、ガイドブックに載っている定番の場所を訪れる予定です。

    先ず今日は、「伝承園」と「カッパ淵」へ・・・。「伝承園」と「カッパ淵」との間は、徒歩5分位でかなり近いんです。ふたついっぺんに訪れることができます。

    駅前から、最寄りの足洗川まで、バスが1時間に一本くらい・・・そして「伝承園」までのバスも1日3便ほどあるのですが、今この時間に全くタイミングが合わず、タクシーで動くしかありません。多少高くつきますが、遠野の場合、そうするしかありません。自家用車でないので、これが最も効率的で楽ちんです。

    駅前で待機しているタクシーに乗り、13:20頃、「伝承園」にやってきました。

    「伝承園」と「カッパ淵」は、旧土淵村になります。「伝承園」は、遠野駅から5kmほどのところにあり、スポットとしては駅から近い方だと思います。タクシーだと2000円もかかりませんが、意外に距離があるな〜と、遠野郷の広さを実感しました。

    「伝承園」は、遠野地方のかつての農業の生活様式を再現し、伝承行事、昔話、民芸品の製作・実演などが体験できる施設です。

    移築されたいくつかの農家の建物を利用しています。

    「伝承園」の玄関口は、1850年に建てられた農家の納屋であった家屋を、移築利用しています。かつてこの建物は、納屋のみならず、玄関や門の役割も担っていました。

    この建物に、チケット売り場や売店、奥にお食事処があります。

    伝承園 名所・史跡

  • 「伝承園」から徒歩5分ほどのところに「カッパ淵」があるから・・・?この麦わら帽子は、売り物なのか、貸し出し用なのか・・・?<br /><br />「伝承園」に限らず、遠野のお土産品には、カッパものが一番多いような感じでした。

    「伝承園」から徒歩5分ほどのところに「カッパ淵」があるから・・・?この麦わら帽子は、売り物なのか、貸し出し用なのか・・・?

    「伝承園」に限らず、遠野のお土産品には、カッパものが一番多いような感じでした。

  • 敷地内の奥にある大きな家屋は、国指定の重要文化財でもある「菊池家曲り家」です。<br /><br />1750年頃に建てられたといわれる、最も古い時期の南部曲り家で、人と馬が共に生きた遠野の文化を伝えています。<br /><br />建てられた当初は、曲がりのない「直ご家(すごや)」でしたが、だんだん拡張されたり、馬屋が付け加えられたりして、曲り家の形となったそうです。<br /><br />遠野に限らず、東北地方で時々見かける農家の形で、厳しい寒さの冬でも、人が住む母屋と馬屋が繋がっていることで、その間にある台所の暖気が馬屋にも流れていき、飼われている馬も暖をとれる・・・という仕組みです。

    敷地内の奥にある大きな家屋は、国指定の重要文化財でもある「菊池家曲り家」です。

    1750年頃に建てられたといわれる、最も古い時期の南部曲り家で、人と馬が共に生きた遠野の文化を伝えています。

    建てられた当初は、曲がりのない「直ご家(すごや)」でしたが、だんだん拡張されたり、馬屋が付け加えられたりして、曲り家の形となったそうです。

    遠野に限らず、東北地方で時々見かける農家の形で、厳しい寒さの冬でも、人が住む母屋と馬屋が繋がっていることで、その間にある台所の暖気が馬屋にも流れていき、飼われている馬も暖をとれる・・・という仕組みです。

  • 私が「伝承園」に来た一番の目的は、曲り家の奥から廊下で繋がっている「御蚕神堂(おしらどう)」です。

    私が「伝承園」に来た一番の目的は、曲り家の奥から廊下で繋がっている「御蚕神堂(おしらどう)」です。

  • 馬屋や土間を通りすぎ、お家に上がります。<br /><br />囲炉裏のあるこのお部屋では、1週間前までに予約すれば、語り部による昔話が聴けるそうですが、30分で5000円と高いので、やめておきました。

    馬屋や土間を通りすぎ、お家に上がります。

    囲炉裏のあるこのお部屋では、1週間前までに予約すれば、語り部による昔話が聴けるそうですが、30分で5000円と高いので、やめておきました。

  • この廊下の先を曲がった奥に、目指す「御蚕神堂(おしらどう)」があるようです。<br />

    この廊下の先を曲がった奥に、目指す「御蚕神堂(おしらどう)」があるようです。

  • およそ6畳ほどのお堂(土蔵)に続いています。お堂は、おそらくそんなに古いものではなく、曲り家に後から付け足されたもののような感じです。<br /><br />なんだかいきなり・・・ディープな雰囲気〜。

    およそ6畳ほどのお堂(土蔵)に続いています。お堂は、おそらくそんなに古いものではなく、曲り家に後から付け足されたもののような感じです。

    なんだかいきなり・・・ディープな雰囲気〜。

  • オシラサマのお話は、ガイドブックやHPなどでは、「その昔、農家の娘が飼馬に恋をして、怒った娘の父親が馬を殺したところ、馬と一緒に娘も天に昇り、オシラサマとなった・・・オシラサマは、農業の神様、馬の神様、あるいは蚕の神様だとも言われている・・・」と、悲恋物語としてやんわりと書いてあります。<br /><br />私としては、なんで馬に恋したくらいで、父親が殺しちゃうの?って腑に落ちませんでした。<br /><br />でも「遠野物語」を読んでみると・・・妻亡きあと、大切に育てていた美人の娘が、馬に恋をして、夜な夜な厩舎に通い、ついに馬と夫婦となってしまった(意味わかりますよね?)というお話なんですよね〜。そりゃあ、お父さんも怒るわ・・・と納得・・・。<br /><br />その衝撃的な事実を知った父親は、娘には知らせずに馬を外に連れ出し、桑の木に吊り下げて殺してしまいました。<br /><br />それだけならともかく・・・馬を殺されたことを知った娘が、馬の首にすがって泣いて悲しんでいるのを見た父親は、馬への憎しみ倍増〜!!死んでいる馬の首を斧で切り落としてしまう・・・という過激な描写となっています。<br /><br />そんなことまでしたもんで(ってわけでもないだろうけど)、娘は、切り落とされた馬の首に乗ったまま、天に昇り去ってしまった・・・という結末になります。<br /><br />曲り家で、馬も家族のように一緒に暮らしていた・・・という生活がベースになっているとはいえ、なかなかエロティックなお話でもあります。私としては、そんな娘が神さまに・・・?と、いまいち納得がいかないのですが・・・(こら!)。<br /><br />(遠野物語69話より)

    オシラサマのお話は、ガイドブックやHPなどでは、「その昔、農家の娘が飼馬に恋をして、怒った娘の父親が馬を殺したところ、馬と一緒に娘も天に昇り、オシラサマとなった・・・オシラサマは、農業の神様、馬の神様、あるいは蚕の神様だとも言われている・・・」と、悲恋物語としてやんわりと書いてあります。

    私としては、なんで馬に恋したくらいで、父親が殺しちゃうの?って腑に落ちませんでした。

    でも「遠野物語」を読んでみると・・・妻亡きあと、大切に育てていた美人の娘が、馬に恋をして、夜な夜な厩舎に通い、ついに馬と夫婦となってしまった(意味わかりますよね?)というお話なんですよね〜。そりゃあ、お父さんも怒るわ・・・と納得・・・。

    その衝撃的な事実を知った父親は、娘には知らせずに馬を外に連れ出し、桑の木に吊り下げて殺してしまいました。

    それだけならともかく・・・馬を殺されたことを知った娘が、馬の首にすがって泣いて悲しんでいるのを見た父親は、馬への憎しみ倍増〜!!死んでいる馬の首を斧で切り落としてしまう・・・という過激な描写となっています。

    そんなことまでしたもんで(ってわけでもないだろうけど)、娘は、切り落とされた馬の首に乗ったまま、天に昇り去ってしまった・・・という結末になります。

    曲り家で、馬も家族のように一緒に暮らしていた・・・という生活がベースになっているとはいえ、なかなかエロティックなお話でもあります。私としては、そんな娘が神さまに・・・?と、いまいち納得がいかないのですが・・・(こら!)。

    (遠野物語69話より)

  • 「オシラ堂」には、1000体のオシラサマがあるそうです。オシラサマは、馬が吊り下げられたという桑の木で作られた像です。<br /><br />ブログなんかを流し見していたら、このお堂にただならぬ雰囲気を感じ取って、怖くて入れなかった・・・なんてものもありましたが・・・。<br /><br />確かに、かなり圧迫感や独特の雰囲気はありますね・・・でもこれ、土蔵が暗すぎるせいじゃないか・・・と私は思ってますが、どうでしょう・・・?霊感も信仰心も全くない私なのでこんなですが、もし感じやすい人だとどう感じるのかな?なんて知りたくなります。

    「オシラ堂」には、1000体のオシラサマがあるそうです。オシラサマは、馬が吊り下げられたという桑の木で作られた像です。

    ブログなんかを流し見していたら、このお堂にただならぬ雰囲気を感じ取って、怖くて入れなかった・・・なんてものもありましたが・・・。

    確かに、かなり圧迫感や独特の雰囲気はありますね・・・でもこれ、土蔵が暗すぎるせいじゃないか・・・と私は思ってますが、どうでしょう・・・?霊感も信仰心も全くない私なのでこんなですが、もし感じやすい人だとどう感じるのかな?なんて知りたくなります。

  • 男女1対の、馬頭や烏帽子、少女の顔などが彫られた棒のような像で(布をめくっていないので、体部がどういう形状なのかは不明)、真ん中に穴のあいた四角い布を、像の上から通して着せてあります。<br /><br />男女1対でなく、一体だけとか多数体が祀られている場合もあるそうで、旧家にある家神のひとつなのだそうです。<br /><br />小正月に、親類や近所の人々が集まって、オシラサマに小豆餅などを供え、新しい布を着せ、おしろいを塗って化粧を施します。<br /><br />そして巫女(イタコ)が、祭文を唱えながらオシラサマを手に持って、オシラ遊び(祭りをすることを遊ばせると言う)が行われます。オシラサマをぐるぐる回して、一年の吉凶も占うそうです。オシラサマはお知らせの神様でもあります(現在でも、こういう行事をやっているのかどうかはわかりません・・・)。<br /><br />「伝承園」では、1月のご縁日に、オシラ遊びの行事を公開しているそうです。見てみたいかも・・・。<br /><br />(遠野物語拾遺79話より)

    男女1対の、馬頭や烏帽子、少女の顔などが彫られた棒のような像で(布をめくっていないので、体部がどういう形状なのかは不明)、真ん中に穴のあいた四角い布を、像の上から通して着せてあります。

    男女1対でなく、一体だけとか多数体が祀られている場合もあるそうで、旧家にある家神のひとつなのだそうです。

    小正月に、親類や近所の人々が集まって、オシラサマに小豆餅などを供え、新しい布を着せ、おしろいを塗って化粧を施します。

    そして巫女(イタコ)が、祭文を唱えながらオシラサマを手に持って、オシラ遊び(祭りをすることを遊ばせると言う)が行われます。オシラサマをぐるぐる回して、一年の吉凶も占うそうです。オシラサマはお知らせの神様でもあります(現在でも、こういう行事をやっているのかどうかはわかりません・・・)。

    「伝承園」では、1月のご縁日に、オシラ遊びの行事を公開しているそうです。見てみたいかも・・・。

    (遠野物語拾遺79話より)

  • パワースポットといったような陽の力や・・・逆に怨念のような陰の力も感じませんが(霊感が全くないので当てになりませんが・・・)、何がしか・・・普通とは異なる・・・重苦しいような空気感はあると思います。<br /><br />

    パワースポットといったような陽の力や・・・逆に怨念のような陰の力も感じませんが(霊感が全くないので当てになりませんが・・・)、何がしか・・・普通とは異なる・・・重苦しいような空気感はあると思います。

  • ・・・異空間の重圧感を感じながらも・・・ちゃっかり願い事を書いて、オシラサマの像に布を着せました〜。<br /><br />ひとりでこんだけ好きなだけ長居して、写真を撮りまくっておいて、今さら雰囲気が不気味だとか言っている場合でもないです。私は、このお堂にいる間、おどろおどろしさのようなものは全く感じられませんでした。後から、もしかしてそういうような気のあるところだったの?と知ったような感じです。

    ・・・異空間の重圧感を感じながらも・・・ちゃっかり願い事を書いて、オシラサマの像に布を着せました〜。

    ひとりでこんだけ好きなだけ長居して、写真を撮りまくっておいて、今さら雰囲気が不気味だとか言っている場合でもないです。私は、このお堂にいる間、おどろおどろしさのようなものは全く感じられませんでした。後から、もしかしてそういうような気のあるところだったの?と知ったような感じです。

  • 天井近くのオシラサマは、だいぶ年季が入っているようで・・・。

    天井近くのオシラサマは、だいぶ年季が入っているようで・・・。

  • 遠野郷の中でも、村によって、オシラサマの由来話に少しずつ差異があるようです。<br /><br />娘が馬と夫婦になってしまったのを怒った父親が、馬を殺すのは同じですが・・・。<br /><br />父親が馬の皮を剥いで松の木にかけておいたら、その下で泣いていた娘の上に落下して、皮が娘の体を包んで天に昇った・・・とか、娘が、死んだ馬の皮を剥いで小舟を造り、桑の木の櫂を漕いで海原へと漕ぎ出たが、悲しみのあまり、海の上で死んでしまい、海岸に打ち上げられ、その皮舟と娘の亡骸から湧き出した虫が蚕である・・・とか、馬の死骸と共に天に昇る前に、父親が生活に困らないように・・・と、春になったら、臼に馬の頭をした白い虫が湧いてくるので、それを養うように・・・と娘が言い残し、それが養蚕の始まりだ・・・とか、バリエーションがあります。<br /><br />昔、こういうお話は、人から人へ・・・語られたり、言い伝えられたりしたものなので、点在する集落から集落へ伝わるうちに、いつのまにかお話が変わっていったのでしょうね〜。<br /><br />(遠野物語拾遺77話より)

    遠野郷の中でも、村によって、オシラサマの由来話に少しずつ差異があるようです。

    娘が馬と夫婦になってしまったのを怒った父親が、馬を殺すのは同じですが・・・。

    父親が馬の皮を剥いで松の木にかけておいたら、その下で泣いていた娘の上に落下して、皮が娘の体を包んで天に昇った・・・とか、娘が、死んだ馬の皮を剥いで小舟を造り、桑の木の櫂を漕いで海原へと漕ぎ出たが、悲しみのあまり、海の上で死んでしまい、海岸に打ち上げられ、その皮舟と娘の亡骸から湧き出した虫が蚕である・・・とか、馬の死骸と共に天に昇る前に、父親が生活に困らないように・・・と、春になったら、臼に馬の頭をした白い虫が湧いてくるので、それを養うように・・・と娘が言い残し、それが養蚕の始まりだ・・・とか、バリエーションがあります。

    昔、こういうお話は、人から人へ・・・語られたり、言い伝えられたりしたものなので、点在する集落から集落へ伝わるうちに、いつのまにかお話が変わっていったのでしょうね〜。

    (遠野物語拾遺77話より)

  • このオシラサマは、包頭型で、像全体がすっぽり布で覆われています。<br /><br />オシラサマ信仰は、遠野だけでなく、岩手県の他の地域、山形県、青森県でも見られるそうです。<br /><br />

    このオシラサマは、包頭型で、像全体がすっぽり布で覆われています。

    オシラサマ信仰は、遠野だけでなく、岩手県の他の地域、山形県、青森県でも見られるそうです。

  • オシラ堂、いきなり遠野ワールド満開でガツンときましたぁ〜。<br /><br />曲り家では、このシーズンに蚕を育てているようです。

    オシラ堂、いきなり遠野ワールド満開でガツンときましたぁ〜。

    曲り家では、このシーズンに蚕を育てているようです。

  • 小学生の時に、お家で蚕を飼育させられたなぁ・・・確か・・・。東京でも、当時は桑の葉があったのかしら?

    小学生の時に、お家で蚕を飼育させられたなぁ・・・確か・・・。東京でも、当時は桑の葉があったのかしら?

  • 農家の調度品や生活用品などが展示されています。

    農家の調度品や生活用品などが展示されています。

  • 敷地内には、他にも建物があるので、ちょっと見てみよう。

    敷地内には、他にも建物があるので、ちょっと見てみよう。

  • さきほど内部をじっくり見たオシラ堂です。外から見ると、新しめの蔵って感じです。

    さきほど内部をじっくり見たオシラ堂です。外から見ると、新しめの蔵って感じです。

  • 遠野郷のあちこちにみられるコンセ(イ)サマ(金精様)。石や木で男性の生殖器を作って奉納します。<br /><br />子宝に恵まれる、腰痛が治る、安産などのご利益があると言われています。<br /><br />(遠野物語16話より)

    遠野郷のあちこちにみられるコンセ(イ)サマ(金精様)。石や木で男性の生殖器を作って奉納します。

    子宝に恵まれる、腰痛が治る、安産などのご利益があると言われています。

    (遠野物語16話より)

  • 水車小屋もあります。

    水車小屋もあります。

  • つるべ井戸。

    つるべ井戸。

  • お庭には、初夏のお花が咲いています。

    お庭には、初夏のお花が咲いています。

  • 何だろう?・・・湯殿と書いてあります。

    何だろう?・・・湯殿と書いてあります。

  • 鉄砲風呂(金属製の筒を据風呂に取りつけたもの)が置かれ、週2〜3回入浴に使われたそうです。個人の寄贈品のようです。

    鉄砲風呂(金属製の筒を据風呂に取りつけたもの)が置かれ、週2〜3回入浴に使われたそうです。個人の寄贈品のようです。

  • こちらは「板倉」と呼ばれる建物で、土壁を塗らずに造られ、もともと納屋・倉庫に用いられていました。農作業場としても利用され、明るさが必要なときには、壁の板を取り外しました。<br /><br />

    こちらは「板倉」と呼ばれる建物で、土壁を塗らずに造られ、もともと納屋・倉庫に用いられていました。農作業場としても利用され、明るさが必要なときには、壁の板を取り外しました。

  • 現在、内部は現代的に改装され、子供たちの遊び場や、遠野昔ばなしなどのイベント会場として利用されています。

    現在、内部は現代的に改装され、子供たちの遊び場や、遠野昔ばなしなどのイベント会場として利用されています。

  • 昔の生活で使われていた道具などが置かれています。これは、赤ちゃんを入れておく籠のようです。

    昔の生活で使われていた道具などが置かれています。これは、赤ちゃんを入れておく籠のようです。

  • オシラサマ、明るいところで見ると、特に不気味でもないですね。このオシラサマたちは、化粧を施されているようです。<br /><br />それにしても、初めて見る形状の・・・不思議な雰囲気のご神体です。

    オシラサマ、明るいところで見ると、特に不気味でもないですね。このオシラサマたちは、化粧を施されているようです。

    それにしても、初めて見る形状の・・・不思議な雰囲気のご神体です。

  • こちらの建物にも、道具や調度品が置かれています。

    こちらの建物にも、道具や調度品が置かれています。

  • 軒下には・・・本物でなくて笑っちゃうけど、雀ちゃんたちが並んでいます。

    軒下には・・・本物でなくて笑っちゃうけど、雀ちゃんたちが並んでいます。

  • 「佐々木喜善記念館」。<br /><br />「遠野物語」は、柳田國男が、土淵村に住んでいた佐々木喜善から聞いた遠野のお話を書きとめ、柳田國男の文体で書き表したものです。<br /><br />なので、語り部が話すような・・・何を言っているのかよくわからない遠野の話し言葉ではないし・・・どれくらいの方言でしゃべったかわからない佐々木氏が話したそのままでもなく・・・柳田國男が、話の内容はそのままに・・・心の感じたままに文語体で書いたものです。<br /><br />なお「遠野物語拾遺」は、佐々木喜善が亡くなった後に、それまでに喜善から寄せられていた多くの遠野のお話を、「遠野物語」復刊にあたって、増補という形で巻末に付されたもので、柳田國男が彼独自の文語体で書いたものではありません。柳田國男の弟子が、語句や文章の悪いところを削っただけのもの・・・という位置づけとなっています。

    「佐々木喜善記念館」。

    「遠野物語」は、柳田國男が、土淵村に住んでいた佐々木喜善から聞いた遠野のお話を書きとめ、柳田國男の文体で書き表したものです。

    なので、語り部が話すような・・・何を言っているのかよくわからない遠野の話し言葉ではないし・・・どれくらいの方言でしゃべったかわからない佐々木氏が話したそのままでもなく・・・柳田國男が、話の内容はそのままに・・・心の感じたままに文語体で書いたものです。

    なお「遠野物語拾遺」は、佐々木喜善が亡くなった後に、それまでに喜善から寄せられていた多くの遠野のお話を、「遠野物語」復刊にあたって、増補という形で巻末に付されたもので、柳田國男が彼独自の文語体で書いたものではありません。柳田國男の弟子が、語句や文章の悪いところを削っただけのもの・・・という位置づけとなっています。

  • 「遠野物語」が普通の民話や昔話と違うところは、遠野に暮らしていた人物や、遠野に実在する場所や物が出てきて、その人が体験した・・・とか、その人が伝え聞いた・・・とかいう話が淡々と記録されているのです。<br /><br />民話が先にありき・・・ではなく、それが起こった舞台が先ずあるのです。<br /><br />ちょっと違うかもしれませんが、映画ブレア・ウィッチ・プロジェクトやパラノーマル・アクティビティがヒットしましたが、ああいう風な、ノンフィクションなの?って思わせるような・・・半分ホント?って思うような・・・リアル感に惹き込まれてしまうのと似ているかな・・・とも思います。<br /><br />また、映画やTVドラマの撮影場所巡り・・・なんてのにも、スポットを巡り歩く気持ちとしては似ているところがあるのかもしれません。<br />

    「遠野物語」が普通の民話や昔話と違うところは、遠野に暮らしていた人物や、遠野に実在する場所や物が出てきて、その人が体験した・・・とか、その人が伝え聞いた・・・とかいう話が淡々と記録されているのです。

    民話が先にありき・・・ではなく、それが起こった舞台が先ずあるのです。

    ちょっと違うかもしれませんが、映画ブレア・ウィッチ・プロジェクトやパラノーマル・アクティビティがヒットしましたが、ああいう風な、ノンフィクションなの?って思わせるような・・・半分ホント?って思うような・・・リアル感に惹き込まれてしまうのと似ているかな・・・とも思います。

    また、映画やTVドラマの撮影場所巡り・・・なんてのにも、スポットを巡り歩く気持ちとしては似ているところがあるのかもしれません。

  • 食事処で、ちょっと休憩してから「カッパ淵」に行こうと思います。

    食事処で、ちょっと休憩してから「カッパ淵」に行こうと思います。

  • 郷土食(郷土おやつ?)の「けいらん」というものが気になっていたので、頼んでみました。<br /><br />餅の中にこしあんが入っていて、ゆで汁をそそいだ温かいおやつです。鶏卵の形に似ているのでその名前がついています。<br /><br />ほんわりと柔らかく、ホッとするような素朴なおやつでした。まもなく15時になるところです。歩いてすぐの「カッパ淵」へと向かいます。<br /><br />⑪に続きま~す。<br /><br />

    郷土食(郷土おやつ?)の「けいらん」というものが気になっていたので、頼んでみました。

    餅の中にこしあんが入っていて、ゆで汁をそそいだ温かいおやつです。鶏卵の形に似ているのでその名前がついています。

    ほんわりと柔らかく、ホッとするような素朴なおやつでした。まもなく15時になるところです。歩いてすぐの「カッパ淵」へと向かいます。

    ⑪に続きま~す。

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この旅行記へのコメント (12)

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  • Mr.チャングムさん 2014/10/03 10:26:32
    偶然ですね!
    今日は、こあひるさん。

    旅行記はいつも拝見していますが、ご無沙汰です。

    先日私は、世界遺産の一つ「田島弥平旧宅」を訪れアップしましたが
    この弥平さんが、養蚕技法を体系的に完成させ、規範となる養蚕建物も
    考え、近代養蚕飼育法を確立した方です。

    もうこの辺りでは蚕を見ることが出来ないので、こあひるさんが蚕の
    写真を載せてくれビックリしました。
    私も小さいころ養蚕体験したことがあります。

    「遠野物語」・・・昔レコードを聴いたときから気になってたような?

    いつか行けるとイイナーと思っています。

        Mr.チヤングム

    こあひる

    こあひるさん からの返信 2014/10/06 09:53:53
    RE: 偶然ですね!
    Mr.チャングムさん、おはようございま〜す!

    > 旅行記はいつも拝見していますが、ご無沙汰です。

    いつもありがとうございます!私の方こそ、ポチるだけで、ご無沙汰してしまって・・・。

    > 先日私は、世界遺産の一つ「田島弥平旧宅」を訪れアップしましたが
    > この弥平さんが、養蚕技法を体系的に完成させ、規範となる養蚕建物も
    > 考え、近代養蚕飼育法を確立した方です。

    養蚕が、つい最近までポピュラーな産業だったのに・・・あっという間に姿を消してしまって・・・時代の流れって、ほんとに怖ろしいほどの変化を起こすのですね。

    > もうこの辺りでは蚕を見ることが出来ないので、こあひるさんが蚕の
    > 写真を載せてくれビックリしました。
    > 私も小さいころ養蚕体験したことがあります。

    伝承園では、ほんの少しだけ、たぶん、子供に見てもらったり、体験イベントなどで利用するための養蚕なのでしょうが・・・。

    私が小学生の頃、学校から蚕をもらってきて(強制的です)家で飼わされたことがありました。繭になるまで・・・だったと思いますが・・・。東京でもあの頃はまだ、蚕とか桑とかが、そんなに遠い存在ではなかったんでしょうね。

    こあひる
  • ガブリエラさん 2014/10/02 22:49:36
    カッパとオシラサマ♪
    こあひるさん☆

    こんばんは♪

    遠野物語って、名前は聞いたことがありますが、読んだことありませんでした。
    なんだか、実はホラーもの大好きな私としては、(ホラーではないけど)読んでみたくなりました(*^_^*)

    レトロなおうちは、とっても素敵なのですが、オシラサマはちょっと怖いです。
    お話のせいか、それとも独特な木のオシラサマのせいなのか・・・。
    私だったら、寒気(なにかあると、感じちゃうのです)を感じたかも!

    カッパの麦わら、おもしろいですね♪
    いろんな伝説が残る遠野って、素敵な所ですね!!!

    ガブ(^_^)v

    こあひる

    こあひるさん からの返信 2014/10/06 09:43:52
    RE: カッパとオシラサマ♪
    ガブちゃん、おはよ〜!

    > 遠野物語って、名前は聞いたことがありますが、読んだことありませんでした。
    > なんだか、実はホラーもの大好きな私としては、(ホラーではないけど)読んでみたくなりました(*^_^*)

    私も、オカルト、幽霊、ミステリー、スプラッターなど大好きなんですが(でも霊感は全くないんです)、遠野物語は読んだことがありませんでした。単に民話だと思っていたので・・・ちょっとホラーとは違うかと思って・・・。

    読んでみるとやっぱりホラーとは違うのですが、不思議話もあり、エロい話もあり、残虐でグロい話もあり・・・でなかなか面白いです。実際にそれが起こったと言われる場所があるのが、遠野の面白いところですね。

    > レトロなおうちは、とっても素敵なのですが、オシラサマはちょっと怖いです。
    > お話のせいか、それとも独特な木のオシラサマのせいなのか・・・。
    > 私だったら、寒気(なにかあると、感じちゃうのです)を感じたかも!

    写真だと、けっこう不気味な感じですが・・・実際にはそんなに嫌な感じはしなかったですよ〜(って霊感ないんで、どうかな)。こういう民間信仰って、これまで身近で触れたことがなかったので、とっても興味深いです。

    > カッパの麦わら、おもしろいですね♪

    たぶん、記念撮影用なのかな〜?

    > いろんな伝説が残る遠野って、素敵な所ですね!!!

    ハマると奥深いです。

    ガブちゃん、いよいよ明日から旅行ですね!台風が早めに通り抜けて、明日は天気バッチリ大丈夫そうでよかったですね!

    気をつけて行ってらっしゃ〜い!ガイドさん情報いっぱい聞いてきてね!

    こあひる
  • fuzzさん 2014/10/02 22:14:20
    おしらさま
    以前「おしらさま」の件でお話を伺いましたが、今回旅行記になったのですね。

    こあひるさんにかかっちゃうとノスタルジックなお話も、
    どこかしらファンタジーに感じます。

    お堂。。。十分写真で見ても何か怖い感じがします。
    私は多分、お堂に入れないかもしれません。
    色とりどりの布で美しいですが、何かを感じずにはいられません。

    グリム童話のように、じつは怖いのかも〜って「おしらさま」のお話を想像してました。

    馬に恋して結ばれるって言うと、エロチシズムを禁じ得ないですが(*ノωノ)

    蚕・・怖くないですか?
    私は虫も怖いときてまして・・・
    小学時代に蚕を飼ってらっしゃったのですか。
    皇室で皇后さまがお育てになってますけど、こあひるさんも雅な方だと想像しております。

    fuzz

    こあひる

    こあひるさん からの返信 2014/10/06 09:35:43
    RE: おしらさま
    fuzzさん、おはようございま〜す!

    > 以前「おしらさま」の件でお話を伺いましたが、今回旅行記になったのですね。

    はい〜!民間信仰の神様って身近で見たことがなく、触れる機会もなかったので、面白さと妖しさにすっかり魅せられてしまいました。

    > こあひるさんにかかっちゃうとノスタルジックなお話も、
    > どこかしらファンタジーに感じます。

    遠野物語って・・・ノスタルジックやファンタジー性よりも、淡々とした記録みたいで・・・え〜?って苦笑してしまうお話が多くて、なかなか興味深いです。

    > お堂。。。十分写真で見ても何か怖い感じがします。
    > 私は多分、お堂に入れないかもしれません。
    > 色とりどりの布で美しいですが、何かを感じずにはいられません。

    写真だと、けっこう不気味なオーラがありますね・・・。でも、実際にあそこにいる時には、蔵の中が暗すぎじゃね〜?という不気味さはありましたが、ネガティブな気のようなものは全然感じませんでした(←霊感ないから・・・ってのもあるかな)。

    > グリム童話のように、じつは怖いのかも〜って「おしらさま」のお話を想像してました。
    > 馬に恋して結ばれるって言うと、エロチシズムを禁じ得ないですが(*ノωノ)

    田舎では、性に関する思考があっけらかんとしていて、日常生活や生活に強く結びついているような・・・遠野物語でも、エロい話やグロい話がけっこう出てきますね。

    > 蚕・・怖くないですか?
    > 私は虫も怖いときてまして・・・
    > 小学時代に蚕を飼ってらっしゃったのですか。
    > 皇室で皇后さまがお育てになってますけど、こあひるさんも雅な方だと想像しております。

    大人になってからは、虫全般が怖いです。蚕は、小学生の時に、強制的に飼うように学校からもらってこなければならなかったんで、全く雅なもんではありません(笑)。個人個人で育てて、確か繭になったら学校に持って行ったような・・・って感じだったかな。なので、蚕だけは、そんなに怖いと思わない唯一の虫かもしれません。

    こあひる
  • はなかみno王子さん 2014/10/02 21:31:04
    遠野はやはりミステリアス
    こあひるさま

    おうじも行きました、遠野。
    もう、神秘の塊みたいな一帯でした。
    河童淵
    極めつけは「続石」と「五百羅漢」・・・。。

    まさにミステリアス・・・
    たっぷりそんな世界を感じてきましたーー。

    おうじ

    こあひる

    こあひるさん からの返信 2014/10/05 14:03:51
    RE: 遠野はやはりミステリアス
    おうじさま、こんにちは!

    おうじさまの遠野は、まだまだ雪が残るシーズンだったのですよね〜。しかし、あの雪の中・・・よく五百羅漢や続き石までたどり着けましたね〜?6月で雪なんかなくとも、けっこうバテました・・・。さすがにおうじ、体力が違うのでしょうねぇ・・・。

    この訪問以来、すっかり遠野ワールドにハマり・・・来週末にまた1泊で行ってきます!今度は連れ合いも一緒ですので、歩くだけのことが多く、かなり気の毒ですが・・・。ジンギスカンで釣って何とか頑張ってもらいましょう!

    山口の水車や、ふるさと村を見てきますね〜〜!今からワクワクです。

    こあひる
  • aoitomoさん 2014/10/02 12:41:56
    『遠野物語』はまりました〜
    こあひるさん

    『遠野物語』
    遠野物語面白いですね。
    ひとまず柳田国男のを少し覗いてみました。
    旅行記との関連部分だけ読んでみました。
    遠野ワールド結構引き込まれてしまいます。

    『伝承園の御蚕神堂』
    こんな雰囲気は大好きです。
    私もいったら夢中で撮影するでしょうね。

    ここは、遠野物語を知れば知るほど何倍も楽しめる場所ですね〜
    『水木しげるの遠野物語』注文してしまいました。(笑)
    水木しげるの絵と相性ぴったりでマンガなのでさらっと読めるし〜(笑)

    続きも楽しみです〜

    aoitomo

    こあひる

    こあひるさん からの返信 2014/10/04 12:39:26
    RE: 『遠野物語』はまりました〜
    aoitomoさん、こんにちは!

    > 『遠野物語』
    > 遠野物語面白いですね。
    > ひとまず柳田国男のを少し覗いてみました。
    > 旅行記との関連部分だけ読んでみました。
    > 遠野ワールド結構引き込まれてしまいます。

    行く前には、座敷童とかカッパの民話があるところ(日本にはそういうところ多いですよね)のひとつ・・・くらいにしか思っていなかったのですが・・・淡々とした記録帳のような「遠野物語」とリンクしていて、すごく面白いです。

    > 『伝承園の御蚕神堂』
    > こんな雰囲気は大好きです。
    > 私もいったら夢中で撮影するでしょうね。

    写真だと、かなり禍々しい雰囲気に見えますが、実際には(霊感の全くない)私には、そんなに怖いとは感じなかったんですけど・・・。単に暗すぎるからそうい雰囲気になっているんではないかと・・・。

    > ここは、遠野物語を知れば知るほど何倍も楽しめる場所ですね〜
    > 『水木しげるの遠野物語』注文してしまいました。(笑)
    > 水木しげるの絵と相性ぴったりでマンガなのでさらっと読めるし〜(笑)

    「遠野物語」を読んでいると、出てくる場所が、いまでも実在しているのか、それとも、今はもうなくてお話だけなのか・・・がわからないので、そのへんの細かい情報が欲しくなってしまいます。

    水木しげるのマンガ・・・さすがaoitomoさん、購入なさったとは〜〜!実は私も、オシラサマやカッパ淵を見たこの日に、売店で買ってしまい、遠野の1日目の夜に全部読んじゃいました〜。オシラサマになった娘と馬との関係の意味をこれで知って、父親の怒りの理由も納得したのですよ〜。

    遠野物語ってほとんどのお話は、ストーリーってほどのものがなく、寓話でもなく・・・え?これだけ?・・・え?だから・・・?・・・え〜?そんなぁ〜〜・・・なんて感じで、つい苦笑してしまうようなおとぼけ(こら!)な感じのものが多い淡々としたものなのですが、水木しげるのマンガで取り上げているものは、わりとストーリー性があるものばかりなので、いいところどりだと思います。

    柳田國男の古い文語調は、私には最後まで読む自信がなく、どうせ柳田國男の文章も、佐々木喜善から聴いたそのまんまではないので、どういう話なのかが重要なんだよね・・・と思い、「全訳 遠野物語 無明舎出版」(←こちらは補注などがあり、わかりやすくてお薦め)や京極夏彦の遠野物語拾遺を読んでいる私です。

    こあひる
  • デコさん 2014/10/02 02:46:53
    鉄砲風呂♪
    こあひるさん、こんな時間にお邪魔します_(^^;)ゞ

    いつもステキな旅行記をありがとうございます♪

    楽しく拝見させていただいてます!!と、この懐かしい丸いお風呂にひっかかってしまいました。
    というのも、子供の頃、田舎の祖父母宅に行くと、このお風呂にはいるのがとても楽しみだったのです♪
    薪をくべてお湯を沸かすにも、大変な労力がいるにも関わらず、それが子供心には楽しい遊びのような時間であったり…
    真夏には、たらいやバケツにお水を汲んで日向に置いておくといつの間にかお湯になっていて、そのお湯をお風呂に運んで、お湯を沸かす時間を節約したりするんだよとおばあちゃんが教えてくれたり…
    昔の生活では当たり前のようにエコな生活の一部でした。

    おかげさまで懐かしませていただきました( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
    ありがとうございました♪

    こあひる

    こあひるさん からの返信 2014/10/04 12:18:05
    RE: 鉄砲風呂♪
    デコさん、こんにちは!

    いつもお邪魔しながら、挨拶もせずにすみません!こちらこそいつも世界の色々なところに連れて行って下さる旅行記、楽しく拝見しています。

    > 子供の頃、田舎の祖父母宅に行くと、このお風呂にはいるのがとても楽しみだったのです♪
    > 薪をくべてお湯を沸かすにも、大変な労力がいるにも関わらず、それが子供心には楽しい遊びのような時間であったり…
    > 真夏には、たらいやバケツにお水を汲んで日向に置いておくといつの間にかお湯になっていて、そのお湯をお風呂に運んで、お湯を沸かす時間を節約したりするんだよとおばあちゃんが教えてくれたり…
    > 昔の生活では当たり前のようにエコな生活の一部でした。

    わ〜!ほんとにこういうお風呂の体験があるのですね〜。私の子どもの頃にも、お隣のお家が薪で焚くお風呂だったのですが、隣のお家には入ったことがなく、どんな湯船なのかはわからずじまい・・・でも、筒型ではないにしろ、木の湯船だったのかなぁ。

    実際に薪でお風呂を焚く手間は大変ですが、なんだかほっこりする風景ですよね〜。昔は、冬だからって、今のようにお湯がすぐ出るわけでもなく・・・貴重でしたね〜。

    こあひる

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