中国　瀋陽（３）近郊　葫蘆島（コロ島）

2014/09/08 - 2014/09/11

旧満洲奉天で生まれた母を連れ引き揚げの地、葫蘆島に行ってきました。瀋陽と合わせて3泊4日の旅です。

瀋陽発0815の高速鉄道で行き、葫蘆島北発1640で瀋陽へは1800ごろの戻りになり1日で充分の距離です。ここを訪れる団体の方々も多いそうですがバスを使って1泊というのが一般的だそうです。
瀋陽⇒葫蘆島北（高速鉄道）1時間半
葫蘆島北⇒引き揚げ桟橋跡　タクシー　40分
引き揚げ桟橋跡地など不慣れで見つからないと困るため瀋陽よりガイドを雇いました。
高速鉄道料金が往復一人約160元でガイドいれて3人分。ガイド料金700元　タクシーは1日借り切って300元　合計1500元程度です。

ちなみに葫蘆島北へは北京からも行くことができます。ちょうど中間点ぐらいの距離にあります。

エリア 中国

0815発瀋陽の高速鉄道、Ｇなので2時間弱でつきます。途中に錦州にとまります。

瀋陽北駅は大きくてきれいな印象です。

郊外のこの北駅もかなり大きくて立派です。

埠頭までは４０分程度かかりますが、その途中に当時の日本が使用していた石油貯蔵庫跡があったので少し見てみました。

重要な資源輸出基地だったそうです。

このような巨大な穴が3つ残っています。

張学良がこの地に鉄道を敷設したということが書かれています。

ここから見る埠頭です。あそこから佐世保に向けて船はでていったそうです。

この碑は新しいもので2006年に村山首相時代に作られたものです。

埠頭に残る当時の引き揚げ船に乗り込んだ場所には石碑があります。105万人がここから日本へ戻ったと書いてあります。戦後も旧満洲には日本人が200万人も残っており、そのうち105万人がここから戻り、大連からも引き揚げ船はでたとのことです。

私もこの送還大作戦のことは詳しく知りませんでしたが、これを機会に勉強してみようと思います。

当時はここから海でしたが既に埋め立てられておりこの近辺に近づける海はありませんでした。ガイドさんがいろいろと説明してくれています。

海辺を探してもらいました。海浜公園などは人口の砂浜なので自然の海岸が残っているところを。

さすが地元のタクシー。あまり残っていない自然の海岸に連れてきてくれました。

葫蘆島市の街並みです。遼寧省では10番目に大きな都市で人口は約２００万人。産業は重工業と軍事基地。一般的には特に見るべき観光資源はないです。ここから南には興城、長城の九龍門、さらに南は、長城が海に突き出た山海関、秦皇島などがあります。

タクシーに連れてきてもらった海鮮料理の店

小奇麗でよかったです。

魚と貝をたくさん頼みました。200元ぐらいでしょうか。

ここの魚は北京のスーパーと違い、新鮮で充分頼む気になります。日本人は魚にはうるさいですからね。

お世話になったタクシー

時間はずいぶん余ったので茶館で時間をつぶします。

葫蘆島北駅前

帰りは瀋陽駅に着く列車です。

夕暮れの瀋陽駅です。

瀋陽鉄西区興工街にあったビール工場の社宅があったこの角の場所に住んでいたそうです。既に跡かたもなくマンションが建っています。

この旅行記へのコメント （1）

• ゆみんちゃんさん 2018/05/11 22:18:00

  葫蘆島でのガイド・貸し切りタクシー

  こちらからの質問ですみません。
  5月末に父を連れて葫蘆島に行こうと思っています。nao520様の様にガイドを頼み、タクシーを貸し切ろうと旅行社に見積もりを取ってみたところ、専用車とガイドとセットでの提供でやや高めのお値段でした。
  nao様はどの様にガイドと車を手配なされましたか？教えて頂けると大変助かります。