大自然&摩天楼 アメリカ横断10日間の旅　(グランドティトン　/　コルターベイ、　イエローストーン　/　ヘイデンバレー、　ファウンテンペイントポッド編)

2014/09/05 - 2014/09/15

9月5日 : 東京ーサンフランシスコーミルピタス
9月6日 : ミルピタスージルロイーサンフランシスコージャクソンホールーグランドティトン国立公園
9月7日 :グランドティトン国立公園−イエローストーン国立公園
9月8日 :イエローストーン国立公園
9月9日 :イエローストーン国立公園
9月10日 :イエローストーン国立公園−グランドティトン国立公園−ジャクソンホール−ニューヨーク
9月11日 :ニューヨーク
9月12日 :ニューヨーク−ナイアガラ−ニューヨーク
9月13日 :ニューヨーク
9月14日 :ニューヨーク−東京

エリア イエローストーン国立公園周辺(アメリカ)

• 交通手段: レンタカー 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

久々に1週間丸々休みがとれました。
今回は10日間掛けてアメリカの横断を計画。と言っても拠点はイエローストーンとニューヨークの2か所。
なかなか良いチケットが無かったんですが、なんとかサンフランシスコを経由してうまくルートができました。
ということで、やってきましたサンフランシスコ！
2月に来たけどその時はあまり天気が良くなかった。
でも今回は…快晴です！

サンフランシスコでは乗り継ぎの関係でほぼ丸1日の時間があります。
2月に観光したばかりということもあり、今回はちょっとサンフランシスコから南にあるサンノゼ方面のアウトレットめぐりをすることにしました。
ミルピタス、そしてジルロイの2か所のアウトレットで買い物三昧。
あまり旅行に来て買い物ってしないので、なんか変な感じ。
でも1日楽しく過ごすことができました！

到着翌日、買い物を終えて再びサンフランシスコの空港へ。
そこから飛行機で約2時間、ジャクソンホールに到着です!
着陸が近づいてから窓の外には山、山、山。
そんな山々がジャクソンホール空港からもキレイに見えました。

ジャクソンホールはグランドティトン国立公園の中にある空港。
飛行機を降りたところは既に国立公園内です。
そんなグランドティトン国立公園を一路北へ向かいます。

ジャクソンホールハイウェーと呼ばれる道を進んでいくのですが、左側にはず〜っと山並みが続きます。

ジャクソンホール空港から30分位だったでしょうか、太陽が山並みの裏に隠れていきました。
この後、ムースゲートで国立公園入場料25ドルをはらってさらにグランドティトン国立公園の奥へと進んでいきます。

ムースゲートからさらに30分以上、この日の宿泊はグランドティトン国立公園内にあるコルターベイです。
ここはジャクソン湖の湖畔にありスーパーも宿泊施設もレストランもあります。食事後、ジャクソン湖までちょっとブラブラ。
明日も天気が良くなると良いなぁ。

翌日、ジャクソン湖畔に再びやってきました。
やっぱり夜とはちと風景が違いますね。
それにしても朝の空気は冷たい。
日本はまだまだ暑いですがここは身が引き締まります。

朝食を取っていざイエローストーン国立公園を目指します。
イエローストーンはグランドティトン国立公園の北側、コルターベイからさらに30分位の場所にあります。
その途中、コルターベイからも見えたジャクソン湖沿いを進んでいきます。

そしてイエローストーン国立公園の入口に到着!!

イエローストーン国立公園の看板の先にはゲートがあります。
グランドティトンとイエローストーンは隣接していて、グランドティトンで払った入場料がイエローストーンでも有効。
グランドティトンで払った入場料のレシートが必要です。

イエローストーン国立公園内を進みます。イエローストーンは主要の円周道路、そして円周道路の真ん中を横断道路が貫き、円周道路から各地方へ続く道が延びています。
グランドティトンは円周道路の南側に繋がっています。
山手線の中央を中央線が貫いているところに、南側から京浜東北線が延びているような感じ。
まずは南から京浜東北線で品川を目指す。という感じでしょうか(笑)

円周道路に向かう途中、路肩に車がたくさん停まっているところを発見したのでちょっと様子をうかがってみると…
早速動物発見！
シカですね。

グランドビレッジまでやってくると円周道路にぶつかります。
ここから本日の宿泊地オールドフェイスフルまでは周回道路を西に向かえば1時間もかかりません。が…なんとオフシーズンに入った9月のこの時期は既に工事がところどころ始まり、このときは周回道路のこの部分が通行止め…山手線外回りが不通で内回りを迂回しなければならない状況みたいになってしまいました。
まぁ仕方がないのでちょっと予定を変更してぐるっと遠回りしてオールドフェイスフルを目指します。

グランドビレッジから反時計回りで周回道路を進むとイエローストーン湖がキレイに見えてきました。

しばらく周回道路を進むと木が枯れている地域がありました。
ちょっと黒く焦げたような跡がある木もありますが、ひょっとしたらここも山火事で燃えてしまった場所?
1988年、イエローストーンでは大規模な山火事が発生。
山火事は自然サイクルでは必要な営み。毎年小さな山火事が発生して枯れた土地からは新しく新たな木々は生えてくるということで消火活動は行われないのですが…この年の火災は火災の規模が大きく、最終的には消火活動も行われたものの発火から鎮火までにほぼ半年の時間を要し、公園内の3割以上の木々が燃えてしまったそうです。

再び路肩に多くの車が停車中。
よ〜く見てみると、今度はシカのオス。立派な角が生えています！

森林地帯を抜けるとマッドボルケーノと呼ばれる場所に到着。
ブラブラしてみることにしました。

この辺りもイエローストーンのカルデラ境界線の内側。
地面からは熱湯がわき出ていて…

煙もいたるところで上がっています。
地表のすぐ下では火山活動が行われているんですね。

火山活動が活発な部分を除けば周りは大自然。
すごく不思議な光景です。

遊歩道を進み、丘を登っていくとこんな感じ。
普通の池のように見えるかもしれませんが、やっぱりここも火山活動が行われている土壌の一部。ところどころから気泡が出てきています。

この辺りの木は結構枯れています。
やっぱり有毒ガスが出ているのでしょうか？

枯れた木にマツボックリが付いたまま。
そういえば、このマツボックリ、中には種が入っていますが、周りには松ヤニが付いていてこの種を守っています。
なんでも中には山火事のような高温で初めてこの松ヤニが溶けて種が出てくる種類のものがあるそうです。
こんなことからも山火事も自然のサイクルの一部だと言えるのでしょうね。

マッドボルケーノと呼ばれるこの池。
この水の色、そしてこの気泡…不気味ですね。

Dragon's mouth Springです。龍が火を噴く様に見えるから?らしいです。
確かに定期的に煙が激しくなり、そう見えなくもない?

こんな感じで泥池から気泡が出てきている場所、マッドポットって言うそうです。
場所によって色も様々。土地に含まれる鉱物などによって色が異なるのだそうです。

30分位マッドボルケーノでブラブラした後出発！
マッドボルケーノから5分ほどで今度はこんな感じの広い大草原にたどり着きます。ヘイデンバレーというこの場所、中央を横切るのはイエローストーン川です。

水辺もあるこの広い平原は多くの動物が顔を出します。
この日も多くのバイソンがヘイデンバレーではのんびりしてました。

それ以外にも鴨などの鳥がいたり…

昆虫も。
このバッタ、ガラガラという音を立てて跳ぶのできになっていましたが、こんな形なんですね。

ヘイデンバレーを抜けると、キャニオンと呼ばれる集落に到着。
そこから周回道路の中央を横切る道を進みノリスへ。
ノリスから周回道路でオールドフェイスフルを目指します。
その周回道路の途中、ギボンの滝に到着です。

ギボンの滝を見に行く途中…リスが食事中??

滝の上からはこんな雄大な風景が！
ちなみにこのあたりにはエルクがたくさん住んでいるそうです。

そしていよいよギボンの滝の全景をご覧ください。
落差26ｍ、滝つぼの辺りには釣り人が釣りを楽しんでいましたが
何が釣れるんでしょう?

ギボンの滝で少しゆっくりして、再びオ−ルドフェースフルを目指します。
その途中、ロウアー・ガイザー・ベイズンにある見どころをブラブラ。
はずはファウンテン・ペイント・ポッドにやってきました。

石灰で白くなった流木がなんかシカの角のよう。

その名もバクテリアマット。
茶色い地面は土ではなく実はバクテリアだそうです。
茶色い所は若干温度が低く、バクテリアが生息するのだそうです。

そして水がわき出ているこの場所。透き通った青い色をしていますが、このような色のところは非常に高温なのだそうです。

場所の名前にもなっているファウンテン・ペイント・ポッドへとやってきました。湖と目と鼻の先ですが、先ほどの透き通った水とは異なりちょっと泥の様な水、マッドボルケーノにもあったようなマッドポットです。

こちらは水が無くドライな状態。乾いた土壌の間から蒸気が噴き出しています。

レザープールという池です。
ちょっと色が黒っぽいですかね。
水の色は温度によって若干違うそうで、一番熱い水の池は明るい青になるそうです。温度が下がってくると徐々に黒みがかるのだとか。
ということは先ほどの透き通った青い水より、この池の水の方が若干温度が低いんでしょう。

こちらのマッドポットは少し赤みがかってます。

遊歩道を進むと今度は間欠泉エリアへとやってきます。

クレプシードラガイザー、スパスムガイザー、このあたりは煙を上げて結構活発に水を噴き出しています。

ジェットガイザーのあたりは間隔をあけて水が噴き出しています。
ちょっとの間待っていたのですが…残念ながら水が噴出しているところは写真に収められませんでした。

遠〜くにバイソンがふたたび出現。
あまりそばに来ると土壌が安定してないし熱いから危ないよ〜。

このあと、再び車でオールドフェイスフルを目指します。
とはいえ日入りまでまだ時間があるので、いくつかのポイントをブラブラします。