初秋の道東ドライブ紀行⑤・・足寄から本別を通り、池田町ワイン城⇒幸福公園⇒十勝川温泉へ・・・

2014/09/14 - 2014/09/17

　　　　廃駅になった「本別駅」

　足寄を後にして国道２４２号線を走って本別にある、“道の駅・ステラほんべつ”でひと休み。
ここ本別もかつてはＪＲ「ふるさと銀河線」が通っていたのだが、ここには平成１８年に廃止されその時の一部線路と跨線橋（こせんきょう）が現存している。

　今は懐かしい跨線橋を渡ると、往時を懐かしく想いださせてくれる。隔世の感ここにあり！


　　　　「池田ワイン工場」は、町営のブドウ・ブドウ酒研究所である。

道の駅で休憩した後、再び２４２号線を南下、池田町を目指す。ここに“ワイン城”があることを知っていたがまだ行ったことがない。

　ちょうどワイン城に到着したところで、雲行きが怪しくなり猛烈な豪雨に見舞われた。そのままワイン城の駐車場で雨が止むのを待つ・・。城の中に入ろうにも入れず、じーっと待機することにする。

　　３０分以上、雨が止むのを待つ。　釧路方面へ行かなかったのが正解か？

　雨が止むと同時に観光客たちが駐車場に戻ってきた。ようやくワイン城を見学することができた。　ヤレヤレ


　　若いカップルに人気の「幸福駅」は改装されていた・・

　ワイン城を見学後、幸福駅跡・幸福公園を目指す。せっかくここまでやってきたのだから、幸福駅跡も見ておきたい・・

　改装された駅舎にもおびただしい数の切符がぎっしりと貼られているが、よーく見ると切符のサイズが違うのだ。以前はＪＲ切符と同じだったはずだが、明らかにサイズが大きい。切符のデザインは同じでもこれでは・・・？

　まあ観光用だから仕方あるまい。それでもここを訪れたカップルは、自分たちの名前を書いて駅舎に貼っている。

　この駅はＪＲ広尾線の駅であったが、広尾線の廃線で１９８７年に廃駅となったというから寂しい限りだ。それでも“幸福”という縁起がよい駅名のため、今でも多くの人たちがこの公園にやってきて、切符や入場券を買うのだ。近くには“愛国駅”という駅もあり、愛国⇒幸福間の切符に人気があるそうだ！

　http://www.koufuku-eki.com/

　ここから帯広・広尾自動車道で帯広市内まで高速道が走っているが、これも高規格高速道路なので無料区間、無料なら利用しないわけにはいくまい。

　
　　　今夜の宿は、十勝川温泉の“笹井”である。

　　この日の走行距離は阿寒湖⇒十勝川温泉まで、２１０ｋｍであった。

エリア 池田・浦幌(北海道)

• 旅行の満足度: 4.0

• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

　　道の駅・本別

　すぐ前には、”跨線橋・こせんきょう”が、残されていた。

　この橋を渡って大勢の人が旅立ったのだろう・・

　この跨線橋には、いろんな思い出があることだろう・・・

　　「跨線橋からはじまる物語」　・・以下全文を紹介しましょう・・

　昭和４０年度の乗車人員は、２８万２千人、降車人員は２９万６千人という記録が残っています。
　明治１３年の開通から平成１８年の廃線まで１００年近くの間、何万人もの方々が本別駅とこの跨線橋を利用したことでしょう。
　利用された方々の仲には本別駅を舞台にした物語があったのではないでしょうか？

　涙した場所、喧嘩した場所、旅たつ場所、出会う場所、笑顔になる場所、さびしさを感じる場所。

　同じ駅でもひとり一人違う物語があります。今はもう線路はありませんが、この跨線橋は今夜も残り続けると思います。

　今立っているこの跨線橋がこれから始まるあなたの舞台の一つになればうれしく思います。

　　　（跨線橋に掲示されていたポスターより）

集中豪雨が過ぎた後、観光客がワイン城から次々と出てくる・・

　池田ワイン城へ入ってみるか・・

　正面エントランス・・

店内の様子・・

沢山写真を撮ったが割愛、

　地下へ行ってみた・・

　地下貯蔵庫には樽が・・

それぞれ年代別になっている・・

鉄格子の貯蔵庫には、埃をかぶったワインがイッパイ！

　外に出てみた、雨は完全にあがっていた・・

雨上がりの後だけあって、素晴らしい視界が広がる・・

池田から幸福駅跡までは十勝平野を行く・・

とかち帯広空港脇の農免道路から・・

やっと北海道らしい景色に出会う・・

　こんな景色を期待していたのだ！

　雨上がりの空気が澄んでいる・・

幸福公園（駅跡）に到着・・

天気は回復！

廃線線路に二台のディーゼルカーが・・

　幸福公園前の花畑・・

同じような写真ばかりで・・

北海道らしい写真なのでご容赦を、

改装された幸福駅舎・・

建物の周囲も中も切符が貼られていた。　

ＪＲ切符のようではあるが、全く違う代物・・

５×１０ｃｍくらいの印刷物だった。

駅舎の中までご覧のとおり・・

駅舎の後ろから・・

記念写真撮影用・・

実際の切符よりはるかに大きなものだった！

しかも紙は薄い。。

鐘もある・・

　記念写真にはいいだろう・・

　車両の中の様子・・

新婚さんの写真がイッパイ！

旧駅の写真パネルも・・

もう一両車両が・・

　こちらは、その当時の車内がそのまま・・

小型のラッセル車が遠慮がちに止まってた。。

　公園の花畑で・・

　幸福公園を後にして、帯広・十勝川温泉へ