⑨バイロイト音楽祭、ザルツブルク音楽祭、チェコ（古城街道の端っこ）、ルーマニア周遊

2014/08/07 - 2014/08/24

8月16日（土）

いよいよルーマニア

ルーマニアの世界遺産を回ろうという事になりました。
移動距離が半端なく公共交通機関があまりよろしくなさそうだし、道路事情もいまいち？自分でレンタカーで回るのには不安材料が多すぎたので、ガイドさんを頼もうという事にしました。幸いトータルルーマニアサービス　http://rts99.com/　の大島さんが信用できそうで早速メールで問い合わせると、大島さんにガイド兼運転手もして貰える事になりお願いしました。私どものいきたい場所を言って予定を立ててもらいました。おかげで1週間で
ブラショフ、シギショアラ、スチャバ、グラフモルイ、マラムレシュ、ショビウ、ブカレストと周遊できました。

ペレシュ城、プレシュメル要塞教会、ブラショフ旧市街

走行距離250キロ

ブラショフ宿泊（ペンション　レオ）

エリア ブラショフ(ルーマニア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 航空会社: エア・ベルリン (運航停止)
• 旅行の手配内容: 個別手配

ザルツブルク　６:３０発→ベルリン　ベルリン　８:４０発→ブカレスト　１１:５０着　エアベルリン　

ザルツブルクは小さな空港で、迷いようがありません。軽食、飲み物も出て定刻に到着。

ブカレスト　アンリ・コアンダ空港（オトペニ空港）

空港にルーマニアトータルサービスの大島さんが迎えてくれました。

去年女子大生が殺害されてからタクシーは空港から自分で呼ばなければならないそうです。タクシーはルーマニア人の男の人が乗ってもぼられるとか。

ブカレストの中心は通らずペレシュ城に直行しました。空港は暑かったのに、お天気も悪くなり肌寒くなってきました。

1875年にカロル1世が建てたルーマニアの王室の夏の離宮。

壁の飾りがかっこいい

ルーマニアはローマ人の国を意味します。トラキア人から派生したダキア人が住み始め2世紀の初めローマの属州ダキアになり、ローマ人と混血しローマ化して今のルーマニア人の祖先になる。10世紀にはワラキア、トランシルバニア、モルダヴィアの3か国にまとまるが、周辺のハンガリー、オスマン、ポーランドの脅威にさらされる。

イタリアのだまし絵風の壁

19世紀にオスマン帝国の宗主下でワラキア、モルダヴィアの連合公国が成立。1866年には新憲法が起章され、1861年にルーマニア公国へと統合されたそしてドイツのホーエンツォレルン＝ジグマリンゲン家からカロル1世が迎えられた。カロル1世は国内の近代化を推進。

1877年の露土戦争に参戦。この年の5月9日に独立を宣言、オスマン帝国と独立戦争を展開、翌年のサン・ステファノ条約とベルリン協定で列強の承認をうけた。1881年には、カロル1世は国王に即位し、ルーマニア王国が樹立された。

第二次世界大戦では、独ソ不可侵条約を受けてハンガリーがトランシルバニアに進駐。また、スターリンのソ連もルーマニアに侵入し、ベッサラビアとブコヴィナを占領した。このような領土喪失に無為だった国王カロル2世に国民の不満は高まり、王政廃止の原因となる。その後、ルーマニアはファシズム団体鉄衛団が政権獲得。ソ連軍侵攻により、1944年に政変が起こり連合国につき（1944年のルーマニア革命）戦後、ベッサラビアとブコヴィナをソ連に奪われ、ソ連軍の圧力の下、1947年の12月30日に人民政府が成立。王政は廃止され、ルーマニア人民共和国となった。1965年にはチャウシェスクが指導者の地位につき、国号をルーマニア社会主義共和国へ変更。

ドイツ人が作った町なので標識も上から、ルーマニア語、ドイツ語名、ハンガリー語（ハンガリー系の住民が多い）

日本人の私からすれば、想像もできないような歴史を持つ国です。

プレジュメル要塞教会。

防壁内部が集合住宅になっている要塞教会はここだけ。

要塞教会はドイツ人が作ったカトリック教会。

教会内部。

壁の中も入れます。これはトイレで汚物は壁の外側の下にボットン。

住宅内部にあった学校。

ブラショフの聖ニコラエ教会。ルーマニア正教の教会で、結婚式をされてました。

ブラショフの黒の教会。

ブラショフ旧市街のスファルトゥルイ広場。

ドイツ人が作った街並みが観光地になっています。

旧市街の歩行者天国のレプブリチ通り。

お役所の建物と思います。

夕食で食べた、野菜スープ。

ルーマニアの郷土料理、牛肉のチョルバ（酸味のあるスープ）

ブラショフに宿泊。

さすがに疲れました。